2015年12月に総務省有識者会議から携帯電話キャリアに対して、「実質0円」や「高額キャッシュバック」による、MNP乗換ユーザーを極端に優遇する施策をやめることなど、いくつかのお達しが出た。
このことを受けて、1GB 5000円以下のプランが発表、次は本命のキャッシュバック部分と思われていたが、2015年末から年明けにかけていくつかの店を見て回ったが全くその気配はなかった。
なのだが、3連休だった1/10にお店に行ってみると少し状況が変わっていた。年末と比べたらキャッシュバック金額がどんどん大きくなり、いよいよ終わるのか、という雰囲気が出てきたので、2016年は少し早いが違約金を払って毎年恒例行事を済ませてきた。
というわけで、以下詳細。
目次
今回購入したのはau版iPhone 6sを2台
今回はdocomoからauにMNPした。回線としては以下の2つを使用。
MNPで購入した機種としてはiPhone 6sの16GB(ローズゴールド)と64GB(ゴールド)。本体価格としてはMNP一括0円となる(分割支払い金などはないため、実質0円ではなく本当に0円)。
何故2台なのかと言えば、ここにからくりが有り2台以上の契約で、初めて本体価格が0円になるからだ(携帯キャリアがキャリアショップに支払うインセンティブの関係)。
iPhone 6sは最新モデル(2016年1月時点)であるため、例えば2016年1月時点だとiPhone 6やXperia Z4がMNP一括0円+キャッシュバック○○万円みたいな売り方もされているが、僕はiPhone 6sを探していた。
理由は、iPhone 6sは長く使える端末だと僕自身が使って感じたことと、SIMロック解除が可能である事だ。
MNP一括0円となるための条件とキャッシュバック
今回はdocomoからauにMNPする形で購入した。
例年MNP一括0円などで、端末が安く買える時期の1つは年度末。なので、僕がMNP弾(気軽にMNP転出できる遊休携帯回線)として保持しているのは、この時期に契約満了(=2年縛りが終わる)ことが多い。
だが、今回はあえて違約金を払っても今MNPすることにした。理由は当然総務省の動きにより、今年度は少なくともキャッシュバックや0円端末は姿を消すと思うからだ。
今回「MNP一括0円」になるための条件は以下。
- 家族2台以上でMNP
- LTEフラットなどパケット定額プランに加入
- 下取りのスマホかフィーチャーフォンが必要(スマホなら64GB、フィーチャーフォンなら16GBが0円となる)
- auスマートバリューに加入
- auスマートパスに加入(初月無料)
- 有料コンテンツ3つ(月額合計約1,000円)に3ヶ月間加入
下取りのスマホは手持ちのものを出したのだが、ゲオとかで中古の安いスマホを買ってきて、本当は64GBモデルを2台入手したかったが、時間の関係で買いに行く暇がなくこの形となった。
というわけで、多少違約金という手出しもあったのだが、手数料とキャッシュバック金額紹介すると以下のような感じだ。
なお、2台分での金額、税抜き価格となる。
キャッシュバック(収入)
品目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
家族複数台MNP | 60,000円 | 2台の場合 |
古いAndroidを下取り | 30,000円 | スマホ2万、ガラケー1万 |
スマートバリュー加入 | 40,000円 | |
合計 | 130,000円 |
1台当たりにすると65,000円のキャッシュバック(=携帯キャリアが販売店に支払う販売奨励金・インセンティブ)だが、これを端末代金に充当することで、84,240円するiPhone 6s(16GB)と97,080円の64GBモデルが0円となった。
差額は販売店が負担したということになると思う。
手数料(支出)
品目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
2年契約契約解除料 | 19,000円 | |
MNP手数料 | 4,000円 | |
新規契約事務手数料 | 6,000円 | |
合計 | 29,000円 |
対して手数料は一般的なもの。1台当たりは14,500円。
iPhone 6s 0円購入の結果と月々の維持費
この結果としてiPhone 6sを2台0円(無料)で購入する権利を得た。
ちなみにカラーについては、現在ローズゴールドのiPhone 6sを持っているのだが、ゴールド系は旧モデルになった瞬間に姿を消すことが多く(iPhone 7が出たら恐らく無くなると予想している)、今回はローズゴールドとゴールドをチョイス。
で、この回線は基本的に電話として使う予定はないため、LTEフラット(音声定額ではなく7GB通信出来る古い料金プラン)で契約した。月々の維持費は以下のようになる。
品目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
基本使用料 | 934円 | LTEプラン |
ISP料 | 300円 | LTE NET |
パケット定額 | 5,700円 | LTEフラット |
毎月割 | -3,060円 | 24回 |
auスマートバリュー | −1,410円 | 2年間 |
合計 | 2,464円 |
我が家はauひかりを固定回線としているため、auスマートバリューが適用され、このお陰でかなり安い。
これを2年間に換算し、「auにかえる割 スーパー」というMNP乗換ユーザー向けのキャンペーン(au WALLET プリペイドカードへ12,000円キャッシュバック)を含めて、全ての費用を計算すると以下。
品目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
通信費(初月) | 約4,600円 | 1/11からの日割り |
通信費(2ヶ月目〜24ヶ月目) | 59,136円 | 2,464円*24 |
auにかえる割 スーパー | -12,000円 | |
2年契約契約解除料 | 9,500円 | |
MNP手数料 | 2,000円 | |
新規契約事務手数料 | 3,000円 | |
合計 | 66,236円 |
auで購入するiPhone 6sは84,240円〜。
Appleで購入するSIMフリー版は93,744円〜。
7GBのデータ通信付きでこの値段なら十分安い。しかも、iPhone 6sなら半年後にSIMロック解除し、SIMフリー機として長年柔軟な運用が可能となる。
終わりに
というわけで「最後のキャッシュバック・0円スマホ」なのかどうかは分からないが、これも1つのギャンブルということで今年度もMNP遊びをやってみた。
ちなみに、店頭で聞いたレベルの話だと2016年1月12日(今回手続きしたのは1月11日)から、キャッシュバックの元手となる販売奨励金(インセンティブ)が随分減るような言い方をしていた。
ただし、この言い方も店によって様々で「今回は3連休に絡めたキャンペーンで、またあると思います」という店もあった。今回購入した店舗では1月12日までと書いていたが、実際は1月11日までだった。
要するに、本当のところ総務省の提言で、
- キャッシュバックや0円スマホは本当になくなるのか
- 無くなるとしていつからなのか
というのは、恐らく終わってみないと分からない。先ほど「ギャンブル」と表現したのはそういう理由で、もしかしたら来週になったらもっといい条件があるかもしれない。
僕自身としては、2015年度末は遅くとも1月中で終了、その後無くなり、徐々に復活していき、2016年度末は再び同じような光景が展開されるようになると見ている。
推移を見守ろうと思う。
MNPで購入したスマホは、必ずSIMロック解除しよう
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