少し前の話ですが、2017年11月23日に『パパのためのアウトドア入門』という、イベントに参加してきました。
このイベントいわゆる、
子育てイベント
なんですが、今回レポート記事の執筆と合わせて、参加を依頼されたのでいってきました。
勤労感謝の日に、3歳・4歳児を連れた『ワンオペ・屋外バーベキュー』
はなかなかハードでしたが、楽しかったですし、同時に普段の家事育児について深く考えさせられたので、感想と共に僕の考えなどをつづってみます。
今回イベントを主催したのは、ぱらママという『女性(ママ)の就労支援を行う事業を行う団体』です。
何故お父さんをターゲットにしたイベントを開催したのか、含めて紹介してみます。
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イベントの開催概要とタイムテーブル
今回参加したイベントは、『NPO法人輝くママ支援ネットワークぱらママ事務局』が主催するイベントでした。
全3回で、僕が参加したのは1回目なんですが、2017/12/10に第3回を残しています(既に満員)。
参加費用は交通費や駐車場代を除き無料です。
詳しくは後ほど書きますが、
- 民間のキャンプ場を利用
- ドローン体験
- ジビエバーベキュー
という内容なので、普通に考えて無料とかあり得ないわけです。
そのカラクリは、上記画像のタイトル上に記載している、
『岡山県子ども未来課委託事業 岡山県男性の家事・育児参画応援事業』
という文字で分かります。
要するに、
岡山県の子育て支援事業(=税金で行われたイベント)
ということです。
少子高齢化が社会問題になっていることは、ほとんどの方がご存じとは思いますが、
何故、お父さんがターゲットなのか
ちょっと気になりますよね。
この辺りは、記事の後半でイベント内で聞いた話や、僕の考えも踏まえて紹介します。
第1回(終了)
日時 | 2017年11月23日(木) 10時~14時 |
場所 | 吉井竜天オートキャンプ場 |
第2回(終了)
日時 | 2017年11月26日(日) 10時~14時 |
場所 | 閑谷学校キャンプ場 |
第3回
日時 | 2017年12月10日(日) 10時~14時 |
場所 | 牛窓研修センター カリヨンハウス |
タイムテーブル
タイムテーブルはこんな感じでした。
ほぼ時間通りに開始しましたが、終了だけは15分くらい押しました(1回目の話)。
時間 | 内容 |
---|---|
10:00 | オリエンテーション |
10:20 | ドローン&キャンピングカー体験 |
11:00 | 調理(野菜を切ったりする) ママメニュー |
12:00 | ジビエバーベキュー |
13:30 | 片付け |
14:00 | 終了 |
『ママメニュー』が気になる方もいるかと思いますが、今回はパパの子育てイベント、つまり、
ママはのんびり休んでね
というコンセプトもありました。
なので、同伴しているお母さん向けに、講座(3,000円)が用意されていました。
参加しない方も、調理時間はお手伝いしないで、ということになってました。
ちなみに我が家は、
- 2013年1月生まれの長男(4歳)
- 2014年8月生まれの長女(3歳)
を連れて行きましたが、上記コンセプトに従いお母さんは自宅で休んでもらいました。
同じく参加していた、岡山ブログカレッジを共同運営しているパパンダさんご一家(3歳と2歳の子供連れ)は、お母さんも来られてましたね。
って言われましたね。
実際周りを見ると、ほとんどの子供は小学生以上で、僕とパパンダさんの子供が最年少クラスだったと思います。
その後、バーベーキューとかしましたが、
ワンオペのバーベキューは流石にキツかったw
ただ、とりあえずなんとかなったので、安心しました(ぐったり疲れたけど)。
イベントの流れ
ここからはイベントの流れを、時系列で簡単に紹介します。
オリエンテーション
まずは、ぱらママ代表理事『藤井弥生さん』による、挨拶と企画概要の説明がありました。
その後、
- 岡山県の職人さん
- インフォポート合同会社の松山さん
- 岡山ジビエプロジェクトのTAEKOさん
- ドローンサポートの森本さん
が挨拶をしていました。
今回のイベントは岡山スマホユーザー会で長年お付き合いしている、松山さんのお誘いで参加したんですが、なんか知ってる人だらけw
2017年岡スマ拡大版みたいなメンバーでしたね。
そんな感じで、定員20組のところ実際は40組と言うことで、大所帯だったんですが、周りに知り合いがわりと沢山いたので心強かったです。
ドローン&キャンピングカー体験
まずは、ドローン体験会でした。
と言っても、この日は風が強く、慣れた人でも操作が少し大変だったようです。
うちの子達は、松山さん・森本さんに以前見せてもらったことがありまして、
ドローンのおじちゃんだ〜
とか言ってましたねw
ドローンは、僕が運営してる岡山スマホユーザー会でも度々話題になりますが、普段はガジェットと捉えがちです。
ですが、空を飛ぶ体験って、子供にはやっぱり特別なんですよね。
みんなが空を見上げる姿っていいな
って思いました。
息子がドローンよりもある意味気になったのは、キャンピングカーでした。
とにかく車好きなんですが、早速行きました。2台あったんですが、
こちらはガチのキャンピングカー。
もう1つはミニバンだけど、2階にベッドがある車でした。
とか無責任なこと言ってきますが、そんな高級車買えません(レンタルがある模様です)。
調理
ひとしきり遊んで、いよいよバーベキューの準備です。
と言っても、さすがに3歳・4歳児を1人で見ながら、包丁使わせるのは厳しいので、お母さんがある程度は用意してくれました。
なので、簡単なものだけお兄ちゃんに切ってもらったんですが、結構上手にやってくれました。
実は一番緊張していた、調理がわりとすんなり終わったので、ホッと一息でした。
ジビエバーベキュー
そして、いよいよバーベキュー!
ジビエ肉が各世帯に配布されました。
この日は大きく分けると3グループでバーベキューをしましたが、グループによってやり方は違ったようです。
僕のグループは、基本的に自分で焼いてください方式でした。
なので、勝手に焼かれてしまうことはないですが、自分で焼かないと食べるものがないし、食べるのに夢中になると焦げるという感じです。
人数が多く椅子も座れなかったので、小さなレジャーシートで食べることに。
特に息子は、肉があまり好きでなく、焼肉とか行ってもあまり食べません。
ジビエ肉とか食べなさそうだなぁと思ってましたが、案外普通に食べました。
やっぱり、野外でのバーベキューが新鮮だったようです。
ただ、
- 常にカバンを背負い
- 炭火のところで焼いて、戻るの繰り返し
- 余ったのを中腰で食べる
なので、
僕は大変でしたがw
終わった後、
っていってたけど、お父さんはわりと必死だったんだぞ、、、w
自然を満喫して遊ぶ
バーベキューでお腹いっぱいになったあとは、自然を満喫して遊ぼう!
と思ったんですが、
と、1人で走って行き、
キャンピングカーの主にw
ベッドの場所を占拠して、ず〜〜〜っと遊んでました。
この日いた子供は小学生が多かったんですが、生意気に占拠してるから、
とか言われる始末、、、
すみません、保育園児です、、、
というわけで、息子はほぼ放置して、娘と散歩して遊びました。
会場の『吉井竜天オートキャンプ場』は山の上なので、11月だと流石に寒かったですが、天気は良かったので気持ちよかったです。
夏に来れば、虫も沢山いて楽しかっただろうなぁと。
心配だったバーベキューが終わり、僕も肩の荷が下りたので、のんびりと子供達と遊ぶ時間を楽しみました。
終了
そして14時過ぎに終了の挨拶があり、解散となりました。
車で帰りましたが、キャンピングカーで暴れまくっていた息子は、車が出発して5分で就寝。娘も、15分後には寝ました。
なので、のんびり1時間半かけて、倉敷の自宅に帰りました。
ワンオペ育児の『キツさ』を体験
僕は疲れましたが、それでも子供達の楽しむ姿が見られただけでも、十分満足なイベントでした。
全3回のイベントも全て定員になっていることから、とても人気のあるイベントだと言うことは分かります。
その大きな理由の1つは、『無料』ってことでしょう。冒頭にも記載した通り、このイベントは税金で行われた子育て支援事業です。
ただ、「子供と遊んで楽しかった〜」で終わるイベントではないと思います。
公共イベントには必ず意図があります。今回の意図は、前述の僕の感想、
ワンオペのバーベキューは流石にキツかった
これだと思います。
今回はイベントとしての体験ですが、これって日常の出来事です。
- 食事
- 睡眠
- トイレ
- 遊び
これらを全て一人でこなす(=ワンオペ育児)ということは、全てが子供ペースで、自分の時間がとれないことを意味します。
我が家は今4歳と3歳ですが、幼い時ほどしんどかったです。
今回の参加者は小学生が多かったですが、小学生にもなれば、話だって分かるし、勝手に遊びます。
単純な労力は圧倒的に下がると思いますが、小学生未満はそうも行きません。
睡眠一つとってもペースが違いますからね。片方が寝たと思って一息ついたら、もう片方が起きちゃったとか、わりと普通です。
それを、多くの家庭は女性(お母さん)が一人でこなしています。
これには主に2つの理由があると思います。
- 夫の仕事が忙しすぎる
- 夫が家事育児を行わず、「家事は女性がするもの」と思っている
どちらも根深い問題ですし、片方・または両方のケースがあると思いますが、今回は後者の人をターゲットにしているのかな、と思いました。
と言うわけで、代表理事の藤井弥生さんにちょっとだけ聞いてみました。
『パパのためのアウトドア入門』の企画意図
それとも、別の考えがあるのでしょうか。
ぱらママとしては、イクメン支援は行っていません。
今回は、
- 普段育児家事をしない人
- できないのではなくしない人
- 家事は女性がやるものだと思ってる人
に参加いただき、ワンオペ育児が大変だと言うことを、理解・体験して欲しいという思いで、このイベントを開催しています。
今日、1人だと大変だったでしょう?
2人の子供がいると大変でした。
ですよね。
家事育児は、できる人・したい人がすれば良いと思います。
ただ、現実は選択肢もなく「家事・育児は女性がするもの」みたいな雰囲気が今もあります。
- 家事・育児も割と大変なんよ
- やって当たり前ではないよね
というのを理解して欲しいんです。
結婚・出産を機に女性は仕事を退職して専業主婦になるケースは、昔に比べたらかなり少なくなりました。
この理由は色々ありますが、「女性が働くなら、家事・育児に参画してほしい」と思っています。
その上で、
男性も女性も選択肢のある働き方ができる社会
を目指しています。
終わりに
少し話を聞いて、このイベントに参加してよかったなと思いました。
我が家の場合、僕がシステムエンジニアと言う仕事で、世間一般的に忙しいと言われる業界なので、波はありますが残業は比較的多いです。
妻も今は働いているので、僕が残業で遅くなると、家事は混乱します。
かといって、妻は時短勤務で働いているので、逆はあまりありません。
つまり、残業や飲み会で遅くなる時は、僕がこのイベントで体験したような出来事が発生するわけです。
ただ、最近は妻が飲み会に行くこともあるので、ある意味役割分担だとも思います。
このように、各家庭で色々事情があるので、一括りで考えるべきではないでしょう。
ですが、一方的なのはよくないですよね。
選択肢があり、やって当たり前ではなく、感謝する
これが大切なのではないかと思いました。
普段家事育児をお母さんに任せっきりのお父さんは、機会があればこういうイベントに参加するなどして、考えてみてはいかがでしょうか。
キツくね?