PC作業に特化したデスクライトが欲しい
2018年7月末で会社員をやめてフリーランスとなり、もうすぐ2年……。
この期間は、より快適で効率のよい作業環境を作る過程だったとも言えるかもしれない。
実際、退職後使用するパソコン(Mac)は2回変わった。
- 2018年7月当時は「iMac」
- 2019年4月からは「Mac mini」
- 2020年3月からは「16インチMacBook Pro」
と短期間に変わったのだが、ずっと重視しているのは「モニターの配置と明るさ」。
1日中でもディスプレイを見続ける仕事なので、「見やすさ」は常に重視している。
このために導入したのが「デスクライト」で、BenQ「親子デスクライト Wit MindDuo LED」を使っていた。
ただ、どちらかといえば「学習机」で利用することを想定した製品なので、「パソコン向け」ではなかった。
今回レビューする「WiT ScreenBar Plus(スクリーンバープラス)」は、同じくBenQが販売する、PC専用のデスクライト。
- モニターに引っかけるので「省スペース」
- USB給電
- モニターに反射しない最適な照明
- 自動調光機能
「照明」としてみた場合、「親子デスクライト Wit MindDuo LED」より暗いので学習には不向きかもしれない。
早速紹介しようと思う。
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BenQ「WiT ScreenBar Plus」の概要
BenQ「WiT ScreenBar Plus」の製品概要は以下の通り。
寸法 | 45cm x 9.0cm x 9.2cm |
---|---|
重量 | 0.68 kg |
消費電力 | 5 W(最大) |
光源 | デュアルカラー LED |
照度 | 1000ルクス(最大) |
色温度 | 2700~6500K | 価格 | 15,900円 |
最大の特徴は、ディスプレイに「引っかける」という設置方法とUSB給電。
最近のディスプレイはUSB端子を搭載し、「Thunderbolt 3」を経由することで「ドッキングステーション」のような機能を搭載する製品も多い。
このため給電をディスプレイのUSB端子から行うことで、配線などがシンプルになりさらに省スペース化に貢献できるというわけだ。
なお「Plus」と名付けられているのは、デスクトップダイヤルと呼ばれる、手元で照度や色温度を調整できる「リモコン」が付属しているため。
デスクトップダイヤルが付属しないモデルも販売されているが、2024年11月現在は「WiT ScreenBar Plus」が主流となっているようだ。
BenQ「WiT ScreenBar Plus」の開封レポート
簡単な開封レポートを。
BenQ「WiT ScreenBar Plus」はUSB給電できるタイプのLEDライトなので、ACアダプタなどもなく、パッケージも軽い。
開封すると以下が入っていた。
- 本体
- クリップ
- デスクトップダイヤル(給電用のUSB端子付き)
- 説明書
- 保証書
製品の外観をチェック。
「バー」と名の付く通り、細長くてスタイリッシュなデスクライトだ。
ディスプレイに「引っかける」ためのクリップは、滑り止めと適度な重量があり、ちょっとした衝撃でずれないような作りになっている。
このような感じで引っかける。
取付はすごく簡単!
電源ケーブルは、LED照明にはmicro-USB端子で接続し、電源はUSB-A端子からとる形となっている。
「約16,000円」という価格からすれば、高級感が足りないようにも感じたが、実際に使って見ると印象が大きくかわった。
デスクがスッキリ!設置後の状態
デスクライトなので、設置しないとイメージもつかめないだろう。
僕のデスクに設置してみた。
BenQ「親子デスクライト Wit MindDuo LED」と比較すると、分かりやすいと思う。
これが設置前(BenQ「親子デスクライト Wit MindDuo LED」を使っている状態)。
これが設置後。
僕が利用しているディスプレイ「LG 27UK850-W」だと簡単に装着できた。
配線などを整えていない状態なので、若干散らかった感じもすると思うが、スタンドライトよりも、スッキリした印象を持つかと思う。
「見た目」で言えばそんなものだが、実際椅子に座って作業すると、目の上を遮るモノがなく、見た目以上の開放感がある。
「少し暗い?」と感じたが、適度な明るさで見やすい
BenQ「WiT ScreenBar Plus」は照明器具なので、やはり「明るさ」は重要。
照明機能はどうなのかを紹介しようと思う。
まず、色温度の調整。
続いて、明るさの調整。
画像で伝えるのはなかなか難しいが、かなり柔軟に調整できる。
ただ、基本は「自動調光」機能を使うのがよいと思う。
繰り返しになるが、BenQ「親子デスクライト Wit MindDuo LED」を使っていたこともあり、最初は「暗い」と感じていた。
これには2つ原因がある。
- そもそもの「照度」が違う(MindDuo LEDの方が明るい)
- 照明の向き
MindDuo LEDは「普通のデスクライト」なので、LED光源から拡散するように照らす。
このため、PCを操作する僕の顔のあたりまで照明があたる。
しかし、「WiT ScreenBar Plus」は手元のあたりだけを照らす。
このため、最初は暗く感じたのだが、使ううちに「WiT ScreenBar Plus」の方が快適と感じるようになった。
1番大きいのは、ディスプレイが見やすくなったこと。
デスクライトの場合、どうしてもディスプレイに反射して、一部が見づらくなるケースがあった。
しかし、「WiT ScreenBar Plus」にはそれがない。
「モニターに引っかける」というのは、つまり「PC専用」ということになるので、PC用のデスクライトとしては使い勝手が上と感じた。
手元でON・OFF、明るさが切り替えられる「デスクトップダイヤル」が便利
「WiT ScreenBar Plus」の「Plus」要素は、デスクトップダイヤルが付属していることだ。
正直モノが増えるし「いる?」と思っていたのだが、これが思った以上に便利だった。
色温度や明るさは「自動調光センサー」で調整されるので、ダイヤルを使うことは皆無。
だが、照明のON・OFFにも使えるので、これが抜群に便利!
というのも、最近のパソコンは電源オフ(シャットダウン)ではなく、スリープ(休止)を利用する方が多いと思うが、スリープだとUSBからの給電が継続するので、照明が消えない。
僕が使っている「16インチMacBook Pro」はこのパターンで、ディスプレイを閉じても照明はついたままだった……。
なので、照明の電源は別途落とす必要があるのだが、この時「デスクトップダイヤル」を押せば消えるので、小さなことだが利便性が高い。
使い勝手は抜群!欠点は価格「15,900円」という価格くらい
こんな感じで、さすがPC専用ライトという感じで、抜群に使い勝手がよく不満らしい不満はない。
あえていえば、「15,900円」という価格が最大の欠点……。
今時、そこそこのディスプレイなら2万円も出さずに購入できるので、相対的に割高感はあるかもしれない。
ただ、質感の高さ・機能性を考えれば、価格相応の価値はあると思われ、PC作業中心の人なら導入する価値があると思う。
終わりに
会社員をやめフリーランスとなり、「仕事は自宅」となって2020年7月で2年になる。
この間、使っているPCは色々変わったが、作業環境を快適にするためには、「照明も重要」ということをBenQの照明器具をレビューして学んだ。
BenQ「WiT ScreenBar Plus」はディスプレイに吊り下げる、「PC専用ライト」なのでパソコンでの作業が多い方は、是非使ってみて欲しい。