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遂に文字入力システムの追加が可能に!iOS 8とOS X Yosemiteが発表されたWWDC2014の注目ポイントをピックアップ

WWDC2014の基調講演が行われ、iOS 8とOS X Yosemite(10.10)が今年秋にリリースされることが発表された。

噂になっていたRetina版MacBook Airなど新ハードウェアの発表はなく、デベロッパー向けのカンファレンスらしい姿だったWWDCだが、個人的には待望の機能搭載もあり秋が凄く楽しみになって来た。

その辺りを簡単にまとめてみる。

この記事の掲載内容は、2020年12月26日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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iOS/OS Xの連携部分

年々強化されている部分で、今回発表されたiOS 8とOS X Yosemiteではより強化されている。毎年思う事だが、もはやiOS端末使うならMacを使わないと損じゃないかと思うレベル。

特に大きいと思うのは「iCloud Drive」だろうか。
iCloudの前身MobileMeではiDiskとして実現されていた、ストレージ機能が遂に復活。Dropboxのようにクラウド上に任意のファイルを保存することができる。この使い勝手の良さは、Dropboxとかを使っている人はよく知っているだろうし、これがOS標準で用意されるインパクトはかなり大きい。

オンラインストレージは栄枯盛衰が激しい分野だが、これでGoogleのGoogle Drive、MicrosoftのOneDrive、AppleのiCloud Driveにほぼ集約されてしまうのではないかとすら思える(iCloud DriveはWindows 8からも利用可能らしい)。

iOS 8の発表

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ここ数年WWDCで発表され、その年の秋に発売される新型iPhone(今年はiPhone 6?)に合わせてリリースされるiOSの最新版。2013年はフラットデザインの採用など、デザイン面で大きく変ったが、今年は見た目よりも内部のブラッシュアップが中心となっている印象。

サードパーティ製文字入力システムの追加が可能に

個人的には一番のトピック。
iOSの日本語文字入力ってそんなに悪くはないが、最新のキーワード対応などが弱く、やっぱりGoogle日本語入力やATOKの方が使い勝手が良いと感じる。

この辺り、僕がiPhoneやiPadを本気の文字入力デバイスとして使わない一番の理由で、Androidに魅力を感じる部分だったが、その弱点が遂に解消される。これを望んでいた日本人は恐らく多いに違いない。

ただ、セキュアなiOSなので入力情報をネットワークに送信なんて事は許可されないようで、仮にiOS版Google日本語入力やATOKが出たとしても、Android版ほどの精度があるかどうかは疑問。せめて、単語登録した情報だけでも同期できると嬉しいのだが。

そうなれば、Mac・Windows・iOSとマルチデバイスで辞書情報が同期され、ものすごく使い勝手が良くなる!

「iCloud Photo Library」で写真データにいつでもアクセス可能に

日本でもiTunes Matchが始まった今、MacやiPhoneで一番大きな領域を占めるのは写真になる人が多いと思う。

iPhotoライブラリを丸ごとクラウド化できたりしたら最高だよなぁ、なんて思っていたが「iCloud Photo Library」としてそれが実現されることになりそうだ。これを使うと、Mac・iPhone・iPadで画像データの共有が可能になる(その分ストレージは多く必要になるが)。

とてつもなく便利!
ただこれっておそらくMacではiPhotoかApertureでしか使えないのかなぁと思うと、少し微妙な感じ。iOSに似た「写真アプリ」が来年リリースされると発表されていて、もしかしたらiPhotoの役割の大半はこっちに移行する?とも考えられ、どうなるか注目だ。

個人的にはAdobe Lightroomで対応されたら、iPhotoから本格的に移行したいのだが、、、

ファミリーシェアリングで家族間のコンテンツ共有が容易に

これ、地味だけど凄くいい機能!

現在App Storeなどで購入したコンテンツは、1つのApple IDと紐付けることしかできない。だが、現在も家族内での共有というのは擬似的に可能で、その方法はiOS端末に設定するApp Store/iTunes Storeのアカウントを、iCloudとは別のID(つまりコンテンツを保有するApple ID)にするというもの。

僕はそれで妻や母親にも僕が購入したアプリを使ってもらっているが、まあセキュリティ的にはいくら家族でもちょっとやりたくはなかったんですね。ファミリーシェアリングを使えば、6人までの家族を登録することで、各々は自分のIDを使ってコンテンツのダウンロードなどができるため凄く便利。

今や1人1台はいうに及ばず、家族内で何台もiOSデバイスを持っている事も多いが、時代に即した対応と言えそう。
また、子供のアカウントは購入時に親に確認が届くようになるなど、ペアレンタルコントロールも充実していて、この辺りはさすがAppleだなぁと思った。

通知センターから直接メールを返信したり「いいね!」を押したりできる

類似の機能が既にAndroidには存在しているため、iOSがキャッチアップした部分。

特にiMessageなどメッセージアプリは、「はーい」とか「了解」みたいな単文のやりとりが僕は多く、いちいちアプリを立ち上げるのが面倒だった。その程度の返信なら、通知センターからサッと返信出来るって言うのは凄く便利。

OS X Yosemiteの発表

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細かい使い勝手がブラッシュアップされた印象のiOS 8に対して、見た目も含めてかなり変わったのがOS X Yosemite。

ただ、その多くはiOS 8と同様のものだ。「iCloud Photo Library」や「iCloud Drive」はiOSはもちろんOS X・Windowsでも使用可能だというし、ファミリーシェアリングも基本的には同じ考えになると思われる。

そんな中で、気になる部分は以下の2点。

近くにiPhoneがあればMacで簡単にテザリングできる「Instant Hotspot」

iPhone 5以降日本でも一般的になったテザリング。

接続方法は主にWi-FiとBluetoothの2種類で、大半の人はWi-Fiを利用していると思う。僕はスピードは遅くなるものの、Mac側から接続操作ができるBluetoothテザリングを使っているが、多分少数派だろう。

というのも、やはりiPhone側でインターネット共有をONにしてから、Macで接続なんて操作をするのが面倒だからだ。「「Instant Hotspot」」というのは、近くにiPhoneがあればMacから簡単にテザリングが出来るようになるそうで、どれくらい楽なのかは分からないが、今よりは少なくとも簡単になると思われる。

Mac側からサーチするということで、おそらくBluetoothを使うんじゃないかって気がするが、Wi-Fi接続できるようになってたら最高。やはりスピードはWi-Fi経由が上なので。

iPhoneと連携し、Macをスピーカーフォンとして利用できる「電話機能」

こんな事ができるのか~、と凄く驚いた機能。
ある意味今回のサプライズ。

この機能特に仕事でMacを使っている人には、凄く便利な機能だと思う。仕事中に電話がかかった時、PCから手を離し、電話に持ち帰るというのが面倒な事ってある。

この機能を使えば、Macで通話できちゃうので楽そうですね。既にBluetoothヘッドセット使っていたりしたらそこまでメリットはないかもしれないが、ポイントは発信もできることで、色々活用方法を考えたくなる機能。これ、最近docomoが提供し、今後は全キャリアで主流になると思われる音声定額サービスと相性が抜群な気がする。

通話定額とセットで使えば、少なくともSkypeなんてもう要らないですね。

終わりに

例年通りiOSとOS Xの最新版が発表され、今回も無償アップデートである事から、秋には多くの人がインストールすると思われる。特にOS Xでは今回パブリックベータもリリースされるようだし、とにかくお願いしたいのは初回リリース時の品質をもう少し上げて欲しいと言うことだ。

iOS 7とOS X Mavericksの初回リリース時の品質の低さにはかなり困らされたし、正直トラウマレベルだ。今回は恐らくリリース後すぐにインストールとかはしないと思うが、魅力的な機能も多いだけにその誘惑にいつまで耐えられるかは微妙w

楽しみであると同時に、不安もあるOSのアップデートだが、リリースまでに品質が高まることを切に願いたい。

WWDC2016

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