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大音量のスマート・アラーム「cloudiss」レビュー。iPhoneの目覚まし時計の不満を解消!

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iPhoneの不満として目覚まし時計・アラーム機能の貧弱さを上げる人は多い。
僕はまさにそのパターンで、現在スマートフォンとしてはiPhone 6sとAndroidのXperia Z3 Compactを使用しているが、Xperiaの一番大きな利用用途は目覚まし時計だ。

この不満は最新モデルの登場、iOSのバージョンアップを経ても未だに解消されないわけだが、その弱点を解消できるかもしれないアイテムとしてCerevoという会社が販売している「cloudiss」というアラームをレビューする機会を頂いたので紹介しようと思う。

中々面白い製品なのだが、曲者という印象を持った。以降詳しく紹介しようと思う。

この記事はレビューズ経由で、株式会社Cerevo様より商品を提供いただいた記事広告です。

この記事の掲載内容は、2021年3月18日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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iPhoneの目覚まし時計・アラームの不満はシンプル過ぎること

iPhone・iPad(iOS)の目覚まし時計・アラーム機能は、よく言えばとてもシンプルだ。出来る事は、

  • 何時何分にアラームを鳴らす
  • 音色を変更する
  • 繰り返し設定が曜日単位で可能

ただそれだけ。毎日寝る前に翌日起きる時間の目覚ましをセットするような人には問題無い機能だ。

だが、僕はこれが不満。というのも、特に子育てするようになって子供の寝かしつけと同時に寝てしまう(=寝落ち)が増えた。そうなると目覚ましを設定しないまま寝てしまい、翌朝寝坊までは行かないものの、焦ることになる。

それなら繰り返し設定を毎日にすればいいじゃないかと思うだろうが、僕は現在平日勤務のサラリーマンなので、土日祝日は基本的に休み。毎日目覚ましを鳴らす設定をしたら、祝日まで鳴動してしまう。これが嫌なのだ。

というわけで、祝日などが除外できるAndroid用目覚ましアプリを使用している。

これがAndroidも併用している理由だ。ちなみに、こんなマニアックな機能と思う方もいるだろうが、フィーチャーフォン(ガラケー)でも普通に出来た機能だ。

iOS向けアラームガジェット「Cerevo cloudiss」の概要とお勧めユーザー

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というわけで、本題となる「Cerevo cloudiss」だが、公式サイトは以下となる。

これを見て驚くことが2つある。1つはデザイン。目覚まし時計であることは想像できないデザインで、インテリアのような佇まいだ。ちなみに僕は携帯灰皿かと思った

そして、もう1つが値段。

値段は14,080円(税込み)

そっとウィンドウを閉じようと思った方も多いだろう、、、
ただの目覚まし時計に1万円以上というのは正直ハードルが高い。相当ニッチな商品である事は間違いない。利用者もかなり限定されると思う。僕が考えるお勧めの利用ユーザーは、

  • 特にiPhoneのアラームなど普通の目覚ましでは起きられない人
  • 出張などで自宅以外で寝る事が多い、お寝坊さん
  • 寝室に無骨な目覚まし時計を置きたくない、ミニマリスト

じゃないかと思う。見た目や持ち物が気にならない人は、強力な目覚ましを何個か買っても、14,080円(税込み)あればお釣りが来るので、そちらの購入をお勧めする。

「Cerevo cloudiss」の特徴

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値段のハードルは高いが、機能的には中々便利だ。僕が特に魅力的と感じたのは、

  • Bluetooth 4.0(Low Energy)でiPhoneと同期するため、低消費電力(1度の充電で約20日使える)
  • アラームの音が大きく、止めるためには本体を振る必要がある。このお陰で寝坊リスクは低い
  • シンプルなデザインである事に加え、51gと軽いため持ち歩き(特に旅行や出張)に便利
  • Googleカレンダーの予定と連動し、自動的にアラームをセットしてくれる

とい言った辺りだ。

特に気に入ったのがGoogleカレンダーとの連動という機能。これを使えば、iPhoneの目覚まし時計に対する不満を解消できると思った。

しかも、Googleカレンダーなら予定として一括で設定出来るのも嬉しい。

「Cerevo cloudiss」開封レポート

というわけで、早速到着した「Cerevo cloudiss」を開封した。

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見ての通り化粧箱入り。僕は値段を知る前に本体を見たのだが、これは結構高そうだな、、、と思った。それくらいの高級感。

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開けると本体が。この感じApple製品を彷彿とさせる。

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付属品は以下。

  • 保証書
  • マニュアル
  • 充電用Micro USBケーブル
  • ストラップのスペーサー

ちなみに、Micro USBケーブルは色はもちろん、質感までApple純正のLightningケーブルとそっくりだった。かなり、Apple製品を意識した事は容易に想像できる。

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これが本体。
これだけ見て目覚まし時計と判断出来る人は皆無だろう。

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本体上部にある気の蓋みたいなものをひねると、充電用のMicroUSBポートが登場。ここで充電するようだ。
その右側にはスイッチがある。これを長押しで電源がオンオフ出来る。

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改めて見ても、目覚まし時計とは思えないw

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手のひらサイズで、

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iPhone 6sと比べても違和感のない大きさ。

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ちなみにこのスペーサーを、何に使うのかイマイチ分からなかったが、

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レザー製のストラップが不要って人向けに、

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こんな感じで隙間を埋めるものだった。

元々小型の端末なので、わざわざ外す必然性もそれほど感じないが、邪魔で仕方が無いって人にはお勧めかと思う。

「Cerevo cloudiss」の初期設定方法

ただの目覚ましだが、iPhone(またはiPad)と接続しなければ、アラームの設定すら出来ない。

これらの設定は全て、アプリ上から行う(無料アプリ)。ダウンロードは以下より。
※Androidについては2016年1月時点では未対応。対応予定はあるそうだ

cloudiss app
カテゴリ: ライフスタイル, ユーティリティ

アプリをダウンロードして、本体の電源をONした状態でアプリを起動すると、

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こんな表示で、接続対象の端末が登場する。

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あとは自動的に接続されて、ペアリングは完了。ここまでは、Bluetooth機器の設定をした事がある人なら、迷うことは無いかと思う。

ただ、実際目覚まし時計として使うにはちょっと慣れが必要だ。

目覚まし時計として「Cerevo cloudiss」を使う方法

cloudissは目覚ましの設定を全てアプリ上で行う。その設定とは、

  • 音量
  • 目覚ましの時間設定

など全て。なので、位置付けはアラームアプリみたいな感じだ。

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例えばアラーム音(ブザー音)は3種類あり、音量やアラームを解除するときのシェイク(振る動作)回数は設定で変更可能。

なのだが、アラームは防犯ブザーのような音もあり、目覚ましとして使いやすい音は実質2つかと思う。

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実際の設定は主に2種類。手動設定はGoogleカレンダー連携かだ。

手動のアラーム設定方法

まずは最もよく使うであろう手動でのアラーム設定。

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時間を設定して、繰り返しの有無(毎日、毎週〜曜日とか)を設定するまでは普通なのだが、

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ちょっと変わっているのが、タイトルを設定出来るところ。50文字までらしいが、まあ十分なレベル。

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設定後はこんな感じとなる。

で、実際アラームが鳴るとどうなるかと言えば、cloudissから驚く程大きな音が鳴る。と同時に、タイトルを設定していると変わった動きをする。

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1つは通知センター上でメッセージが通知される事。
もう一つはcloudissがメッセージを読み上げる事だ。

まあ、正直なくてもいい機能だが、ガジェット好きとしてはつい面白くなって使ってしまうw

あと、アラームを止めるには結構本気で本体を振らないと音が止まらない。これは一長一短という感じで、目は覚めるのだが、既に目が覚めていた時とかはウザイと感じる事になりそうだ。

Googleカレンダーを使用したアラーム設定方法

そしてもう1つがcloudissの目玉機能とも言える、Googleカレンダー連動。

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設定にはアプリ上からGoogleアカウントへのログインが必要となる。

で、Googleカレンダーからどのようにアラームが設定されるのかというと、

  1. アラーム設定対象となるカレンダーを選択
  2. その中での参照時間帯を決定する(例えば8:00〜10:00)
  3. オフセット時間(スケジュールの何時間前をアラーム時間とするか)を設定する

という流れとなる。恐らく文字で書くと分かりづらいのだが、

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図ではこんな感じになる。
つまり、

参照時間帯:8:00〜10:00
オフセット時間:2時間

の場合、この時間で最初の予定が9時だったとしたら、その2時間前の7時にアラームがセットされる。

これはどちらかと言えば、移動を伴う予定に対応する為のアラーム。

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例えば僕の場合こんな感じのカレンダーだったのだが、やはりcloudissを使うならcloudiss用のカレンダーを作るのがお勧め

その上でオフセットなしに設定するのが良いと思う。参照範囲は自由で良いが、僕は

  • 5時〜10時が参照範囲
  • オフセット無し

という設定で使う事にした。そうすれば、cloudiss用カレンダーに朝6時に予定をセットすれば、その時間にアラームが鳴る。

月曜〜金曜は6時、土曜は8時、日曜は9時みたいに自由な設定が出来るため非常に便利だ。

ちなみにiOSのよくある話として、バックグラウンドでの情報取得は非常に不安定なのだが、cloudissアプリは定期的に移動してGoogleカレンダーとの同期を促してくるため、良く出来ている。

実際使って感じた良いところ・悪いところ

というわけで1週間ほど訳だが、本当に曲者だなと思った。

良い所はとにかくGoogleカレンダー連動で、柔軟なアラーム設定がある程度予定として組み込めること。

そして、持ち歩いても困らないコンパクトさと目覚まし時計として強力であること(音も大きいしシェイクまですれば普通は目が覚める)。

だが、欠点もある。まずはやはり価格だ。ただの目覚まし時計に1万円以上払うというのはなかなか出来ない。

そして、目覚ましとしても少し使いづらいのがいきなり最大音量で鳴ることだ。

我が家は現在子育て中。少なくとも平日は当然子供よりも早く起きているし、色々やることがあるので寧ろ一緒には起きて欲しくない。

なので、最初は小さい音で鳴らして徐々に音が大きくなるというのが理想的で携帯・スマホのアラームって大体そういう機能を搭載しているのだが、cloudissにはこれが無いので非常に使いづらい。

音がデカすぎて子供まで起きてしまうのだ。ここはファームウェアの更新とかでもなんとかなりそうなので、今後のアップデートを期待したい所だ。

終わりに

全体的な感想としてcloudissは惜しいという印象を持った。

僕も含めてiPhoneの目覚まし時計に不満を持つ人は多いと思う。それが「目覚まし時計を再定義」というキャッチコピーに繋がったのだろうが、基本的には見た目が変わったに過ぎず、また新しさはそれほど感じないというのが正直な所だ。

だが、スマートフォンと連携することで色々な可能性を感じたこともまた事実。特にGoogleカレンダーとの連携はとても面白く、行動データに基づいて予め目覚ましの設定時間をアプリが提案してくる、なんて事もできるんじゃないかって気がしてきた。

また、でかいアラーム音を聞いて思ったが、正直あまり気分良く起きられるわけではない。敢えてスマホと別々であることで、優しく起こすようなアプローチも出来る可能性を感じた。

cloudissはファームウェアの更新もあるため、進化していく目覚まし時計だと思う。今後の進化を期待させる製品だと思った。

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