元家電量販店ケータイ担当のやぶなお(@yabnao)です∩^ω^∩
僕は、2017年12月までWiMAXのルーターを活用していたのですが、以降はY!mobileのPocket WiFiを、3年間ずっと愛用し続けています。
しかも、この3年間は家の固定回線を設置しておらず、Y!mobileのPocket WiFiだけで通信費を節約していました。
「Y!mobileのポケットルーターってネットの評判悪いよね…」と思われるかたも多いはずです。
ただ、WiMAXも使ったことがある僕は、Y!mobileのポケットルーターの方が便利だと感じています。
この記事では、実際に測定した数字のデータなどを用いながら、「Y!mobileのPocket WiFi」を3年以上利用してわかった、メリット・デメリットや通信速度について解説します。
と気になっているかたは、ぜひ参考にしてみてください。
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『Y!mobile Pocket WiFi』の利用状況
僕が使っていたプランは、Y!mobileポケットWi-Fiの定番プラン「Pocket WiFiプラン2(月額3,696円)」です。
7GB使えるプランですが、「アドバンスオプション(月額684円)」を付けることで、7GBを超えても高速データ通信が可能になります。
ブロガーという仕事上、ネットをいつでもどこでもめちゃくちゃ活用するので、無制限で使えるのは本当にありがたいです。
▼月額料金は、以下の通り。
Pocket WiFiプラン2 | |
---|---|
基本料金 | 3,696円 |
アドバンスオプション | 684円 |
端末割賦金 | 300円(36回払い) |
合計金額 | 4,680円 |
WiMAXの「ギガ放題(月額3,880円)」と比較すると、1,000円ほど高いのですが、個人的には後述するメリットがあるため、安さよりも機能性を重視してY!mobileのPocket WiFiを選んでいます。
「Y!mobileのSIM」を現在利用しているなら、家族割引サービスが適用できるため、500円引きになります。
また、僕は夫婦二人暮らしをしているのですが、節約のために固定回線を利用していません。
「Y!mobileのPocket WiFi」と「Y!mobileのSIMを刺したスマホ」だけでやりくりをしています。
実際に『Y!mobile Pocket WiFi』の通信速度を計測
「Y!mobileのモバイルWi-Fiルーター」には、2種類の通信方式があります。
通信方式 | 通信エリア | 特徴 |
---|---|---|
LTE(SoftBank 4G LTE) | 広い | ソフトバンクスマホの回線と全く同じ。7GB制限あり |
AXGP(SoftBank 4G) | 狭い | アドバンスモードのみ利用できる通信方式で、無制限 |
利用する通信方式の違いによって、通信速度に違いが出てくるため注意してください。
実は「Y!mobileのモバイルWi−Fiルーター」では、今どの方式で通信しているのかは確認できません。なので、切替もできません。
ただ、僕の生活エリアでは、基本的にAXGPを利用していたのだろうと予想しています。
詳しくは後述しますが、僕は毎月「100GB〜200GB」の通信を、「わりと快適に」利用しているんです。
7GBなんてとっくに使い切っているので、大半のデータ通信は無制限のAXGP方式で行っていると予想できますよね。
▼実際に、Y!mobileのモバイルルーターの通信速度を計測してみました。
時間帯 | Y!mobile Pocket WiFi | |
---|---|---|
下り(Mbps) | 上り(Mbps) | |
平日 午前9時台 | 55.04 | 6.37 |
平日 午後12時台 | 39.85 | 1.01 |
平日 午後15時台 | 45.47 | 5.07 |
平日 午後19時台 | 50.23 | 7.69 |
平日 午後24時台 | 33.11 | 4.13 |
もちろん、利用するエリアによって速度は変わってくるので注意が必要です。
さらに、AXGPの通信方式が使える「アドバンスオプション(月額684円)」対応エリアでなければ、通常のLTE回線になるため、7GB制限がかかってしまいます。
▼僕が住んでいる岡山のエリアマップは以下の通り。
赤色が4GLTE対応エリアで、青色のエリアが「アドバンスオプション(月額684円)」のAXGP対応エリアです。
基本的には、市街地は対応しているので心配ありませんが、郊外は対応エリアから外れてしまいます。
『Y!mobile Pocket WiFi』を3年以上使って感じたメリット
- いつでもどこでもWi-Fiに繋ぎたい!
- 固定回線の代わりとして使いたい!
という目的で契約した「Y!mobileのPocket WiFi」。
実際に3年以上使ってみて感じたメリットは、以下の2つでした。
- 屋内でも場所を選ばず電波が届く
- 固定回線無しでも「割と使える」
屋内でも場所を選ばず電波が届く
僕は、過去にWiMAXのモバイルルーターを利用したことがあったのですが、屋内だと電波が届きづらいという弱点がありました。
例えば、家の中でY!mobileとWiMAXのルーターを並べて測定してみると以下の通り。
時間帯 | Y!mobile回線 | WiMAX回線 | ||
---|---|---|---|---|
下り(Mbps) | 上り(Mbps) | 下り(Mbps) | 上り(Mbps) | |
平日 午後15時台 | 45.47 | 5.07 | 10.97 | 0.41 |
単純にエリアの広さと深さが原因だと考えられますが、屋内で仕事をすることが多かったため、いちいち窓際に電波を探しに行かなければならないWiMAXの通信品質に満足がいかず、結局利用を辞めてしまいました。
しかし、「Y!mobileのPocket WiFi」を利用してみたところ、WiMAXよりも電波が強いのか、僕の利用シーンには合っていました。
WiMAXでもLTEは利用できますが、別途LTEオプション(月額1,005円)の加入が必要です。
- Y!mobileはLTEが主で、AXGP(TD-LTE)がオプション
- WiMAXはWiMAX方式での通信(TD-LTE)が主で、LTEがオプション
という違いがあるだけで、併用した場合の合計金額はほぼ同じですが、僕が使いやすかったのはY!mobileでした。
屋外よりも、屋内での利用が多い場合は、「Y!mobileのPocket WiFi」はめちゃくちゃおすすめ。
固定回線無しでも「割と使える」
モバイルルーターを契約する時に、「固定回線の代わりとして使えるのか?」と考えるかたも多いと思います。
僕の利用用途は主に、SNSやネットサーフィン、1日2時間程度の動画視聴程度だったので、問題ありませんでした。
▼実際に、2019年6月〜12月の過去半年で利用したギガ数は以下の通り。
月間通信量 | |
---|---|
7月 | 219.57GB |
8月 | 168.05GB |
9月 | 124.04GB |
10月 | 126.25GB |
11月 | 175.55GB |
12月 | 193.91GB |
「1日4GB〜7GB」利用している計算ですね。
「Y!mobileのPocket WiFi」には、3日間で10GB以上を使うと、1Mbpsに制限されるという速度制限があります。
しかし、制限される時間が18時〜25時までの間なので、それ以外の時間は何GB使っても制限されることはありません。
ただし、こんなユーザーにはあまりおすすめできません、
- 1日中「高画質な動画」を見まくるために利用したい
- スピード重視のオンラインゲームを遊びたい
通信制限対象の10GBは、およそ映画7本分(900分)くらいのイメージ。
毎日2本以上映画を見る人なら、3日後に通信制限にかかってしまいます。
通信制限後の1Mbpsがどのくらいの速度かというと、YouTubeの標準画質の動画がストレスなく楽しめるレベルです。
なので、ネットで高画質な動画を見ようとすると、映像が劣化してしまったり、ロードに時間がかかります。
スピード重視のオンラインゲームに関しては、素直に光回線を利用することをおすすめしますね。
「Y!mobileのPocket WiFi」は、固定回線の代わりとして使えるものの完璧では無いです。
しかし、僕と同じように、SNSやネット閲覧とYouTubeを2時間見るくらいの利用なら、問題ありません。
また、僕の奥さんのように標準画質で動画を見るなら、問題なく利用できるので、使い方に合わせて固定回線の代用としても使ってみてください。
『Y!mobile Pocket WiFi』を3年以上使って感じたデメリット
屋内利用や、固定回線代わりになるなど、おおむね満足の「Y!mobileのPocket WiFi」でしたが、3年以上使って感じたデメリットもあります。
- 通信制限になると、18時〜25時の間は通信速度が低下する
- 2年目で電池パックが膨らんで一度交換
通信制限になると、18時〜25時の間は通信速度が低下する
モバイルルーター共通の悩みではありますが、18時〜25時の混雑時は速度が低下してしまいます。
SNSやネットサーフィンをする上では特に気になりませんが、個人的に速度の遅さが気になったのは以下のようなシーン。
- ネットで高画質な動画を見るときにたまにロードが入る
- YouTubeをUPする時にかなり時間がかかる
夜映画を見ようと思った時に、通常画質のものやアニメなら問題なく見ることができますが、高画質な動画は再生に時間がかかる時がたまにあります。
頻繁に起こるわけではないので、気にならない人もいるかと思いますが、たまに再生が止まってしまうのが惜しい点。
また、YouTubeのアップをする人は少ないと思いますが、アップロードはすごく時間がかかるので、夜の混雑時間帯を避けてやることをおすすめします。
2年目で電池パックが膨らんで一度交換(実費3,000円)
Y!mobileのモバイルルーターは端末の割賦金が36回払いのため、実質3年契約になるのですが、2年目に電池パックがパンパンに膨れ上がってしまい、カバーが閉まらなくなってしまったことがあります。
充電をしながら使いすぎたことが原因だと思いますが、新しい電池パックの出費3,000円が地味に痛かったですね。
ただし、これは僕が使っていた502HWという機種の基盤の異常によるものだと言われていたので、2024年11月現在の端末では改善されているはずです。
固定回線として利用する場合には、充電しながら利用すると電池パックの消耗が早まるので、気をつけましょう。
おわりに
「Y!mobileのPocket WiFi」を3年以上使ってみて感じたのは、屋内でも屋外でもバランスよく利用できるモバイルルーターだということです。
一人暮らしなら、一台で固定回線として十分利用できますし、僕は夫婦二人暮らしでも利用しましたが問題ありませんでした。
WiMAXのモバイルルーターと悩まれるかたも多いかと思いますが、選ぶ基準は以下のような感じになると思います。
- コスパ重視なら、WiMAX
- 屋内でも使いたいなら「Y!mobile」
「とにかく安くしたい!」という場合には、WiMAXの方が安いのでコスパは良いですが、僕はいちいち窓際に電波を探しに行かなければならないWiMAXの通信品質に満足がいかず。
僕自身は、常にWi-Fiを気にせず使える状況が欲しかったので、「Y!mobileのPocket WiFi」を選びました。
ちなみに、モバイルルーターを契約することで、スマホのギガ数はほぼ使わなくなります。
格安SIMとモバイルルーターを併用することで、通信費をグンと下げることが可能です。さらに、Y!mobileのSIMなら、モバイルルーターにも家族割引サービスが適用できるため、もっとお得になります。
「Y!mobileのSIM」と「ルーター」を掛け持ちすることで、グンと通信費を下げながら、ギガ使い放題が実現できるので、ぜひ使ってみてください。
月3,000円以下で早い格安SIMを選ぶなら、Y!mobileがおすすめ
格安SIMを契約するなら、Y!mobileがおすすめです。
Y!mobileのメリットは以下のようなものがあります。
- 格安SIMなのに、通信品質がソフトバンク回線と同等で混雑しない
- 家族割、おうち割で家族全員の通信費を削減できる
- PayPayが最大20%還元で利用できる
- オンラインストアのキャンペーンがかなりお得
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