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もらって初めて感じた、児童手当(子ども手当)のありがたさ

今日、我が家の銀行口座を見ていて思い出した。10月は児童手当(子ども手当)の支給月だったのだ。

毎年2月・6月・10月に4ヶ月分がまとめて振り込まれるため、ついついもらった事自体忘れてしまうのだが、民主党政権誕生時の目玉政策の1つだった子ども手当(現:児童手当)って、もらうようになってイメージの変わった政策の代表格だ。

その理由などを紹介してみる。

この記事の掲載内容は、2020年12月25日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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児童手当をもらうまでのイメージ

名前が変わっただけで、民主党政権誕生前から同種の制度はあっただろとか、この制度の代わりに扶養控除がなくなっただろとか、細かい話はとりあえず置いておいて、子ども手当(児童手当)に対するイメージって、この一言に尽きた。

ただのバラマキ。たかが1万数千円で何になるのか。

現金給付よりやることがあるだろうと思ってた。しかし、実際これをもらう当事者になってみると思うんですね。

ありがたいし、たかがと思ってた1万数千円って結構大きい

と。

もらって変わった児童手当のイメージ

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今でもこの制度が、少子化の解消に繋がるとは思わないが、生まれてからの金銭負担の軽減には繋がると感じた。

例えば、子供が産まれてすぐに必要になる消耗品として、

  • 粉ミルク(母乳育児でもいざという時のためには必要と思う)
  • おむつ
  • おしりふき

これくらいは最低限必要になる。これにかかる費用って、5ヶ月くらいまでで5千円程度、今(10ヶ月)で大体1万円くらいだ。今後、ミルクの割合が減り、離乳食の割合が増えていくだろうが、3歳までで月1万5千円というのは、必要最低限の費用という意味では案外当たっているように思う(もちろん上を見たらキリがないのであくまでも最低限)。

ただ、この制度の難点は実際にもらって、育児をしてみないと感覚がつかめない事だと思う。これがあるから子供を作ろう!なんて人、いないと思うので、、、

終わりに

正直言えば、子供は欲しいなと頭では思いつつ、やっていけるだろうかと言う不安、自身の行動がある程度制限されてしまうという弊害などから躊躇していた。実際今年我が家まで訪ねて来た大学時代の友人も、「子供をみると欲しくなるが、今みたいにフラッと旅行とかできなくなると思うと、いらないかなぁ、、、」なんて事を言っていて、その気持ちは凄く分かる。

実際、僕も東京・大阪とホイホイ移動するタイプで、友人にはフットワークがめちゃめちゃ軽いと言われるが、行動力は今年格段に落ちた。フットワークの軽さを売りにしているような人間には、金銭的な部分ではないところで負担になるわけで、そういう人に子供を作れなんて言っても無理だろうなぁと思うのだ。

自分以外の誰かのために生きる、と言うことはあらゆる行動の原動力になるし、素敵なことなんだなと最近は思うが、これを世の中全ての人に伝えるというのはほとんど不可能に近い。でも、敢えてインターネットの隅っこから叫びたい。

子育ては尊いなんてのは幻想。
大変だし、投げ出したくなる瞬間があるのは事実。
でも、我が子の笑顔はそれを超える充実感がありますよ!

と。
まあ、現実的な政策としては、児童手当などで既に子育てしている家庭を支援し、2人目・3人目を育てるハードルを下げる。そういう人達が増える中で、子供を作らない人も作りたいと思わせるようにしていくしかない気がする。情報化社会になり価値観や生き方が多様になった現在、子育てするのは人間の義務なんです、みたいな事言っても現実は動かない。

どちらにせよ、1年・2年でどうこうなるものじゃなくて、5年10年かけて変えていくしかないんだろうなぁ。