株主総会で社長が明言。フレッツ光の「サービス卸」で遂にdocomo光が始まる?

本日行われたdocomoの株主総会で、個人的にとても興味深いコメントが発表された。

加藤薫社長が「NTTの光回線とのセット」を提供すると明言したというもの。
先月NTTがフレッツ光の「サービス卸」(他の事業者に回線を貸出し、自社名義でサービスを提供する事ができるようになる)を発表した。この事で一番注目を浴びていたのは、docomoも参入するのかどうかだったが、内容はどうあれ始まることはほぼ間違いないと言えそうだ。

docomoが光回線を提供するメリット

ユーザーにとって一番分かり易いのは、「docomo光」みたいなサービスが提供される事で、固定回線と携帯のセット割引、いわゆるdocomo版スマートバリューのような割引サービスが提供される可能性が出てくることだろう。

これは始まってみないと分からないが、auスマートバリューでNTTからもdocomoからもそれなりに顧客が流出したのは間違いないので、何らかの形で対抗サービスはやるのではないかと思う。

もう一つは、最近docomoが力を入れているdビデオなどの配信サービスを、より効果的に訴求できるようになることだろうか。いくらモバイル回線が高速になっても、通信制限の問題と安定性の観点から、動画のような大容量データ通信に高速で安定した固定回線は欠かせない。

docomo光が始まったとして気になる事

そもそもNTTが光回線の卸売りが本当に開始されるのかという疑問もあるが(反対意見も多いので)、それ以外にもいくつか気になる事はある。

フレッツ光からの切替は円滑にできるのか?

docomo光を契約するような人は、ほとんどが既に光回線を契約している人だと思う。つまり、大半はNTTフレッツ光の利用者。

基本的には回線はそのままで、ISPが切り替わるようなイメージだとは思うが、ここでややこしい手続きが発生すると、契約者に嫌煙される可能性があるように思う。まあ、今僕の家に来ているauひかりはNTT回線のようで、フレッツ→auひかりの移行に当たって、回線はそのまま利用されたので恐らく大丈夫だとは思うが、気になるところ。

<

h3>固定電話サービスの扱いは?

特に戸建て住宅で光回線を引いている家では、光電話を使っている家も多いと思う。
先日docomoが開始したカケホーダイサービスで、一般人にはもはや固定電話を使うメリットがなくなってしまったが、それでも携帯を使わない高齢者や、緊急時の回線として一定の需要はある。

で、フレッツ光+光電話はNTTが提供していたが、卸売り回線で光電話の扱いってどうなるのかが非常に気になる。電話だけはNTTと契約ならまあ分かるが、提供する会社によっては光電話サービスがないなんて事にもなるのかもしれない。

まあ、それはそれで差別化要素にはなると思うし、docomo的にも固定電話使うくらいなら、ガラケーを契約してもらった方が嬉しいだろう。さて、この辺りはどうなるのか、、、

終わりに

今回はdocomoにフォーカスして記事を書いたが、基本的には同じ事がSoftBankにも言える。

え?SoftBankって光回線のサービス提供してるでしょ?って思う人もいるだろうが、「Yahoo! BB 光 with フレッツ」というのは、あくまでも回線はNTTのフレッツ光。ISP(OCNとかSo-net)がYahooというだけの話だ。

つまり、SoftBank(Yahoo)に入るお金って、基本的には月1,000円程度のISP料しかない。だから、SoftBankはauスマートバリュー対抗サービスのスマホBB割の対象に「Yahoo! BB 光 with フレッツ」を入れていない。が、これも今後は状況が変わるかもしれない。

逆に、涙目なのは自前で光回線を敷設したり、NTTから借り受けたり、各地のケーブルテレビを買収したりして、頑張ってエリアを広げてきたKDDI。

まあ、こういう対応になるよね、と思う。
逆にSoftBankは何も言わないので、大歓迎という事だろう(孫正義社長は昔から1分岐で光回線を貸せと言ってたし、反対す理由もないはず)。このサービスがどうなるか見えてくるのは今年の終わり頃、実際開始されるのは来年の話だろうが、注視したいトピックだ。

SPONSORED LINK

SPONSORED LINK