iPhoneなど、Apple製品の魅力の1つに、新機種購入に伴うデータ移行の「楽さ」がある。
- macOSの「Time Machine」
- iOSのiCloudバックアップ・iTunesバックアップ
基本的に復元操作をするだけで、旧機種の環境がまるごと復元されるという優れものだ。
しかし、iPhoneの高機能化、周辺機器の増加でそうも行かない部分が徐々に増えてきた。
Apple PayのSuica
がこれに該当する。
この記事では、iPhoneの機種変更に伴うApple Payデータ移行方法を紹介しようと思う。
記事にしているので、大変な作業なのかと思うかもしれないが、特別な操作はほとんど不要なので、簡単にできる。
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Apple Payに格納されるカードの種類
FeliCa方式の対応に伴い、日本では2016年に発売した、iPhone 7とApple Watch Series 2以降、Apple Payが本格的に導入された。
- Suica
- iD
- QUICPay
方式のいわゆる「おサイフケータイ決済」に対応した、ことが最大のトピックだ。
2016年の導入当初、nanaco・WAON・楽天Edyなど、いわゆるプリペイド方式のICカードにも近い将来対応すると思っていたが、対応する決済方式が増える気配はない。
これをデメリットと捉えることもできるが、対応方式が絞られている分電子マネーの管理が非常に楽というメリットがある。
Apple Payの情報は基本的に「iCloudに保管されている」
ガラケー(フィーチャーフォン)、Androidのおサイフケータイを使ったことがあるだろうか?
僕はおサイフケータイを2003年くらいから利用していた。
とても便利だったのだが、欠点もあった。
- セットアップ
- 機種変更に伴う、データ移行
この2つが「非常に」面倒くさいということだ。
あまり普及しなかった「おサイフケータイ」だが、その理由は手続きの煩雑さにあると僕は思っていた。
そのイメージがあったので、
と思っていた。
カードの追加は、iD・QUICPayの場合、カメラでクレジットカードを読み取るだけという楽さだが、データ移行は面倒だろうと思い憂鬱だったのが正直なところだ。
ところが、
Apple Payの情報はiCloudに保管されているので、基本は復元するだけ
という簡単さだった。
これには正直驚いた。
クレジットカード(iD・QUICPay)のデータ移行
まず、クレジットカード(iD・QUICPay)のデータ移行だが、旧機種(機種変更前のiPhone)でやることは特にない。
新機種(新しいiPhone)で、カードの追加を行うと旧機種で利用していたカードが表示される。
対象のカードを選択後、セキュリティコードを入力し、
SMSなどでカード認証を行えばすぐに利用可能となる。
セキュリティ対策のため、カード認証などは再度必要となる。しかし、
- カード番号を入力する
- カードをカメラで撮影する
などの操作は不要なので、カード1枚につき数分で復元が可能だ。
Suicaのデータ移行は、Walletアプリ上で「削除」が必要
対して、Suicaについては1つだけやることが増える。
それは、
旧機種で、新機種へ移行するSuicaをWalletアプリ上で「削除する」
という作業だ。
削除というと、カードを捨てる操作のように感じて「残高が消えるのでは?」と思う方もいるだろうが、残高もキッチリ移行される。
なので、不安に感じる必要はないし、無理に使い切る必要もない。
削除後の手順は、クレジットカードと基本的には同じだ。
iCloudにバックアップされているので、カード追加を行い、そこからSuicaを選択する。
すると、旧機種で削除したSuicaが表示されるので、選択すれば復元完了だ。
Suicaの場合、セキュリティコードの入力・カード認証が不要なので、すぐに復元される。
機種変更でSuicaデータを移行すると「Suica ID番号」が変わる
以上の操作でデータは移行されるが、Suicaのデータ移行に関して、1つ注意点がある。
機種変更に伴い、Suica ID番号が変わる
ということだ。
JR東日本公式サイトには以下のような記載がある。
Suica ID番号は、端末からSuicaを削除(サーバ退避)したり、端末間の移動により毎回変わりますので、上記同様各種サービスをご利用の場合にはご注意ください。
僕が何度か試したところ、同一端末での削除・復元では変わらない印象があるものの、公式な案内は上記内容なので認識しておく必要はある。
Suicaをプリペイドカードのように使っているだけなら、特に意識する必要はない。
だが、Suica ID番号が変わる事で、影響をうけるサービスがある。
東海道・山陽新幹線で、エクスプレス予約・スマートEXを利用しているケース
エクスプレス予約・スマートEXは、自動改札を通過するSuicaカードと紐付ける形で実現しているので、Suica ID番号が変わると、紐付けが切れてしまう。
Suicaアプリ上から、再度エクスプレス予約・スマートEXでSuicaを利用する設定を行っておいた方が無難と思う。
終わりに
ガラパゴス携帯と呼ばれた、日本携帯の独自機能と言えば、以下の3本柱だった。
- おサイフケータイ
- 防水機能
- ワンセグ機能
これらの機能を搭載しないiPhoneは、発売当時「日本では普及しない」と言われていた。
ところが、皮肉にも世界を見渡しても、iPhoneが最も普及している国が日本になる。
僕自身も、
と思っていた。
ある意味、予想外であり、待望の日本上陸だったのだが、時間がかかった分、よく考えられたサービスだなと感じる。
特にSuicaデータ移行の楽さは、フィーチャーフォン・Androidの「モバイルSuica」を知っている人ほど実感すると思う。
とはいえ、注意点はあるので、この記事を参考に、確実なデータ移行を実施して欲しい。
Apple Payに関する記事
iPhone 7、Apple Watch Series 2以降のモデルは、日本で主流のFeliCa方式によるApple Payが利用可能です。
Suica・iD・QUICPayに対応しているので、まだ使って使っていない方は、1度使ってみることをおすすめします!
Apple Payに対応するiPhone・Apple Watch
SuicaなどFeliCa方式のApple Payに対応する、iPhone・Apple Watchは以下のモデルです。
- iPhone 7以降のiPhone
- iPhone SE(第2世代)
- Apple Watch Series 2以降のApple Watch
- Apple Watch SE
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