不可解な現象。MNP一括0円と高額キャッシュバックが全キャリア3月16日で終了の噂

通信業界
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例年年度末の新生活商戦において、MNPを利用した場合数万円の端末が0円になり、さらに複数台MNPすれば高額なキャッシュバックが行われている。

僕もこのお祭りには毎年関わっていて、今年は先週末にdocomoのiPhone 5s 32BをMNP一括0円で入手した。

2014年のお祭り成果。docomoにMNPしてiPhone 5s 32GB スペースグレイを一括0円で購入


特に3月中旬からはさらにヒートアップするというのが例年の流れなのだが、今年は3月16日を最後に終了する方向になるとの情報が急に出回り始めた。しかも、docomo・au・SoftBankの3社揃ってだ(docomoだけは継続するという噂もある)。

元々既存ユーザーをないがしろにし、MNPによる新規ユーザーを極端に優遇する施策は、色々と問題が指摘されていた。それでも、一斉にやめるというのは何だか不可解な感じだ。

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MNPによる新規ユーザーを極端に優遇する施策の問題点

本来数万円する携帯端末が「0円」になるのには理由がある。
販売奨励金という形で、キャリアがその金額を負担するからだ。もちろんその原資は既存ユーザーから集めた料金で産まれた利益。

この販売奨励金をある程度可視化した物が、月々割とか月々サポートと言われる、キャリアが端末購入をサポートするお金。この金額はキャリアの裁量次第で決まるので、MNPなどで顧客を新規獲得ために、ある程度差異が生じるのは当然の話だと思う。

それでも、既存顧客の機種変更と新規契約者でキャリアがサポートする金額が大きく異なるというのは、問題だというのが僕も含め多くの人の意見。端末だけをピックアップして比較しても、例えばdocomoのiPhone 5s 16GBを、機種変更とMNP一括0円で購入して2年間利用した場合、キャリアからサポートされる金額は、

  • 機種変更:70,560円
  • MNP一括0円:141,120円

と2倍の開きがある。
さらにMNPの場合、基本使用料が無料になるし、複数回線契約すれば1台に付き数万円のキャッシュバックがもらえたりする。2年縛りの違約金や、MNPポートアウト手数料・新規契約事務手数料を入れても、確実に得してしまうのだ。

これでは、律儀に同じキャリアを契約し続けるのはバカらしいと考える人が多くなっても仕方ないし、僕のようにこの制度を使って端末を格安でゲットしようとする人が増えるのも当然と言えば当然だろう。

それでも利益が出ている携帯キャリア

この問題は以前から指摘されていた話で、今に始まった事ではない。
なのに、今年になって急に各種メディアでその問題点が取り上げられたり、総務省が動いて規制されるなんて話が流れるようになった。年々ヒートアップしていたのは事実だが、何だかタイミングが良すぎるように思う。

実際どうなるかは来週になってみないと分からないが、来週になってこの手のキャッシュバックが一斉になくなったとしたら、これはもう何らかの協定が行われたとしか思えない。本音の部分では、キャリアだってやめたかったはずなので。

で、この問題を指摘する人が必ず言うのは、「既存ユーザーも優遇せよ」という話。さて、この施策が終わってそういう方向になるのだろうか。僕は何事もなかったかのように元に戻るだけのような気がしてならない。

そうなった時、誰が得するかって携帯キャリアだ。
忘れてはいけないのは、これだけキャッシュバックとか大盤振る舞いしていても、携帯キャリアは利益を上げているし、docomo以外は純利益が増えていると言うこと。
要するに儲かっているのだ。

終わりに

別に利益を上げているのが悪いと言いたいわけじゃない。
基地局などの整備、新技術の開発、他にも一般ユーザーが知らない部分に携帯キャリアは多くの資金を投入している。ただ、高額キャッシュバックをやめて浮いた資金は、やはり顧客に還元するべきじゃないかと僕は思う。

それが既存ユーザーになるのか、新たなる新規ユーザー獲得施策になるのかは分からない。あくまでも現状は噂話なので。うやむやのまま終わるのか、何らかの形で発表を行いけじめをつけるのか。MNP一括0円と高額キャッシュバック祭りの終着地点がどうなるのかは注視しようと思う。

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