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MacBookは大型iPadの噂をかき消した?PCをタブレットに近づけるというAppleのアプローチ

先日発表されたMacBook。
発表直後から良くも悪くも話題になっている新製品だが、この製品の捉え方によって評価が分かれている感じがする。

PCとして見た場合はCPU性能もそれほど高くなく、インターフェースも極限までそぎ落とされているから不便という意見をよく見る。その考えは間違ってないと思うが、MacBookをタブレットの延長と考えたら評価は変わると思う。

僕はMacBookという製品は、MacBook Airの後継モデルというより、かねてから噂にもなっていた、12インチ程度の液晶を搭載する大型iPad(iPad Proなんて言われていた)に対する、Appleが出した答えなんじゃないかって気がしてならないのだ。

この記事の掲載内容は、2020年12月27日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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タブレットをPC的に使うという試み

iPadから始まったタブレット端末は、登場時ポストPCと言われ、今後はPCがどんどん減っていくと言われた。

しかし、確かにPCを置き換えた領域はあるものの、そんなに変わらなかったというのが現在の状態。今はむしろタブレットが、大型化したスマートフォンに浸食されている状態だ。

それはなぜかと言えば、タブレットをPC的に使う場合、一番多いのがキーボードが欲しいという要求だったが、完璧なものが案外なかった事に起因すると思う。実際僕も昨年iPad Air 2を購入し、Bluetoothキーボードとセットで持ち歩いている。

ブログ記事のドラフトを書いたり、メモ書き程度なら十分な利便性だが、使い勝手はPCに劣ると言わざるを得ない。

まずiOSの場合だと、文字入力が外部キーボードに最適化されているとは言えないし、日本では大半の人が利用しているJISキーボードに完全対応していない(これはiOS 8の他社製キーボードが外部機器からの入力もサポートするようになれば解決するかもしれないが)。

また、文字はキーボードで入力できても、アプリの起動、例えば「送信ボタン」などOSの操作はやはりタッチして行う必要がある(ホームボタンや音量調整など一部機能に対応しているキーボードはある)。

キーボード触ったり、画面触ったりと本気でPC的に使うには少々ちぐはぐな印象を持ってしまう。

MicroSoftが考えたタブレットをPCに近づけるというアプローチ

この話は基本的にAndroidでも同じことがいえたわけだが、この問題に対する1つの答えを示したのが、MicroSoftが販売するSurface Pro

Surface ProはPC版のWindowsと全く同じOS(現在はWindows 8.1)と搭載し、タブレット的な操作も可能だが、本領発揮するのはType Coverと呼ばれる、キーボードとトラックパッドを内蔵した純正アクセサリとセットで使用した時。

Screen Shot 2015-03-13 13:35:53 +0000

タブレットをPCに限りなく近づけた感じだ。
最新モデルのSurface Pro 3が発表された時、AppleのiPadではなくMacBook Airと比較してきた辺りが象徴的だった。

ちなみにAndroidメーカーも同じことを考え始めているようで、例えば先日SONYが発表したXperia Z4 Tabletとカバーの組み合わせは、OSこそ違うがSurface Proと全く同じアプローチと言える。ただ、多くのAndroidメーカーはいわゆるPC向けのOSを持っていないため、MicrosoftやAppleとは異なるが。

これらの製品を見て、iPadに最適化された純正キーボードを出して欲しいと思った人は割といるんじゃないかと思う。僕はその1人だ。

ところがその後発表されたiPad Air 2においても、そのようなアクセサリは発売されず、Apple的にはタブレットをPC的に使う事をそれほど重視していないのだなと感じさせた。タブレットはあくまでもビューアーなのだなと思って、ちょっとがっかりした。

そして、今回発表されたMacBook。これを見てAppleの考えが明確になったなと僕は思った。

タブレットのように使える究極のPCがMacBook

タブレットはタブレット。
タブレットをPCに近づけるのではなく、PCをタブレットに近づけた端末を作ろうとAppleは考えたのではなかろうか。

タブレットをPC的に使いたい場合、なくても困らないのがタッチパネル。
逆に欲しいのは、キーボード(出来ればフルサイズの)とトラックパッド。さらに言えば、iPadやiPhoneと同じくらい美しいRetinaディスプレイと薄型軽量な筺体だ。

それらが全て実現されているのがMacBook。
USB-TypeCを1つしか搭載しないという、極限までそぎ落とされた外部インターフェースも、タブレットの延長線上で捉えたら別に変わらない。iPadだってLightningコネクタを1つしか搭載していない。むしろUSBという汎用ポートなので、利便性は高い。

iPadとキーボードを別々に持ち歩き、双方を充電し電源ON/OFFするという煩雑と重量。キーボードの相性を考えたら、これ一つで完結するMacBookの方が優れているのは明らかだ。劣っているのはバッテリー駆動時間と、3G/LTEなどのモバイルネットワークに単体で接続できない事くらいだ。

さらにいえば、カラーバリエーションがiPhone・iPadと同じく、スペースグレイ・シルバー・ゴールドとなっている辺り、MacなんだけどMacよりむしろiOS機器に近い製品という印象を強くする。

終わりに

MacBook Airがラインナップに残っている事に疑問を感じる面もあったが、このように考えると、MacBookという製品は全く新しいカテゴリーの製品なんじゃないかと思えてくる。

そして、気が早いかもしれないがMacBookが、将来どのような方向性に進んでいくかもなんとなく見えてくる気がする。
1つはSIMカードスロット(Apple SIMと組み合わせたら強力そう)を搭載するなど、モバイルネットワーク通信モジュールの内蔵。もう1つはNFCやTransferJetなど近距離無線通信技術の採用だ。

やっぱり、MacBookは個人的にものすごくワクワクする製品ですね。考えれば考えるほど欲しくなってくる、、、

が、活用するあてはないという現実w

MacBook Pro/Airは、Appleストアや家電量販店で販売されています。

購入後のカスタマイズは不可能なので、スペック選定は慎重に行ってください。

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Amazon 256GB 115,280円 5,764ポイント 109,516円
512GB 142,780円 7,139ポイント 135,641円
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Macを買うならどこがお得なのかを考察

一緒に使いたいおすすめアクセサリ

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特にThunderbolt 3」対応製品はチェックしてみて欲しい!
Thunderboltを推進するのはApple

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3件のコメント

iPadって、いろいろ買い替え使ってきたけれど、結局のところコンテンツを消費する道具で、なかなかクリエイティブな作業って向かないと思ってました。Bluetoothキーボードを一緒に持ち歩くこともしたけれど、結局Core2Duoでもう古くなってるMacBookAirが手放せないでいます。

今回の12インチで、MacOSとiOSの統合っての本当にアリかなって思いました。IPadと同じようにiTunesなとでコンテンツを消費し、クリエイティブなさぎよもこなせる。USBメモリ?AirDropなどでどうぞってことなのかな。ブックシェルな形はもう古いって意見もあるかもしれないけど。
CoreMってのが、微妙ですね。でも、私のCore2Duoよりは早いでしょうねぇ。

ご指摘のあったSimスロットがあったらサイコーですね。
MacBookAirの時も、初代を買う人は、なんか人柱感がありました。円高基調もあり、お高く感じますし、2世代目以降まで待ちかなぁ(笑

iPadって、いろいろ買い替え使ってきたけれど、結局のところコンテンツを消費する道具で、なかなかクリエイティブな作業って向かないと思ってました。Bluetoothキーボードを一緒に持ち歩くこともしたけれど、結局Core2Duoでもう古くなってるMacBookAirが手放せないでいます。

今回の12インチで、MacOSとiOSの統合っての本当にアリかなって思いました。IPadと同じようにiTunesなとでコンテンツを消費し、クリエイティブな作業もこなせる。USBメモリ?AirDropなどでどうぞってことなのかな。ブックシェルな形はもう古いって意見もあるかもしれないけど。
CoreMってのが、微妙ですね。でも、私のCore2Duoよりは早いでしょうねぇ。

ご指摘のあったSimスロットがあったらサイコーですね。
MacBookAirの時も、初代を買う人は、なんか人柱感がありました。円高基調もあり、お高く感じますし、2世代目以降まで待ちかなぁ(笑

全くもってその通りですね。
iPadはコンテンツを消費する端末って言うのは同意です。ここをもうちょっとなんとかして欲しいんですけどねぇ