auのiPhone 5を購入して約1ヶ月。
普段の生活圏はほとんどLTEエリアのため、かなり快適に使えているのだがauのiPhone 5では気になる話を色々目にする。
これだけ目にすると言うことはそれなりに多くのユーザーに発生している現象だと思うのだが、メディアもあまり取り扱わず公式発表もなく、なんだか不可思議な状態だ。
docomoやSoftBankだと結構騒がれる気がするんだが、、、。
パケ詰まり問題
今一番話題になっているのが通称「パケ詰まり」と呼ばれ、3Gエリアで圏内であるにもかかわらずほとんど通信出来ない or 通信出来てもスピードがめちゃくちゃ遅いという問題。
特に首都圏で多く発生しているようだ。
iPhone 5からLTEと3Gのいずれかで通信するようになり、基本的にLTEが優先されるがどうもLTEエリアから3Gエリアに移った場合に、この現象が発生しやすいらしい。
ということは、iPhone 5が使用する2.1GHz帯でのLTEエリアが狭いauが必然的に発生する可能性が高くなる。原因は以下のサイトが一番納得できる解説だった。
これを見ると岡山県倉敷市という比較的田舎に住んでる僕があまり出会わないというのが納得できる。
アンテナピクト「○」問題
とはいえ、全く問題が発生しないかと言えばそうじゃない。
パケ詰まりではないかもしれないが、LTE→3Gエリアになったときアンテナピクトに「○」が表示される現象はよく見かける。
この「○」表示というのは簡単に言えば、3Gよりもさらに通信が遅い状態らしい。
PPLというものを更新すれば発生しなくなるという話もあるが、最新版(5)に更新しても特に変わった印象はない。
LTEをつかまなくなる問題
僕の生活圏は住居・職場共にJR倉敷駅周辺。この辺りはビルの狭間やエレベーター内などを除きほとんどの場所でLTEによる通信が可能だ。
なのだが、時々LTEで通信出来なくなる。周りに障害物とかも無く、普段ならLTEが使えるところでも時々3Gでしか通信出来なくなる。
そういう時はお決まりの「機内モードON→OFF」で大抵復帰するのだが、通信周りは何だか不安定っぽいと言う印象はぬぐえない。
まとめ
これらの問題は全てLTE→3Gの切り替え時に発生しているということは、使っていたら何となく分かってくる。
auの3G通信はdocomoとSoftBankが3Gで使用しているW-COMAに比べて、世界的にはマイナー規格であるCDMA2000を使用している。
おそらくAppleとしてもこの辺りのノウハウは少ないんじゃないかと思う。
KDDIがiPhone 5の発売に向けてかなりチューニングを施したというのは有名な話だが、世界を見渡してもKDDIくらいしかまともなノウハウを持って無いからこそ、深く関わったという風にも取れる。
だとしたらAppleと特にKDDIの責任は重たい。
これだけ話題になっていながら、メディアにはほとんど流れないという辺りが、この問題の根の深さを物語っている感じがする。
とはいえ、そういう問題が無ければやはりSoftBankより安定して使えているという実感もあり、公式見解を出した上で問題を早く解決して欲しいものだ。