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東日本大震災から3年。被災地支援活動と自身の地域活動について考える

東日本大震災から3年が経過した。
被害の大きさとその後の原発問題などから、未だに復旧の目処が見えない状態が続いている。しかし、被災地から遠く離れた岡山では、もはやあまり話題にもならなくなった印象がある。

別にめでたい日でも何でもないが、3月11日という日に何があったのか、その事を改めて考える意味でも、1年毎の節目というのは大事じゃないかと思う。

また、毎年書いている事だが、東日本大震災は僕がうつ病治療で休職している時に発生した。
悶々とした日々を送る中で発生したこの大災害は、自分の悩みなんて小さな話だと思わせたし、その後様々な活動を行う1つのきっかけになった。で、3月11日には毎年考える。「1年前から自分は成長できたのか」と。

この記事の掲載内容は、2020年12月26日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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この1年の出来事

何と言っても子供が生まれた事が大きく、同時に仕事が非常に忙しい日々を送っている。

この事から言えるのは、フットワークがものすごく重たくなったことだ。2年前は維新政治塾というものに通っていて、毎月のように大阪に足を運んでいた。東京へも年に2~3回遊びに行っていた。

それが、昨年はほとんどゼロに等しくなった。
仕事ならある程度仕方ないが、プライベートで遠くに出かけるのは色んな意味で現状難しくなっている。嫁に全て任せるのは負担が大きいし、何より子供と接することができる貴重な時間を、遠くに行くために使うのはもったいないと感じているからだ。

被災地にも足を運びたい。2年前まで東北に知人はほとんどいなかったが、今は結構いるので会いたい人もいる。だが、行ってない。
要は取捨選択の問題で、僕は今「なるべく岡山にいる」という事を再優先にしている。ただ、そうなるとどうしても変化が乏しくなる。家と会社の往復だけしていたら人の成長は止まるし、少しでも自分の時間を確保する事の重要性は過去の反省からも間違いないと僕は思っている。

「岡山スマホユーザー会」という場作り

そういう状況をある意味逆手にとって始めたのが、「岡山スマホユーザー会」というイベントだ。

今週末行う1周年の拡大版でこのユーザー会に込めた個人的な思いを紹介しようと思っているが、1つのテーマは「岡山を盛り上げたい」ということだ。

その為に何をしたらいいかと考えて、まずは自分自身が「岡山にいることが楽しい」と思えるようになる必要があるし、そういう楽しい場が欲しかった。そういう場を作ることで、例えば僕はIT業界の人間だが、それ以外の業界の人など様々な人に出会って、刺激を受けることができる。

この活動が被災地支援に繋がるとは思っていないが、東日本大震災をきっかけにクローズアップされるようになった、「人の繋がり」や「地域コミュニティ」のようなものを考えるきっかけにはなるかもしれない。

なので、被災地支援には繋がらないが、東日本大震災をきっかけに考え始めて、実現させたイベントというくらいは言えるかと思う。それくらいの思いは持ってやっていて、実際今の地点で少なくとも自分自身には上手く作用している。

終わりに

被災地復興のための活動なんて大層な事を言う気はない。
実際この1年これと言ったことはしていない。ボランティアとして足を運ぶ暇はないし、岡山にいながら直接的に支援できる活動なんてそれほどないと思う。

結局現実的なことは、被災地で今も活動している人を支援することだと、自分と家族の事に手一杯で特別な事ができなかったこの1年を通じて感じた。だから僕は無力だとは別に思わない。直接間接問わず自分の出来る事はやってきた。で、その出来る事出来ない事は人によって違うし、絶対何かをしなきゃいけないわけでもない。

先日、docomoが被災地で活動するNPOを支援する活動を発表した。

記者発表も現地、NPO関連の人達も含めた発表だったらしいのだが、同じ時期に東京でSoftBankが芸能人も招いて「かざして募金」を大々的に発表していたのは記憶に新しい。別にどっちが良いとか悪いではないのだが、僕はdocomoの活動に共感した。

4月1日から開始らしいので、始まったらこの「笑顔の架け橋 Rainbowプロジェクト」を通じて何らかの支援をしようと思う。少額だが少しでも被災地復興に繋がると信じて。
で、自分は自分でできる活動を続けて行こうと思う。

一日も早い被災地の復興を心よりお祈り申しあげます