2013年11月に購入し3年弱ほぼ毎日使っていた、MacBook Pro 13インチ Retina(Late 2013)は27インチiMac 5K Retinaディスプレイモデル(Late 2015)の購入に伴いお役御免となった。
その後どうするかを、
- ソフマップなど中古業者に売却
- 将来子供が使う時のために保管
- 知人に売却
のどれかで悩んでいたのだが、岡スマで知り合った知人が欲しいと言ってくれたので、売却という形で譲渡することにした。
その方はMacを使うのも初めてだし、そもそもパソコンにそれほど詳しく無いため、壊れない限りメンテナンスしないでよいように、キレイにしておいてあげようと考えて、筐体をキレイに拭くとかはもちろんだが、
MacBook Pro内部の清掃
もやっておくことにした。
購入から3年以上経過し、既にメーカー保証も切れている。内部のホコリを取れば特に夏場の熱対策にもなる。
ただ、MacBook Pro Retinaに限らず、MacBookは基本的に分解を想定していないため『ネジとドライバーが特殊形状』となっており、普通にはできない。
僕は以前内部清掃を行ったのでドライバーを持っているのだが、必要機材などを具体的に紹介しようと思う。
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MacBook Proの分解に必要なドライバー
MacBook Proの分解に必要なネジは主に3種類に分かれている。
- 裏蓋を外すネジ
- HDD/SSDを外すネジ
- バッテリーを外すねじ
この記事では、内部清掃のみを目的にしているため『裏蓋を外すネジ』についてのみ紹介する。
MacBook Proはハードディスク搭載の古いタイプで、それ以外はSSD搭載のMacBookシリーズということになる。
機材名 | MacBook Pro | MacBook Air MacBook Pro Retina 12インチMacBook |
---|---|---|
ドライバーの種類 | 精密ドライバー+00 | ペンタローブ1.2mmドライバー |
規格としては『ペンタローブ1.2mmドライバー』というもので、ネジが星形の形状をしているかなり特殊なネジに対応するものになる。
Apple純正品は存在しないため、近所のお店で買ってもよいのだが、ホームセンターなどで見かけたことはないので、ネットで購入するのが無難だと思う。
僕が持っているドライバーとは違うが、以下の製品を購入すれば間違いは無い。ちなみに価格は、Amazonで345円(送料別)と特殊ネジだが価格は高くない。
ちなみに、このドライバーはMacBookシリーズの『裏蓋を外す』ことに使うドライバーで、SSDやバッテリーを外すことはできない。これらにはまた別のドライバーが必要になるのだが、素人にはあまりおすすめできないし、僕もやったことがない。
MacBook Proの場合中身はこんな感じだ。
ほとんどの部品は基盤(マザーボード)に直付けとなっており、部品を外すのは破損などの危険が伴うと思う。当然だがメーカー保証も外れてしまう。
SSDを交換する方法は確かにあるし、そのような機材も販売はされているが、破損してしまった、壊れても問題ないというMac以外でやるのはおすすめできない。
なお、MacBook Proは、2016年10月にTouch BarとTouch IDを搭載された新モデルは発売されているが、必要なドライバーの規格は『変更無し』となっている。
MacBook Pro Retinaの裏蓋を外す方法
というわけで、3年弱お世話になったMacBook Pro 13インチRetinaディスプレイモデルの裏蓋を外してみた。ちなみにMacBook Proとしてははじめて開封した。
MacBook Pro購入前のMacBook Airは何度か清掃したのだが、MacBook Proはほぼ自宅で利用しており、カバンなどに入れて持ち歩く事も少なかったため、ホコリが混入するシーンは少ないと思っていたからだ。
これが通常状態。
それを裏返して、
必要機材となる、
- ドライバー
- エアーダスター
を準備。
このネジを外す。
ネジはこんな感じ。
とても小さいので紛失には気を付けよう。
MacBook Pro内部のホコリを掃除
これがあらわになったMacBook Proの内部。
見ての通り、半分はバッテリーという作りになっている。そして約3年使用した本体内にはホコリがチラホラ、、、
といっても、ぎっしりってほどではない。むしろ思ったよりもキレイだった。
ただやはり、MacBook Pro内で唯一のファンはホコリがたまっていた。
というわけで、エアーダスターでホコリを飛ばす。
この時間違っても、口から息を吹きかけるなんて絶対にやってはいけない。Macに限らずパソコンは精密機器。唾液などの水分が原因で腐食して故障したら目も当てられないので、お金をケチらずにエアーダスターを使う事を強くおすすめする。
エアーダスターを買うお金がないのであれば、このような清掃はやらない方が良いと思う。
清掃後はこんな状態。
きれいさっぱり。
あとは再び蓋を閉じたらお掃除完了だ。
MacBook Pro Airの裏蓋を外す方法と内部の様子
参考までに僕が以前所有していたMacBook Air(Mid 2011)についても、内部を清掃した時の写真が残っていたので紹介。
内部は、MacBook Proよりもバッテリーの大きさが目立つ。
また、ファンの位置が、Proは向かって左側だったが、Airは右側にあるのが大きな違い。
Airは持ち歩きが多かったせいか、ホコリもかなりたまっていて(エアーダスターを吹き付けるとホコリがブワッと舞い上がった)、夏場は熱暴走してファンが轟音で回り続けるなんて状況になった事がある。それは内部を清掃することでかなり改善するという効果があった。
ちなみに、ドライバーは同じものが使えるのだが、使用されているネジは少しだけ違っていて、長いネジが2本あることがAirの特徴と言える。
【補足】12インチMacBookは裏蓋を外せるのか?
最後にMacBookシリーズとして残っている、12インチMacBookは同じようにできるのかが気になる方もいると思う。
僕は12インチMacBookでは(Early 2016)を所有しているので試してみたが、ドライバーは同じものが使えた。
※ネジを回してみて確認
つまり、裏蓋を外して内部をみることは可能なのだが、12インチMacBookはファンレス仕様であるため、基本的に内部にホコリなどのゴミがたまることはない。
なので、わざわざあける必然性もないため、僕も実際あけたあけたわけではない。
できる or できないだと『できる』だが、必要性が皆無という意味で、12インチMacBookユーザーに内部清掃はおすすめしない。
終わりに
というわけで、内も外もキレイになったMacBook Proくんは、新しい持ち主の元に旅立っていった。
新品みたいでビックリした!
って言われたのだが、まあ『Apple信者』なんで梱包の化粧箱はもちろん、ビニールなどのフィルムまで残してて、それをほぼ完璧に復元して送っているのだから、そういわれるのも無理はないw
2013年下期に発売したパソコンなんて、客観的に見れば3年経過した旧モデル。Windows PCの間隔だと大したお金にならないというのが現実だ。
だが、MacBook Pro 13インチ Retina(Late 2013)は、本記事を執筆している2017年2月時点で有名どころのソフマップとかに売却しても『満額75,000円』、業者によっては『85,000円』にもなる。
購入当時は以下の記事でも記載しているが、ポイント還元を値引きと捉えた場合『約15万円』。
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3年間使い倒して、購入金額の約半額で売却出来るなんて恐ろしくリセールバリューが高い。
昔ほどではないにしても、Macは高いとよく言われるし、それは否定しないが下取り金額含めたらそうでも無いんじゃないかと思う。
この記事で紹介したように、掃除するなどメンテナンスをちゃんとしていれば壊れることも滅多に無い。
新しい持ち主さんも大事に使ってくれるといいなぁ。
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