車のバッテリー上がりに困ったことがありますか?
僕はある。
通勤で車を使わなかったり、長期出張だったり、車に乗る機会が激減したときに何度かバッテリー上がりを経験した。
こういう時、分かる人はもう1台の車とバッテリーを連結してエンジン始動を行うのだろうが、よく分からないって人も多い。方法はネットを検索すればわかるが、壊しそうで怖いって思う人も多いだろう。僕もそうだ。
そういう人は大抵JAFなど車のロードサービスを呼ぶことになる。これらのサービスは有料無料関係無く、すぐ来てくれるわけではないので、急ぐ時には困ってしまう。
そんな時に便利な機器が、ジャンプスターターという製品。
正直僕は車に関してそれほど詳しく無いので、この名前を聞いても「なんの製品?」って思った。
簡単に言えば、エンジンを始動させるための電源を供給する機械で、これがあればバッテリー上がりも地力で解決出来る可能性がある。
今回このジャンプスターターをレビューする機会をいただいたので、紹介しようと思う。
RAVPower『18000mAhカージャンプスターター:RP-PB053』だ。
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ジャンプスターターとは何か
多分、車に詳しい方ならすぐ分かるであろう『ジャンプスターター』という製品。
僕は名前だけ聞いてもなんなのかよく分からなかったが、製品の特徴としてはわりと単純で、
バッテリー上がりでエンジンがかからなくなった時、エンジン始動に必要な電源を供給する
というのがメインとなる製品だ。
ジャンプスターターとしての機能は、メーカーの説明を抜粋するが、
最大600Aのジャンピング電流と18000mAhの大容量により、一回のフル充電で、6Lガソリン車と3Lディーゼル車(12V)を20回連続でエンジン起動が可能です。
というもの。
ただ、バッテリー上がりなんてそんな頻繁に発生するものではないため、RAVPower『18000mAhカージャンプスターター:RP-PB053』は、以下のような機能も有している。
- モバイルバッテリー機能
- LED非常灯機能
特にモバイルバッテリーとしての機能は便利で、製品としてはわりと大型だが、とりあえず車に1つ置いておけば、いざという時安心という種類の製品だと思う。
ジャンプスターターの使い方(繋ぎ方)と外し方
ジャンプスターターという機能や目的は分かっても、一番の問題は、
どうやって使えばいいのか?
だと思う。
一応日本語の説明書はあるし、WEBでも説明はされている。
だが、製品の性質上、ボンネットを開けて車のバッテリーに直接繋ぐという地点で、僕なんかはビビってしまう。
正直自分で出来る自信がないw
というわけで、困った時の岡スマというわけで、きっと詳しい人がいるだろうと思い聞いてみたら、やっぱりいたので教えてもらいながら使ってみた。
といっても、本当にバッテリーが上がったわけではないので、あくまでもこんな感じで使うっていうのを教えてもらっただけだが。
製品構成はこんな感じで、ジャンプスターターは本体と赤と黒のケーブルを使う。
僕の車、カローラルミオンくん。彼のバッテリーが上がってエンジンがかからなくなったとしたら、
まず、ボンネットを開ける。
そして、バッテリーのところに赤いキャップが付いている端子、付いていない端子があることを確認する。
そして、RAVPower『18000mAhカージャンプスターター:RP-PB053』を以下のように接続する。
- バッテリーのプラス端子(赤いキャップが『付いている』端子)をつなぐ
- エンジンブロック(エンジンの鉄製部分)にマイナス端子をコンコンっと当てる。
このときに大きな火花が出たら配線方法を間違えてショートしていることがある。 - エンジンブロックにマイナス端子を繋ぐ。
(バッテリーからは水素ガスが発生していることがあるので火災事故防止のため)
この時、注意点としては順番も重要で、赤い端子(プラス端子)を最初に接続し、黒い端子(マイナス端子)を後に接続すること。
これを片方を接続した状態で、金属部分に触れないということ。
もし触れると、バチッって電流が流れることもあるらしい。
クルマのECU(エンジンをコントロールするコンピュータ)を破損したり、ヒューズ・ヒュージブルリンクを溶断したりしてクルマを不動にしますので注意が必要です。
そういう意味で、詳しい方曰く、
ケーブルがちょっと短いし、大容量の電流流すわりには細いね
って話だった。
逆に外す場合は以下のように流れで行う。
- マイナス端子をエンジンブロックから外す
- プラス端子をバッテリーターミナルから外す。
マイナス端子から外すことで万一金属部分に触れてもショートすることを避けられます。 - 赤いカバーを戻す(プラス端子が露出しているとショートの危険があります)
これが接続後の状態。
collectの緑ランプが点灯していれば通電はOKのようで、この状態でエンジンを始動すればかかるはず。
ちなみに、バッテリーが激しく弱まっている場合は、boostボタンを押すことで、より多くの電流を提供出来るようで、しばらく待つとcollectの緑ランプが点灯するのだそうだ。
基本的には、2箇所接続するだけなので、そんなに難しくはない。
とはいえ、いざバッテリーが上がってしまった時だと焦っているので、トライアルという意味でも1度は使い方を試しておくことを強くお勧めする。
シガーソケット機能付きで車載機器が使える
また、このようにバッテリーが上がった時、車で使っている空気清浄機など家電製品系が使えなくて困る事もあるだろう。
シガーソケット接続タイプの、冷蔵庫や空気注入器、掃除機など消費電力120W以下までの機器が利用できるので、緊急用としても心強い。
RAVPower『18000mAhカージャンプスターター:RP-PB053』開封レポート
というわけで、前置きが長くなったが、RAVPower『18000mAhカージャンプスターター:RP-PB053』の開封レポートを簡単に。
パッケージはかなり大型。
中には収納ケースも入っており、箱を捨てても付属品がバラバラする事がない。
開封後はこんな感じで、同梱品は案外多く、充電用やジャンプスターターケーブルなどがある。
本体は18000mAhのバッテリーを搭載していると言うことで、わりと大型となっており、日常的に持ち歩くのは難しいと思う。基本的には車に据置という使い方が無難。
大容量バッテリーであるため、残量のインジケーターも5段階でわりと細かい。
端子類はかなり充実している。
車載用と言うことで、
- シガーソケットの接続端子
- 機器毎に最適な電流を自動判定する、RAVPower社独自技術の『iSmart』搭載USB端子が2基
- ジャンパーケーブル接続端子
- 充電用ACアダプタ接続端子
の4種類がある。
特にシガーソケット端子がある事が大きな特徴で、冷蔵庫や空気注入器、掃除機など消費電力120W以下の車アクセサリーに電源を供給できるため、車では非常に使いやすい。
そして、地味に便利なのが取っ手が付いているため持ち運びが楽ということだろうか。本体の重量が862gとわりと重いので、非常に助かる。
さらに、LED非常灯機能も搭載しており、夜間に車のバッテリーが上がった時はもちろん、アウトドアで照明や電源として使う事もできる。
ちなみに価格はAmazonで8,999円となっており、若干値段は高いが、車に1つ置いておけば安心という意味で、持っておいて損はないと思う。
LED照明機能
ジャンプスターター以外の目玉機能の1つが、LED照明機能。
- 通常の点灯
- SOS点滅
- ストロボ点滅
の3種類が選べるのが非常に便利だ。
光量としても十分で、かなり怪しい。LEDということで稼働時間も長く、最大72時間連続点灯可能となっている。
充電機能
シガーソケットやUSB端子を経由して、様々な機器を充電することが出来る。
18000mAhの容量があるため、スマホ程度なら5回くらいは楽に充電できる。
車だと多くの方はシガーソケット接続型の充電器を持っている方が多いと思うが、シガーソケットを経由するも良し、
USB端子に直接接続するも良し。
電流チェッカーが刺さらなかったため、機器毎の電流は調べられなかったが、基本的にどんな機種でも使えるため、自由度が高く重宝すると思う。
終わりに
これまで数多くのガジェットをレビューしてきたが、今回ほど緊張したレビューは初めてかもしれないw
車のバッテリー系ってちょっと怖いイメージがあるからだ。だが、今回それがちょっと克服できたと思うし、何より運転中に困った時あると便利な機能が全て詰まっているのが嬉しい。
- バッテリー上がり
- トラブル発生時の非常灯
- ガジェット類への電源供給
ある程度は自分でどうにか出来そうと言うのと、仮に救助が必要になったとしても、数時間なら耐えられそうと思えるので。
あまりお世話になりたい機器ではないし、価格は9,000円程度と安くないが、特に長距離ドライブすることのある車には1つ置いておくと便利だと思う
購入の際は、是非余裕があるうちに使い方を理解しておくことをお勧めする。本当にバッテリーが上がった時に初めて使うというのは、僕みたいな初心者にはおすすめできない。
また、いざという時バッテリー切れでは意味がないので、月に1度くらいはフル充電するのをお忘れなくw