avexのアイドルレーベルiDOL Street所属の『GEM』が、2018年3月25日に解散することが発表されました。
メンバー2名の契約違反が発覚し、2017年末からグループ全体が活動休止状態となっており、
いつまでこの状態なのか?
とファンが不安に感じていた矢先の解散発表です。
そして、この発表は4グループある、いわゆる『アイスト界隈』を一気に混乱させました。
そもそも、どのグループも決して順調とは言えず、敢えて言えばわーすただけがわりと上手く行っているように見える現状で、初めての解散。
同時に再編の噂も流れて、
次はオレの推しグループも、、、
と感じ、その不安や怒りが噴出して大荒れです。
僕は今わーすたファンです。
なので、特にわーすたしか知らない人向けに、アイストの他グループ(主にスパガ)を多少見ていて、今思うことをちょっとまとめようと思います。
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アイドルは『エンターテイメント』です
まず、大前提として僕が言いたいのは、
アイドルは『エンターテイメント』ですよ
ということです。
もちろん、そこで働いているのは人間だし、ファンというか1人の人間として、
- 推しのアイドルを心配する
- グループの発展を願う
というのは自然なことで、否定する気はありません。
僕だってそうです。
今はわーすたが好きなので、わーすたのメンバーには幸せな活動を送って欲しいし、できれば『売れて』欲しいと思ってます。
ですが、仮に彼女達に大きな事件が発生したとして、それを『僕が』守る義務はないとも思ってます。逆もまた然りです。
そういう意味で、僕たちファンがやることは、ステージに上がった時に全力で応援することであり、そこまでのお膳立ては運営(会社)の仕事と思います。
だから、
グループの存亡や、活動の細かい文句を、アイドル自身に言っても無意味
で、『遊び』としてステージを楽しむのが大前提です。
ちょうど1週間前(1/11)に、初めて『わーすたライブの愚痴』を記事にしましたが、
基本ドライなんで、遊びを妨げられるのが一番嫌です。
自分の人生重ねるのは好きにすればいいと思いますが、ただの自己満足です。
アイストファンが抱えていた不安
そういう意味で、今回のGEM解散に当たって、ファンが怒りの矛先を向けたのは『運営』でした。
これ自体は当然と思います。
随分荒れてるなぁ、と思ってましたが、昔からのアイストファンに言わせれば、
「昔からわりとダイレクトに不満とかを伝えていた」
そうなので、今に始まったことでもないようです。
わーすたのファンは、女性を中心に新規ファンが多いので、いわゆるファミリーのことを知らない人も多いと思いますが、そういうものらしいです。
ただ、この怒りの矛先が謎でした。その矛先は、
かつて、アイスト統括Pと名乗り、2017年4月〜10月はわーすたとGEMの担当だった、樋口竜雄さん(通称:樋口P)
です。
怒りの矛先が樋口Pへ向かう
わりとみんな気づいていましたが、樋口さんのTwitterプロフィールが、2017年10月頃にわーすた一色に変わりました(=GEMの担当から外れたことを感じさせた)。
9月にGEMが「LUNA」&「SOL」という2ユニット体制に移行し、新たな展開を見せた直後の話です。この頃はやる気満々だったと思うので、10月中旬くらいに何かあったのでしょう。
『何か』というのは、契約違反の2名の問題で間違いありません。そして、GEMの活動が実質的に休止状態になっていきます。
ここで潮目が変わり、樋口さんのTwitterプロフィールが変わります。
- 責任をとった・とらされたのか
- 自ら降りたのか
真相はわかりませんが、理由が分からないだけに「わーすただけでいいんだな」みたいに愚痴る人はいました。
そのような発言をするファンが増えた根底には、iDOL Streetが置かれた現状があります。
2017年度(2017年4月以降)に入り、いわゆるアイストファミリーはバラバラになりました。
- ハロウィンやサンリオなど、合同イベントが無くなる
- アイストカーニバルという、ファミリー全体が参加するイベントがなくなる
- 2017年8月でストリート生と呼ばれる、研修生制度が終了
など、iDOL Streetという名前は、文字通り『レーベル』の名前だけで、ファミリーではなくなりました。
このことに不安を感じていたファンは多かったです。
順調に活動を続けていたのはわーすただけで、他はメンバーの活動休止や脱退など、ゴタゴタ続きで、誰が見ても上手く行ってませんでした。
ファンも減ってました。
僕も長年応援していたスパガファンを、2017年3月の前島亜美さん卒業を機にすっぱり辞めました。細かい理由は聞かないでください。
その不安と怒りが、世間的には今でもトップと思われている、樋口さんに向いたわけです。
iDOL Streetは樋口さんが立ち上げたと言われています。
それ自体は本当でしょうし、4つあるグループ(スパガ・チキパ・GEM・わーすた)とストリート生の、全てに携わってきたのは事実でしょう。
ですが、その時々で役割は変わっていたと思います。
役割が変われば、会社組織で動いている以上、基本は口出しできません。
組織というのは『属人的』なものを極力排除します
どんなにその人が頑張って作り上げたものだとしても、会社として作った以上は、個人のものではなく会社のものなんです。
2018年1月時点で、外部から分かる樋口さんの立場はわーすたのマネージャーなので、基本的にそれ以外のグループに関することを、内情を知っていたとしても発信する立場にありません。
やったら越権行為ですよ。
これが組織マネジメントというものです。
わーしっぷの皆さんへ
一部報道にわーすたの記載がありますが、
わーすたのメンバーが代わる事はありませんので安心してください。
よろしくお願いします。— ?Tatsuo Higuchi (avex management) (@avex_idol_P) 2018年1月14日
GEM 解散発表にあたりまして
オーディション、誕生当初から携わってきたので今日の発表についてメッセージさせていただきます。 pic.twitter.com/2EZzCSrEFJ
— ?Tatsuo Higuchi (avex management) (@avex_idol_P) 2018年1月15日
この発言はかなり叩かれています。
僕がハロヲタ時代全盛期の2000年代前半、娘。に何かある度に「つんく♂ 氏ね」とか言ってたのとはわけが違う、リスペクトが全く無い、ほぼヘイト発言で埋め尽くされたリプ欄。
正直『怖い』です。
そんな中で、
- わーすた運営として、わーすたファンを不安にさせたくない
- かつて担当していたGEMについても、無視はできない
ということで出した、精一杯の発言だと思います。
そりゃあ、アイストファンからすれば、「わーすた」以外は見捨てたのかって思考になるでしょうけど。
だだ、
- 本人が望んで今の立場になったのか
- 人事の一環としてそうなったのか
それは分かりませんが、ただ、1つ言えること。
結果としてこの怒りの矛先が、わーすたとわーしっぷ(わーすたファン)にも向き始めている
ということです。
だから僕は、1週間前(1/11)にわーすた記事はしばらく休むと言ったばかりなのに、再び書くことにしました。
アイドル運営に対するavex社の無責任さ
avex社は東証一部上場企業であり、コンプライアンスなどは他のアイドル運営とは比較にならないくらい、しっかりしていると思います。
なので、経営者で無い以上、多少本人の希望は聞いても、最終的に役割や立場を決めているのは人事、と考えるべきでしょう。
ただ、樋口さんを担当から外したはいいけど、後任の担当者を明確にしていないことが、本当に無責任だと思います。
経緯はどうあれ、グループの解散はとてつもなく大きな出来事と思います。
これに関して、経営層(少なくとも事業部長レベル)の判断が全く入らないことは普通ありえません。
それにも関わらず、
こんな大きな発表を、組織として発表するだけなんです。
普通こういう発表には、社長など責任者の名前が併記されます。
例えばハロプロを例にすれば、
メンバーの病気など一般的な情報は会社名のみですが、
卒業など大きな発表は、代表取締役の名前が併記されます。
これは、責任者を明確化していることを意味してます。こう書いている以上、文句があれば社長に言ってもいいんですよね。
では、avex社はどうかと言えば、
誰に文句を言っていいかも分からない
だから、かつて統括Pと名乗っていた、『責任者と思われる人』に文句を言うことになるんです。
「たかが社長の名前を書くかどうか」といえばそうだし、細かすぎる話かもしれませんが、僕はこういう辺りに企業姿勢を感じます。
誰も責任をとろうとしていない
これが、avex社の運営するアイドルのいい加減さです。
組織の大きさは関係ありません。
そういう意味で、批判もあるでしょうが、樋口さんは真面目すぎるくらいと思いますよ。
現在の立場上関係ないのに、敢えて批判の受け口になってるんですから。
何言われてもスルー
こういう時はそれが一番なんて、言われてなくても分かってるはずなのに。
個人的には、1年前こんな記事も書かせてもらいました。
なので、僕は恩がありますし、そういう意味で叩きづらいという関係性があるにせよ、です。
2017年4月以降、樋口さんをわーすた現場で頻繁に見かけます。
かつてはいないことの方が多かったですが、今は現場の人なんですよ。
そんな人に責任負わせるとか、「組織としてどうなの?」って僕はそっちの方が気になります。
終わりに
僕が今一番心配していること。それは、
この悪い空気感が、わーすたにも波及することです
わーすたファンは、アイスト繋がりで見ている人と、新規の割合だと、新規の方が高いと思ってますが、この空気感は必ず伝わると思います。
こんな時は、
成功も失敗もヘイトの対象になり得る
というのが一番の問題なんですよね、、、
2015年の結成以来、順調に活動してきて、2018年は勝負年と思っていた矢先の出来事。
わーすたは『天運』を持ってる
と思われてましたが、それに限りが見えてきたと感じます。
何故なら、年度末にかけてアイスト界隈はまだまだ荒れると思うからです。無関係ではいられないでしょう。
avex社のアイドル事業に対する、信頼感も揺らぎました。
avexという大企業が運営しているから安心
というのは確実にあったでしょうから。
むしろ、デメリットの方が目立つようになった気すらします。
スパガを見れば分かるように、アイストは何度も『好機』を逃しているので。
そして、新規のわーしっぷさんは、このゴタゴタを目にしてテンション下がった人もいたでしょう。だからこそ敢えて言いたいです。
アイドル見るなら、周りじゃなくて、『今の』ステージを見よう
と。
『楽しい』と思える瞬間は、今しかないかもしれません。
ステージを見ても疑問を感じるなら離れたらよいと思いますが、周りに流されるのは誰も幸せにならないと思います。
始まりがあれば、終わりもあるわけで、ちゃんと終わることはある意味一番大事なことだと思ってます。
何度も言ってることなんだけど、
・解散
・卒業という形で、「終われる場」が用意されることは、ステージに立つ人にとっても、ファンにとっても幸せなことだと思う
ちゃんと終われないことの方が、世の中では多いんだから
つまり、こういう場を用意したのは、運営側ができる最後の愛情なんだよね
— チー (@ktoi_chi) 2018年1月15日
いろんな意味で、2018年は試される年になりそうです
わーすたのまとめページ
2016年3月から、100以上書いた記事を整理したページです。
今でも応援していますが、家庭の事情などもあり、わりと頻繁に足を運べた2018年頃までの出来事が中心となります。
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