2016年末にわーすたのライブを見るために、東京に行った。
普段は飛行機で行くものの帰省ラッシュの時期でANA国内線特典航空券がとれず、新幹線移動になった。
FeliCaを搭載しSuicaが使えるようになったiPhone 7を購入して初めて乗る新幹線。試してみたいことがあった。
EX-IC(エクスプレス予約)でもiPhone 7は使えるのか
まあ結論から言えば、対応不可なのだがこういうの良くないよねって思うので、敢えて記事として紹介しようと思う。
体験レポートは以下の記事をご覧ください。
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Apple Payは新幹線の自動改札に対応していない
Apple Payだろうが、プラスチックカードのSuica(ICOCAなど他のICカード乗車券を含む)だろうが、FeliCaという技術を使っている事には変わりない。
なので、原理的にはSuicaに対応している新幹線の自動改札が対応できないわけがない。だが、結論から言えば以下の記事を見れば分かる通り、
Apple Watch Series 2やiPhone 7シリーズに搭載されたFeliCaには対応不可となっている。
新幹線のICカード乗車は、EX-ICカードという有料会員のエクスプレス予約会員のみに付与されるカードを使って実現される。
で、在来線との乗換時はSuicaなどの普通乗車券カードと『重ねて』自動改札を通過という形を取る。
これができないので、
最寄り駅の倉敷駅ではiPhone 7のSuica(=ICOCAとして利用)で乗車し、新幹線に乗る岡山駅で紙の特急券を発券し、
紙の切符を改札に通した後、自動改札にiPhone 7をかざす
形で新幹線改札を通過した。
原理的には、
これがオッケーなら、
これでいけるんじゃないのって思うが、まあダメだというので試してはいないw
いろんなツッコミどころがありすぎて本当にややこしい。
さらに言えば、JR東日本の新幹線(東北新幹線など)は、WEB予約からSuicaによる乗車まで全て可能となっている。
Suicaを提供するのがJR東日本なのだから当然と言えば当然で、逆に言えば東海道・山陽新幹線はJR東海およびJR西日本でJRとはいえ別会社だからと言えばこれまた当然だが、釈然としないというのが多くの方が持つ気持ちじゃないだろうか。
別会社とはいえ『JR』なんだから、同じように使えるようにして欲しい
と。
いつまでも有料会員制度を続けるJR東海
僕は冒頭でも記載した通り、長距離移動は飛行機が中心だ。
航空会社もマイレージなどの会員制度は用意しているし、利用頻度などに応じた上級会員制度は存在する。だが、会員には無料でなれる。
さらに言えば、座席指定などの予約、ゲートの通過方式に違いはなく、誰でも使える。何故なら、これらの仕組みは利用者にとってもメリットがあるが、事業者側にとっても業務効率化などのメリットがあるからだ。
なので、久しぶりに新幹線(東海道・山陽新幹線)に乗ると遅れてるなぁと思う。
特に今回のように(2016年年末)帰省ラッシュの時期は、普段あまり新幹線に乗らない人が乗ってくる。
- ずらりと並ぶみどりの窓口
- 混乱する改札口
- 乗車券と特急券を2枚重ねて改札を通る
- ICカードは2枚重ねて通る
という光景。特に帰りとなった12月29日の品川駅とか大混乱だった。
そんな数々の混乱を横目に、僕はEX-ICカードでサクッと通り抜けるわけだが、なんでこのサービスをもっと広めないのかと思う。
全員とは言わないが、このサービスをもっと広めたらこの混乱の何割かは軽減すると思うのに。
その為には、エクスプレス予約は無料化した方がメリットは大きいと思う。WEB予約と座席指定は無料、料金割引は有料会員向けにするとか、差を付ける方法はいくらでもあるはずなので。
JR間の縦割りが本当に不便
まあここには、JR間の縦割り意識が働いているのだろうと思う。
僕は2008年〜2010年の2年間関東に住んでいて、新幹線はよく使った。この時驚いたのが、
JR東海の駅(=東京駅・品川駅・新横浜駅)でしか、エクスプレス予約の切符が発券できない
という事実。要するに東海道新幹線の駅でしか発券できなかった。
JR西日本エリアは、山陽新幹線のエリア(=エクスプレス予約のサービス範囲)と言うことで、新幹線が停車しない駅でも発券可能なので、最寄り駅で発券できるのが当たり前と思っていた。
都市伝説的に言われる、JR東日本とJR東海が仲が悪いなんて話、本当なんだろうなぁと思った。
ちなみにJR東日本は『えきねっと』というサービスを展開していて、似たようなサービスなので混同している人も多い。
利用者にとっては「知らんがな」って話だし、この事で不利益を被るのは日本人よりもむしろ外国人。
特にオリンピックに向けて増えてくる海外旅行客だと思う。
iPhoneのFeliCaがグローバル対応するまでに解決して欲しい
iPhone 7におけるFeliCa搭載は、JR東日本がAppleに強く働きかけて実現したと言われている。
その結果として、グローバル端末のiPhoneにおいて、FeliCaを搭載した日本専売モデルが登場した。
つまり、2017年1月現在としてはFeliCa対応iPhoneは日本でしか販売されていないし、利用者はほぼ日本人に限定されていると思う。
だが、この日本専売モデルという仕組みは過渡期だと僕は思っている。Appleとしてもモデル数は極力絞りたいだろうし、NFC-Type A/BとNFC-Type F(=FeliCa)に対応したモデルが東京オリンピックが行われる2020年の前年までには発売されるだろう。
そんな時に、JR東日本のSuicaには対応しないとかそんな辛気くさい話はやめて欲しい。
少なくとも海外旅行客にとってSuica=iPhoneになるのだから、その事を前提にサービスを考えてほしいものだ。
ポイントは料金割引よりも、利便性に尽きると思う。
終わりに
僕は新幹線と飛行機どちらが好きかと問われたら、飛行機と答えるが、かといって新幹線を否定する気は無い。
輸送力とか全く違うし、何より時間の正確性と移動中にガッツリ仕事が出来るというのが最大のメリット。実際12インチMacBookを購入してから、新幹線の移動=ブログ執筆みたいな状態で、今回で言えば岡山から品川までの3時間弱ずっとブログを書いていた。
かつてはトンネルで圏外になることも多かったが、今やトンネルのエリア化も進み、テザリングでネット接続して『1度も途切れることがない』という驚きの事実。
飛行機は早いが、遅延や欠航リスクは高いし、電子機器を継続的に使えない(離着陸時は利用不可)など不便なことも多い。
そういう意味で新幹線の方がビックリするくらい快適だし、こういうインフラ部分の努力は凄いと思うだけに、利用者寄りのサービス面も頑張って欲しいなぁと強く思う。
Apple Payに関する記事
iPhone 7、Apple Watch Series 2以降のモデルは、日本で主流のFeliCa方式によるApple Payが利用可能です。
Suica・iD・QUICPayに対応しているので、まだ使って使っていない方は、1度使ってみることをおすすめします!
- iD・QUICPayなど複数の決済サービスに対応
- Suicaにも対応(新幹線も乗れる)
- 機種変更時のデータ移行が楽
Apple Payに対応するiPhone・Apple Watch
SuicaなどFeliCa方式のApple Payに対応する、iPhone・Apple Watchは以下のモデルです。
- iPhone 7以降のiPhone
- iPhone SE(第2世代)
- Apple Watch Series 2以降のApple Watch
- Apple Watch SE
今一番コスパの高いモデルは「iPhone 12」
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2019年モデルの「iPhone 11」は、2度目の値下げが実施され今が底値ですが、高コスパモデルとしては「iPhone 12」をオススメします。
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