ロボット掃除機が欲しいけど、どのメーカーがおすすめか?
2024年現在すっかり一般的になった「ロボット掃除機」は、数多くのメーカーが販売している。
市場を開拓した「アイロボット社のルンバ」を筆頭に、国内メーカー・海外メーカーが多数参入する分野で、今や掃除能力・機能面で大きな違いはない。
- 一番有名な「ルンバ」
- 安心感を重視して国内メーカーパナソニックの「ルーロ」
この2種類を選択するする人が、日本では大多数の印象がある。
僕はネイトロボティクス社の「ネイト」を使っている。これは積極的な理由があったわけではなく、レビュー依頼をいただいたので使っているだけ。
ただ、以前実家でルンバを使っていたこともあるし、ネイトは既に2年以上使い続けており、よくも悪くも詳しくなった。
「ロボット掃除機ネイト」を見つけた方は、聞き慣れないメーカー名に不安を覚えるかもしれない。
ただ、日本での知名度は低いが、アメリカでは「シェアNo.2」のロボット掃除機専門メーカー。
この記事では、「ロボット掃除機ネイト」について以下を紹介しようと思う。
- ロボット掃除機の選択基準
- ルンバを使って感じていた不満
- ネイトのよいところ、悪い所
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ロボット掃除機の選択基準
2024年現在、ロボット掃除機を購入する時、何を基準に選択するか?
数年前までは「Wi-Fi対応」や「スケジュール起動」などが目玉機能だったが、2024年現在はほぼ全モデルに搭載され、差別化要素にはならない。
同一メーカのモデル間はもちろん、メーカー間でも同じことがいえ、ロボット掃除機の選択基準は「知名度」ではないかとすら思う。
- 9割がルンバ
- 残り1割がその他のメーカー
というのが、僕の周りでのシェアでルンバが圧倒的に強い。
そして、ロボット掃除機を使い始めて感じるのは、部屋の掃除は楽だが、ロボット掃除機の掃除が面倒ということ。
- 水洗い可能なダストボックス
- ダストボックスの掃除機能
これらはユーザーの声により追加された機能と思うが、力を入れているのが「ルンバ」。
この辺りにもルンバの強みは表れている。
機能・価格よりも、「メーカー」で選ばれるのがロボット掃除機
という傾向が強いと感じるし、その強みを活かして「ルンバ」がさらにシェアを拡大している状況だ。
僕も基本は「ルンバ」を選んでおけば間違いないと思う。
ルンバを使って感じていた不満は、「充電ステーション」の不安定さ
ただ、僕はルンバのイメージがあまり良くなかった。
実家で使っていたのが、2014年に購入した「ルンバ880」だったのだが、故障が多かったからだ。
故障は計3回。
- 1回目と2回目は「充電ステーション」の接触不良
- 3回目はバッテリー
1回目と2回目はほぼ同じ症状で、「充電ステーションの端子」の接触不良により、充電できなくなるというもの。
2回目までは5年保証で無償修理となったが、3回目の修理は2019年10月のこと。
保証期間も終わり、修理費用が「3万円ほど」と言われたので、買い替えることにした。
正直ちょっと故障が多かったなと感じている。
使い方が悪かったのかもしれないが(使っていたのは母親)、見た目にも壊れやすそうな構造と感じていたので、ルンバのイメージは僕のなかではあまり良くなかった。
ネイトは2年使ってもノントラブルで壊れにくい
その点、ネイトは故障が少ない。
リビングのネイトはほぼ毎日スケジュール起動するので、利用頻度はそれなりに高いが壊れない。
2024年11月現在、我が家では2台のネイトを以下のように使っている。
モデル名 | 場所 | 利用頻度 | 利用開始時期 |
---|---|---|---|
ネイト Botvac D7 | 1階リビング | ほぼ毎日 | 2020年2月〜 |
ネイト Botvac D5 | 2階 | 週3回 | 2018年5月〜 |
「D5」が利用開始から2年以上経過するが、ノントラブルで動き続けている。
定期的にWi-Fi接続が不安定になり、リセットが必要なくらいで、機械的なトラブルは全くないので、かなり安定していると思う。
個人的に大きな違いと感じているのが「充電ステーション」。
ネイトの充電ステーションは「本体との接続端子」が大きいため頑丈
「充電ステーション」は全てのロボット掃除機が同梱している「必須アクセサリ」だが、形状はメーカーによって異なる。
ルンバの場合コンパクトなので、「本体との接続端子」がかなり小さく、ここが故障しやすかった。
対して、ネイトの充電ステーションはかなり大きい。
さらにいえば、「本体との接続端子」も大きい。
この部分が接続端子。
金属部分で充電を行い、本体を「押し込む」ことで充電が始まる仕組みのようだ。
さすがに充電ステーションの耐久性を、購入時に検討する方はいないと思うが、毎日使われる部分なので案外大事だと感じた。
ネイトの欠点は「アクセサリ品」の耐久性と買いにくさ
約2年間ほぼ毎日稼働させた「ネイト Botvac D5」が、ほぼノントラブルであることから、耐久性は高いといえるだろう。
ただ、長く使うなかで必ず交換が必要になるのが、フィルターとブラシ。
- フィルターは「3ヶ月に1回」
- ブラシは「半年に1回」
という頻度での交換をメーカーとしては推奨しているようだ。
我が家の場合、ブラシは一度も交換していないが、問題なく使えている。
ただ、フィルターは3ヶ月に1回程度でかならず交換している。
というのも、フィルターの耐久性が低い。
僕は週1回ダストボックスの掃除を行い、掃除機(ダイソン)でフィルターのホコリを吸い取る。
メンテナンスはしているつもりだが、2ヶ月も使うと必ず分離してしまう。
こんな感じだ。
まあこうなっても普通に使えるのだが、フィルターの耐久性はそれほど高くないと感じる。
アクセサリが「ネット通販」以外で手に入らない
そして、フィルターなどのアクセサリ類の入手が難しい。
まず、量販店の店頭では売っていない。そもそも、ネイトの本体が販売されているところを、僕が住む岡山県ではみたことがないので、それは納得する。
ただ、ネットでもアクセサリ品が見つけづらい。
思わず、メーカーさんに直接確認したくらいだ。そして、この記事を書いている、2020年5月に確認すると、在庫切れ……。
安心して長く使うためには、是非日本法人の公式サイト販売するか、Amazonなどでもう少し目立つようにして欲しいなと思った……。
ネイト ボットバック ロボット掃除機対応アクセサリーの互換表を作成しました。
バッテリー、フィルター、ブラシなどを取り換える必要がある時は、ネイト純正アクセサリーをご利用ください。
詳細は、以下のネイトロボティクス公式ポータルサイトをご覧ください。https://t.co/qKjpoEeWMs pic.twitter.com/3Rm2r5ZSUH
— ネイトロボティクス (@NeatoRoboticsJ) April 2, 2020
終わりに
ロボット掃除機は様々な技術が詰まった高度な製品だが、機能としては「掃除」という一般的なものなので、使えば使うほど「感動」は薄れる。
ただ、一度使い始めると、部屋の掃除機をかけるのが苦痛に感じるくらい、便利であることもまた事実。
ないよりは、絶対あった方がいい「ロボット掃除機」
というのは断言できる。
また、ロボット掃除機は家電・専門メーカーが強い分野で、安価な製品は存在するが、イマイチ売れていない。
「家電」とみた場合、やはり安心感を重視するユーザーが多いのだろう。
「ネイト」は正直、日本での知名度は低いが、アメリカでは「シェアNo.2」のロボット掃除機専門メーカー。
選んで後悔することはないので、「ネイトのロボット掃除機」を見つけた方は、安心して購入して欲しい。