元家電量販店ケータイ担当のやぶなお(@yabnao)です∩^ω^∩
僕は、2017年12月までWiMAXのルーターを活用していたのですが、Y!mobileに乗り換えることに決めました。
元々、僕が「WiMAX」を契約した理由は、キャッシュバックがあり、月額料金が一番安く利用できたからです。
僕の周りのブロガーさんも「WiMAX」を持っていましたし、ネットの評判が良さそうに思えたので契約しました。
しかし、値段は満足だったのですが、少しずつストレスを感じる点も……。
この記事では、以下を紹介します。
- 実際に使ってみてわかった、WiMAXのメリット・デメリット
- 僕がWiMAXのモバイルルーターを解約して、Y!mobileに乗り換えた理由
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『WiMAX』で利用していたプロパイダとプラン料金
WiMAXは、お家の光回線のようにプロバイダを選んで契約することができます。
プロバイダ毎に違うのは、月額料金とキャッシュバックだけ。
回線は同じなので、どのプロバイダで契約しても通信速度やサービス内容に違いはありません。
なので、僕の周りでも利用者が多く、月額料金が安かった「GMOとくとくBBのWiMAX」を契約。
プランはWiMAXユーザーの93%が契約しているギガ放題プランで、高速通信を無制限に使えるようにしました。
▼月額料金は、以下の通り。
「GMOとくとくBBのWiMAX」は、最大31,600円のキャッシュバックがあり、端末代金が無料な分、月額料金は他社と比較すると少し高く見えますが、2年間の通信費としてはどこも大体同じです。
また、僕は夫婦二人暮らしをしているのですが、節約のために固定回線を利用していません。
「WiMAXのモバイルルーター」と「LINEモバイル(月額1,690円)」だけでやりくりをしていました。
実際に『WiMAX』の通信速度を計測
▼実際に、WiMAXのモバイルルーターの通信速度を計測してみました。
時間帯 | WiMAX | |
---|---|---|
下り(Mbps) | 上り(Mbps) | |
平日 午前9時台 | 4.90 | 0.57 |
平日 午後12時台 | 39.85 | 1.01 |
平日 午後15時台 | 22.47 | 0.43 |
平日 午後19時台 | 14.46 | 0.49 |
平日 午後24時台 | 5.18 | 0.55 |
僕は、「Y!mobileのモバイルルーター」も持っているのですが、WiMAXは位置によってかなり電波に差が出ます。
同じ場所でも、数センチ動かすだけで電波が入ったり入らなかったり。
「Y!mobileのモバイルルーター」はだいたい同じような数値が測定できるのですが、WiMAXは電波の差が激しい印象です。
特に、WiMAXは屋内と屋外では、大きく通信速度の違いがでます。
場所 | WiMAX | |
---|---|---|
下り(Mbps) | 上り(Mbps) | |
屋内 | 6.36 | 1.89 |
屋外 | 22.47 | 0.43 |
もちろん、利用するエリアによっても速度は変わってくるので注意が必要です。
対応エリアでなければ、圏外になってしまうので注意が必要です。
「au 4G LTE」に切り替えることで、通常のスマホと同じ電波を拾えるようになりますが、7GB制限の対象になります。
▼僕が住んでいる岡山のエリアマップは以下の通り。
基本的には、都市部や街中は対応しているので心配ありませんが、少し外れてしまうと対応エリアから外れてしまいます。
『WiMAX』を実際に利用して感じたメリット
「いつでもどこでもWi-Fiに繋ぎたい!」、「固定回線の代わりとして使いたい!」という目的で契約した「WiMAXのモバイルルーター」。
実際に利用して感じたメリットは、以下の2つでした。
- 月額料金が安く、コスパが良い
- サービスエリアが広いため、無制限通信が使いやすい
月額料金が安く、コスパが良い
端末代金がない分、月額4,263円〜から使えるため、「本当に使えるのかな?」と購入前は不安でしたが、実際に使ってみると普段利用では十分に使うことができます。
僕は、「LINEモバイル」との掛け持ちで100GB以上を通信費合計6,000円という金額で使っていたので、相当コスパが良かったと思います。
大容量通信を実現する方法は、大手キャリアを契約するという選択肢もありますが、「格安SIMとWiMAXの組み合わせ」は非常におすすめですね。
モバイルルーターを持つという手間はかかるものの、格安で通信制限を気にせず利用することが可能です。
サービスエリアが広いため、無制限通信が使いやすい
WiMAXは、Y!mobileと比較しても、エリアが広いです。
▼Y!mobileは以下の青色の範囲が無制限対応エリア。
WiMAXと比べると、若干Y!mobileの方がエリアが狭いです。
ちなみに、「Y!mobileのモバイルWi-Fiルーター」には、2種類の通信方式があります。
通信方式 | 通信エリア | 特徴 |
---|---|---|
LTE(SoftBank 4G LTE) | 広い | ソフトバンクスマホの回線と全く同じ。7GB制限あり |
AXGP(SoftBank 4G) | 狭い | アドバンスモードのみ利用できる通信方式で、無制限 |
そのため、特に固定回線の代わりに使おうとした時、Y!mobileのエリアが赤色、もしくは色が付いていない地域に住んでいる場合、無制限で高速通信をするためにはWiMAXを選ぶ方が無難です。
『WiMAX』を実際に利用して感じたデメリット
コスパの良さや、エリアの広さなど、おおむね満足のWiMAXのモバイルルーターでしたが、実際に利用して感じたデメリットもあります。
- 通信制限になると、18時〜25時の間は通信速度が低下する
- 屋内に電波が届きにくい
通信制限になると、18時〜25時の間は通信速度が低下する
モバイルルーター共通の悩みではありますが、18時〜25時の混雑時は速度が低下してしまいます。
SNSやネットサーフィンをする上では特に気になりませんが、個人的に速度の遅さが気になったのは以下のようなシーン。
- ネットで高画質な動画を見るときにたまにロードが入る
- YouTubeをUPする時にかなり時間がかかる
夜映画を見ようと思った時に、通常画質のものやアニメなら問題なく見ることができますが、高画質な動画は再生に時間がかかる時がたまにあります。
頻繁に起こるわけではないので、気にならない人もいるかと思いますが、たまに再生が止まってしまうのが惜しい点。
また、YouTubeのアップをする人は少ないと思いますが、アップロードはすごく時間がかかるので、夜の混雑時間帯を避けてやることをおすすめします。
屋内に電波が届きにくい
WiMAXのモバイルルーターは、基本的に屋内利用の場合、窓際まで電波を探しに行かなければ電波が弱くなってしまいます。
例えば、家の中で「Y!mobileのモバイルWi−Fiルーター」と「WiMAXのルーター」を並べて測定してみると以下の通り。
時間帯 | Y!mobile回線 | WiMAX回線 | ||
---|---|---|---|---|
下り(Mbps) | 上り(Mbps) | 下り(Mbps) | 上り(Mbps) | |
平日 午後15時台 | 45.47 | 5.07 | 10.97 | 0.41 |
単純にエリアの広さと深さが原因だと考えられますが、屋内で仕事をすることが多かったため、いちいち窓際に電波を探しに行かなければならないWiMAXの通信品質に満足がいかず、結局利用を辞めてしまいました。
しかし、「Y!mobileのPocket WiFi」を利用してみたところ、WiMAXよりも電波が強いのか、僕の利用シーンには合っていました。
WiMAXでもLTEは利用できますが、別途LTEオプション(月額1,005円)の加入が必要です。
- Y!mobileはLTEが主で、AXGP(TD-LTE)がオプション
- WiMAXはWiMAX方式での通信(TD-LTE)が主で、LTEがオプション
という違いがあるだけで、併用した場合の合計金額はほぼ同じですが、僕が使いやすかったのはY!mobileでした。
屋外よりも、屋内での利用が多い場合は、「Y!mobileのPocket WiFi」がおすすめです。
おわりに
「WiMAXのルーター」を実際に使ってみて感じたのは、コスパよく利用できるモバイルルーターだということです。
とにかく安く大容量通信を楽しみたいなら、WiMAXは本当におすすめです。
「Y!mobileのモバイルWi−Fiルーター」と悩まれるかたも多いかと思いますが、選ぶ基準は以下のような感じになると思います。
- コスパ重視なら、WiMAX
- 屋内でも使いたいなら「Y!mobile」
「とにかく安くしたい!」という場合には、WiMAXの方が安いのでコスパは良いですが、僕はいちいち窓際に電波を探しに行かなければならないWiMAXの通信品質に満足がいかず。
僕自身は、常にWi-Fiを気にせず使える状況が欲しかったので、「Y!mobileのモバイルWi−Fiルーター」を選びました。
ご自身の使い方に合ったモバイルルーターを選ぶ参考になれば、嬉しいです。
合わせて、Y!mobileのモバイルルーター長期レビュー記事も参考にしてくださいね。