2002年7月31日発表ハロプロ改革(通称ハローマゲドン)を聞いての感想です。
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2002年7月31日に発表となったハロプロ改革(通称:ハローマゲドン)の概要
概要は以下
- 2002年9月23日をもって後藤真希がモーニング娘。を卒業
- 保田圭も2003年春をもって卒業
- モーニング娘内派生ユニット「タンポポ」の再編成
飯田・矢口・加護が卒業し、紺野・新垣・メロン記念日の柴田が加入
現メンバーでの活動は9月23日まで - モーニング娘内派生ユニット「プッチモニ」の再編成
後藤・保田が卒業。小川・ココナッツ娘。のアヤカが加入
現メンバーでの活動は9月23日まで - モーニング娘内派生ユニット「タンポポ」の再編成
矢口が卒業。高橋が加入
現メンバーでの活動は2003年春頃まで
ミニモニ。を卒業した矢口はハロプロキッズと新ユニットを結成する - 平家みちよがハロー!プロジェクトを卒業
世間的には後藤真希がモーニング娘。を卒業するということが話題になったのかもしれませんが、ヲタの中ではタンポポのメンバーチェンジ(特にオリジナルメンバーである飯田・矢口の卒業)にショックを抱く人が多かったというのが印象的でした。
そして、これが後に信じられないような出来事を生みます。
後藤真希のモーニング娘。卒業
実はごっちんの脱退に関しては予感していました。
以前からいろいろ言われていたとか、20日にあった大阪城ホールのハロプロコンで「さよならー」って言っていたから(ボクはその場にはいない)なんていうのはもちろんあるんですが、ボクが本気でそう思うようになったのはその翌日21日(夜公演)のハロプロコンに行ってからです。
この時ごっちんは「手を握って歩きたい」を歌っていたんですが、曲の途中で一時声が震えていたような気がしました。ボクにはそれが泣いているようにしか思えなかったんです。その時連番してた人に聞こうかとも思ったんですが、その場はボクの胸にとどめておきました。以来日記のネタにすることもなくずっと黙っていたんですが、ボクが聴いたのは間違いじゃなかったのかなと思ってしまいました。
保田圭のモーニング娘。卒業
圭ちゃんに関しては言っては悪いですが、常に脱退候補のトップだったこともあり特別な驚きはありません。うたばんで定着してしまったキャラクターの良し悪しは別にして認知度が広がったのは間違いない事実でしょうし、成功できるかはわかりませんがソロになるのはむしろよいことの様に思えます。
ライブに行ったりDVD見ればわかりますが、この人はやっぱり歌手なんです。歌に対する思い入れはメンバーでもトップクラスのはずなのに、歌わせてもらえないというジレンマもソロなら関係ありません。是非頑張って欲しいです。ボクは応援しますよ。
モーニング娘。メンバーの卒業発表について思った事
上でショックとは書いたものの、そういうわけで結構冷静なんです。予想してたっていうのと、両者とも脱退後はソロ活動をすることが決まっているようだからでしょうか。2001年の同じ時期だったらかなり心配していたでしょうが、今は中澤姐さんという前例もあるしそれほど心配していません。やっぱ中澤姐さんはモーニング娘。にとって偉大な人物だなぁ。
この事をきっかけにファンをやめる気はありません。 ボクはなっちの卒業を見るまではファンを続けようと思っていますから。ただ最近はなっちがモーニング娘。を脱退することはないんじゃないかと思っています。つまり、なっちが脱退するというのはすなわちモーニング娘。の解散なのではないかということです。
ごっちんと圭ちゃんの抜けたモーニング娘。は確実に変わるでしょう。そして今後今以上に子供をターゲットとしたグループになっていくのではないかと思います。新メンバーが入るとしてもまず間違いなく中学生でしょうし、ハロプロキッズという存在もあります。もはや比較的年齢の高いヲタが喜ぶようなことはないのではないかと思います。そんな中でなっちは今後もメインをはっていくでしょう。飯田さんはリーダーとして、なっちはモーニング娘。の顔として。今やモーニング娘。という名前はオリジナルメンバーであるこの2人のためにあるようなものでしょうから。
タンポポの再編成
ユニットの再編成については、ベスト盤が発売すると発表された地点で予想はしていました。ただあくまでも空想の話と現実に起こってからとはわけが違います。一連の出来事の中で一番ショックだったかもしれません。
2期タンポポはハロプロで数あるユニットの中でも一番思い入れの強いユニットです。
楽曲のイメージのせいかもしれませんが常に慌しさを伴う本体とは違って、ゆったりとした雰囲気を持っているのがこのユニットの魅力です。そういう意味で、タンポポだけはあくまでもモーニング娘。の派生ユニットであって欲しかったというのが本音です。新しいタンポポのメンバーを責める気はありませんが、やっぱユニット名は違うものにしてほしかったなぁ。
プッチモニの再編成
プッチモニは常に新しい楽曲にチャレンジする変化に富んだユニットです。
ですから、主要メンバーの脱退に伴い新メンバーが加入するのは当然だとは思いますが、これでプッチモニですといわれても困るなあという感じです。
ミニモニ。の再編成
ミニモニ。はさすがはエースユニットというべきなのかある意味最もいい形になったのかもしれません。
最近の楽曲を見ていて何を思うかといわれれば、矢口さんは一体どう思ってるんだろうということでしたから。ただ実際のところ矢口さんはきついとは思ったかもしれませんが、ミニモニ。を続けたくないとは思っていなかったとボクは思うんです。非常にプロ意識の強い人ですし、ミニモニ。は自らが結成し育てたユニットだという思いがあったでしょうから。それだけにやはりショックは大きいです。
矢口さんにかわって高橋愛がミニモニ。にはいりますが、とりあえず5期メンで人気NO.1と思われる高橋愛を入れとけみたいな雰囲気を感じます。
とりあえずどのユニットに関しても納得できない面は多数あります。ただユニットの存在が希薄になっていただけに仕方ないのかと思わないでもありません。まあ結局のところ楽曲がどうなるかって事になるんでしょうね。そうでも思わないと今後ライブなんていけません。タンポポ・プッチ・ミニモニ。は中身は変わっても今後も存在するわけですから。
矢口真里の位置付けとは
今回の大編成で一番損な役回りをすることになったのは矢口さんでしょうか。タンポポ・ミニモニ。の2つのユニットから抜けることによって少しは負担が軽くなったのかもしれません。ただその代わりにハローキッズたちと新ユニット結成ですか。どんなものになるのかはわかりませんが、ほぼ間違いなくそれなりの成果はあげるでしょう。前述したとおり矢口さんはプロ意識が強い人ですから、やるからには必死に頑張るはずです。おそらく事務所サイドもそのことをわかった上で矢口さんを新ユニットの核にすえることにしたんだと思います。なんだか都合のいい使われ方だよなぁ。
終わりに
平家さんに関しては言葉が見当たりません。どう考えてもクビにしか思えませんから。今後のことはさっぱりわかりませんが、歌手活動が続けられることを祈りたいです。
今回のハロプロ再編成というのは、モーニング娘。・松浦亜弥のいるハロプロではなくてハロプロの中にモーニング娘。というグループがある、つまりハロプロ全体の知名度を上げようという試みなのだと思います。ただやり方が悪すぎます。まるで会社の人事異動のようです。
今までは何かが起こってもそれに伴う背景などを説明していくことで納得も出来るようになるし、一つのドラマとしてみることができました。今回のにはそれが全くありません。しかし、こんなやり方であろうとそれを聞いたボク達ファンができることというのは、それでもついて行くか、ファンをやめるかを選択することのみです。悲しいかなそれが現実です。ボクはとりあえずついていきます。
5期メンバーが入った頃も同じようなことを言っていたんですが、なんだかんだとついてきてしまいました。そして今回は5期メン加入以上に衝撃的な出来事ではあるんですが、「ちょっと面白いかも」と思っている自分が間違いなくいます。今回のことでハロプロ全体に漂っていたマンネリ化の空気は払拭されるでしょう。ただその後は知りません。あまり明るい未来があるとは思えませんが。
ただ「面白いかも」とか思えてしまうのも、それはやはりボクの一推しメンバーであるなっちがいるからなんでしょう。なっちだけは何も変わらない。しかし今回は脱退したメンバーより残ったメンバーの方が苦労は多い気がします。名実ともにモーニング娘。の顔となってしまったなっちはその苦労の多くを背負うこととなるでしょう。そういう意味で脱退するメンバー(とそのファン)がちょっとうらやましくもあります。
2003年4月加筆
この時、ボク自身もそう思っていたのですが「モーニング娘。ではなくハロプロとして売ろうとしている」という言葉をよく目にしました。その戦略はある意味成功を収めたように思います。
後藤真希脱退とユニット再編を経たモーニング娘。は急速に人気が低下していきます。9月23日という日はいろんな意味で忘れられない日となったんでしょうが、同時に一区切りつけてしまった人が多いように思います。マンネリといわれながらメンバーの加入と脱退を繰り返してきたモーニング娘。ですが、そこには例え作られたものであってもドラマ的なものが存在しました。後藤真希はまさにその象徴的な存在だったと思います。モーニング娘。の救世主という名の。そんな後藤真希がなんともあっさりモーニング娘。を去っていく様を見て、ハロプロとモーニング娘。が変わってしまったんだと思った人も多かったのではないでしょうか。
現在のハロプロで勝ち組といえるのは松浦亜弥とメロン記念日だけだと思います。両者の数少ない共通点は変わらなかったことです。モーニング娘。を含めて変化することを売りにしてきたハロプロにおいて、最終的に変わらなかったものが勝利したというのは皮肉な話です。
モーニング娘。関する最新ライブレポート
2000年頃からのハロプロファンですが、一時期遠ざかり2014年以降再び年に2回程度のペースでライブを見に行っています
最近行ったライブのレポート記事です。
2001年頃からのモーニング娘。ファンです
2001年からモーヲタテキストサイトを運営していたので、当時の記事を徐々に移行しています。
最古の記事は2001年秋ツアーのライブレポートです。