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Microsoft「Surface Pro 3」レビュー。PCとしては満足、タブレットとしてはイマイチな長所短所のまとめ

2ヶ月弱前に購入したSurface Pro 3。

「Type Cover」というキーボード付きカバーが無償でゲットできるキャンペーンが行われてていた事と、仕事復帰を目前に控えた妻が使うWindows PCが欲しかった事が購入のきっかけだったのだが、とても便利で大満足している。

何が便利なのか、どういう用途として満足しているかを紹介してみる(あとイマイチなところも)。

この記事の掲載内容は、2020年12月27日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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現在のSurface Pro 3の利用用途

今回購入したSurface Pro 3はCPUがCore-i3、SSDが64GB、メモリが4GBの最小構成モデル。

これには価格面以外でもいくつか理由はあり、一番大きいのは発熱の問題を考慮して敢えてCPUは貧弱なものを選んでいる(とはいえ、Coreシリーズなので、最近発売されたSurface 3が採用するAtom x7 プロセッサーに比べたら遙かに性能は高い)。

利用用途はある程度割り切っている。ネット・メール・Office文書など各種ドキュメント作成・簡単な画像編集程度だ。

Surface Pro 3は妻がメインの使用者なので、それで十分だしそれ以上の作業となれば、我が家の場合は僕が使っているMacBook Proで行う事になる。

また、これはたまたまだが今年度保育園の役員(書記)をする事になってしまった。

そうなると、どうしてもOffice文書を作成する機会が増えてしまい、正直Surface触るのは僕の方が多いかもと思っていたら、予想以上に妻が触る機会が多くなった。

確かに考えてみれば、今後もPTAとか1度はやる可能性が高いわけで、手軽に使えるWindows PCを購入したのはそういう意味でもベストタイミングだったなと思った。

PCとしては満足なSurface

ちょっと使うPCとしては十分な性能
Surface Pro 3というか、先日発表されたSurface 3についても同じ事が言えるが、SurfaceはPCとしてはとても使い勝手がいい。

Windowsにおける「タブレット機能」は補助的なものと考えるべきで、基本はPCと捉えた方が良いと思う。

そういう意味で、純正のキーボード付きカバー「Type Cover」は必須だ。これなしのSurfaceなんてSurfaceじゃないと言ってもいいくらいだ。

とりあえずSurfaceの良いところとして感じた事は主に4つ。

ココが良い1:とにかく「早い」

我が家が購入したSurface Pro 3は最小構成モデル。

だが、これでも正直「遅い」と感じた事は1回もない。前述の通り、利用用途はある程度割り切っているが、それでもかなり軽快に動作する。

おそらくストレージがSSDである事、Microsoft製のハードなのでOSとの相性も抜群であることに起因すると思われる。

OSやアプリの起動・終了など含めて何をやっても早いのはとても使い勝手が良く感じる。

ココが良い2:バッテリー駆動でも十分使える性能と可搬性の高さ

バッテリー駆動でもかなり使える
Surfaceは専用の充電端子で充電して使用するのだが(MacBookのMagSafeに似ている感じ)、ACアダプタを接続したまま使用する人は少ないと思う。

ノートPCなのだが、基本的にはバッテリー駆動が前提となるちょっと変わった使い方になる。

Surface Pro 3の価格は10万円程度。

この価格帯のWindows PCだとそもそもストレージがSSDではないし、バッテリー駆動なんてごくわずかしかできないものだが、Surfaceはかなり使えるしその際の性能も高い。

稼働時間も公称値9時間は流石に無理でも、5時間くらいは使える印象がある。

これなら自宅用としては十分だ。
これによって、自宅内でもACアダプタを持ち歩く必要はなく、リビングや寝室など好きな場所で使用できる可搬性の高さは魅力。

重量はカバーを含めたら1kg弱だが、薄いため外出時に持ち歩くのもそれほど苦にはならない。

ココが良い3:高DPIディスプレイに対応している(いわゆるRetina対応)

これはSurfaceがというより、Windows 8.1の話になるが高DPIディスプレイ対応(いわゆるRetina対応)が進んでいる。

Surface Pro 3の解像度は「2160 x 1440」。ディスプレイは12インチなので、そのまま表示するととてつもなく小さな表示になってしまう。

が、そこはさすがMicrosoft製品。きっちり調整されているので、そのままでも特に違和感を持つ事はない。

特に僕はMacBook Pro Retinaディスプレイモデルを使っているため、目がRetinaに慣れているし、もうRetinaじゃないと使えないとすら思っている人間だが、Suraface Pro 3を触っていて「これは無理」と思う事は全く無い。

ただし、対応していないアプリケーションも多く、あくまでもWindowsというOSを操作したり、Officeを触る分にはという条件付きだが。

ココが良い4:「Type Cover」が案外便利で、ハマる

Surfaceシリーズの象徴的アクセサリーと言える、キーボード一体型のカバー「Type Cover」。

店頭でこれを触ると、多分「なにこのペチペチした安っぽいキーボード」って思った人多いと思う。僕はそうだった。

ただ、使ってみると案外慣れてくる。そしてハマってくる。

ストロークは浅い、使いにくいキーがあるなどのデメリットはあるものの、フルサイズキーでタッチタイピングはやりやすい。

この特徴、AppleのMacBookで採用された、「バタフライ構造」キーボードと実は結構似ている。

生粋のMacユーザーの友人がSurface Pro 3を購入していて、僕が悩んでいる時に、

あのキーボードは使っていると、ハマる。
あれは案外よく考えられてると思う

なんて言っていたのだが、図らずも同じ結論に至った。

さらに言えばこの「Type Cover」はタブレットの周辺機器とかでよくある、Bluetoothキーボードとは違う。

本体と直接接続し給電なども行われる事から、ノートパソコンと全く同じ使い勝手を実現する。

タイプカバーキーボードの接続は独自端子
つまり、外付け機器にありがちな、接続が切れたとか、バッテリーが切れたという現象は発生しない。

やっている事は似ているようだが、タブレット+Bluetoothキーボードと決定的に違うのはここだ。

タブレットとしてはイマイチなSurface

Surfaceはタブレットとしての使い勝手が悪い
PCとしてはとても使い勝手が良いが、逆に言えばタブレットとしてはイマイチだと思う。

まあこれはSurfaceというハードと言うより、Windows 8.1が原因なので、近々リリースされるWindows 10では大きく印象が変わるかもしれない。

他にもイマイチと感じる部分は2つほどある。

ココがイマイチ1:思った以上に熱くなる

Surface Pro 3はファンを搭載している(最近発表されたSurface 3はファンレス)。

とはいえ、普通に使っている分にはファンが動作することは3月から5月の間では皆無だった。

ただ、ファンは回らないが本体の裏面はかなり熱くなる。

作業が終わって片付ける時には、当然本体の裏側に手が当たることになるが、予想以上の熱さに驚いた事がある。

3月〜5月というまだそこまで暑くない時期ですらこれだ。真夏は相当熱くなるだろうし、ファンが回る機会もきっと増えるだろう。

ただ、今回購入したのはCore-i3搭載モデル。これがCore-i7とかだったらもっと熱くなるはずで、大丈夫なんだろうか、、、とはちょっと思った。

Surface Pro 3に関して言えば、Core-i5くらいまでのモデルにしておいた方が無難な気がする。

ココがイマイチ2:トラックパッドが使いづらい

「Type Cover」にはトラックパッドが搭載されている。

例えば二本指でのスクロールなど、今では多くのメーカーが搭載している機能には対応している。

案外使えるのは事実なのだが、僕はMacBookユーザーなので、これだけはやはりMacBookに圧倒的に劣っていると感じる。

まあこれはSurfaceに限らずWindowsのノートPC全般に言える事だが、MacBookでマウスを使おうとは思わないが、Windowsでは必須と感じるのは、やはりトラックパッドの使い勝手の悪さ。

Microsoft純正なのでちょっと期待していたが、ここはまだまだと感じた。

Surfaceでマウスを使おうとは思わないが、本気でガシガシ作業するなら欲しくなる、そんな印象だ。

終わりに

正直Surfaceに関しては、Microsoftが販売するため、OSのバージョンアップがかなり長い間保証されるとか、サポート面を期待していた面が強かった。

だが、実際使ってみると、ものすごくよく考えられていて、しかも使い勝手が良い製品である事が分かった。

本気で作業できるタブレットPCなのだ。

そういう意味で、Surfaceが意識しているのは、iPadなどのタブレットではなく、MacBook・MacBook Airなど薄型軽量PCだというのが、使ってみても実感として分かってくる。

正直、今Windows搭載のノートPCのお勧めは?と問われたら、どのメーカーでもなく間違いなくSurfaceをお勧めする。

Windowsの事を一番理解しているのはMicrosoft。Apple製品でその強さを散々見せられていたのに、改めてその事を気づかされた感じがした。

LTEモジュールを搭載しより軽量化したSurface 3、7月29日にリリースが発表されたWindows 10、恐らくそれに合わせて出てくるであろう次期Surface Pro(Surface Pro 4)。

今年は本当にMicrosoftが攻めているし、しかも結構いいものを出しており、トップが変わればこうも変わるのかと驚く。

流石に買えないが次期モデルも楽しみだし、Surfaceは本当にお勧めです!

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Macユーザーの僕ですが、Windows PCとしてはSurface Pro 3を長年愛用しています。

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