出張・旅行など宿泊を伴う外出の時に、ACアダプタを持ち歩いてますか?
充電用のACアダプタと言えば、かつては携帯とパソコンくらいだったのだが、近年はいわゆるガジェットが急増。スマホはいうに及ばず、
- スマホ
- タブレット
- Bluetoothヘッドセット・イヤホン
- モバイルバッテリー
- デジカメ
など全てではないにしても、このうちの3つくらい持ち歩く人は珍しく無くなった。
そうなった時に困るのが冒頭で話題にした『ACアダプタ』。基本的に機器毎に同梱されているが、バラバラに持ち歩くと重量も増えるし、かさばるという難点がある。
とはいえ、独自形式のACアダプタだとそうもいかないが、近年はUSB充電対応機器が増え、ほぼUSBで事足りるようになり、そのことで複数のUSBポートを搭載した便利な充電器が登場してきた。
今回紹介するRAVPower『40W 4ポートUSB充電器』は、マルチポート充電器の1つだが、折りたたみ式プラグでコンパクトに収納可能という特徴を持っている。
つまり、旅行などでの持ち歩きに適した充電器ということになる。早速紹介しようと思う。
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機器によって異なる電流
最近の機器は『急速充電』という機能を持っている。
そのお陰で、バッテリーが完全に切れてからある程度使えるようになるまでの時間が短くて済むし、バッテリーの充電時間も短くなるのだが、そのせいでデバイスによってサポートする電流の強さである『A(アンペア)』が異なる状態となっている。
一例を挙げると、
機器名 | 電流(A) |
---|---|
iPhone | 1A |
iPad | 2.4A |
という感じだ。
電流を大きくすれば流れる電力量が増えるため、充電も早いという理論だが、ケーブルや機器に対する負担が増えるため発火などの危険も増すという弊害がある。
デバイス毎に付属しているACアダプタを利用するのが無難といわれるのはそういう理由で、純正品はメーカーがちゃんとテストしている環境なので安心なのだ。
だが、近年はこれを自動的に判定して最適な電流を流す技術を採用した充電器が増えている。
- Anker社の『PowerIQ』と『VoltageBoost』
- RAVPower社の『iSmart 2.0』
などが有名どころ。元祖はAnker社だと思う。
そして、2番手くらいと思うのが今回紹介するRAVPower社で、メーカーによって名前は違うが、基本的な考え方は同じだ。
RAVPower『40W 4ポートUSB充電器』の特徴
今回紹介するRAVPower『40W 4ポートUSB充電器』の特徴は以下。
- 4ポート
- 折りたたみ式プラグでコンパクトかつ『181グラム』と軽量
- iSmart出力自動判別機能で、ポートを選ばず機器に合わせて最大出力で充電
- 1ポート2.4Aまで、合計8Aまで出力
- AC100-240Vの入力電圧に対応し、海外でも利用可能
- 『18ヶ月』の製品保証
- 日本語マニュアル付き
という辺りだ。
ちなみに価格はAmazonで1,699円となっており、カラーはホワイトとブラックがある。
マルチポート充電器は数多く存在するが、この中で少し変わっているのが折りたたみ式プラグということだろうか。
この手の製品は大体充電器と電源コードが独立している。
こんな感じだ。
だがこの製品は、このように本体に内蔵しているため非常にコンパクト。つまり、出張・旅行など宿泊を伴う外出はもちろん、常時持ち歩く充電器としても便利だ。
とりあえずこれだけ持っておけばよいので。
RAVPower『40W 4ポートUSB充電器』の開封レポート
簡単に開封レポートを。
箱は一般的な段ボール素材のパッケージ。
開封すると、本体とマニュアルと製品保証の登録を促すメッセージが記載された用紙が。
これが本体。
見ての通り、非常にスッキリしている。
使用時はこのようにコンセントを引き出す。
あまり使う事はないが、日本語マニュアルが付属しているのも嬉しいところ。
そいてこれがコンセントに挿したときの状態。
お分かりだろうか?
USBポートに白色LEDが内蔵されて光っているというのが。これ、結構嬉しい機能だ。特にホテルだと、枕元のコンセントなんて無いかACアダプタが刺さらないことが多いので。
充電は夜寝る時など夜間にすることが多い。その時ポートが見えなくて困る事は結構ある。
弊害として枕元に置くと多少まぶしく感じるかもしれない。そこは使い分ける必要があるとは思うが、、、、
本当に機器毎に最大出力で充電されるのか?
この製品は『iSmart2.0出力自動判別機能』を搭載している。
機器によって電流(A)が本当に異なっているのかを調べてみた。対象の機器は僕が今所有している、スマホやタブレットで試してみた。
ちなみに、
計測前はこのような状態だ。
iPhone 7
iPhoneは純正のACアダプタが1Aとなっているが、実は1.5Aまで対応しているというのはわりと有名な話だ。
数値も1.34Aと明らかに1Aより大きかった。
iPad Air 2
今回計測した機器では最も大きなバッテリーを搭載しているiPad Air 2。
2.4Aまで対応していると言われているが、やはり2Aは超えていた。
Apple Watch
スマートウォッチであるApple Watchはマグネット式の独自形式の充電を行うが、その為やはり0.25Aと電流は弱いものだった(搭載しているバッテリーも小さい)
Xperia Z5 Compact(E5823)
最後にAndroid端末。
僕は海外版SIMフリーのXperia Z5 Compact(E5823)を持っているので、これで試してみた。
結果は1.47Aとスマホにしてはかなり大きな数値に。
Android端末はiPhoneに比べて搭載するバッテリーが大きい傾向がある。この為、より高速に充電できる仕組みを持っている。
実はAndroid端末の多くは、『Quick Charge 2.0』という、米国のクアルコム(Qualcomm)という企業が開発した、スマートフォンやタブレットなどを高速に充電する規格に対応している。
この製品も含めて急速充電は電流(A)を高めて充電を早くする技術だが、『Quick Charge 2.0』は電圧(V)を高めるアプローチで従来は5Vだが、9Vまたは12Vの電圧となっている。
ちなみに、RAVPower社の製品はQuick Charge 2.0には『非対応』となっている。
終わりに
僕は折りたたみ式プラグのマルチポート充電機はcheero製品を使っていた。
購入したのは2014年で少し古く、その証拠にこの頃はまだポートによって接続機器が分かれていた時代だった。
これが今の感覚では面倒で、、、
大して進化しないと思ってる充電機も随分変わったんだなぁと感心してしまった。
ただ、僕が今一番欲しいのは実はこれだけでは不十分で、USB Power Delivery対応の折りたたみ式プラグ充電器が欲しい。
折りたたみ式プラグじゃないものはAnker社が販売しており、僕も使っているが、
無いんですよね、、、
これがあれば、12インチMacBookも急速充電できるため、まさにこれ1つで何でも充電できるって状態になるのだが。
そういう製品が出たら速攻で買おうと思いつつ、当面はRAVPower『40W 4ポートUSB充電器』を旅行カバンに忍ばせておこうと思う。
持ち歩きに最適なモバイル用USB充電器のおすすめ
2019年以降、USB-Cを搭載した充電器が急速に増えてきました。充電規格の違いなどややこしい面がありますが、便利なのはもちろん、将来性があり長く使えるので購入をおすすめします。
- 折りたたみプラグ
- USB-C端子を搭載し、USB-PDによる急速充電に対応している
- できればUSB端子を2基搭載している
- PSEマーク取得
その他のおすすめ製品
▼iPhone 7ユーザーでバッテリー内蔵型ならこちら▼これ1台あればMacもiPhoneもOK
USB-Cケーブルは高品質なものを選ぼう
「USB-PD」による急速充電は、本体・充電器・ケーブルがすべて対応して初めて動作します。「急速充電=高出力」なので発火などの危険もあります。安価な製品には注意しましょう。
自宅でお手軽充電ならワイヤレス充電器も便利
実は最新規格に対応していれば「最大15W」とかなり高出力!
おすすめを敢えて1つ選ぶと、USB端子は1つだけど「cheero USB-C PD Charger 18w mini」です。 とにかく小さいのが魅力!