auの「カケホとデジラ」はお得か?docomo・SoftBankの料金プランと比較検証しました

かねてから噂になっていた、au(KDDI)の新料金プランが昨日発表された。

これで大手3キャリアは今年夏から音声定額プランを提供し、携帯電話の音声通話は定額制という時代が訪れることになる。

au新料金プラン「カケホとデジラ」概要

基本的な考え方は、docomo・SoftBankと同様。
スマホは月額2,700円、ガラケー(フィーチャーフォン)は2,200円で音声通話定額を提供し(カケホ)、家族にデータ通信量をギフトという形で提供するなどフレキシブルなデータ通信契約の運用が可能(デジラ)となることが魅力となるプラン。

とはいえ、音声部分は先行して発表したdocomo・SoftBankと横並び。データ通信についてはdocomo・SoftBankが家族を中心に据えているのに対して、auは従来通り個人を中心に据えている事を除けばほぼ同じと言える。

言い方は悪いが後出しジャンケンだけあって、docomoの料金プランで兼ねてからデメリットとして指摘されていた部分を埋め合わせていたり、データ量単位での単価はdocomoと比較して損をすることはないような形になっている。

家族を含む複数台でのシェアを優先するならdocomo・SoftBank、あくまでも個人が中心で家族へのシェアはついでと考えるならauの料金プランが魅力的だと思う。

docomo料金プランとの比較

音声部分は全て同じなので、データ通信部分で簡単に比較してみる。
一番代表的なスマートフォン1台での契約、スマートフォンとタブレットによる契約、家族3人(本人・配偶者・子供1人)での契約を一例として紹介。
※あくまでも自分が契約した場合としての試算です

割引については、docomoは契約15年超のグランプレミアステージ、auはスマートバリューありとして算出している。

スマートフォン1台(5GBの場合)

キャリア 音声 ISP データ通信 割引 合計 通信量
docomo 2,700 300 5,000 -800 7,200 5GB
au 2,700 300 5,000 -934 or 1,410 7,066 or 6,590 5GB

割引前の料金は同額だが、割引で差が出てくる。docomoはグランプレミアステージでようやく800円の割引となるが、それでもauスマートバリューで2年以上経緯した場合の割引額には及ばない。スマートバリューが使えるなら、どう転んでもauがお得だ。

スマートフォン1台とタブレット1台(5GBの場合)

キャリア 音声 ISP データ通信 割引 2台目料金 合計 通信量
docomo 2,700 300 5,000 -800 2,500 9,700 5GB
au 2,700 300 5,000 -934 or 1,410 3,150 10,216 or 9,740 12GB ※

※「はじまる!データシェアキャンペーン」終了後は7GB

金額だけ見ればauの方が高くなるが、データ通信量単価で見ればauの方が安い。ゴリゴリ使いたい人にはauがお勧め。
あと、「はじまる!データシェアキャンペーン」と新料金プランとの絡みは現時点ではまだ分からない。おそらく同じ条件になる気がするが、、、

家族3人(本人・配偶者・子供1人)での契約

全体で10GB程度使うとして試算。

キャリア 音声 ISP データ通信 割引 合計 通信量 総合計
docomo 2,700 300 9,500 -1,000 11,500 10GB 18,500
10GB
2,700 300 500 3,500
2,700 300 500 3,500
au 2,700 300 5,000 -934 or 1,410 7,066 or 6,590 5GB 18,198 or 17,722
9GB
2,700 300 3,500 -934 5,566 2GB
2,700 300 3,500 -934 5,566 2GB

データー通信量は少しauが少ないが、スマートバリューを適用すればやはりauの方が少し安くなる。
こうして見ると「auスマートバリュー」って強烈だなぁと改めて思う。逆に言えば、au使っている人でスマートバリューを適用していないなら、他社に転出することを考えた方がいいかもしれない。それくらいスマートバリューがあるかないかで料金は大きく違う。

終わりに

docomoのパケあえるシェアオプション最大の難点は、一部の家族(大抵は中高生くらいの子供だろう)が大量にデータ通信を行った場合、家族全員が通信制限になってしまい、追加のデータ通信量は誰が負担するのかという問題が発生する事だ。いくら家族でシェアとは言っても、回線毎に一定の制限をかけられないと、こういう事態は必ず発生する。

auの料金プランはその辺りの問題を上手く解決していて、特にITリテラシーはそれほど高くないが、使い倒す事が多い中高生くらいの子供を持つ親にとっては、色んな意味で安心できる料金プランだと思う。

また、データ通信部分は、auスマートバリューを適用するという条件付きだが、docomo・SoftBankのプランよりauの方が柔軟な運用ができると感じた。

が、逆に音声プランはもう横並びで特筆することはなくなってしまった。

少し高いという気がしないでもない、本音のところでは

引用元:「データギフトで差別化図る」、KDDI田中社長が料金で目指したこと – ケータイ Watch

と田中社長は語っていたそうだが、まあこれは本当に本音だろうなと思う。
やろうと思えばもう1歩踏み込んだ値下げもできなくは無いのだろうが、やったところで差別化要素になるのは一瞬で、他社が追随して結局は横並び。売上げと利益が減るだけでメリットはないという判断なのだろう。

端末も料金プランも同質化が進み、差別化が難しくなった携帯キャリアのジレンマがそこにあるように感じた。

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