2014年のiPhone 6購入に伴い、ドコモの新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」へ移行した。この為、カケホーダイ(通話定額)が手に入った。
カケホーダイを使うことで、音声通話の基本使用料は2,700円とこれまでの3倍に跳ね上がる。正直元が取れるか微妙と思いつつ、選択肢もないし(2014年当時)契約したわけだが、これはこれで案外メリットはあるなと感じた。
主なものは数字より気持ち的なものだが、その内容を紹介してみる。
目次
音声定額プランの概要

docomoがカケホーダイとして開始した音声定額プランだが、auは「カケホとデジラ」、SoftBankは「スマ放題」として同様のプランを始めていて、音声部分は基本的には大手3キャリア同じ状態となっている。
なので、僕はdocomoを使っているが、au・SoftBankについても同じことは言えると思う。
音声定額サービスを使って感じたメリット

僕が感じたメリットは大体3つに集約される。
- 不在着信になることを気にしなくなる
- 特にお店や会社への連絡に電話が使いやすくなる
- 代替サービスの利用など、小細工をする必要がなくなる
前提条件として、僕は音声通話をそんなに使わない。
使えば使うほど料金が高くなるのだから、携帯料金の節約としてまず取り組んだのは、「音声通話を極力使わない」ってこと。
結果数年かけて、ほぼ電話はなくても困らない状態にはなっていたが、使い放題なら色んな活用法もあるのだ。
不在着信になることを気にしなくなる
個人的には一番大きなメリット
電話代を節約する上で重要なのは、電話がかかってきた時に確実に電話を取ることだ。コールバックになればこちらが電話代を持つことになるし、これがお店や会社だと待たされた場合、すごくイライラするんですよね。「電話代がかさむ、、、」と。
それがなくなった。ものすごくおおらかな気持ちを持って、コールバックできるし、今は都合が悪いって時、余裕でスルーして後でかけなおすことができる。
この『余裕』はかなり大きい。
特にお店や会社への連絡に電話が使いやすくなる
お店の予約とかって、今はWEBが使えることが多いが、それでも電話が主流だ。
また、商品の在庫確認とか価格調査も現地に行かなくても、大抵は電話で事足りることが多い。こういう事をする場合に、電話がものすごく活用できるようになった。例えば先日XQ1というデジカメを購入したが、
価格調査・在庫確認、取り寄せ注文は全て電話で実施(WEBではほぼ在庫がなかった)。購入する時だけ店舗に赴いた。
家で電話しながら手続きを行うと言うことは、Bluetoothヘッドセットとかでハンズフリーにして、洗濯物を畳むなどの家事をやりながらでもできるということだ。これは、特に子育て家庭にはメリットありますよね。
代替サービスの利用など、小細工をする必要がなくなる

僕は音声通話を抑制すると同時に、使う場合も極力料金を安くする努力を長年やってきた。各種メッセージサービスや050 Plus、楽天でんわなどのサービスを駆使してきたのだが、音声定額になってしまえばこれらは全て無用の長物。
もう、この手のサービスについて調べようとも思わない。この手の情報にアンテナを張ることはもうない。音声通話なんてこなれたサービスを、色々試しトライ&エラーを繰り返す必要がなくなった。
これは、僕個人では大きな時間短縮だ。その分、別の事ができるので。
また、ドコモに限った話で言うと留守番電話機能が有料なので、通話定額を活用した留守番電話機能を構築していたりする。
これを実現するにあたって、過去に色々試したサービスの知見が役に立った面はある。
家庭も仕事も『固定電話が不要』になる

そして、長く使うと地味に存在感を感じるのが、固定電話が完全に不要になったということだ。
通話定額になるということは、究極的に通話は携帯だけにするのが一番の節約となる。
- 通話機能付きのサブスマホ
- 家族のスマホ
- 固定電話
これらを全て1台にの通話定額付きスマホにすれば一番安いのだが、携帯なのでそれは難しい。
だが、一人暮らしあるいは夫婦のみ、子供も携帯を持っているという家庭であれば、固定電話は完全に不要になったと言える。
固定電話は2017年現在も3分8円程度の料金が発生する。大した金額ではないが、携帯なら0円だ。もはや固定電話の方が料金が高いくらいの印象を持ってしまう。
さらに、仕事でも使いやすくなった。
僕が勤めている会社は、固定電話と社給携帯の2つがあり、社外に出ることが少ない僕は携帯は持っていない。なので固定電話を使う事になるのだが、、、
ワイヤード(有線)だから凄く使いづらい!!
というのが正直な思いで、最近はもう取引先の人に携帯番号教えて、直接携帯を鳴らしてもらっている。コールバックももちろん携帯だ。
個人携帯の番号がばれてしまうし、定時後にも電話がなるリスクは確かにあるのだが、営業時間外は出なければいいだけの話で、それ以外は非常に利便性が高くなった。
終わりに
こんな感じで要不要について議論はあるが、僕はわりと通話定額を上手く活用したのではないかないかと思っている。
ただ、基本的に電話はしないし、あまり好きではない僕は頻度の波がかなりある。なので、定額制導入前と比べて通話は確実に増えたが、実際定額料金の元がとれたのかと言えば、よくてトントンというレベルだと思う。
一概に「定額制になってめっちゃ得した!」とは言えない。
どちらかと言えば、「定額」なので料金の変動要素がなくなり、使うことに対する抵抗がなくなったというメリットの方が大きいように思う。「電話代がかさむ~」と小さな事を気にしなくてよい、という開放感はなかなか気持ちいい。
というわけで、僕はトータルでメリットがあったと判断しかれこれ3年ほど通話定額プランを導入しているが、やっぱり電話はいらないという人には、『カケホーダイ・ライト』と2017年5月以降月額980円の従量課金プラン『シンプルプラン』が登場している。
試した結果、使わなかった場合はこちらのプランに変更すればよいのではないかと思う。
※シンプルプランの導入で月々サポートの減額などのデメリットは基本的にない


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