運営者チーの最新活動はXをチェック

社会人12年目の自分が、新社会人当時の自分に送りたい5つの注意点・心構え

本日は4月1日。

新社会人にとっては入社式など社会人デビューの日であり、学生の方も進学などによって環境などが大きく変る日だ。

僕はというと社会人12年目のシーズン幕開けなわけで、特別な感慨はない。

だが、僕の会社にも新入社員が入ってきたわけで、緊張した面持ちの彼らを見ると、自分が同じ立場だった頃を思い出すと同時に、彼らにとって尊敬するに足る先輩にならねばと身が引き締まる。

今はIT技術やツールの進化で、仕事の内容・進め方が今までより何倍ものスピードで変化していく時代だ。

そんな時代で不変だなと思う事や逆に時代遅れだと思う事、そしてああしておくべきだったと思う事は色々ある。

このサイトを見てくださる方に新社会人なんて人がどれだけいるのか分からないが、自分が新人だった頃を振り思う事を5つほど紹介してみようと思う。

この記事の掲載内容は、2018年12月23日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

同期は大切にしよう

会社によるが、同期入社の仲間が何人かいる人が多いと思う。同期は大切にした方がいい。

なぜかと言えば、同期という繋がりは、新社会人の時しか産まれない特別な繋がりだからだ。

僕が現在勤めている会社は3社目。2社目以降は当然中途入社なわけだが、同時に入社した中途社員に対して同期という感情を持っているかといえば、ない。

年齢もスキルも違うので、仕事で絡まなければ喋ることすらほとんど無いというのが通常だ。

同期入社であってもその後、会社を辞めたり、部署や勤務地が離れたり、出世する人しない人に分かれてしまったり、進む道はバラバラだ。

決して仲のいい学生時代の延長線みたいな仲間とはならないかもしれないが、仕事上で何か相談したいことがある時、同期というのは新人時代仕事に対してどんな思いを持っていたかを共有した仲間でもあるので、不思議と声をかけてしまう。

なので、今や当時の会社に所属している人は皆無だが、新人時代の同期数名とは時々会って当時の振り返りや、これからを語り合ったりする。

これは僕にとっては非常に大切な繋がりだ。

自分の中でのベースを持とう

最近は社会人として会社で働くこと自体がダサい、みたいな雰囲気があるが、色々問題があるにせよ、ある意味それがルールという現実は変わらない。

多くの場合「おかしい」という思いは、客観的には正しい事が多い。

だが、世の中の大多数が疑問を持ちつつも、変わらない。なぜかと言えば、最初はおかしいと思っていてもやるうちに慣れてしまうし、慣れてしまえば今度は変えて欲しくないと思うからだ。

そういう世の中の大多数の人がやっている事というのは、知っておいて無駄にはならないと思う。

非効率な事ももちろん多いだろうが、まず現実を知った上、それをベースに物事を考えた方が分かりやすいし、説得力がある。

また、やってみたら自分にとってはすんなり受け入れられるかもしれない。

やりもしないで文句を言うくらいなら、やって文句を言った方がいいと僕は思う。

ワークライフバランスというのは最も強く意識している考え方だ。

仕事だけやっていれば幸せなのか、仕事も家庭も趣味もバランス良く取り組んでこその幸せではないか。

そんな事を考えるようになったのも、仕事ばかりの生活をして、うつ病で体調崩して、これじゃあダメだと気づいたからだと思う。

仕事は不満があってもとりあえず1年、できれば3年くらいは続けろと言われる。

ものには限度があるが(僕は最初の会社を半年で辞めた)、それは正しいと思う。

ある程度やってみて初めて見えてくることもまた多いからだ。

しかし、何もしないで文句ばかり言う人って学生時代までだと嫌われるか注意されるが、社会人になるとこういう人は特に偉い人に多いため厄介だ。

ベースというのはふわっとした概念だが、仕事(会社)自体から目の前にある細かい仕事まで多岐にわたるし、それぞれ自分の中で譲れない部分を図る意味でも重要だと思う。

社内・社外問わず人付き合いは大事にしよう

最近は仕事と作業の定義や、会社勤めとノマドワーカーなどフリーランスなんて議論が盛り上がっているが、仕事の内容や仕事のやり方が異なっていても、仕事というのは人で成り立っている。

これは昔からそうだし、これからも変わらない普遍の真理だ。

仮に自分がものすごく才能のある人で、バリバリ仕事が出来たとしても、それを理解しお金を払ってくれる人がいなければビジネスとしては成り立たない。

これは社内でも社外でも変わらない。

まずは足下である社内、その後社外と広げて行った方がいいと思う。

僕はというと仕事柄、派遣みたいな形で他社に出て行くことが多かった。

社外の人とは仲良くして信頼も得ていたが、社内となれば顔も分からない状態。結果として、会社への帰属意識が希薄になり、会社の価値判断は「余計な事を言ってこない」とか思ってた時期もあった。

しかし、長い社会人人生の中でそんなのではこれから困るだろうと思って、今の会社に転職した。

お金よりも組織として戦える環境を求めるようになった結果だと自分では思っている。それも結局お付き合いがきっかけになったので、人付き合いって大切だなと思う。

ちなみに社会人の人付き合いといえば飲みニケーションと思う人が多いだろうが、これは程々にした方がよいと言うのが僕の持論だ。

関東で仕事していた頃よく行ったが、たまになら深い話が出来たりするが、日常化するとただの愚痴パーティや雑談に終始するようになる。

そういうのもたまにはいいが、頻繁にやるのは時間も金も無駄だと思う。

何事も自分で考えて行動しよう

正しいかどうかはさておき、今まで自身のキャリアビジョンというのは会社(上司)がある程度は指し示してくれるものだった。

それこそが終身雇用などにも結びついていたのだが、最近はそういうものでもない。

国や会社の経済が右肩上がりに成長し続け、今までと同じ事をしていても給料が上がるという時代は既に終わっている。

であれば、どうするか。キャリアビジョン含めて自分で考えて行動できる領域を広げていくしかない。

その最終系は独立かもしれないが、人はそこまで強い人ばかりじゃない。組織の中でこそ力を発揮する人もいる。

自分にとって最適な仕事・働き方はどういうものか、これは今でも模索し続けているが、社会人である限りずっと続くものなんじゃなかろうか。

システム業界では先の見えない不安にとらわれてうつ病などになったりする人が多いが、どこかで会社が何とかしてくれると思っているからそうなる面もあると思う。

最後の最後に会社は自分を守ってくれたりはしない。会社の考えるキャリアパスを判断する上でも、物事は自分で考えてキャリアパスもある程度意識しておく必要はあると思う。

言われた事、気づきなどを残しておこう

これは今でも一番後悔していることだ。

自分の悪い癖、やりがちなミス、そういう事を注意・指摘される機会が一番多いのは若手時代だと思う。

その時、大抵はノートにメモを取っていたが、そのノートは今でも家のどこかにものの、どこを見たらいいかなんて分からない。結果、意味の無いものになっている。

今でこそライフログなんて言葉があったりするが、記録を残してこれを探しやすい仕組みにするのは難しい。

昔は手帳しかなかったが、今はPC、スマホ、様々なツールがある。自分に最適なツールを探しておいた方がいい。

僕の場合、手帳は何度買っても使わなくなって挫折した。

今は、スケジュール管理など含めて全てWEB(スマホ)で行う事でようやく整理出来るようになったが、この方法が絶対というものでもない。

これは本当に合う合わないは人それぞれだと思うので。

おわりに

当たり前だが仕事というのは楽じゃない。

また、こうすればいいと決められているものでもない。

ただ、同じ仕事でも学生時代のバイトと社会人が異なるのは責任だろう。全人格を否定される程怒られるようなシーンって学生時代では考えられなかったが、社会人になると案外そういう機会はある。

僕がエンジニアとしてものすごく尊敬している人がいるのだが、その人に

どんなにいいものを作っても、納期に遅れたら0点だよ。

言われた事があって、厳しい面を象徴しているように思う。

とはいえ、やりがいもあるわけでこれこそが仕事の醍醐味とも言える。厳しい時代ではあるが、本日新社会人となった方には、そのやりがいを少しでも多く感じてもらって、長い社会人生活を続けて欲しいなぁと思う。

この記事のシェアはこちらから!

3件のコメント

新社会人です。同期を大切にして自分で考えて生きていきます。