「℃-uteコンサートツアー2015秋~Can’t STOP!!~ at パシフィコ横浜」レポート。10年のわだかまりを消し去る楽しさ!

2015年11月21日に神奈川県横浜市のパシフィコ横浜で開催された、℃-ute(キュート)のコンサート「℃-uteコンサートツアー2015秋~Can’t STOP!!」に行ってきた。

僕は2000年頃からのハロプロファンなので、℃-uteとBerryz工房メンバーについてはハロー!プロジェクトキッズ(ハロプロキッズ)と呼ばれていたころから、よく知っている。℃-uteとしてデビューした頃の事もよく知っている。

だが、℃-uteの単独コンサートだけは行ったことが無かった。何故今まで行かなかったのかと言えば、ほとんどはタイミング(僕がアイドル全体に興味を失っていた)としか言いようがないのだが、今回思う所もあってちょっと無理して行ってみることにした。

しかも、敢えてでかい会場を選んだ。
結果として大満足だった。僕みたいな古いアイドルファンには本当に落ち着くコンサート。今でも人気があり、長い歴史を積み重ねられた理由が分かった気がした。初めて行くアイドルのコンサートとしてもお勧め。

少々長くなるが内容を紹介しようと思う。

会場と座席について

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今回のコンサートはパシフィコ横浜という、日本国内で最大級のホールで開催された。一般的なホールは市民会館など2,000人程度収容な会場だが、パシフィコ横浜はなんと5,000人。

数字を見ても大きいなと思うが、実際会場に入っても「デカい!」って感じだった。今回の席は1階27列の右サイド。

27列なんて一般的なホールの感覚だと、余りよくない席(クソ席)なのだが、パシフィコで27列は非常に見やすかった。寧ろ高さ的にちょうどいいと感じたくらいだった。

今回わざわざパシフィコ横浜というデカいホールのコンサートに行ったのは、大きく言えば2つ理由がある。

  • 単純にパシフィコ横浜に行ったことがなく、入ってみたかった
  • デカいコンサートが見たかった

パシフィコ横浜(パシ横)に行ってみたかった

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1つ目は何それって思うかもしれないが、長年アイドルファンをやっていると、色んな会場に行く。大阪城ホールや横浜アリーナなどの大規模ホールから、各地の市民会館など。そうすると、会場がどんなところか気になってくるのだ。パシフィコは比較的有名な会場だが、僕は行ったことが無くて、1度行きたいと思っていた。

今回かつて松浦亜弥を追っかけていた頃のハロプロヲタ友達と一緒に見に行ったが、「パシフィコは初めて」と言ったら「えっ?マジで?」って言われたw

デカいコンサートが見たかった

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もう1つは昨年辺りからアイドルコンサートに行く機会が再び増えているが、今のアイドルコンサートはホールが中心。アリーナクラス(1万人くらい収容)の大規模コンサートが久々に見たくなったと言うのがある。

本当は日本武道館とか横浜アリーナに行きたかったが、平日だと中々厳しく、手頃なデカいコンサートとしての選択だった。

℃-uteコンサートツアー2015秋~Can’t STOP!!セットリスト

セットリスト

  1. THE FUTURE
  2. 女性中間管理職
  3. 愛ってもっと斬新
  4. 会いたい 会いたい 会いたいな
  5. <MC>

  6. Kiss me 愛してる
  7. 憧れ My STAR
  8. ENDLESS LOVE〜I Love You More〜
  9. SHOCK!
  10. <MC>

  11. 二十歳前の女の子
  12. Bye Bye Bye!
  13. I miss you
  14. 涙の色
  15. FOREVER LOVE
  16. Danceでバコーン!
  17. <MC>

  18. 都会っ子純情「神聖ver」
  19. <MC>

  20. Love take it all
  21. まっさらブルージーンズ「神聖ver」
  22. JUMP(研修生BDあり)
  23. Crazy 完全な大人
  24. アダムとイブのジレンマ
  25. <MC>

  26. アイアンハート
  27. 世界一HAPPYな女の子
  28. <アンコール>

  29. 嵐を起こすんだ Exciting Fight!
  30. <MC>

  31. ありがとう~無限のエール~
  32. SHINES

今回のコンサートのセットリスト。
僕は℃-uteのデビューから数年はCDも買っていた。だが、それ以降はアルバムすら買っていないため、ほぼ知らない。上記セットリストでタイトル見ただけで分かった曲はたった5曲。

  • ENDLESS LOVE〜I Love You More〜
  • Danceでバコーン!
  • 都会っ子純情「神聖ver」
  • まっさらブルージーンズ「神聖ver」
  • JUMP
「神聖ver」は初期の楽曲の再録版で「②℃-ute神聖なるベストアルバム」に収録されている

他に曲を聴いたら「あ〜」っていうレベルが数曲という感じだ。わざわざコンサートまで行くのに、もうちょっと予習していけよと言われそうだが、変に現場慣れしてるので、その場の勢いで楽しむ なんて事をやってしまうのだw

で、そんな感じで望んだコンサートだが、本当に楽しかった!曲は知らなくても、見てて楽しい。

しかし曲を知っていたらもっと楽しかっただろう。よく知った楽曲である「まっさらブルージーンズ」とか凄く高まったw

安定感抜群のパフォーマンスと妖艶さ

現在℃-uteメンバーは以下の5名。

結成当初8名だったが、加入や卒業を繰り返した結果、現在の5人まで減ったのが2009年。つまり、同一メンバーでの体制がかなり長い。

毎年のようにメンバーが変動するモーニング娘。とは正反対のグループだ。

この結果として、ダンスや歌のパフォーマンスは勿論、MCなども非常に安定している。年齢は20歳前後と若いが、芸歴は10年以上 であり、もはや伝統芸とも入れるレベルw

逆に言えばハプニング要素とかは少なく面白みはないのだろうが、それは同じコンサートを何本も見る常連客だけが思うこと。

そして「女」を感じさせるちょっと妖艶なパフォーマンスも特徴だろう。腰を振るような振り付けが近年の曲は非常に多い。

「小学生から知ってるような子でそれはきついww」

ってのが本音なのだが、今のハロプロでこれが出来るユニットは℃-uteだけだろう。これが魅力に繋がっている面はあると思う。

そういう意味で色んな人が見て楽しめるステージだと思った。

℃-uteというグループとメンバー毎の印象

かつて(2005年くらい)の℃-uteと言えば、ビジュアル的にもかわいくて、しかも歌唱力が高い鈴木愛理とその他のメンバー(その中で矢島舞美だけは抜けていたが)という雰囲気が強かった。

だが、今やそういう印象はすっかり無くなり、メンバー5人がフォーメーション的にも、歌のパート割的にもバランスよく配置されている

これが抜群の安定感に繋がっていると思うし、メンバー個々の人気がいい感じにばらけている感じがした。

今でもセンターとか一番人気メンバーを敢えてあげれば、鈴木愛理なんだろうが露骨な感じがしないので雰囲気がとても良い。

思春期をこのメンバーで駆け抜けたので、恐らく表に出ないような問題は沢山あったのだと思う。だが、それらを乗り越えてメンバーのほとんどが二十歳になった今、良い意味での結束力が生まれている感じもした。

矢島舞美

℃-uteのリーダーであり、現在はハロー!プロジェクト全体のリーダーでもある矢島舞美。

昔あったハロプロ運動会とかで、特にリレー系種目で無敵の強さを誇ったアスリートだが、今でも腹筋は若干割れてるし、ダンススキルは非常に高かった。

しかし、元々綺麗な子だったが、いいお姉さんになったよなぁとw

ステージ中のアスリート的な一面と打って変わって、喋った時の優しい感じとか(昔から笑顔がすごくかわいいw)まさにリーダー向きだなと思った。

鈴木愛理

若干9歳の頃に田中れいなとユニットを組んだ「あぁ!」の衝撃から10年以上経つが、今でも歌唱力は抜群。

つんく♂歌唱というか ハロプロっぽい歌い方 をする代表的なメンバーなのだが、今はコンサートにおいてどちらかと言うとボケ担当になっているようだ。

僕が見ていた頃はあまり喋るイメージがなかったが、今やよく喋る部類のメンバーになっていて、そりゃもう20歳だもんなぁと思った。

岡井千聖

ちょこちょこバラエティー番組とかにも出演しているため、対外的には一番有名なメンバーかもしれない岡井千聖。

僕は正直この子に関しては、あまりかわいいって感じでもないし、そんなに人気は無いのかなと思っていた。だが、コンサートでは凄く人気がある。岡井ちゃんの魅力は、MC(トーク)と歌唱力。

コンサート後半で歌っていた「ありがとう~無限のエール~ 」はパートが多かったのだが、実は℃-uteメンバーで一番歌が上手いんじゃないかと思った。それくらいの歌唱力だ。

そして、トークが非常に上手い。全員のMCでもしきり役って感じなのだが、その姿と歌唱力を見て思わずにはいられなかった。

矢口(元モーニング娘。メンバー)そっくりやん!

とw
絶対意識してると思うんですよねw

中島早貴

ハロプロキッズメンバー時代は なかさきちゃん と呼ばれていて、僕は未だにそう呼んでしまうのだが、今や愛称は なっきぃ で統一されているようだw

℃-uteメンバー内では、かつても今も一番地味なメンバーだと思う。MCとかで普通に喋るし、面白いけど余り前に出ようとしている感じはしない。多分℃-uteをやってなければ、芸能活動もしてなかったそんな感じの子。

ただ、それ故に℃-uteというグループでの活動を一番楽しんでいるし、大切にしている感じがする。なんか応援したくなる子ですねw

今回のコンサートみて、実はファンになりましたw

萩原舞

ハロプロキッズ最年少メンバーで、加入当初年齢は6歳。小学校1年生だ。

「子供っぽいメンバー(というか本当に子供だったのだが)」の代表格で、昔はコンサートの時によく遊んだものだ(MC中とか近くにいる時は普通にコミュニケーションが取れた)。

そんな萩原舞ことマイマイも何と、来年で二十歳(そんな話をMCでしていた)。

あのマイマイが二十歳!一緒に連番していた人と、ここは流石に苦笑してしまった。「そら、オレらもオッサンになるわなぁ」とw

最年少と言うことでかつてはあまり前に出る印象がなかったが、マイマイも今やよく喋る部類のメンバーだ。歌はあまり上手いとは言えないが、特徴的な声を上手く使っている感じで、実は結構パートは多い。

ただ、かわいくなったのだが、マイマイだけはやっぱだめですね。
完全に親目線で見てしまうw

常連客が多いコンサートのメリット・デメリット

そんな感じで℃-uteメンバーは魅力的だったし、コンサートはとても楽しかった。

パフォーマンスも安定していて、多分アイドルに余り興味の無いような人が見ても、楽しめるし、すげーなって思うグループだ。

だが、それ故の問題点も感じた。
それは 一部の常連客(ファン)の行動 だ。

℃-uteは良くも悪くも同じメンバーで長く続いているグループなので、ファン歴が長い人も恐らく多い。

モーニング娘。はメンバーもファンも世代交代がある程度発生するため、昔の文化って結構無くなっている事が多い。

ところが、℃-uteのコンサートって10年くらい前にハロプロなどアイドル系コンサートでファン(ヲタ)がよくやっていた事を未だに続けている人が多くて驚いた。

  • 無意味に多い推しジャンプ(好きなメンバーが歌ったり喋る時に飛び跳ねてアピールする行為)
  • 振りコピが完璧すぎる踊リスト(メンバーのダンスに合わせて踊って、しかもそれが完璧すぎる行為)
  • バルログ(サイリウム(光る棒)を10本くらい持ってメンバーにアピールする行為)

これらは僕がハロプロ系コンサートに行っていた後期(2005年くらい)から増えた行為で、完全に常連客の楽しみ方だったが、今ではハロプロに限らず多くのアイドル現場では禁止になった or 文化として消えた・廃れた or マナー違反となっている行為。

一緒になって楽しめるという面もある。逆に、初めて来たような人の隣にこういう人がいると、ドン引きする面もある。

いわば諸刃の剣なのだが、自分達が応援しているアイドルのファンを、ファンが潰すみたいな状態とならないようにして欲しいなぁと思った。

10年続いたグループである℃-uteがそうとはいわないが、かつては「一般人お断り」みたいな雰囲気が強いアイドル現場が多かったので。

今後の課題

今回のコンサートのMCで、

かつては女性ファンがゼロって時代もあって、男性のファンが女性みたいな声を出してくれたこともあった

なんて話もあったが、そういう不遇の時代を含めて支えて来たファンがいたから今があるのは分かる。

特に℃-uteは、インディーズ活動とかゲリラライブとか、ハロプロという組織自体が、新人アイドルを売り出す方法を模索していて、その実験台になったようなグループ。

それ故にハロプロのアイドルグループでは、一番苦労しただろうし、努力したグループだと思うが、そういう過去を忘れるという意味ではなく、完成した今の℃-uteが好きになった人に歴史を知らなくても魅力が伝えられるかは課題じゃ無いかと思った。

さらに飛躍するためにはそういう部分が今後はより重要になると思う。

終わりに

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冒頭で今回思う所があって℃-uteのコンサートに足を運んだと書いたのだが、それはBerryz工房が活動休止した今、次に解散とか活動休止するとしたら、それは℃-uteだと思っていて、解散祭り が発生する前の普通の℃-uteを1度見ておきたいと思ったからだった。

そして、僕が今まで℃-uteのコンサートに足を運ばなかった理由はタイミングもあるが、実はもう1つある。

1stアルバム「キューティークイーン VOL.1」でメジャーデビューした直後に、学業に専念と言うこと事で卒業してしまった、当時の中心メンバー村上愛(愛称:めーぐる)の僕はファンだった。

なので、めーぐるが抜けた℃-uteを見るのもなぁという思いがあった。

ただ、2015年6月11日に結成10周年を記念して横浜アリーナで開催されたコンサート。ここにはかつてのメンバー(村上愛、有原栞菜、梅田えりか)も来ていた そうで、そんな話を最後のMCで鈴木愛理が話したんだそうだ。

℃-uteメンバーは卒業した人含めて、今でも普通に交流がある(らしい)という話はわりと有名なのだが、この記事を読んで何となくすっきりした。

じゃあ見に行ってみようと。

で、今回見に行ったのだが、℃-uteのパフォーマンスとかファンとの一体感は良くも悪くも高い。変わらないメンバー・ファンとの一体感が魅力で、2010年に解散したメロン記念日みたいだなと思った。

メロン記念日はメンバーの大半が20代後半まで活動していた。℃-uteにはそれに近い雰囲気を感じた。

ずっとこんな感じで続けながら、ステップアップして欲しいし、そうなるんじゃないかって気がした。横浜アリーナ公演を実現した今、次はさいたまスーパーアリーナ。

ここもかつてモーニング娘。全盛期に何度か使われたが、僕は行くことが無かった。もし実現したら行きたいですね。

そういう意味で、「色んな会場でコンサートを見たい」という僕の小さな夢を℃-uteは実現してくれるかもしれないw

卒業とかファイナルとかそういうイベント的なものが無くても、楽しめるコンサートっていいなぁと思った。今後は1年に1度くらい見に行こうかな、そんな事を思ったコンサートだった。

↓実は横アリコンサートめっちゃ行きたかったのです、、、w