元家電量販店ケータイ担当のやぶなお(@yabnao)です∩^ω^∩

コスパ良くデータ通信ができる格安SIMはあっても、通話もお得になるキャリアはY!mobileやUQ mobileなどのサブブランドくらいしかありませんでした。
しかし、2020年2月からエキサイトモバイルから新たに「
でんわパックプラン」が登場。
従量プランなら、10分間の無料通話が付いて、さらにデータ量は使った分だけ支払いなので、コスパが良さそう。

ということで、エキサイトモバイルをレビュー用に契約して、実際に使ってみた感想やメリット・デメリットを紹介します。
特に、気になるのは以下の2つ。
- エキサイトモバイルの通信速度
- 低速状態でも、通信しはじめの一定量だけ高速データ通信ができる「バースト機能」の使用感

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
利用プランは、でんわパックプラン(従量)1,900円〜3,450円

僕が使ったプランは、エキサイトモバイルでも一押しの「でんわパックプラン(従量)」です。
月額1,900円から利用でき、従量プランなら高速データ通信はもちろん、1回につき10分間の無料通話が使えます。
▼プラン別の月額料金と内容は以下の通り。
一番気になるのは、やはり従量プラン。

また、エキサイトモバイルには、「バースト機能」という面白い機能があり、低速状態(高速データ通信がOFFの場合)でも、通信しはじめの一定量だけ高速データ通信をすることができます。
通信制限になると、200kbpsまで通信速度が下がってしまうため、非常に使いづらくなります。
しかし、バースト機能のおかげで他のキャリアよりは低速時でも使いやすいですね。

エキサイトモバイルを実際に使って感じたメリット

10分間の無料通話が付いて、データ量は使った分だけ支払いできるコスパの良さが魅力で契約した「エキサイトモバイル」。
実際に使ってみて感じたメリットは、以下の2つでした。
- 通信速度は「格安SIMクオリティ」混雑時以外は快適
- 通信制限になっても、バースト機能が便利
通信速度は「格安SIMクオリティ」混雑時以外は快適
一番重要な通信速度については、「格安SIM」としては一般的なクオリティでした。
格安SIMの一般的なクオリティとは以下のようなイメージです。
- 平日昼間(主に12時〜13時)は遅い
- 平日の朝も遅い(通勤ラッシュ)
- 21時〜23時くらいも遅い
- 上記以外の時間なら、平均して「10〜20Mbps程度」で通信できる
「Y!mobile」や「UQ mobile」の通信品質は、反則的なクオリティとよく言われます。
2社は「サブブランド」と呼ばれる大手キャリアの実質子会社だからか、格安SIMが苦手とする上記時間帯でも、普通に通信できるからです。
ただし、平日昼間と夕方以外は、格安SIMの中では早い方だと感じました。
▼午前中の計測結果が以下の通り。(青:高速通信・黄色:低速通信)
低速通信は当たり前ですが、どの時間帯でもだいたい同じ。
高速通信だけに絞って、実測値を計測した結果が以下の通り。
時間帯 | エキサイトモバイル回線 | |
---|---|---|
下り(Mbps) | 上り(Mbps) | |
平日 午前9時台 | 39.07 | 9.23 |
平日 午前12時台 | 2.01 | 4.43 |
平日 午後15時台 | 15.37 | 3.42 |
平日 午後18時台 | 2.82 | 5.47 |
平日 午後21時台 | 21.93 | 7.45 |

特に、午前中はかなり早い印象を受けました。
前述した通り、午前中の通勤時間は混雑することが多いのですが、影響がありませんでした。
「エキサイトモバイル」は、比較的快適に通信できる格安SIMといえるでしょう。
通信制限になっても、バースト機能が便利
「エキサイトモバイル」には、バースト機能があり、低速通信時でも通信しはじめの一定量だけ高速データ通信をすることが可能です。

と、思っていたので実際の使用感をまとめてみました。
用途 | 使用感 |
---|---|
一般的なWeb閲覧 | 当サイトのトップページは約30秒で完全に読み込む |
SNS | TwitterやFaceBookの文章ベースなら、サクサク。画像表示やインスタは厳しい。 |
YouTube | 10分以上経っても読み込めず |
▼動画で実際の画面収録をしているので、視覚的に見たいかたはどうぞ。
「想像以上に快適!」とまではなりませんでしたが、最低限使えるレベルでした。
ほとんどのキャリアに言えることですが、通信制限がかかってしまうと、使い物になりません。
しかし、エキサイトモバイルは、バースト機能のおかげで文字ベースならギリギリ我慢できるレベルで使うことができます。
ちょっとした調べ物やTwitterを眺めるくらいでしょうね。

また、高速通信と低速通信をマイページのボタンや「エキモス」というアプリでワンタッチで切り替えることができるので、やりくり次第で大きな節約に繋げることができると感じました。
エキサイトモバイルを実際に使って感じたデメリット

通信速度や、バースト機能など、おおむね満足の「エキサイトモバイル」でしたが、実際に使って感じたデメリットもあります。
- 通話専用アプリ「0037ダイヤラー」が面倒
- 低速通信時に3日間で366MB以上使うと、速度がさらに低下する
通話専用アプリ「0037ダイヤラー」が面倒

「エキサイトモバイル」には、「エキモバでんわ」という無料通話を使うためのサービスがあります。
「エキモバでんわ」を使うためには、「0037ダイヤラー」というアプリが必要です。
「0037ダイヤラー」のアプリを通して電話をかけることで、プラン毎の無料通話が適用でき、通話料が一般的なスマホの通話料の半額の10円/30秒で利用することができます。
▼エキサイトモバイル「0037ダイヤラー」のアプリ画面
上記のように電話番号を入力して、受話器のマークをタップし発信すると、自動的に「0037-692」が先頭につき発信されます。


プレフィックス型の特徴をまとめてみると、以下の通り。
- 通常の電話よりも料金が安く設定されている
- 特定の番号を電話番号の頭につける必要がある
- 電話回線のため音質の劣化が少ない
- 固定電話への通話が非通知になる(※非通知拒否の場合、繋がらない)
- フリーダイヤルや、0570で始まるナビダイヤル、110番等の3桁番号へ発信できない
エキサイトモバイルは、この「プレフィックス型」通話によって安くなるわけですが、一部発信できない番号があったり、通話に失敗することがたまにあります。
また、「0037ダイヤラー」の仕様で、iOSだと「発着信履歴」ではなく、「発信履歴」しか残らないため、かけ直しをする際に非常に不便。

仕事の電話などで使う場合は、少し面倒だと感じました。
仕事ではなく、家族や友人と電話をする場合に利用するくらいで、イメージしておいた方がよいかもしれません。
低速通信時に3日間で366MB以上使うと、速度がさらに低下する
低速通信時でもバーストモードで、ちょっぴり快適なエキサイトモバイル。
しかし、低速通信の場合は3日間で366MB以上利用すると、さらに通信制限がかかり、通信速度が低下してしまいます。
例えば、低速通信時でもネットラジオや音楽のストリーミング再生はできますが、数時間再生しっ放しにすると、翌日はネット閲覧が全く使えないほど。
▼低速通信時に通信制限にかかった状態。
Googleのトップページですら、読み込むのに30秒以上かかるような状態で、全く使うことができませんでした。
低速通信時に音楽のストリーミングをしようと考えているなら、オフライン再生ができるように事前にWi-Fi環境でダウンロードしておくことをおすすめします。
ただし、一般的なネット閲覧の1日平均が60MB〜80MBと言われており、よほどことがない限りは、低速通信時に普通に使っていて366MBを超えることはないはず。
ちなみに、速度制限の通知が来ないため、知らない人は突然遅くなってびっくりしてしまうかもしれません。
バースト機能のおかげで、エキサイトモバイルは他の格安SIMと比べても低速通信時はマシな方ですが、通信制限があることだけは知っておきましょう。

エキサイトモバイルの解約は簡単だった?


今回、「どうせ解除料かからないだろうし、レビュー用に契約しちゃお〜」と思って契約しました。
しかし、音声通話SIMのみ開通月の翌月1日から12ヶ月間以内に解約する場合は解約事務手数料10,450円(税込)が発生することに後から気がつきました……。

2019年10月の改正電気通信事業法施行に伴い、以下の施策が導入されました。
- 分離プランの義務化
- 端末値引きの制限
- 2年縛り違約金をおおむね「1,000円程度」とする
大手キャリアはもちろん、格安SIMも全て対象だと思っていましたが、ユーザー数が100万以下のMVNO(格安SIM)は対象外で、エキサイトモバイルは対象外だったんです。
ちなみに、データSIMの場合は元々、解約事務手数料はかかりません。
レビュー用に契約する人なんて、なかなかいないと思うので特に気にする必要はありませんが、一応音声通話SIMに1年縛りがあるということだけは知っておきましょう。
そこだけ気をつけていれば、解約自体はすごく簡単。
マイページからスムーズに終えることができました。
▼「エキサイトモバイル解約手続き」を選択

解約の注意事項と現在のプランを確認し、最後に解約ボタンを押すだけ。
面倒な引き留めは一切なく、素早くメールにて解約をすることができました。

おわりに

「エキサイトモバイル」をレビュー用に契約して実際に使ってみましたが、通話も通信もバランス良く利用でき、コスパの良いキャリアだと感じました。
「サブブランド」ほどのクオリティはいらないから、とにかく料金を下げたい!
というかたにおすすめできます。
また、月によってデータ容量の波がある場合や、頻繁に10分以内の通話をするかたは、「エキサイトモバイル」を契約することで、グンと通信料金を下げることに繋がります。
今なら、初期登録手数料0円キャンペーンもしているので、ぜひチェックしてみてください。
初心者向け「格安SIM」への乗り換えガイド
通信料の節約を目的に、大手キャリアから格安SIMへの乗り換える方が増えてきましたが、安いなら安いなりの理由があります。

ガイド記事では、スマホ初心者だったパパンダさんが、実際に体験したことを詳しく解説しています。

▼ガイドページは以下の画像をクリック!