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行き過ぎたMNP施策を最初にやめるのはSoftBankかも

昨日の事だが少々驚く判決があった。

最近では携帯だけでなく固定回線でも一般的になりつつある、いわゆる2年縛りについて違法というような見解がでた。

この記事の掲載内容は、2020年12月21日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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携帯契約2年縛りの違法判決

ちょっと驚きですよね。問題はあるにしても、契約は契約だと思うのでキャリアが負けるとは思わなかった。2年縛りっていうのはおそらくMNPが始まってから新規顧客の繋ぎ止めの為に生まれたが、まあ歪んだ構造と言えばそう。一つのキャリアを長く契約するよりも、2年に1回他キャリアに移った方がちょっとどころか、圧倒的に得なんだから。

iPhoneから始まったスマホの普及で、以前ほどキャリアのサービスを使うメリットが薄くなってMNPのハードルは下がってる。だから、数年前だと僕みたいなマニア的な人間がこの制度を逆手に取って甘い汁を吸ったが(端末台無料+数万円のキャッシュバック+DSとかをプレゼントなんてすごい時代もあった)、今や割と一般的になってしまった。それもMNP一括0円や5万円キャッシュバックみたいに極端なMNP優遇施策があるから。

新規顧客をある程度優遇するのは仕方ないと思う。でも、既存顧客が明らかに不利益を被るような仕組みはやっぱりおかしい。どう考えても今は新規顧客優遇の為の資金を、既存顧客が負担するような仕組みになっているので。

0円携帯の功罪

携帯端末は今も昔も高額なもの。端末が無料というのはやっぱりおかしい。ただ、2年間使えば無料になり、それ以前で解約や機種変更したら差額は請求される。それでよくて、2年契約の縛りなんてやめた方がいいと思うんだけど(最初の2年だけは仕方ないにしても)。

春商戦では例年通り激しくて、それに乗って嫁の携帯をauのiPhoneにしたりしたが(iPhone4S 32GBがMNP一括0円)、実は少しだけ変化を感じたのはSoftBank。

auがiPhoneをMNP一括0円とかやりまくってdocomoも対抗する中で、SoftBankは前モデルのiPhone4でしかそういう事はあまりやっていなかった。昔はSoftBankの得意技だと思ってたんですけどね。最初始めたのはSoftBankだし、手を引くのもSoftBankが最初なんだろうか。MNP優遇の構図を変えようとしているのはSoftBankなのかもしれない。