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MacのTime MachineはネットワークHDD(NAS)でも使える?デメリットは復元の遅さ。利用をやめた理由を紹介

ワイヤレスバックアップが便利

Macのバックアップ機能といえば、10年以上前から提供されている「Time Machine」が定番だ。

USB等で接続した、外付けハードディスクに変更履歴含めて丸ごとバックアップしてしまう機能で、トラブル時に丸ごと復元できてしまう優れもの。

Macユーザーなら是非使って欲しい機能だが、近年はMacBook Proなどノートタイプが主流となり、USBに接続というのも取り回しが悪くなってしまう……。

そこで、「Time Machine」に接続するハードディスクを「NAS(ネットワークハードディスク)」にしてしまおう、と考える方もいるだろう。

Wi−Fi経由で接続し、ワイヤレスでバックアップは夢のようなシステム!

僕もかつてはそう考えて使っていたのだが、2024年現在はやめてしまった。

チー
販売終了になった「AirMac Time Capsule」以外は動作が不安定だし、肝心のバックアップからの復元機能がネットワーク経由だと遅すぎて役に立たない……。

この記事では、以下を紹介しようと思う。

  • NASで「Time Machine」の利用はおすすめできない理由
  • 現在のバックアップ環境

この記事の掲載内容は、2021年2月17日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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NASにバックアップしてまともに動くのは「AirMac Time Capsule」

AirMac Time Capsule

iCloud・Dropboxなど1〜2TBクラスのクラウドストレージでも、年額1万円程度で利用できるようになった2024年現在、一般家庭で「NAS(ネットワークハードディスク)」を利用する方は少なくなった。

僕自身も使わなくなったし、周りでそんなことをいうのは、写真・動画を日常的にたくさん撮影する人くらい

Appleがかつて販売していた「AirMac Time Capsule」は、Wi-FiルーターとNASを統合したよい製品だったが、後継モデルが登場しなかったのは、ユーザーの動向と無関係ではないだろう。

そして、「Time Machine」がまともに動作するのもAirMac Time Capsuleだけだった

「Time Machine対応」をうたうNASは、昔から数多く販売しているのだが、安定して動作した試しがなく、非常に使いづらかった。

2024年現在販売されているNASは改善されているかもしれないが、次に紹介する理由から安定動作したとしてもオススメしづらい。

NASからの「Time Machine」復元は恐ろしく時間がかかる

『Time Machine』はMacの標準機能

NASの「Time Machine」が使いにくいのは、バックアップ機能の動作よりも、いざトラブルが起きて復元しようとしたときに、恐ろしく時間がかかることにある

「Time Machine」から、バックアップを復元したいシーンは主に2つ。

  • Macの買い替えなど新規セットアップ時
  • トラブルにより再インストールする場合

いずれの場合でも、復元はなるべく早く行いたいはずなのに、それができない。

データ量・通信環境にもよるが、僕の環境では512GB程度の復元だと、Wi-Fi経由は6時間くらい、USB3.0接続なら1時間くらいと圧倒的な差があった

放っておけば復元するとはいえ、寝る前にしかけて起きたら終わるレベルなので、トラブル発生時の緊急対応としては使いづらかった。

チー
復元に時間がかかりすぎて使えない……
Macのバックアップ機能「Time Machine」

2024年現在はUSB接続かクラウドストレージを使う方が楽

ハードディスク

このような事情もあり、僕は「Time Machine」をUSB-HDDを接続して利用することにした。

しかし、使ってはいるものの気持ちとしては「本当にヤバいとき」に使うバックアップ

要するにほぼ使わないし、実際のところ3年以上使ったことがない。

僕はおおむね2年に1回Macを買い替えるが、この間だと2回程度macOSがバージョンアップしているので、なるべくクリーンインストールするようにしているからだ。

といってもやることは昔に比べて激減している。

クリーンインストールでやること
  • Mac App Storeから利用しているアプリをダウンロード
  • インストーラーを使うアプリをダウンロード&インストール
  • Dropboxなどクラウドストレージにログイン
  • クラウドからデータをダウンロード

あとは回線スピードにもよるが、1時間も待っていればデータはダウンロードされる。

USB-HDDなどを経由した「データ移行」がかなり手間だったが、それが無くなったので、やることはアプリインストールとログインくらいで随分楽になっている

「Time Machine」はこれらも自動的に行ってくれるが、余計なデータも引き継がれる欠点もあるが、クリーンインストールならそれもない。

チー
新しいMacは過去のしがらみを断ち切って使いたい!

現在のバックアップ環境

MacBook Airに接続

というわけで、僕は現在以下のサービスを使ってバックアップしている。

サービス 用途
Time Machine Mac全体のバックアップ。緊急用
※USB-HDD接続
RAIDのUSB-HDD 一眼カメラで撮影した画像データ
iCloud 書類、iPhoneなどで撮影した写真データ
Amazon Photo 一眼カメラで撮影した画像データのクラウドバックアップ
OneDrive 書類・各種メディアデータ、アーカイブなど

仮に今天災が来て、利用しているパソコンがすべて物理的に破損したとしても、一応は全データ復元できる状態にはなっている。

かつては、クラウドストレージもDropbox・Googleドライブなど併用していたが、2024年現在はMicrosoftの「OneDrive」に統一したことで、かなりスッキリした。

終わりに

Macの最強バックアップ機能「Time Machine」。

この機能が搭載されたのは、2007年にリリースされた「macOS v10.5 Leopard」なので、なんと10年以上前だ。

OS標準のバックアップで、USB-HDDを繋ぐだけで使える手軽さが便利だったのだが、最近のMacユーザーは知らない方も多いのが現実……。

1万円程度のUSB-HDDを繋ぐだけでで使える「保険」としては優秀だが、NASなど高価な仕組みになるとクラウドの方が2024年現在としては安価だと思う。

「Time Machine」はNASを使うなど、難しいことを考えず、ある程度割り切って使う方がよいだろう。

チー
個人的には将来、iCloudと統合して欲しい機能!
Macのバックアップ機能「Time Machine」
HDD選択基準
  • USB3.0接続に対応
  • ファンレス構造で「なるべく」静音であること
  • 信頼性の高いHDDであること
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ノート型のMac
チー
僕は2024年3月現在は、「MacBook Pro」に使用しています。

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M1 MacBook ProをメインPCにしました

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パパンダ
Macは10万円以上する高い買い物だし、「少しでも安く」買いたい!
チー
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512GB 142,780円 7,139ポイント 135,641円
ビックカメラ.com 256GB 115,280円 5,764ポイント 109,516円
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チー
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チー
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特にThunderbolt 3」対応製品はチェックしてみて欲しい!
Thunderboltを推進するのはApple

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チー
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