mobidec2011に行った翌日、ついでなので週末は東京に滞在しWordBench 東京に参加してみた。
WordPressはこのサイトでも利用しているCMSだが、たいしたカスタマイズはしていない。だが、友人にCMSでサイトを作りたいと依頼を受けているため、勉強がてら行ってみることにした。
会場はKDDIウェブコミュニケーションズという会社。恐ろしくきれいなオフィスで、かつ会場は無償で貸してくれたそうだ。
おそらくないだろうが一度くらいはこんなオフィスで働いてみたいものだ。
WordPressの勉強会は初参加だったが、驚いたのは女性の多さ。これが今最も普及しているCMSの注目度の高さだろうかと思った。
以下、ほんとに軽いものだがレポートにまとめる。
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1.おでっせい氏:Twenty Eleven でレスポンシブ・ウェブサイトを作ろう、そうしよう
レスポンシブサイトというのは恥ずかしながら初めて聞いた言葉だったが、簡単に言うと一つのソースでいろんな端末・環境からの表示に対応しましょうってものだ。
そのために重要になるのは、WEBページ内の各要素(例:サイドバーとか)を比率で指定するというものだ。
WordPressのようなCMSでは大体こういう作りになっているが、テーマを自作する場合もこれが重要になる。
そのために、おでっせい氏曰く「子テーマ」を作るのがお勧めということだった。
これはまあ、テーマの継承的な考え方でプログラマーには割とわかりやすい概念かと思う。
しかし、10年くらい前にWEBページを作ると言えば、いかに軽くするかが重要で画像とかは極力容量を押さえようとしていたが、レスポンシブサイトの考えはその真逆で一つの画像を縮小して表示するという、考えようによっては結構強引なものだ。
まあ、端末スペックも向上し、通信も高速化した今はその方が効率がいいんだろうが時代は変わったなぁと思った。
参考サイト:WordBench 東京勉強会 in KDDI でプレゼンしたこと Reloaded
2.渋井聖江氏&江川ひとみ氏:WordPress1年生
先ほどのテーマがソースコード出まくりで結構突っ込んだ内容だったのと打って変わって、こちらはとても初心者向けの内容。
PHPはもちろんプログラミングなんてしらね〜って人が既存のWEBサイトをWordPressにコンバートした際の、手順や苦労話を説明してくれた。
内容的には特別勉強になるものではなかったが、なんか共感できるわけですよ。
文系出身で初めてプログラミング言語を目にしたときに「あー、これは無理」って思った時の感覚が蘇ってきて、ちょっと懐かしかった。
3.うえぶるじょん氏:CSSだけでも結構イケル』テーマのカスタマイズとオリジナルテーマ作成への第一歩
こちらも先ほどのテーマに少し近く、PHPを「宇宙語」と思ってしまったといううえぶるじょん氏がCSSでWordPressテーマのカスタマイズを行った時の事を詳しく説明してくれた。
僕なんかは微妙にPHPが分かるだけに、すぐにソースを触ろうとしてしまうが、CSSだけでここまでできるものなのかと驚いた。
そして、このアプローチはレスポンシブサイトを作る上でも重要なはずで、もうちょっとCSSを勉強しないといかんなぁと思った。
参考サイト:WordBench東京でお話させていただきました
4.豊田有氏:世界最速!? WordPress3.3の新機能レビュー
公開が間近に迫ったWordPress3.3の紹介が中心だったが、豊田氏はWordpressで様々なWEBサイト制作に関わっているようで、非常にCMSでのサイト制作は設計が非常に重要と語っていた。
正直今の仕事でWordPressを使うことがあるかというと疑問符がつくが、個人レベルでは今後増えそうなのでこの事はしっかり覚えておこうと思った。
また、とても便利なプラグインの紹介もしてくれた。
・Jetpackプラグイン
Wordpress.comの機能を自分のサーバーのWordPressに載せられる。
・Debug Bar
テーマ作成の補助をしてくれるプラグイン
これらは初めて聞いたプラグインだったが、今後テーマ作成をすることがありそうなのでその際には是非使いたいと思う。
行くまではWordBenchってどんなものなんだろう?と若干不安に思っていたが、WordPressコミュニティの活発さがよく伝わって楽しかったし、とても勉強になった。
時間の関係で懇親会に行けなかったのが残念だった。
岡山であれば絶対参加するんだけど、そもそもWordBench岡山ってないよね、、、