スマホの実質0円・一括0円販売は2016年2月以降なくなります。復活の可能性を考察しました

2015年12月に総務省有識者会議の提言で、

  • 月5千円以下になるような料金プランを検討せよ
  • スマホを「実質0円」にするような端末値引きは不公平なので、値引きを適正化せよ

というような話が出てきて、以来携帯業界の動きが活発だ。とりあえず5,000円以下のプランは出てきたし、あとは実質0円販売がいつ終わるのかが注目だったのだが、2016年1月31日が区切りになるようだ。

総務省有識者会議の提言とそれに対するキャリアの動き

2015年12月に発表された総務省有識者会議の提言と、それに対する僕の感想などは以下の記事で紹介した。

docomo・au・SoftBankの大手キャリアを擁護する気はさらさら無いが、僕はこの動きで携帯業界が大きく変わる事はないと思っている。

お上の指導くらいで、はいはいと引き下がるほど弱い会社でもないし、頭が悪いとも思えないからだ。総務省は今日本で一番儲かっている業界(=優秀な人材を集めやすい)の事を舐めすぎだと思う。

とはいえ、一度は引き下がると思う。総務省の言われた通りにするわけだ。なので、5,000円以下になるプランは実際登場したし、MNPなどの優遇もなくなる。

これだけは間違いないと思っていた。

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MNPユーザーを優遇する「MNP一括0円」は2016年1月31日で終わり

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というわけで、0円スマホの温床となっていた、MNP乗換ユーザーを極端に優遇する販売奨励金は2016年2月以降大きく下がるようだ。

これが無くなれば、家電量販店や携帯キャリアショップは拡販する原資がなくなるため、キャッシュバックや0円販売が出来なくなる。docomoに関しては社長が明言した。

さらに聞くところによると、今後は店舗独自の施策でキャッシュバックなどをやったとしても、キャリアから指導が入るという。

正直思ったよりも徹底しているな、と思った。僕は2016年1月11日にこの動きを見越して、例年よりも早くMNPをしてiPhone 6sを2台(64GBと16GB)MNP一括0円で購入した。

実際その後もキャッシュバックは残っていたが、ピークは2016年1月9日〜11日の3連休だったようだ。結果として、僕はベストタイミングを選んだ事になった可能性が高そうだ。

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キャッシュバックや0円販売が終わった後はどうなるか?復活するのか

そんなわけで、年度末は例年携帯販売が最も安く買える時期であるにも関わらず、2016年は寧ろ高くなるという状況が生まれそうだ。

総務省および政府としては成果と言えるかもしれない。ただ、この結果間違いなく起こるのは、スマホが売れなくなるという事だ。

スマホが売れなくなって困るのは、今日本で一番売れているスマホであるiPhoneを販売するAppleと思う人が多いだろうが、僕はそうとは思わない。

値段が中途半端に高い国内メーカー。具体的にいえば、富士通とシャープが致命的な打撃を受けると思う。AppleのiPhoneとSONYのXperiaは、一定のブランド力を持っているため、元々値段は高い。

iPhoneに関しては異常な安売りのお陰で売れていた側面もあるが、僕のような信者が買い支えている側面も強い。こういう人達は高くても買うのだ。

だが、今後スマホの値段が全体的に高くなって行った時、そういう信者以外の人がどういう基準でスマホを選ぶのかといえば、

  • 信頼のあるメーカー。売れているメーカー
  • 周りにユーザーが多いメーカー
  • 長く使える端末

となるわけで、そうなった時AppleとSONYはやはり強い。この図式はなにも変わらないと思う。

結果、大手メーカーの高級機(iPhone・Xperia)か格安スマホ(主に海外メーカーのAndroidスマホ)に分かれるわけで、フィーチャーフォン(ガラケー)時代からのメーカーの生き残りの場となっていたミドルレンジというのは、今後とても売りにくくなるだろう。

その先にあるのは2008年に訪れた携帯販売が激減する官製不況の再来。そうなった時に、復活する可能性が高いと思っている。

終わりに

ここ数年の携帯業界がおかしい、歪んでいるというのは僕自身も感じているし、なんとかして欲しいと思う。

だが、それが単純に値段を下げろという議論から始まるのには疑問を感じる。高くなったのは事実だが、端末が高機能化し、通信サービスも高速化し、サービスレベルが上がるのだから値段が高いのもある程度仕方ないと思う。

寧ろ問題なのは、不要なオプションを無理矢理契約させるとか、契約変更やプラン変更がやりにくい、2年契約の更新タイミングが分かりづらいなど、契約手続きの方だと思っている。

そこに踏み込まない(というか分かっていない)総務省の横やりは、結果としてどうなっていくのかを見守って行きたいと思う。

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