元auショップ店員のぽんイケです
- auのWi-Fiルーターは結局どれがいいの?
- 料金や使えるデータ量はどれくらい?
- 契約に関して注意することはある?
auでWi-Fiルーターを購入しようとした時、こんなことが気になりませんか?
1人暮らしの方や、住んでいる物件の問題で光回線(固定回線)を引けない方は、モバイルWi-Fiルーターの購入検討するかと思いますが、種類・料金プランが多くて分かりづらいですよね。
そこで本記事では、auショップに約4年間勤めいていたぽんイケが、おすすめのWi-Fiルーターについて徹底解説しました!
記事を読むことで、おすすめの機種や契約方法がしっかりと理解できるようになっています。
ぜひ最後までお読み下さい!
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auのWi-Fiルーターの現状
2024年12月現在、auはいくつかのWi-Fiルーターを取り扱っています。しかし、公式サイトだけを見ても、どれがお得かという判断はなかなか難しいところ。
そこでまずは、auのWi-Fiルーターの現状・概要について解説していきます。
1.auのWi-Fiルーターのラインナップ
auの公式サイトでは、現在7機種がラインナップとして取り上げられています。
大きく分けると、以下の3種類です。
- モバイルタイプ(WiMAX 2+/4G LTE)
- ホームタイプ(WiMAX 2+/4G LTE)
- モバイルタイプ(5G/4G LTE)
この中で主力になるのは「モバイルタイプ(WiMAX 2+/4G LTE)」のルーター。
理由としては、以下のようなメリットがあります。
- 外でも家でも場所を選ばず使える
- 月間のデータ容量制限が無い(ハイスピードモード時)
- WiMAX 2+のエリアが比較的充実している
Wi-Fiルーターを利用する際には、月間の制限を気にせず使いたいですし、そもそも電波が繋がらなければ意味がありません。
総合的に見て「モバイルタイプ(WiMAX 2+/4G LTE)」のルーターが最もおすすめできる機種です。
逆に「モバイルタイプ(5G/4G LTE)」のルーターは、現状ではあまりおすすめできません。
- 5Gのエリア自体がまだ充実していない
- 月間80GBの制限がある
- ルーター本体代が高価(約7万円)
どうしても5G回線でルーターを利用したい場合は、docomoの「Wi-Fi STATION SH-52A」がおすすめ。
auとは違い、docomoの5Gプラン(5Gギガホ)はデータ通信「無制限」になっているからです。
5Gプランはどの会社も4Gプランに比べて料金が高く設定されていますが、料金面が問題で無ければ、おすすめの選択肢です。
- 公式ショップだから安心して購入できる
- 機種変更は「モバイル回線からの注文のみ可能
2.auのWi-Fiルーターの販売方法について
実は今回改めてauのWi-Fiルーターについて調べてみて、驚いた点があります。
それは「auはWi-Fiルーターの販売をauオンラインショップでは行っていない」という点!
これには驚きました。
オンラインショップでスマホの詳細ページを見ると、購入ができるようになっていますが……
なぜかWi-Fiルーターは「店舗での購入」しか選択肢がない。
docomoやSoftbankなどでは普通にオンラインショプで契約できます。
まさかauだけオンラインで取り扱っていないとは。元店員もびっくりです。
実はこの点については思い当たることがあって、ある時期からKDDIからのWi-Fiルーター販売への評価がガクッと落ちたことがあります。
やはりauとしては、スマホと固定回線の「auひかり」をガンガン売っていきたいということなのでしょうね。
というわけで、auでWi-Fiルーターを契約したい場合は店頭での契約が必須となります。
それにしても、ここまであからさまにWi-Fiルーターを売りたがらないのは本当に謎です(笑)
3.auのWi-Fiルーターのプラン内容について
auのWi-Fiルータープランについては、以下の通りです。
プラン名 | モバイルデータプラン/ホームルータープラン |
---|---|
月額料金 | 4,721円/月 (税込) |
月間データ容量 | ・無制限(ハイスピードモード) ・7GB(ハイスピードプラスエリアモード) |
オプション料金 | 1,105円/月 (税込) (ハイスピードプラスエリアモード利用時のみ) |
条件付きですが、月間制限がかからないというのは安心感がありますね。
「ハイスピードモード」と「ハイスピードプラスエリアモード」という通信方式がありますが、これらは使用している電波が異なります。
ハイスピードモード | ハイスピードプラスエリアモード | |
---|---|---|
WiMAX 2+ | ◯ | ◯ |
4G LTE | ー | ◯ |
月間容量制限 | 月間制限はなし (一部制限はあり) |
月間7GB |
上記の表の通り「ハイスピードモード」では「WiMAX 2+」だけを使用しており「ハイスピードプラスエリアモード」では「WiMAX 2+」と「4G LTE」を両方とも使用します。
ハイスピードプラスエリアモードの方が「4G LTE」を合わせて使用する分、速度も接続安定性も上ですが、7GBの制限が設けられている点は注意が必要です。
また、それ以外にも以下のような注意点があります。
- 「ハイスピードモード」でも、直近3日間のデータ利用が10GB以上の場合は18時〜翌2時にかけて、おおむね1Mbpsの速度制限がかかる
- 「ハイスピードプラスエリアモード」の使用で7GB制限にかかった場合、「ハイスピードモード」に戻しても速度制限はそのまま
1Mbpsの速度はYouTubeの標準画質動画が問題なく再生できるくらいの速度ですので、こちらはまだ比較的緩い制限ですね。
「月間制限を気にせずデータ通信したい!」と考えているなら「ハイスピードモード」のみでの運用がおすすめです。
【元店員が選ぶ】auのWi-Fiルーターおすすめ機種について
冒頭でも紹介した通り、auには今話題の5G回線を利用したルーターもありますが、結論を言ってしまうと現状は「WiMAX 2+」を利用したルーターが最もおすすめです。
元店員の僕から見ても、正直現状のauの5Gルーター契約にはあまりメリットを感じられません。
auのWi-Fiルーター運用は「WiMAX 2+」に対応したルーターで、「ハイスピードモード」を使った月間データ量無制限での利用が基本となります。
1.auのWi-Fiルーターで最もおすすめな機種
「ハイスピードモード」での利用を基本とした上で、元auショップ店員が選ぶ最もおすすめのauのWi-Fiルーターは「Speed Wi-Fi NEXT WX05」です。
主なスペックは、以下の通り。
カラー | ピュアホワイト |
---|---|
サイズ | 111(高さ)×62(幅)×13.3(厚み)mm |
重量 | 約128g |
OS | Windows 10/8.1/7(SP1 以降) macOS 10.14〜10.5 |
連続通信時間 | 約690分 (WiMAX 2+、ECO設定(ノーマルモード)時) |
連続待受時間 | 約700時間(休止状態) |
対応通信規格 | WiMAX 2+/4G LTE |
ディスプレイ | 24インチTFT(320×240ドット) タッチパネル(静電方式) |
最大通信速度 | 受信最大440Mbps/送信最大75Mbps |
Wi-Fi規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz対応) |
Wi-Fiテザリング台数 | 最大10台 |
充電時間 | 約160分(TypeC共通ACアダプタ01[別売]使用時) 約180分(TypeC共通ACアダプタ02[別売]使用時) |
付属品 | USB 2.0 TypeC-A変換ケーブル(試供品) |
2.Speed Wi-Fi NEXT WX05のメリット
おすすめな理由としては、以下の通りです。
- 「ハイスピードモード」利用で月間のデータ制限が無し
- 連続通信時間が690分とauのWi-Fiルーターの中で最長
- 「WiMAXハイパワー」対応で従来よりも約20%速度が改善
- 別売りのクレードルを使えば、宅内での利用においても安定して速い
外での利用がメインのモバイルタイプのWi-Fiルーターにとって、最も重要な点はバッテリー持ち。
「Speed Wi-Fi NEXT WX05」なら、auの中で最長のバッテリー持ちなので安心です。
また、宅内での利用に関しても、別売りのクレードル使用で通信のスループットが約30%するため、安定性と速度が向上。
外でも宅内でもオールマイティーに使える性能を持っているのが最もおすすめできるポイントです。
3.Speed Wi-Fi NEXT WX05のデメリット
「Speed Wi-Fi NEXT WX05」にも、残念ながら弱点はあります。
僕が感じる「Speed Wi-Fi NEXT WX05」のデメリットは以下の通り。
- バッテリー式の為、電池が切れると使えない
- 電源に繋ぎっぱなしにしていると、バッテリーが劣化していく
- 同時に10台以上通信機器を接続できない
1に関してはモバイルタイプなので当然ですが、2と3に関しては、運用方法によっては気になる方もいるかもしれません。
据え置き型ルーターはバッテリー駆動ではなくコンセント式なので、劣化の心配はありません。
また、通信機器の同時接続数も20台と「Speed Wi-Fi NEXT WX05」に比べて倍になっているので、家族複数人での宅内利用に最適です。
auでの契約が本当にお得なのか
実はWiMAX系のWi-Fiルーターは、au以外でも契約が可能です。
多くのプロバイダがauと同じ機種を取り扱っているため、使い勝手は全く同じ。
ただし、料金や契約方法・特典は各社それぞれ異なっています。
以降はおすすめ機種「Speed Wi-Fi NEXT WX05」を、どこで契約するのがお得かを解説していきます。
1.WiMAX系のWi-Fiルーター料金を各社で比較
WiMAX系ルーターは、取り扱っている会社(プロバイダ)が多くあります。
プロバイダが違うと言っても回線は同じWiMAX。エリアや通信速度は同じです。
違いが出てくるのが料金面。
そこで、2024年現在注目のプロバイダをピックアップしました。
プロバイダ | au | GMOとくとくBB | カシモ |
---|---|---|---|
3年間の合計費用 | 158,804円 | ・159,423円 (131,923円) |
134,340円 |
3年間の平均月額費用 | 4,292円 | ・4,308円 (3,565円) |
3,630円 |
キャンペーン等 | 店舗によって様々 | ・本体代0円 ・キャッシュバック27,500円 |
・本体代0円 ・2年8ヶ月目以降は無料で機種変更可 |
WiMAX系ルーターの多くは3年ごとの自動更新契約が基本です。
上記の表では3年間の使用を前提として、合計費用や平均月額料金を出しています。
3年以内で解約してしまった場合には高額の違約金が請求される為、注意しましょう。
2.WiMAX系ルーターはどこで契約するのがお得か
上記の表を見ると、「GMOとくとくBB (キャシュバック適用時)」が最も安くなっています。
とにかく1番安くWiMAX系のWi-Fiルーターを使いたい場合は「GMOとくとくBB」を選びましょう。
ただし、キャッシュバックの受け取り忘れに注意です!
- 端末発送月を含む11カ月目にキャッシュバック申請用のメールが送られてくる
- キャッシュバック振込先情報を入力して返信する
- 申し込みの翌月末日に指定口座に振り込まれる
キャッシュバックが無い場合は、3年間の合計費用が上がってしまうので気をつけましょう。
キャッシュバック申請が不安な方は、3年間の合計費用が元から安い「カシモ」がおすすめです。
「GMOとくとくBB」でキャッシュバックを受け取った場合と比べても、3年間の合計費用が約2,000円ほどしか変わりません。
契約後のキャッシュバック申請等、煩雑な作業を避けたい方は「カシモ」を選びましょう。
まとめると、以下のようになります。
auを契約しているからといって、必ずしもauのWi-Fiルーターがお得になるわけではありません。
取り扱っている機種は各社同じなので、上記の2パターンで自分に当てはまる方で契約するのがおすすめです。
まとめ
元auショップ店員が、Wi-Fiルーター選びについて解説しました。
最後にもう一度おさらいすると、持ち運び用Wi-Fiルーターを選ぶ際のポイントは以下の3パターンです。
- とにかく最安で使いたい場合のおすすめ
→高額キャッシュバック適用で最安の「GMOとくとくBB」 - キャッシュバック申請が不安な場合のおすすめ
→キャッシュバックが無くても合計費用が安い「カシモ」 - 5G回線のルーターを利用したい場合のおすすめ
→データ使い放題のdocomoの5Gルーター「Wi-Fi STATION SH-52A」
料金面や自分の利用シーンに適した契約内容で、快適かつお得にネット通信を楽しみましょう。