2016年5月14日は以下の記事で告知したとおり、オープンセミナー2016@岡山に行ってきた。
見てきただけじゃない。講師としての登壇だ。
色んな意味で僕にとっては大きな挑戦だったし、緊張したし、反省点も沢山あるのだが、楽しかったので、僕の備忘録も兼ねつつセミナーの内容を簡単に紹介しようと思う。
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オープンセミナー2016@岡山でやったこと
今回僕は講師として参加したのだが、何とトップバッター。
タイムテーブルとしてはざっくり分けると、午前中は短時間のセッション、午後が著名人などによる長時間のセッションという構成だった。
僕は午前枠だったが、オープンセミナーそのものが初参加で、空気感が分からない。ただ、参加者は既に100人以上。
こんなにいたんですよ。
この写真は会場の真ん中より前辺りから撮影された写真だと思うが(撮影担当の方ありがとうございました)、これより後にめっちゃいたのです。
流石に前に立った瞬間、緊張で真っ白になりましたねw
こうやって写真だけでみると、ドヤ顔感あるんですが、実際はカツカツ。
最初の5分くらいは自分でも声が上ずってるの分かったし、訳分からないこと言っていたかもw
ただ、結構知り合いの方が来てくれていて、その顔見つけて安心して落ち着いた感じ。嬉しかったですねぇ。
実際セッションが終わった後の休憩時間で、この前まで一緒に仕事していた方に声かけられたり、そもそも運営スタッフの1人が今一緒に仕事している人だったり、色んな意味でヤバい空間だったw
多分、見かけたレベルでも10人以上はリアルな仕事関係の知り合いいたでしょうねぇ。
僕は午後から用事があったので、午前だけ参加し、その後夕方から懇親会に合流した感じなので、この記事では、
- 自分の発表内容
- 午前中のセッションの内容
- 懇親会
について簡単について紹介する。
スマホはもう古い?SEが感じた2016年以降のスマホ動向
今回の発表タイトルは「スマホはもう古い?SEが感じた2016年以降のスマホ動向」とした。
コンセプトとしては、システムエンジニアという仕事の傍ら、岡山スマホユーザー会というユーザーイベント、iPhoneなどスマートフォンを中心としたガジェットブログの運営を通じて感じている事を簡単に紹介するというようなもの。
流れとしては、
- プロフィール
- 岡スマの紹介
- 岡スマを通じて感じた、ユーザーのガジェットに対する趣味嗜好
- まとめ
みたいな感じ。
タイムテーブル的には30分枠だったが、元々15分程度でという話だったので、それに合わせる形で構成した。
内容はともかく、時間だけはほぼ守ったと言い切れるw
僕も岡スマでプレゼンやってもらう事があるが、何が困るかって予定以上に延びることなので。
岡スマのコンセプトなどは以下の記事をご覧いただいた方が分かると思うので、
この記事では、メインテーマの「岡スマを通じて感じた、ユーザーのガジェットに対する趣味嗜好」を紹介する。
スマホが強い
岡スマの大きな特徴は、ガジェットオタク・ブロガーなどそっち系が好きな人だけでなく、「スマホの事とかよく分からない」っていう人が訪れることだ。
いわゆる一般人なんて言われる人達だが、その人の傾向として感じるのは、
自宅ではほぼスマホしか使っていない
ということ。
かつてはPCも持っていただろうし、iPhoneユーザーならキャリアに勧められてiPadを持っている人も多い。
だが、それらはほぼ使われる事なく(=文鎮化)、最終的にはスマホしか使ってない、スマホだけでいいって人が増えているのは間違いない。
スマホの進化は終わった、次は何か
なんてよく言われるが、それはスペック的な部分だけを見れば事実だが、次もスマホだというのは強く感じている。
タブレットはただのビューアー
2010年のiPad登場時はポストPCなどと言われれ、将来はタブレットが普及すると言われていたが、2016年現在頭打ちとなっている。
理由は用途にあると思っている。
何に使われているのかと言えば、動画・書籍などを見る用途。つまりビューアーとして使われているだけだから。
しかし、スマホでも基本的に同じ事が出来るため、需要としてはより大きな画面で閲覧出来るメリットがあるものに限定されている感じがしている。
例外はイラストレーターなど絵を描く仕事をしている人で、iPad Proなどより大画面になり、使い勝手のよいスタイラスペン(Apple Pencil)の登場したことで、再び盛り上がっているが、限定的だと感じている。
PCの復権
僕なんかまさにそうなのだが、タブレットを使いこなそうとした人の多くは、高速、軽量なモバイルPCとして使える事を期待していた。
だが、挫折した人が多いように思う。
特にiOSに関していえば、やはりタッチが中心という事は変わらないためPCとしては使いづらい。
結果、何が起こっているかと言えば、僕はPCへの回帰だと僕は感じている。
1つの方向性を示したのは、MicrosoftのSurfaceとSurfaceBook。PCとしてもタブレットとしても使える端末の方が、PCを求める人にはマッチしているのかもしれない。
まとめ
スマホを使って一番便利だと感じるのはやはり、WEBページなどを閲覧する時だ。
ただ、今後スマホが進化していったり、さらに多くの人が利用するようになるためには、アウトプットに何処まで使えるようになるかがキーワードだと思う。
例えば、今スマホでブログを書く(モブログと呼ばれる)ような人も増えているが、まだまだ少ない。
進化の方向性はここなのかなと僕は感じている。
午前中のセッション
自分のセッションが終わった後、午前中のセッションは聞くことができたのでその内容を簡単に紹介。
岡山アプリ開発もくもく会
2016年から始まった、主にAndroid・iOSなどスマホアプリの開発を勉強するユーザー会の紹介。
人が集まらない、場所の問題、など試行錯誤した内容などを紹介してくれましたが、内容は違えど同じようにイベントを主催している人間として、「わかるわ~」って思ったw
レスポンシブWebデザインとスマホ対応
僕もシステム関係の仕事をしているので、ここ数年はスマホ対応とかスマホ版開発なんてよくやるのだが、WEBページのスマホ対応の事例として、
- レスポンシブ
- スマホ、PC別ファイル
- ダイナミックサービング
というのがあると言うことを話していた。
1つ目のレスポンシブは当ブログも採用しているが、デザインがデバイスのスクリーンサイズに応じて変わるというもので、今多いケース。
2つ目の別ファイルはスマホ登場時には多かったが、今はあまりきかなくなった。理由は単純で管理が面倒だから。
3つ目が「何者?」って思ったが、デザイナーさんの立場から見えればシステムが切り分けてHTMLを出力してくれるというもの。
エンジニアの世界で言えば、サーバーサイドで出力内容を分けている(JavaならJSPを分けるとか)というもので、僕としては一番多いケースだったw
「ダイナミックサービング」なんてかっこいい呼び方あったのか!
っていうのが一番の驚きw
岡山から日本を変えるWebビジネスの成功事例
岡山ではわりと有名なシステム会社である、株式会社リゾーム社長中山博光さんによるセッション。
オープンセミナーの運営スタッフには同社の社員が多く携わっていた。
しかも、岡山という地方ではあるが、岡山の開発者系コミュニティでは有名な人達が集まっている。
仕事上直接関わったことがないので、どんな会社かよく知らなかったが、話を聞いて理由が分かったような気もした。待遇とか業務内容もあるかもしれないが、何よりも風通しがいいんだろうなと。
懇親会
午前中のセッションが終了後、用事もあったため一時帰宅し、18時半より開催された懇親会に向かった。
場所は、岡山市奉還町にある「Ryotei 座・スタジアム」
ここ、大規模な飲み会・懇親会を行う会場として、岡山県南部に住む人にはわりと有名なお店なのだが、最大で70名程度終了可能なスクリーン付きの部屋があるという飲み屋さん。
飲み屋っていうより、スタジアム・講演会会場みたいな雰囲気だと聞いていたのだが、僕は行ったことがなく実はかなり楽しみにしていた。
で、行ってみると、
入り口からしてインパクトあるし、
中に入ったらビックリ。映画館のような大型スクリーン。
スタンド席のような座席。
料理はオードブルで、飲み物も冷蔵庫から好きなようにとってくださいというスタイル。
基本的に会場内に店員も常時いない感じで、基本的に自由というのが凄かった。岡スマで使ってみたいと思ったのはナイショw
懇親会では久々に会った方・紹介していただいた方・リアル同僚と喋ったりしつつ、LT(ライトニングトーク)を見ていたら、3時間があっという間に過ぎ去っていた。
終わりに
僕はブログなど文章を書くのはわりと慣れているが、人前で喋るのはそれほど得意じゃない。
仕事でもあまりそういう機会はないので、今回は正直そういうのが得意な他の岡スマ主催メンバーにお願いしようかと思っていた。ただ、やってよかったと思った。
別にセッションが大成功だったとか、盛り上がったとかそんなことが言いたいのではなく、一応自分の言おうと思っていたことは喋れたというのが大きかった。
100人の前で喋る機会なんて普通そんなにない。
数年前の僕ならあがって喋ることすらできなかったと思う。それが一応できたのは、少人数とはいえ岡スマで毎月喋ってきた経験が生きたのだと思う。
この経験を経て、
- もうちょっと人前でも上手く伝えられるようになりたい
- 楽しい
- ただ、圧倒的に経験値不足
と思えたので、こういうのは今後積極的にやっていきたいなぁと思った。
他流試合も大事ですね。
最後になりますが、オープンセミナー2016@岡山実行委員の皆さま、ありがとうございました。
また、登壇の機会を与えていただき、ありがとうございました。
再び声をかけてもらえるように、頑張ります。