携帯・スマホの通信にはSIMカードと呼ばれる、小型のICカードが必要となる。
- 通常サイズ
- mini
- micro
- nano
の大きく分けて4種類があるが、2024年現在流通しているスマホは全て「nano-SIM」という最も小型タイプ。
これはあくまでもサイズの話で、カードの仕様としては何も変わらない。
もう5年以上この状態で、近年はカードが不要となる「eSIM」も増えてきているが、「nano-SIM」が業界標準といえるだろう。
特にmicro-SIMとnano-SIMが混在していた頃は、SIMカッターなどで切断して自作したり、逆にアダプターを使って大きなものに変更したりすることで、様々な端末で使うなんて人もいた。
しかし、2024年現在はAmazonなどでSIMアダプターが安価に販売されるようになったし、そもそも「nano-SIM」が標準なのでアダプターを使う意味が薄れている。
SIMカードアダプターについて簡単に紹介しようと思う。
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SIMカードの種類
SIMカード(シムカード)というのは、簡単に説明するとモバイル回線接続にあたり、電話番号や契約情報を保持した小型のICチップ。
このSIMカードはだが、時代と共に小型化し、2024年現在はnanoSIM(ナノシム)が主流。
2013年頃の登場時はiPhone・iPadでしか採用されていなかったが、徐々にAndroidでも採用が進み、2015年以降に発売したスマホはほぼnanoSIMと思えば良いかと思う。
一応画像で比較するとこんな感じ。
標準SIMというのは、SIMカードを使用したフィーチャーフォン(ガラケー)登場時に使用していたもの。3G(FOMAなど)の携帯には、ほぼこれが入っていた(当時は緑色のカードだった)。
microSIM(マイクロシム)は、2010年代に入りスマホが普及し始めてから出てきたSIM。標準SIMの半分程度の大きさ。
そしてnanoSIMはそれをさらに小型化したものだ。
ただ、違いは大きさだけで機能的な差異はない。なので、変換アダプタを使用することで、nanoSIM+標準SIMアダプタで標準SIMにのみ対応する端末に差し込む事は可能。
SIMカードのサイズを変更する方法
このため、アダプタを駆使することでSIMカードは小は大を兼ねるという状態になる。
docomoなどの大手キャリアの場合、SIMカードは端末に合わせて交換されるが、MVNO(格安SIM)を契約する場合などは、自分でSIMカードのサイズを選択する必要がある。
- 通常サイズ
- mini
- micro
- nano
とか言われても良く分からないという場合は、とりあえずnanoを選ぶのがお勧め。
何故なら、間違えてもアダプターを介することで代用可能だからだ。
ちなみにSIMカードそのものは変更してもらう事も可能。
- 大手キャリアの場合は1年に1度なら無償交換可能(2回目以降は3,000円程度)
- MVNOは全て有料(3,000円程度)
という対応になるが。
SIMアダプターの購入方法
SIMアダプターはいくつかの規格が乱立していた2015年頃はよく見かけたが、2024年現在はあまり見かけなくなっている。
このため、Amazonなどで購入するのが無難だろう。
例えばこんなもので、高くても500円程度。
全サイズ対応し、SIMカードを抜き出すピンがついているものを選択するのがおすすめ。
ダイソー・セリアなどの100均では購入できる?
こんな製品なので、ダイソー・セリアなどの100円ショップでも購入できると思う方も多いだろう。
もしかしたらお店のよっては売っていいるのかもしれないが、2024年現在僕は見かけたことない……。
SIMアダプター利用の注意点
なお、SIMアダプターの利用にも注意点はある。
まず、メーカーおよびキャリアはこの運用を推奨していないということだ。
アダプター使ったSIMカードはこんな状態になる。
この状態で、本体にSIMを差し込むのは、ずれたり外れたりというトラブルも起りやすい。細心の注意が必要。
実際、スマホから取り出すときにアダプターから外れてしまい、SIMがとれなくなったなんてケースも珍しくない。
どうしても必要でない限り無理して使うよりは、素直にSIMカードの交換を行う方がよいと思う。
終わりに
SIMアダプタの利用はおすすめしない
この点だけは理解いただき、その上で知っておいて欲しいこととしては以下の2点。
- 汎用性重視ならnano-SIMを入手する
- SIMカッターやセロテープでなんとかしようと考えず、SIMアダプターを使う
- SIMアダプターの運用は、メーカーとキャリアが推奨しないため自己責任になる
もし、SIMカードそのものを交換しようと思っているのであれば、僕はドコモがおすすめ。
- IMEIロックなどややこしい縛りがない
- オンラインショップなら、送料・事務手数料が全て無料
ということになる。
また、アダプターが必要な人は、SIMを複数持ち歩く人が多いと思うので、そんな方にはSIMカードケースを使うのもよいかと思う。
- 公式ショップだから安心して購入できる
- 機種変更は「モバイル回線からの注文のみ可能
ドコモでスマホを買うならオンラインショップがおすすめ
購入手続きはオンラインショップで行うのがおすすめです。
利用するメリットは、以下のようなものがあります。
- 24時間受付可能
- 2,750円以上の購入で送料無料
- 全手続きで事務手数料が「完全無料」
- キャンペーンが多い
- 公式ショップだから安心して購入できる
- 機種変更は「モバイル回線からの注文のみ可能
ドコモ最新キャンペーンページで詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください!
注目の料金プラン「ahamo」・「5Gギガホプレミア」
2021年3月以降、料金プランが大きく変わります。ほとんどの方はプラン変更する価値があるので理解しておきましょう。
「ahamo」が目立っていますが、1,000円値下げされて、テザリング込みで「データ通信無制限」の「5Gギガホプレミア」はヘビーユーザー要チェックプランです
元携帯ショップ店員の僕も驚くようなプランで、各社同種のプランを出しましたが、以下の記事で詳しく解説しています
見事な裏技!
いよいよiPhoneですね。
microSIMこれくせ者で、私もAndroid選ぶとき結局今のにしたのはこの問題です。ガラケーも使えるからと言う理由も選んだ1つです。(INFOBARはmicroじゃないので)
しかし、セロテープってよく思いつきましたね。
そのうちmicroSIMに統一されるのかな?
はい、まさに裏技ですね。
我ながらよく思いついたなって感心してますw
microSIMはバッテリーの大型化、端末の小型化には欠かせないでしょうし、今後発売する端末はiPhoneに限らずmicroSIMを採用するのが主流になると思いますよ。