昨日iPadおよびiPad miniのWi-Fi + Cellularモデルがようやく発売された。
料金体系についてはiPhone 5と同様に発売するauおよびSoftBankのにらみ合いが続いたのか、結局発表されたのは前日の夜遅く。企業としてはギリギリまで競合他社の様子を見極めたい、という気持ちは理解できるが、ユーザー完全無視の対応と言わざるを得ない。
正直、iPhoneおよびiPadを巡る両社の姿勢には不信感しかない。もう勝手にすればという感じだ。
料金体系
とりあえず簡単に紹介するが、基本的にau・SoftBank共に横並びの料金プラン。データ通信については、
au | SoftBank | |
---|---|---|
パケット定額 | 5,460円 | 5,460円 |
ISP料金 | 315円 | 315円 |
各種割引き | ・固定回線併用で-1,480円 ・スマホ併用で-980円 | ・固定回線併用で-1,480円 ・スマホ併用で-980円 |
テザリングオプション | あり(2年間無料) | あり(2年間無料) |
合計 | 【通常】 5,775円 【スマートバリュー】 4,295円 【スマホセット割】 4,795円 | 【通常】 5,775円 【スマホBB割】 4,295円 【スマホセット割】 4,795円 |
まあ、見事に横並び。データ通信量の制限などもスマホと同様(7GB)。スマホの契約から電話がなくなっただけの、何のひねりもない料金プラン。
あとSoftBankでいう「ゼロから定額プラン」も存在する。実際は両社ともWi-Fiスポットの契約が義務づけられるため、0円運用は出来ないことに注意が必要(データ通信の利用がない場合は端末代もかかる)。
併用すると運用費用が高い
個人的にはiPad miniのような小型タブレットが登場して、電話はガラケー、データ通信は小型タブレットというのが最強だと思っている。というのも前述の構成であれば、月の維持費はスマホ1台持つのとそれほど変わらないからだ。
しかし、スマホってやっぱり便利。
いくら小型タブレットがコンパクトとは言っても、胸ポケットに入るようなサイズではないし肌身離さず持ち歩くようなものにはならない。ヘビーユーザーであるほど、やはりスマホは必要。だが、スマホの弱点はバッテリー持ちが悪いことで、タブレットはそこを補完できるので組み合わせとして相性が良いはず。
ところが2台持つと維持費がなんと2倍になってしまう。正直両方の回線をフルに使う人ってほとんどいないと思うのです。多分使っていくうちにどちらかに集約される傾向が強くなるはず。そういう意味で、両回線で7GBものデータ通信量は必要無い。
こんなプランが欲しい
理想はデータ通信プランはMVNOキャリアが実施しているように、1GBまでとかもっと小さな単位での運用が可能となって欲しい。スマホは通常契約で7GBの枠を持つが、タブレットは1GBまでにしておいて必要に応じて拡張するイメージ。
まあこんなものだ。SoftBankはさすがこの辺りをよく理解しいるなぁと言いたくなるが、内容はいいのに料金が高すぎ。実質的に使える料金プランとは思えない。
あとは、スマホとタブレットでデータ通信量をシェア出来るような仕組みだ。テザリング使えば行けるだろって意見はあるが、あれはあくまでも補助的なもの。折角2回線も契約してるんだからその程度の利便性は欲しい。
まとめ
これからはタブレットが普及すると言われている。実際来年辺りから街中でiPad miniを使う人を見ることが増えるだろう。でもタブレットのメリットはネットワークに繋がってこそ。やっぱりWi-Fiだけじゃ物足りなくなってくる(iPad2を使っている母親ですら最近は外で使いたいと言い始めた)。
そういう時にデータ通信契約ってやっぱり必要。なのにちょっと使いたいために5,000円とか意味が分からないですよね。タブレットが普及しない要因でキャリアの料金プランが実質的に定額しかない、というのはかなり大きいと思う。はっきり言えば、
あまり売る気も無いし、売れるとも思ってないんでしょ?
と言いたくなる。
iPad miniを買うならSIMフリー版を購入して安価なSIMを差す。これで最低限のデータ通信は出来る用にして、高速通信はスマホのテザリングを使用する。これが一番現実的かもしれない。
まさしく仰る通りです。
何卒、リンクさせて貰いたいです。
私のブログです、最近書き始めたばかりでネタ多くないですが宜しくお願いします。
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