2023年の年明け。
2022年は年始に「ガジェット記事を封印します」と宣言したが、それどころか結果としてブログ自体を封印する1年となった。
まさか稼ぎ時である「iPhone発売月の9月」すらブログを書かないとは思っておらず、まさに想定外だった時間を過ごしたのが2022年。
ただ、ネガティブなものではなく、どちらかといえば「僕の理想」に近い働き方・ポートフォリオができあがって来たと感じた1年でもあり、
2023年となる今年は前年の取り組みをブラッシュアップ
を基本的な方針にしようと思っている。
2022年を振り返りつつ、2023年はどのようなことをやりたいか思うところを綴っていこうと思う。
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理想の作業環境が「完成」
2018年7月に会社員をやめて、フリーランスとなった。
フリーランスになって大きく変わったのが、通勤・社給パソコンがなくなったこと。
仕事に使うモノはすべて自分で用意する必要があるが、その分「自由度」は高まったので、自宅に快適な作業環境を構築する必然性が生まれた。
以来、ずっと取り組んでいたことの1つは「理想の作業環境づくり」だと思う。モノだけでなく、インフラ(家庭内のネット環境など)の強化も並行したため、結果としてそれは2020年から始まるコロナ禍への対応を早めることになった。
正直、コロナ禍になってから慌てて何かを導入したものはほとんどない。ただ、自宅でほぼずっとPCを触り続けるゆえに、メインPCだけは定まらない状況が続いていた。
ほぼ毎年のようにメインPCは変わり、その都度ディスプレイ・キーボードなどの配置が変わる状況。
大きく分けると、4Kディスプレイ2枚に出力することによるGPU性能不足問題、夏場の熱問題の2つに集約されるのだが、これが2022年に入ってついに解決した。
最強PC「14インチMacBook Pro」
このパソコンは、Apple Siliconを搭載したハイスペックノートPCだが、M1プロセッサの熱くなりにくいという特徴はそのままで、「外部ディスプレイ出力が1枚まで」という制限がなくなったモノ。
同時期にTouch IDを搭載したMagic Keyboardが登場し、指紋認証でロック解除できる快適さはそのままに、パームレストにふれることなく作業が可能に。
結果、真夏になってもパフォーマンスを一切落とすことなく、仕事ができるようになった。
真夏にノートPCで作業をするのは汗ばんで不快なので、一般的には小さなことかもしれないが、この恩恵は僕には非常に大きかった。
結果、2022年は独立以来はじめてPCを1台も買うことなく終了。
おそらく近い将来、後継モデルとなるM2 Pro・Maxを搭載したMacBook Proが登場するだろうが、余裕でスルーできるくらいの満足度だ。
実は後述する、システムエンジニア業再開の関係で、ディスプレイの裏側にもう1台PCが隠れている。
その制御のためにiPadを導入したり、キーボード・マウスが2台おいてあるなど、謎の構成になっている面はあるが、それを踏まえてもキレイに収まったと自己満足している(笑)
一般社団法人はれとこの仕事はある程度軌道に乗り始めた
そのような状況で仕事をこなす環境ができあがったこともあり、2022年は年始に宣言したとおり、僕が立ち上げた法人「一般社団法人はれとこ」の経営に集中できた。
2022年最大のミッションは「200万円近く積み上がった累積赤字の解消」。
正直さすがに1年では無理だと思っていたが、なんとか達成。
並行して、自社のフラグシップメディア「倉敷とことこ」を中心に、地域の情報発信を担うライター(僕らはそれを「市民ライター」と定義)育成事業を強化した。
どちらも、倉敷市など行政の補助金事業に採択され、財政的なバックアップを受けているが、期待以上の結果を出すことはできた。
高梁川流域ライター塾については、次年度(令和5年度)は倉敷市の補助金申請を行わず、自主事業として開催することをすでに決めている(何かの助成金が使えるかは模索中)。
引き続きチャレンジは続くが、仕組みとしてはほぼ完成したので、はれとこの事業は2023年から「ブラッシュアップと収益化」がメインミッションとなる。
僕は当初から、
「倉敷とことこ」の運営方針をぶれさせることなく、5年継続できれば景色が変わる
と信じて行動してきた。
その5年を迎えるのが「2023年9月」。つまり今年だ。
「はれとこ」という法人としても、2023年11月から5期目に入る。
2023〜2024年は、はれとことして転機になる
そのような下地はできたと思うので、僕らが求められている役割をきちんと担っていこうと思う。
まさかの!?システムエンジニア業の再開
という感じで、はれとこの経営に集中していたのだが、7月から転機を迎えることになる。
古巣に声をかけられ、システムエンジニア業を再開
僕が社員時代に手がけていたシステムがリニューアルするので、「有識者として力を貸してもらえないか」と元上司に声をかけられたこと、僕としても「愛着」を持っていたシステムで、これは断れないと承諾した。
ただ、正直モチベーションとしては高くなかった。
はれとこの仕事が楽しくなっていたし、3年ほど前に「フリーランスエンジニアとしての外注契約」を結んでいたこともあったが、主に以下の2点が理由で合わないと感じていたからだ。
- 「出社」が面倒で、出勤・退勤という概念そのものにわずらわしさを感じた
- 自分の中では「やりきった」と思っていた仕事を、またやることに対するモヤモヤ感
ただ、当時(2018年頃)と今でまったく違うのは、システム会社では「在宅ワーク・テレワークがあたり前」になったこと。
昔から仕組みとしてはできただろうが、情報セキュリティなどの関係もあり「出社」という縛りを設けていたがコロナでそうもいかなくなる。
そこから2年も経てばシステム・制度なども整備されており、もはや在宅があたり前の世界感。
当然一定の縛りはあるが(たとえば、パソコンはセキュリティが施された「社給PCしか使えない」など)、出社がないというだけではれとこの仕事の兼務がやりやすくなり、自由度はグンと高まった。
システムエンジニア業が嫌で会社をやめたわけでもないため、久しぶりに本格的に取り組む、設計やプログラミングという作業は案外面白く、楽しんでいる自分がいる。
あと、同じ仕事でもはれとこでは「経営者」だが、ここでは「だたの外注作業員の一人」に過ぎない。
つまり、計画を立てたり、何かを決める権限はほぼない状況だが、その気楽さが心地よい面もある。
はれとこでは「代表理事」、つまり社長的な立ち位置で動くし、内外からそう見られるので、それなりにプレッシャーというか責任があった。
システムエンジニア業でそれが皆無というわけでもないが、責任としては圧倒的に軽く、「なるほど、雇用されるという立場はこういうメリットがあるのか」と実感することになる。
理想的なポートフォリオになってきた
2022年は元々、それまで主流だったこのブログからのアフィリエイト収入が激減するという見込みで行動していた。
実際、新規記事はもちろん、既存記事のリライトすらやっていないので落ちるのは当然。それでも、ゼロにはならないというところでなんとか食いつなぐ予定だったのだが、予想外の収入(SE業)が入ってきた。
- はれとこの役員報酬(現在はごくわずかだが、これを徐々に増やして行く)
- ブログからのアフィリエイト収入(これは最終的にほぼなくなる)
- 本業であるシステムエンジニアの仕事による収入
2023年開始時点のポートフォリオとしてはこのような感じになるのだが、これはなかなか良いなと……(笑)
まあ、今の形でのシステムエンジニア業は期間限定なので長くても2023年一杯だが、この道を突き詰めるというのは悪くないかもしれない。
終わりに
というわけで、2023年は会社員をやめて5年という節目を迎えるわけだが、ここからさらに5年の生き方を決める年になりそうな予感がする。
子ども達も、上の子が小4・下の子が小2となった。
親が常に子どものために何かするというよりは、子どもが「何かやりたい」といった時にそれを許し・支えてあげられる、時間的な自由度・金銭的な余裕を持っていることの方が重要と感じはじめている。
そのためには、正解も不正解もない世界だが、今の生き方が続けられる努力をしようと思う。
と、同時に自分でいうのもなんだが、少し働き過ぎな気がしているので……。
2022年11月にほぼ3年振りのモーニング娘。ライブに足を運んだが、コロナ禍でアイドル現場も随分遠のいてしまったので……(笑)
ブログに関しては引き続き休止状態が続くと思うが、2022年よりは更新ペースを上げたいとおもっているので、よかったら応援してもらえたら!