2020年3月に購入した「16インチMacBook Pro」は、Thunderbolt 3に対応したUSB-C端子しか搭載していない。
僕は自宅でいわゆる「テレワーク」を毎日しているが、パソコンの次に大事なのは、安定して早いインターネット回線。
2024年現在、ネット接続と言えばWi-Fi(無線LAN)が主流で、昔に比べたら早くなったが、それでも有線LANの安定感とスピードには勝てない。
というわけで、「16インチMacBook Pro」でも使える、Ethernet端子(有線LAN)搭載のUSB-Cアダプタ「Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD イーサネット ハブ」を紹介しようと思う。
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「Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD イーサネット ハブ」の概要
「Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD イーサネット ハブ」は、その他のとおりUSB-C端子を搭載したUSBハブだ。
スペック概要としては以下の通り。
製品名 | Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD イーサネット ハブ |
---|---|
搭載ポート |
|
サイズ | 約117 x 53 x 16 mm |
重さ | 約114 g |
価格 | 4,799円 |
USB-C対応のハブは、大きく分けると2種類ある。
- MacBook Proなど特定モデルの利用に特化した、「ドッキングステーション」のようなハブ
- ケーブルを経由して接続し、どのようなデバイスでも利用できるハブ
前者は僕も「MacBook Air」で利用しているのだが、こんなもの。
後者が今回紹介する、「Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD イーサネット ハブ」のような製品。
ハブとして以下のポートを搭載している。
- USB-A × 2
- USB-C(USB-PDの60W給電対応)
- HDMI(4K 30Hz対応)
- SDカード
- microSDカード
- Ethernet(有線LAN)
人によって用途は異なるし、使い方も様々なので基本は「必要なポートを搭載しているハブ」を選べば良いと思うが、今回僕は「Ethernet端子」搭載であることが決め手だった。
もう1つのポイントは「価格が安いこと」。
ドッキングステーションタイプは、持ち歩き・デザイン性が重視されるため、5,000〜10,000円と少し価格が高い。
しかし、今回は自宅用ということで見た目は重要ではなく、「5,000円以下」というコスパも重視した。
メーカーとしても、モバイルバッテリー・USB充電器で有名な「Anker社」であるため信頼性も申し分ない。
さらにいえば、あわよくばWindows PCでも使えるように「汎用性」を重視した。
開封レポート
簡単な開封レポートを。
パッケージはAnker社としてはお馴染み、ホワイトとブルー基調。
開封したら、USB-Cハブ本体がドーンと登場。
同梱品は以下の通り。
- USB-Cハブ本体
- 専用ポーチ
- マニュアル(日本語対応)
- 保証書
USBハブなので使い方に悩むことはあまりないと思うが、マニュアルはキッチリ日本語対応している。
これが本体。
カラーはグレーのみで、MacBookシリーズはもちろんPC全般利用しやすい色合い。
側面にはUSB-C・SD・microSD・HDMI。
反対側にはUSB-A端子が2基ある。
そして残った側面にEthernet端子(有線LAN)があった。
パソコンとの接続はUSB-C端子を利用し、ケーブルが約20cmあるので、他のアクセサリと干渉しづらい構造となっている。
「Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD イーサネット ハブ」を使った感想
使い方はいたって単純で、MacBook ProのあいているUSB-C端子(Thunderbolt 3)に接続して使うのみ。
僕が使っているのは16インチMacBook Proなので、給電はハブを経由したら60W入力で出力不足なので使っていない(フルスピードでの充電には96W必要)。
MacBook Pro 16インチを充電するなら、「Apple 96W USB-C電源アダプタ」」かRAVPower「90W USB-C充電器 RP-PC128」のような製品を利用した方がよいだろう。
僕は、動画などを保存しているUSBハードディスク、Time Machine用ハードディスク・トラックボールのUSBレシーバーなどを普段は接続している。
あとは、デジカメの写真を取り込むときにSDカードを挿すくらいだろうか。
どれも、常用するほどではないが、いちいちアダプタを出すのは面倒なので、常に挿しっぱなしで使っている。
有線LANはちゃんと使える?ネットのスピードは速くなったのか?
そして、「メインディッシュ」である有線LANでのネット接続。
接続自体はLANケーブルを挿すだけ。
接続すると通電状態となり、光る。
そして、Mac上からも「USB LAN」としてあっさり認識された。
この状態でインターネット速度を計測してみる。
さすがに早い。
そして無線LANと比較すれば3倍以上の速度なので、体感的にも早くなったと感じる。
やはり有線LANはいい!
終わりに
MacBook Pro・Airは、USB-C(Thunderbolt 3)のみ搭載していてスマートなのだが、何を接続するにもアダプタが必要なことが欠点。
せめてSDカードリーダーくらいは搭載して欲しい、というのが個人的願望。
ただ、5,000円以下でも十分使えるUSB-Cハブがこれだけ増えたら、もう不要かもしれないと思った……。
「Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD イーサネット ハブ」はそれなりに大きいため、場所も必要になるが、5,000円以下で安価かつ、必要なポートは全て搭載しているので、1つもっておいて損はないだろう。