元家電量販店員で黒物家電も売っていたやぶなお(@yabnao)です。
PC作業をしていたら、憧れる外部ディスプレイ。
様々なディスプレイがありますが、僕が憧れていたのがこのディスプレイ……!
見た目のかっこよさはもちろん、機能性まで抜群で、「本当に買ってよかった」と思っています。
半年ほど使ってきましたが、毎日使う中で感じた、メリット・デメリットを紹介していきます。
動画クリエイターに多く使われる印象のある曲面ワイドディスプレイ。
果たして、仕事で動画制作も文章も書く僕の使い方に合っていたのか?
この記事では、LG「34WL75C-B」曲面ウルトラワイドディスプレイを実際に使ってみた感想をレビューします。
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
LG「34WL75C-B」のスペック概要
▼LG「34WL75C-B」曲面ウルトラワイドディスプレイの概要は、以下のとおりです。
LG「34WL75C-B」のスペック | |
---|---|
メーカー | LG |
アスペクト比 | 21:9 |
パネル | IPS |
応答速度 | 5ms(GtoG) |
輝度 | 300cd/㎡ |
モニターサイズ | 34インチ |
モニター形状 | 曲面 |
解像度 | UWQHD(3440×1440ドット) |
色域 | sRGBカバー率99% |
入力端子 | DP×1/HDMI×2 |
映像技術 | HDR10/AMD FreeSYNC/ブラックスタビライザー/ブルーライトカット機能 |
サイズ | 25.10 x 81.40 x 46.00 cm |
価格 | 約60,000円程度 |
34インチと大型ディスプレイですが、解像度はUWQHD(3440×1440)で一般的なフルHD(1920×1080)よりも高いので、文字が滲んで見えることもありません。
また、スペック表だけではわかりませんが、「OnScreen Control」というソフトが付属されており、モニターの画面調整ができる機能があります。(使い勝手は後述しますね)
ただ、個人的には「21:9」という横長のアスペクト比のディスプレイは使い勝手がどうなのだろう?と思っていました。
気になっている人も多いと思うので、解説していきますね!
LG「34WL75C-B」開封レポート
簡単に開封レポートをしますね。
テレビの箱かと思うほどの大きな外箱。机ギリギリのサイズ感で、届いた時は「ちゃんと設置できるかな…」と不安になりました(笑)
開封してみると、想像以上に大きなディスプレイ!
同梱品は以下の通りです。
- モニター本体
- モニタースタンド
- ケーブル類(電源ケーブル、HDMIケーブル×1)
- 説明書・保証書(3年保証)
- 画面分割ソフト「OnScreen Control」 インストールDVD-ROM
▼横から見ると、本当に曲面……!
スタンドは、地味に奥行きを取る大きさでした。
スタンドにモニターを繋げてみるとこんな感じ。
我が家の机は、横幅100cm、奥行き60cm程度なのですが、スタンドが想像以上に手前に迫ってきていてちょっと窮屈な感じでした。
なので、別で用意していたモニターアームを装着。
すると、かなり机のスペースに空きが出て、スッキリしました。
大型ディスプレイはどうしても場所を取ってしまうので、モニターアームは必須。
Amazonベーシックのモニターアームが評価も高く、コスパも良かったのでオススメです。
よほど、大きな机じゃない限りは、モニターアームがあった方が利便性は高いと思います。
背面を見ると、電源ケーブル、HDMI接続部×2、イヤホン接続部があります。
ちなみに、スピーカーはディスプレイに付いていないため、音声はPCから流す必要があります。
PCとの接続方法は「HDMI」。
我が家では、eGPUにHDMIを接続し、「Thunderbolt 3」で接続しているので、充電ケーブルを接続する必要が無く、コンパクトにまとまりました。
実際、設置が完了すると、曲面ワイドはインパクトがありますね!
真正面に座ってみると、本当に没入感があり、設置してすぐに「買って良かった…!」と思いました(笑)
LG「34WL75C-B」を使った感想
初めての曲面ワイドディスプレイ。購入前は以下の点が不安でした。
- 画面が大きすぎて使いづらくないか?
- フラットな画面と違って不便なことはないか?
- 動画編集以外の使い勝手はどうなのか?
実際、使ってみた感想として、これらの心配は全く問題ありませんでした。
個人的に使ってみて良かったと感じたポイントが以下です。
- 21:9アスペクト比×曲面による没入感
- 画面分割機能が便利
- ワイド画面で動画編集がかなり楽
21:9アスペクト比×曲面による没入感
やはり、一番特徴的なのは21:9というアスペクト比の超横長な画面サイズ。
さらに、曲面になっているため、横長でも両端に距離感をあまり感じず、没入感があります。
実際に使ってみて、特に素晴らしいと思ったのが、映画を見るとき。
なんと、映画のスクリーンのアスペクト比と同じため、映画がフルスクリーンで見られます。
通常のディスプレイでは、黒幕が表示されますが、フルスクリーンで見れるのが魅力。
と、思う人もいるかもしれません。
LG「34WL75C-B」では、画質を選択することができ、使用用途に合わせて表示を変えることができます。
僕の場合は、以下のように使い分けることにしました。
- 普段使いの時は「ブルーライト低減モード」にして、目に優しく
- 映画を見る時や動画編集で色味を調整する時は「シネマモード」
場面に応じて画面の見やすさを調整しています。
また、曲面だから画面が曲がってて見づらいとかは特にありませんでした。
実際に、僕は文章を書いたり、画像編集をする時もありますが、フラットな画面と変わらずに使うことができています。
画面分割機能が便利
って気になる方も多いはず。僕もそう思って、ブラウザを立ち上げてみました。
▼全画面だとこんな感じ。
最初、「これは微妙だな」と思ったのですが、これを解消するアプリが備わっていました。
それが、「OnScreen Control」という画面分割アプリ。
自分の好きなように、画面の分割設定をすることができます。
僕がいつも使っているのが、画面を縦に3分割した設定。
OnScreen Controlで画面分割設定をしていれば、ウィンドウ内にドラックして持っていくだけで、自動的に大きさを調整してくれます。
最大で8画面まで分割することもできます。
鬼のようにマルチタスクな人には最高かもしれません(笑)
サブディスプレイを2つ購入するというパターンもありですが、個人的には1つの画面で映画をフルスクリーンで見ることができ、画面分割もできて、万能だなと感じています。
ワイド画面で動画編集がかなり楽
曲面ワイドディスプレイの醍醐味と言えば、動画編集のやりやすさ。
僕はこれまで、MacBook Pro13インチの小さな画面で動画編集をしていました。
しかし、曲面ワイドディスプレイになったことで、画面がかなり広々に。
特にわかりやすい点で言うと、一番下にある動画素材データが並んでいるワークスペースを見てもらえると、明らかに情報量が3倍ほど違うのがわかると思います。
正面から見ても、イメージとしてはMacBook Pro13インチの画面3つ分くらいの幅があるので、作業効率としても、「3倍」アップといえます。
LG「34WL75C-B」のここがイマイチ
個人的には、満足度100%と言ってもいいくらい不満は無いのですが、デメリットを挙げるとすれば以下の2点。
- 横幅と奥行きどっちも必要な「デカさ」
- 「Thunderbolt 3」に対応していない
横幅と奥行どっちも必要な「デカさ」
なんと言っても、ポイントは「デカイ」ことです。
個人的には、広々としたデスクに大きなディスプレイを設置したかったので大満足なのですが、デスクが小さい場合は圧迫感があるかもしれません。
僕は、ディスプレイに合わせて大きさに余裕のあるデスクを購入し、モニターアームでスペースを空ける対策をしました。
モニターサイズが「横幅 81㎝、高さ36cm、奥行 20cm」。
まず、最低限としてモニターサイズの横幅が入る90センチ以上の横幅が必須です。
さらに、見落としがちなのが奥行。
モニターサイズだけを見ると、奥行が必要なさそうに見えますが、実際はスタンドを設置するため、倍以上の40センチは必要です。
モニターアームを設置する場合にも、デスクと壁面の幅を30センチほど開けてスペースを確保しないと、前に出て圧迫感が生まれてしまうので、注意が必要ですね。
モニターアームを合わせて購入して、なるべく壁面寄りにモニターを設置することで、デスクスペースに余裕を作り、圧迫感を減らすのがオススメです。
「Thunderbolt 3」に対応していない
「これが無いのが、惜しい!」と言う点が、「Thunderbolt 3」に対応していないこと。
「Thunderbolt 3」を簡単に説明すると、端子はUSB-Cで、給電・ディスプレイ出力・データ転送がケーブル1本で実現できる技術。
もし、「Thunderbolt 3」対応の曲面ウルトラワイドディスプレイが欲しい!と思うなら、同じ価格帯のLG「35WN75C-B」がオススメです。
LG「34WL75C-B」との違いとしては、色表現の違いがあります。
例えば、LG「35WN75C-B」はパネルがIPSではなく、VAであること。
IPSパネルは、見る角度による輝度や色の変化が少ないため、正確な色表示をすることができます。
対して、VAパネルは黒の表現に強くコントラスト表現は強いものの、見る角度によって色表現が若干変わってしまいます。
表示色もかなり違います。
と、かなり違いがあるため、細かな色表現を気にされる方は、この記事で紹介しているLG「34WL75C-B」がおすすめ。
ただし、LG「35WN75C-B」は色の表現幅は減るものの、黒表現は強く、リフレッシュレート100Hz対応のため、ゲーム向きではあります。
どちらが良いかは、ご自身の使い方によって決めてみてください。
おわりに
LG「34WL75C-B」を実際に使ってみて、以下のような人にオススメだと感じました。
- 大画面で映像鑑賞や編集を楽しみたい人
- マルチタスクで画面が複数欲しい人
- 曲面で「男のロマン」に浸りたい人
大画面で映画を見れて、トリプルディスプレイのように画面分割もできる、万能なディスプレイ。
正直、金額的にも安くはないので、ちゃんとレビューを確認して購入したいはず。
ただ、このディスプレイにおいては、「買ったらきっと満足するよ!」と太鼓判を押して伝えることができます。
実際、YouTuberやブロガーの多くがこのディスプレイを購入していますが、「今年買って良かった物ランキング」の上位にしている人も多く、たくさんの人が買って満足しているディスプレイです。
そして、一度曲面ワイドディスプレイの魅力を体感すると、普通のディスプレイには戻れなくなるはず(笑)
テレワークの普及でかなり売れており、在庫が品切れになっていることも多いです。
さらに、届くのも1ヶ月待ちになる場合が多いため、在庫がある時に早めに購入しておくことをおすすめします!
ぜひ、LG「34WL75C-B」曲面ウルトラワイドディスプレイで画面に没入する感覚を味わってみてください∩^ω^∩