iPhone5の存在無き通信サービス論争の悲しさ

通信業界
SPONSORED LINK

iPhone5の発表から数日。
事前に流出したスペック通りだったという事もあってか、iPhone5自体の話題はその翌日でほぼ収束した感じで、その次はiPhone5を発売するauとSoftBankの通信サービスに関する話へ完全に移った印象がある。

もちろんそこには次世代通信サービスである「LTE」の存在があるわけで、僕も当然注目はしている。ただ、発表された内容はau 4G LTEの定額制「LTEフラット」はテザリングができるが通信容量制限有り、SoftBank 4G LTEの定額制「パケット定額 for 4G LTE」はテザリングがないが通信容量制限無しなど、はっきり言って複雑すぎてわけが分からない。

3GだろうがLTEだろうがiPhoneの持つ本質は変わらないのに、これのせいで今回のiPhone5ってややこしいと思う人も多いんじゃないだろうか。少なくとも僕はそんな気がしていて、それがとても悲しい。

SPONSORED LINK

新iPhoneの魅力って?

スペック的には4インチにディスプレイが大型化、LTE対応、薄型・軽量化、A6コアによる処理高速化など色々あるが、結局は「iPhone5を使ったらこんな事が出来る!」って夢があるかどうかに尽きるんじゃないかと思う。また、Appleが提供する最新プロダクトの世界に触れたいってのも1つの理由だろう(こういうのを信者と言うんだろうが、僕なんかはそれだ)。

逆に今の使い方なら特に不便もないしiPhone4/4Sから変えないという選択だってありだ。一部の制限はあるにせよ最新OSであるiOS6には確実に対応するから、操作性も変わらない。最新版じゃないと出来ないことというのは意外と少ない。

これこそがiPhoneのもつ大きな魅力の1つで、Androidでは未だに実現出来ない事だと思う。

iPhone5を巡るキャリア対応への疑問

Appleだって、iPhoneを国内販売するau・SoftBankだって企業である以上利益は追求する。その為に、時には情報を隠蔽したり、他社を批判するような事はあると思う。しかし、今回の国内キャリアの対応はひどかった。

特に、予約開始時間である9/14 16時の10分前まで本体価格や通信サービス内容を一切発表しなかったSoftBankはひどかった。auだって似たようなものだが、SoftBankは特にひどい。まあ何がひどかったかを細かく書く気はないし、SoftBankとしても色々理由はあるんだろう。ただ、ショックだった。

もちろんiPhone5のメイン機能の1つであるLTE向けサービスがどんな形になるかは僕はもちろん多くのユーザが関心を持っているし、重要であることはかわりないから全てがひどいという気はない。

SoftBankへの感謝

SoftBankというか孫正義社長には国内で最初にiPhoneを導入してくれた先見性というか感謝・愛着があった。SoftBankがやらなければiPhoneの国内販売は少なくとも2年は遅かった気がするので。

昨年スティーブ・ジョブズが亡くなったときも、ホームページ上で哀悼の意を表するなどAppleとの関係は深いものだと思っていた。今ではものすごく売れる商品だが、iPhone3G発売当初スタートダッシュはすごかったもののその後はイマイチだった中、ここまで普及させたのは間違いなくSoftBank。それはジョブズが生み出したiPhoneに対する愛と敬意が一番深く、1人でも多くのユーザに使って欲しいとSoftBankが思っているからだと僕は思っている。

ただ、少なくとも今回の対応はiPhone5を売れる商品の1つとしてキャリアの論理によって発売したとしか思えない。iPhone5におけるauのテザリング開放は、Appleと協力して細かい調整を行ったそうで、SoftBankもおそらくこういう事をやってきたんだろうが、ジョブズ亡き後AppleとSoftBankの関係は冷却化してるんだろうか。

日本にiPhoneを最初に導入して、ガラケーからスマートフォンへの移行を促すきっかけを作ったSoftBankの功績は消えないが、もう特別なものではなくなったのかな。かつてiモードでモバイルインターネットの世界を切り開いたdocomoが特別な存在ではなくなったように。

あわせて読みたい

SPONSORED LINK