どうも、iPad仕事術のゆうたです。
「iPadOS」がリリースされ、iPad独自機能がどんどん増えて来ました。
2024年11月現在はキーボードはもちろんのこと、トラックパッドやマウスまで使えるようになり、新型コロナウイルス感染拡大に伴う「テレワーク」需要の高まりなどもあり、iPadの活用に興味を持つ人が増えているようです。
しかし、iPadをいざ購入しようとすると、種類の多さに驚きます。
- iPadのモデルは何がよいか
- 容量(ストレージ)はどれくらい必要か
- 通信方式は「Wi-Fi版」と「Wi-Fi+Cellular版」のどちらがよいか
多くの方が悩むのは、主に上記3点でしょう。
この記事ではiPadだけで仕事をしている僕が、「通信方式の選び方」について、以下を紹介します。
- コスパの高い「Wi-Fi版」
- iPadならではのメリットを活かしやすい「Wi-Fi+Cellular版」
- 選び方の基準
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iPadの通信方式は「Wi-Fi版」とLTE通信可能な「Wi-Fi+Cellular版」
iPadは2010年に発売開始された当初から、以下のモデルを販売しています。
- Wi-Fiモデル
- Wi-Fi+Cellularモデル
年月が経ちスペックアップやシリーズラインナップが増えても、ここだけは変わらず全てのシリーズで2モデル販売と続けています。
簡単に違いを比較すると以下の通りです。
モデル名 | Wi-Fi通信 | モバイル通信 3G/LTE |
GPS | 価格 |
---|---|---|---|---|
Wi-Fi | ○ | × | × | 安い |
Wi-Fi+Cellular | ○ | ○ | 高い |
最大の違いは、Wi-Fi+Cellular版は「モバイルデータ通信に対応し、GPSも内蔵している」という点。
つまり、iPhoneのように「屋外」での利用に特化しています。
ただし、欠点もあり価格が高くなることと、モバイルデータ通信を利用するには携帯キャリア・格安SIMなどと別途契約が必要で、ランニングコストが発生することです。
## 価格面のみを考えると圧倒的に「Wi-Fiモデル」のコスパが高い
iPadを買う人は「Wi-Fi版」を買う人が圧倒的に多いです。
理由は大きく2点あると思います。
* 家電量販店など店頭で販売されているiPadは、ほとんど「Wi-Fi版」
* 価格がWi-Fi版の方が安い
最近は「ビックカメラ」など一部家電量販店でも販売されていますが、**基本はApple Storeか大手キャリアでしか、「Wi-Fi+Cellular版」は買えません**。
この地点で一般ユーザーには少しハードルがあがります。
そして、最後の決め手は価格。
**iPad全モデル共通でWi-Fiモデルの方が安い**のですが、実は価格差もモデル毎に異なります。
– iPad Proシリーズの価格差は「17,000円」
– iPad Airシリーズの価格差は「15,000円」
– iPadシリーズの価格差は「15,000円」
– iPad miniシリーズの価格差は「15,000円」
**iPad Proだけ実は高い**
また、前述の通り「Wi-Fi+Cellular版」を選択すると、キャリアに支払う通信費がランニングコストとして発生します。
「格安SIM」使おうとも、コスト増には変わりないので、**イニシャルコストもランニングコストも、セルラーモデルの方が高くなります**。
つまり、できるだけコストを安く済ませたのであれば、**「Wi-Fiモデル」が一番の選択肢になるでしょう**。
## iPadならではの「手軽さ」を考えると、「Wi-Fi+Cellular版」がおすすめ
iPadを購入する方の多くが、このように判断します。
「初めて買う人」であれば、それでもよいでしょう。
* 営業職で移動しながら仕事で使うことが多い
* 2回目以降の購入で、利用用途も明確になり、もっと使いたい
そんな方は「Wi-Fi+Cellular版」を検討してみて欲しいです。
「高いイニシャルコスト」と「ランニングコスト」を支払うことで、得られるメリットは何か?
この一言につきます。
昔に比べて公共Wi-Fiも増え、速度はさておきWi-Fiモデルは、自宅や職場以外の外出先でも、問題なく使えるようになりました。
しかし、Wi-Fiモデルは「Wi-Fi接続先(アクセスポイント)」を選択する必要があります。
このひと手間があるか無いかは、仕事の「生産性」に直結します
パソコンと比較したiPadの強みは、スキマ時間に「パっと使えること」
例えば、iPadはパソコンとは違い、ちょっとしたスキマ時間にパッと取り出してパッと作業できるメリットがあります。
「Cellular版」はLTEエリア内ならすぐ使えますが、「Wi-Fi版」ではその度に、Wi-Fi接続先(アクセスポイント)を選択しないとネットに繋がりません。
モバイルルーターを持っている方も多いでしょうが、「WiMAX」など高速大容量通信ができるけどエリアが狭いサービスだと、繋がらないケースも多いです。
これが心理的負担になります。
- パッとiPadを取り出さなくなり
- 使わなくなり
- 結局Wi-Fiが常に繋がってる自宅に置くことになり
- 仕事で使わなくなる
よくあるケースです。
というのも、これは僕の体験談(笑)
現在のように、iPad Proのみで仕事する前にも、iPadは所有していました。
その時は「Wi-Fi版」を選んでいたんです。
しかし結果は、先ほど紹介したとおり、徐々に使わなくなり、iPadは自宅の机の端で眠ることが増えていきました。
iPhoneのテザリングに常に繋ぐと、iPhoneのバッテリー消費が早くなる
iPhoneのテザリングを常に起動し、Wi-Fiモデルを疑似セルラーモデルとして使ったこともあります。
こうすれば確かに「Wi-Fi版」の欠点は解消するんですが……。
- iPhoneのバッテリーの減りが早くなる
- 結局iPhoneのデータ容量を使うので、ランニングコストが増える
という理由でやめました。
iPhoneもiPadも個人で買ってますが、僕の場合iPadのデータ通信は「仕事用」がほとんどなので、現在は法人契約のSIMを使っています。
個人契約のiPhoneで仕事用の通信をしまくると、通信量が足りなくなるので都合が悪かったんです。
iPhoneは個人所有、iPadは法人所有というケースはよくあると思いますし、仕事で使うiPadのデータ通信を、個人契約のiPhoneで行うというのは、あまりおすすめしません。
また、2024年現在Macシリーズは、SIMを直接挿してインターネットに接続することができないので、これはiPadの強みです。
全ての仕事作業でインターネットが必要なわけではないですが、手軽にインターネットに接続できて、パソコン並みの作業ができる、「Wi-Fi+Cellular版」を使うことでiPadの強みを最大限に活かせるようになります。
つまり、たとえコスト増になってもiPadの能力をフル活用したい人には、セルラーモデルがオススメです。
Wi-Fiモデルかセルラーモデルかは、業務内容によっても変わってくる
現在僕が使用しているiPadは、「iPad Pro 12.9インチ 第3世代 1TB Wi-Fi+Cellular」。
「Wi-Fi+Cellular版」を選んだ理由としては、ここまで紹介したとおり、「手軽さ」が魅力だったからです。
もう1つの理由として、僕の業務内容とマッチした点もあります。
僕は会社経営をしているので、主な業務内容は以下のようなものです。
- 会社の数字をクラウドに上がっている会計データから閲覧し、各経営判断を行う
- クラウドベースの人事評価システムで、社員の人事評価を管理
- クラウドベースの工程管理で社内の製作過程を管理
- 鎌倉にある「直営レストラン」スタッフとのやり取り
これらは全て、インターネットに「常に」接続して行うものばかり。
しかし、人によっては業務に常時インターネット接続が不要というケースもあるでしょう。
たとえば、客先でプレゼンテーションをすることが多い方。
プレゼン資料の作成に、インターネット接続は必須ではありません(調べ物のためには必要でしょうが)。
クラウド上に保存したプレゼン資料・補足資料を客先で見せる時も、事前にiPadに資料をダウンロードしておけば解決します。
このような使い方なら「Wi-Fi版」でも十分なので、仕事に使うから「Wi-Fi+Cellular版」が必須とはいえません。
終わりに
「Wi-Fi+Cellular版」の方が高いですが、GPSも搭載されており高機能です。
予算に余裕があるなら、「Wi-Fi+Cellular版」を選ぶ方がよいでしょう。
ただ、利用用途に着目して選択する場合、業務内容、もっといえば使う人によって変わってきます。
そして多くの場合、「どこでも通信できないWi-Fi版」の弱点を補おうとすれば、事前に自宅・会社でダウンロードするケースが増えるはずです。
- 仕事の資料を会社のWi-Fiでダウンロードする
- 移動中にみる、音楽・動画のデータを事前にダウンロードする
そうすると解消できるんですが、iPadにデータを保存すれば別の問題が発生します。
容量(ストレージ)が足りなくなるという問題
次回の記事では、通信方式とセットで考えたい、iPadの容量(ストレージ)の選び方を解説します。
iPad Proを購入する
「iPad Pro」はAmazon・家電量販店・大手キャリアなど幅広く販売されていますが、在庫・納期面で一番おすすめは、Appleでの購入です。
Wi-Fi+Cellular版はAppleではSIMフリー、キャリア版はSIMロックされていますが、条件を満たせばSIMロック解除できます。
キャリアで購入するなら、契約事務手数料が「無料」のオンラインショップがおすすめ!
取り扱い店舗 | Wi-Fi版 | Wi-Fi+Cellular版 |
---|---|---|
Apple Store | ○ | ○ |
大手キャリア | × | ○ |
Amazon | ○ | × |
家電量販店 | ○ | × |
iPadはどのモデルのコスパが高い?
正直ショック受けるくらい、処理スピードに差がない割に、値段はProの半額以下ですからね。
あと、SoftBank・Y!mobileユーザーは条件を満たせば、Yahoo!ショッピングで買うと「最大20%還元」なのでお得!
店舗 | タイプ | 定価(税込) | 値引き | 実質価格 |
---|---|---|---|---|
Apple Store | Wi-Fi | 39,800円 | - | 39,800円 |
Wi-Fi + Cellular | 56,800円 | - | 56,800円 | |
Amazon | Wi-Fi | 39,800円 | 398ポイント | 39,4027円 |
Wi-Fi + Cellular | - | - | - | |
ビックカメラ.com | Wi-Fi | 39,800円 | 398ポイント | 39,4027円 |
Wi-Fi + Cellular | 56,800円 | 568ポイント | 56,232円 | |
ドコモオンラインショップ | Wi-Fi | - | - | - |
Wi-Fi + Cellular | 60,984円 | - | 60,984円 | |
auオンラインショップ | Wi-Fi | - | - | - |
Wi-Fi + Cellular | 58,320円 | - | 58,320円 | |
SoftBankオンラインショップ | Wi-Fi | - | - | - |
Wi-Fi + Cellular | 63,360円 | - | 63,360円 |
現役社長ゆうたのiPad仕事術
iPad Proを仕事で使いまくる「ガチiPadユーザー」で、「株式会社松本鉄工 代表取締役」のゆうたさんが、仕事に役立つiPad活用術を紹介する連載記事を、2019年3月から公開しています。
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