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macOSのステータスバー/メニューバーが、レインボーカーソル(虹色のくるくる)になる原因と対処法【自動化スクリプトあり】

Macを使い始めて10年以上経つ。

その間、OSの名称が「Mac OS X」→「OS X」→「macOS」と変遷したが、毎年新バージョンが登場し、特にアップデート直後にはトラブルが発生することが多い。

その代表格は、「レインボーカーソル(虹色のくるくる)」が頻発するというもの。

具体的には以下のような現象だ。

  • Macのメニューバー右上のステータスバーにカーソルを当てると、レインボーカーソル(虹色のくるくる)」が表示され操作できない
  • 時計もフリーズして動かない

OSそのものはフリーズしておらず、ブラウザなども普通に操作可能なのだが、これだけが動かない。

OSの問題かもしれないし、アプリケーション(ウイルス対策ソフトとの相性問題とか怪しそう)に起因した問題かもしれないという感じ……。

とりあえず、原因は不明だが対処方法はわかったので、その方法を備忘録として記事にまとめておこうと思う。

この記事の掲載内容は、2019年12月4日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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Macのメニューバーとステータスバーとは

まず、今回話題にしている、メニューバーとステータスバーについてだが、

メニューバー
メニューバー

上記画像の、macOSの画面上部にあるバーが『メニューバー』

メニューバー内のステータスバーエリア
メニューバー内のステータスバーエリア

さらに、メニューバーの右端にある、時計やWi−Fi、Bluetoothアイコンなどが表示されているエリアが『ステータスバー』という位置付けになる。

正確にはFinder画面の下部に表示される情報エリアもステータスバーと呼ばれていて、ややこしいが、この記事では画面上部のメニューバーで起こる事象を扱っていると理解して欲しい。

ステータスバーのレインボーカーソル(虹色のアイコン・くるくる)問題

で、今回このステータスバーが操作不能になるという事象が発生した。

ステータスバーにカーソルを合わせるとレインボーカーソルになる
ステータスバーにカーソルを合わせるとレインボーカーソルになる

見た目ではこんな感じで、具体的には以下のような現象。

  • マウスカーソルを当てると、レインボーカーソルが表示され操作不能。時計も動かなくなる
  • その他のメニューバーは操作可能
  • OSそのものは操作可能
  • アプリケーションも操作可能

このような事象なので、発生していることにすら気づかないこともあるかもしれない。

発生頻度はランダムだが、スリープ復帰直後に発生することが多いという印象は強かった。

そして、1度発生すると再起動するまで直らない。

チー
再起動すれば直るけど、いちいち面倒くさいからねぇ……。

MacBookユーザーは外出先のインスタントホットスポット起動に困る

こういう現象なので正直そこまで困ることはそんなに多くない。

ただ、僕は「12インチMacBook」を使っているが、その他にも「MacBook Pro」や「MacBook Air」を使っていれば困ることが多い。

インスタントホットスポット」を使う時だ。

インスタントホットスポットはWi-Fiアイコンから接続するので……。

チー
Wi-Fiアイコンが操作できなくてネットに繋げられない!!

と、イライラすることが多かった。
再起動すれば復活するのは分かっているが、外出先だとその時間が惜しいこともある。

「再起動無しで復活する方法はないものか……。」そう思って調べたら、あった。

原因は「SystemUIServer」プロセスのフリーズ(応答なし)

調べてみると、レインボーカーソルの原因は「SystemUIServerというプロセスがフリーズ(応答無し)」となっていることだった。

早速、アクティビティモニタをチェックしてみると……

SystemUIServerが応答無しとなっていた
SystemUIServerが応答無しとなっていた

確かに「応答なし」となっていた。

ダブルクリックで表示されるダイアログから終了を選択
ダブルクリックで表示されるダイアログから終了を選択

基本的には上記プロセスをダブルクリックしてそのダイアログから「強制終了」とすれば、再起動できる。

しかし、それが出来ないこともあるのでその場合は、このプロセスを再起動する必要がある。

なんて事をサラッとかいているが、僕はSE(システムエンジニア)の仕事をしているのでその辺りがサクッと理解できるのだが、普通はよくわからないと思うので、以降に記載する方法をそのままコピペで実施していただけらと思う。

チー
意味不明な言葉を書く感じになるけど、そのままマネしてください

SystemUIServerを再起動する方法

まず、Mac側の操作でターミナルアプリを立ち上げる。

Finder操作だと、以下の順番だ。

ターミナルアプリの起動手順
  1. Finder起動
  2. サイドバーからアプリケーションを選択
  3. ユーティリティを選択
  4. 「ターミナル」をダブルクリックで起動
ターミナル起動直後の画面
ターミナル起動直後の画面

起動するとこんな画面が表示される。

Windowsだと「コマンドプロンプト」と呼ばれている、いわゆるコマンド入力の画面だ。

その画面で、以下のコマンドをそのまま貼り付けて欲しい。

実行するコマンド
killall SystemUIServer

するとほぼ一瞬で終了し、ステータスバーが再表示されるはずだ

ターミナルでのコマンド実行結果
ターミナルでのコマンド実行結果

これで終了。

内容的にはSystemUIServerプロセスを強制終了させたことになる(その後OS側の制御で自動的に再起動される)。

SystemUIServerを一瞬で再起動する方法(シェルスクリプトを利用)

基本的にこれで問題は解決なのだが、このコマンドを覚えておくのが面倒くさい

というか、忘れそうで毎回コマンドを検索するのが手間だなと思った。

というわけで、僕はこれを自動化することにした。
「シェルスクリプト」という、コマンドを実行するファイルを作成し、そのファイルを起動すれば前述のコマンドを流してもらうというもの。

システム関係の仕事をしている方なら特に驚く話ではないと思うが、一般的にはマニアックな方法なので、一応やり方を紹介しておこうと思う。

まずは、エディタアプリ(僕はCotEditorを使っている)を立ち上げて、上記コマンドを貼り付ける。

killall SystemUIServer とかくだけ
killall SystemUIServer
とかくだけ

こんな感じだ。

拡張子を「sh」、実行権限を付与する
拡張子を「sh」、実行権限を付与する

そして、保存するときに「任意の名前.sh」で保存する。
この時「実行権限の付与」のチェックも付けておく。

ファイルの詳細表示を行う
ファイルの詳細表示を行う

保存したファイルをFinder上で詳細表示(右クリック)で『情報を見る』を選択し、

ターミナルappに関連づける
ターミナルappに関連づける

「このアプリケーションで開く」からターミナルを関連付ける

これで設定は完了。

以後は、このファイルをダブルクリックで起動すれば、

自動的にコマンドを実行してくれる
自動的にコマンドを実行してくれる

このような感じで自動的にターミナルアプリが立ち上がり、コマンドを実行してくれる。

というものだ。

終わりに

Macを使っていたら必ず発生する「レインボーカーソル」はこれで対応可能だ。

ただ、今回の対処方法は暫定的なもので、そもそも「レインボーカーソルが発生する原因」を解決するわけではない

  • OS要因
  • 周辺機器などとの相性
  • アプリケーションとの相性
  • Macそのものの故障(熱暴走はよくある現象)

原因は様々なので、発生原因については別途調査することをおすすめする。

とはいえ、今回調べて対処がほぼ自動化できたので、いくらでもかかってこいと言えるようになった。

ステータスバーのレインボーカーソル(虹色のくるくる)に困っている方は、是非試してみて欲しい。

2008年からのMacユーザーなので、これまで数多くのトラブル・不具合を経験しました。

その中で今でも役立つ知識を厳選して詳細します。

記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。

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チー
最後の手段は「クリーンインストール」です。大抵の不具合は解消しますが、時間がかかるので、余裕のあるときにやりましょう。
macOSのクリーンインストール

Macは特別なカスタマイズを行わなくても快適に使えるOSですが、特にWindowsを併用している方は、少し設定を変えると快適になります。

チー
あと、「Apple Watch」を使っているなら、Macのロック解除は是非設定してみて!

Macのキーボードが不満なら使ってみたいキーボード

チー
MacBookシリーズの「バタフライキーボード」がどうも合わなくて、自宅では外付けキーボードを愛用していました。

どうせ買うならいいものを購入する方が長く使えるのでおすすめです!
東プレリアルフォースの外観
チー
ただ、16インチMacBook Pro・2020年モデル以降のMacBookシリーズは「Magic Keyboard」を採用しており、僕の不満は解消しました!
シザー方式の「Magic Keyboard」

MacはAppleストアや家電量販店で販売されています。

少しでも安く買いたい・旧モデル狙いという方は、メーカー保証1年が付くApple整備済品をチェックしてみましょう!

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チー
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