『わーすた』というアイドルに興味がありますか?
この記事をご覧いただく方は、きっとそんな方だと思います。
全4ページ3万文字以上およぶ記事で徹底解説しますので、覚悟してご覧くださいw
わーすたはavexのアイドルレーベル『iDOL Street』(アイドルストリート)に所属し、2016年5月にアルバム『The World Standard』でメジャーデビューした5人組のアイドルグループです。
『KAWAII(かわいい)』をコンセプトにしたアイドルで、
- 猫耳など二次元のアニメのような世界観
- 音楽・振付・衣装など主要スタッフは女性
- スマホによる写真・動画撮影と、SNS等へのシェアを許容
- オリコン1位獲得などアイドルを売り込むセオリーを、敢えて無視するプロモーション戦略
という、メジャーアイドルでは珍しい特徴を持っています。
2016年9月以降、『オリコンランキングの最適化』で以前のように、予約段階のイベントや複数枚購入で『枚数を盛る』ことができなくなった時代にマッチするような、まさに新世代のアイドルです。
結成は2015年3月29日で、僕がその存在を知ったのは2015年の終わり頃です。
ハロプロのモーニング娘。を中心に10年以上アイドルオタクをしている僕ですが、「わーすたはヤバい」と思っていて注目しつつも、一定の距離を置いていました。
なのですが、2016年2月のメジャーデビューと同時に発表された、アルバムのリード曲『うるとらみらくるくるふぁいなるアルティメットチョコびーむ』(通称:うるチョコ)に衝撃を受けると同時にどハマり。
以来、わーすたについて色々調べながら、ブログ記事を書く中でますますハマり、ライブやイベントに何度も足を運ぶ立派なわーすたファン(わーしっぷ)になってしまいました。
この記事では、
- わーすたというアイドルの特徴や魅力
- ライブ・イベントを実際に見て感じた感想
- メンバーの印象
- 運営やファンなどわーすたを取り巻く周辺の雰囲気
などを紹介しようと思います。
かなり長い記事ですが、これを読めば、わーすたのことは大体分かると思います。
何かの縁でこの記事をご覧になった方、『わーすたという沼』に僕と一緒にハマりましょうw
ちなみタイトルが第2弾的雰囲気を醸し出してますが、第1弾は以下の記事で、この記事はリニューアル版という位置付けです。
※2016年6月公開
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アイドル業界とiDOL Street(アイドルストリート)の位置付け
わーすたはavexのアイドルレーベルiDOL Street(アイドルストリート)に所属しています。通称『アイスト』と呼ばれています。
レーベルと言われるとちょっと分かりづらいですが、
- モーニング娘。などが所属する『Hello! Project』(ハロプロ)
- AKB48などが所属する『AKBグループ』
などと同列のアイドルグループの集合体と理解すれば良いかと思います。
2017年4月現在は、
- SUPER☆GiRLS(スパガ)
- Cheeky Parade(チキパ)
- GEM
- わーすた
の4グループがメジャーデビューし活動しています。
また、下部組織としてデビューを目指して活動するストリート生(通称:スト生)もあります(いわゆる研修生)。
わーすたはiDOL Streetの第4弾アイドルという位置付けで、メンバー5人全員がスト生(2期生・4期生)出身です。
iDOL Streetは元ハロプロファンが作ったアイドル組織
iDOL Streetが誕生した2010年から2012年辺りまでは、永井ルイさんなどハロプロ系で有名なアレンジャーを起用していました。つまり、楽曲もハロプロっぽいとよく言われ僕もその流れでアイストには元々興味を持っていました。
その理由は恐らく、iDOL Streetのプロデューサー樋口竜雄(ひぐちたつお)さんは、元々ハロプロ、特にあややこと松浦亜弥さんのファンだったからだと思います。
当時は悪竜(おりゅう)というハンドルネームを使い、『Ayaya-Style』(通称:アヤスタ)という、ハロプロファン内では超有名ファンサイトを運営していました。
このサイトはお化けサイトとも言える存在で、2004年当時で月間500万PVというとてつもないサイトでした。
僕の運営原点は自分個人のヲタ活動ではなくて数万のUUの様々な意見や、コミュニティで得た傾向とか、毎日ログを掘りまくって見ていたユーザ行動を参考にしているということです。いま便利な時代になって個人発信時代になったので掲示板やチャットのような場所に情報が集まらない。エゴサの日々ですw
— アイスト統括P樋口 (@avex_idol_P) 2016年3月20日
その後、アヤスタを閉鎖しavexに入社。2010年にiDOL Streetを立ち上げ、現在に至ります。
ここは、つんく♂さんや秋元康さんなど、プロデューサー自身が芸能人として知名度があり、同時に作詞作曲を行うアーティストでもあるハロプロやAKBグループと大きく異なります(つんく♂さんは2014年でハロプロのプロデューサーを退任しています)。
iDOL Streetはavex社の事業であるため、会社組織の枠組みで物事を進めており、一般的に連想しがちな、トップが即断即決で物事を進めるということは案外できません。
また、iDOL Streetにおいてavex社は芸能プロダクションの役割も担っています。プロデュースだけが仕事ではなく、家族との面談など全ての活動をバックアップする形になっているそうです。
iDOL Street第4弾アイドル『わーすた』
iDOL Streetから誕生したアイドルグループ『わーすた』は、ロゴなどを見ると『わ→すた』ですが『わーすた』が正式名称です。
さらに言えば、『The World Standard』(ザ・ワールド・スタンダード)の略称であり、文字通り世界標準を目指すアイドルです。グループ名の名付け親は、わーすたの音楽プロデューサーである鈴木まなかさんです。
メンバーは以下の5名で構成されています。
名前 | ふりがな | 出身地 | 備考 |
---|---|---|---|
廣川奈々聖 | ひろかわななせ | 福岡県 | リーダー |
坂元葉月 | さかもとはづき | 兵庫県 | |
松田美里 | まつだみり | 広島県 | |
小玉梨々華 | こだまりりか | 北海道 | |
三品瑠香 | みしなるか | 愛知県 |
大きな特徴は首都圏出身のメンバーがいないことです。
また、5人組のアイドルグループというのは、アイドル全体で見ると珍しくありませんが、iDOL Streetとしては初の少人数グループです(他のグループは10人程度の大所帯)。
結成は2015年3月29日、メジャーデビューは2016年5月4日です。
つまり、結成後約1年間はインディーズ扱いで活動していました。
この間の活動としては、
- iDOL Streetの先輩に当たるスパガなどのライブ・イベントに参加
- ご当地アイドル・地下アイドルなどが参加するイベントに参加(対バン)
が中心ですが、特に後者では圧倒的な存在感だったようです。
2015年インディーズアイドルのトップ
わーすたメンバーは全員がストリート生(iDOL Streetの研修生)出身で、結成時点で全員1年以上のキャリアがありました。
さらに、全国6箇所(札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・福岡)あるスト生の活動拠点で、エース級と呼ばれていたメンバーの選りすぐりです。
このメンバーの人選には、現わーすたの音楽プロデューサーである鈴木まなかさんも深く関わっており、『ストリーグ』と呼ばれるストリート生が参加するイベントのファイナル(2014年10月〜12月に開催したストリーーーーーーグ3)にも足を運び、人選を行っていたそうです。
そんなメンバーを集めて結成したグループなので、同じ時期に結成されたアイドルと比較して、突出した存在感を放っていたようです。
その象徴的な出来事は、2015年7月24日~8月28日にかけて行われたAKIBAカルチャーズ劇場の『デビュー直前アイドル5組新人公演2015〜真夏のシンデレラたち〜』です。
この公演は、同劇場での10月からのレギュラー公演獲得権をかけて争っていましたが、出来レースとまで呼ばれるほど圧倒的人気だったようです。
もちろん優勝し、2015年10月5日~12月21日に初の定期公演『ワンダフル・ワールド』を開催しました。
この公演は、チケットのSOLD OUTもありました。
そして、年末に開催されたファンサイド主導の恒例イベント『第4回アイドル楽曲大賞2015』において、インディーズ/地方アイドル部門で『いぬねこ。青春真っ盛り』が1位を獲得しています。
この頃から「わーすたが熱いらしい」と、アイストを知らないアイドルファンにも話題になり始めます。
『わーすた』の特徴や面白いところ
わーすたはコンセプトを非常に大切にしているアイドルです。
キーワードはいくつかありますが、
- コスプレ→猫耳→魔法少女などかわいい(KAWAII)世界観を徹底
- 女性ファン
- ツインボーカル
- Twitterとブログを使った情報発信
- スマホ撮影OK、女子クリエイターの活用など特異な『プロモーション戦略』
といった辺りです。
これらのキーワード1つ1つは、他のアイドルでも行っていることはあると思います。ですが、これだけ集中しているのは珍しいと思うんです。
で、その結果2017年4月時点で、『売れてるアイドルの指標としてのオリコンランキング』を見た場合、どんなことになっているのかと言えば、
2017年2月発売の2ndシングル『ゆうめいに、にゃりたい。』はオリコンウィークリー48位で1984枚
正直大した数字じゃありません。これだけ見ると数多く存在するアイドルの1つ程度の位置付けであり、むしろ下の方だと思います。しかし、現実は、
- 2016年10月〜12月に開催した1stツアー(会場キャパは200〜300が中心)が全公演SOLD OUT
- Twitterのフォロワーがメンバー全員2万人以上
というライブの動員数や注目度と、オリコンランキングが一致しない状況になっています。これが出来ないもっと『売れている』アイドルは沢山います。
なぜ、こうなっているのか?
アイドルとしてのビジュアルや楽曲だけでなく、こういう裏側の仕組みも注目してみるととても面白いです。
以降は、その辺りを少し掘り下げて紹介します。
コスプレ→猫耳→魔法少女など『2次元の世界観』を徹底
わーすたと言えば『猫耳』
これからわーすたを見ようって方には何のことかと思うでしょうが、見た目上の大きな特徴が猫耳です。
基本的に全ての衣装に猫耳があり、
- 猫耳
- 猫
- にゃんにゃん
あたりは、楽曲の歌詞にもよく登場します。
猫耳といえばアニメやゲームなど2次元の世界でよく登場するわけですが、2次元の萌え萌えなキャラクターを意識している感じがします。2.5次元アイドルという感じです。
象徴とも言える衣装については大きく分けると2つの方向性があり、それは衣装デザイナーによって異なります。
系統 | 衣装デザイナー |
---|---|
ロリータ・ゆめかわ | 木村優 |
制服 | たけうちはるか |
という感じでしょうか。
このような方向性のためか、iDOL Streetのアイドルは、『かわいい』より『きれい』な子が多いイメージなんですが、わーすたは確実にかわいい系を集めています。
女性ファン
わーすたは女性ファンの獲得を強く意識しています。
それは、クリエイター女子と呼ばれる楽曲・振付・衣装など制作を支える主要スタッフを女性で固めている部分にも強く表れています。
そして、この結果として、女性ファンを数多く獲得しています。例えば、
- 女性はチケットが半額
- 女性限定イベント
- ライブでは必ず『女性限定エリアがある』
など、女性ファンを強く意識したプロモーションが多いのは事実です。ですが、それにしても女性ファンが多いと言うのが、10年以上アイドルを見てきた僕でも驚いたことです。
しかもその女性ファンというのも、いわゆるヲタクっぽい女の子ではなく、原宿を普通に歩いてるようなかわいい女の子なんです。
象徴的な出来事が、2016年9月~10月にかけて、1stシングル『完全なるアイドル』のプロモーションとして開催された『完全なるアイドルCafe』というものです。
場所は原宿だったんですが、後日談として聞いたところによると、
特に平日昼間は普通の女子高生がカフェとして使っていて、わーすたファンの子が友達を連れてきていた
という感じだったそうです。
このカフェは現役アイドルが多数訪れるなど、アイドル業界としても話題になりましたが、わーすたの女性ファンが確実に増えている事を実感するプロモーションでした。
ツインボーカル
わーすたは5人組のアイドルグループですが、この人数では珍しく、ボーカルとダンス担当がはっきり分かれています。いわゆる、ボーカル&パフォーマースタイルです。
恐らくSPEED(スピード)をイメージしているんじゃ無いかと思います。
さらに言うと、国内の一部公演・海外公演においては、音楽プロデューサーの鈴木まなかさんがDJとしてステージに立ちます。
| 役割 | 名前 |
|———-|————————————|
| ボーカル | 廣川奈々聖
三品瑠香 |
| ダンス | 坂元葉月
松田美里
小玉梨々華 |
| DJ | 鈴木まなか |
というのが完成形とも言える体制です。
特に印象的なものが『ツインボーカル』ですが、わーすたのツインボーカルは、グループの『基本形』になっています。
シングル曲においてはダンスメンバーのソロパートも増えていますが、ユニゾンが多いアイドル楽曲において、ツインボーカルは大きな特徴になっていると思います。
象徴的な楽曲は、3rdシングル『Just be yourself』です。
わーすたはちょっと変わった曲が多いんですが、この曲は正統派のアイドル(アニメ)ソングです。
確かにいい曲ですが、特徴らしい特徴がない楽曲だと個人的には思っています。
そしてこの曲を普通のアイドルがユニゾン中心で歌ったら、さらに没個性的な楽曲になったのではないかと思います。
わーすたのツインボーカルだからこそ魅力のある楽曲になる。他のメンバーも決して歌えないわけではないので、パフォーマンスの幅広さが、わーすたの良いところです。
そして、特にツインボーカルのパフォーマンスはどんどん延びてますし、まだまだ延びていくでしょう。
Twitterとブログを使った情報発信
わーすたメンバーが最も活発に投稿するメディアは、ブログとTwitterですが、双方向性という意味ではTwitterが最適ですし、一番使われています。
メンバーはこれを非常に上手く活用しています。自撮り(セルフィー)やメンバー同士の写真・動画投稿はもちろんですが、ファンとのコミュニケーションにも活用しています。
と言っても、個別のリプライ(Mention)は100%来ません。
基本アイドルはわーすたに限らず、ファン(ヲタク)をフォローしないし、個別の返信も送りません。
ただ、いいね(ファボ)は付けてくれることが結構あります。
例えば、ライブ・イベントで撮影した画像は、ハッシュタグ付きでツイートすることをお勧めします。
- わーすたのハッシュタグ『#わーすた』
- イベント名のハッシュタグ(大抵は開始前までに運営などから発信されます)
これはメンバーがチェックしているようで、ブログ記事で使われたりしています。
なので、わーすたのことが気になったならまずはTwitterをチェックする事をお勧めしますし、今まで使っていなかったならTwitterアカウントは絶対に作りましょう。
ブログの情報発信力が高い
また、ブログ記事はメンバー全員ほぼ毎日書いてます。これも他のアイドルと比較して珍しいです。
アイドルのブログと言えば、
- 食事の画像
- 自撮り画像
- メンバーや他のアイドルとのグループショット
という内容の薄いものが非常に多いです。
対して、わーすたは自分自身の考えなどをしっかり書いていたりして、アイドル界のブロガーとも言えます。しかも、ほぼ毎日更新します。
僕もブロガーなんでその凄さはよくわかります。
実際「ブログにはかなり力を入れている」というようなメンバーの発言もあり、メンバーの松田美里さんに質問したこともあるんですが、
1つの記事に書ける時間は1〜2時間
という話で、ライブなどアイドルとしての活動と、学業を並行しつつ、毎日ブログを書くなんて凄いなぁと尊敬してしまいます。
これは全メンバーに共通している話なので、是非チェックしてみてください。
スマホ撮影OK、女子クリエイターの活用など特異な『プロモーション戦略』
わーすたのプロモーションは、他のアイドルと比較しても変わっていると思います。
1つ1つを見れば他のアイドルでもやっている事はあります。つまり、わーすた専売特許というわけではないのですが、ちょっと変わったプロモーションがこれだけ集まると、それが『わーすたの個性』とも思えます。
具体的には、
- スマホによる写真・動画撮影とSNS投稿を許容
- 制作メンバーの主要スタッフが女性
- イヤフォンジャックに接続するガジェットPlugAir(プラグエア)の活用
- オリコンランキングにとらわれない『独自プロモーション』
といった辺りです。
スマホによる写真・動画撮影とSNS投稿を許容
スマホによる写真・動画撮影を許可している
ということはわーすたの大きな特徴です。もちろん専売特許ではありませんが、少なくとも単独公演で持ち歌を歌うときに撮影NGはないと断言できます。
逆に撮影NGになるシーンはどんな時かというと、
- そもそも会場またはイベントが撮影NGの場合
- 他グループとの共演ステージ(わーすたはOKでも共演相手がNGの場合)
- カバー曲を歌う場合
辺りがこれまでによくあった、わーすたで撮影NGとなる事例です。
この撮影可能というスタイルは、1つのプロモーションです。例えば、
- CDを買わなくても曲は聴ける
- ライブに行けなくても動画が見られる
- 生写真(ブロマイド)を買わなくても写真が手に入る
といった感じで、その事でファンの満足度を上げています。
しかし、機材はスマホのみで、ズームがほぼ使えないため、『いい写真を撮る=前で見る』になるわけで、そんなにいい写真が撮れることはないです。
それでも、写真を撮って後で見返すも良し、SNSに投稿するも良し、友達に見せるもよし。思い出が残せるというのは、いい写真が撮れることよりも大きいと思います。
特に動画が効果的に拡散していることで、楽曲やメンバーのパフォーマンスを知っている人が増えて、それがライブの動員数増加などにも繋がっています。
ファン側の撮影技術・機材もかなり向上し、このレベルの動画が無料で閲覧出来てしまいます。
普通はDVD・Blu-rayで販売することが多いので、ファンがUPするライブ全編撮影の動画のインパクトはかなり大きいです。
ファンサイトとして写真を堂々と使える
そして、このスタイルは僕のようにブログを書く人にとっても大きな価値があります。
アイドル記事に堂々と写真が掲載できる
この意味は非常に大きいです。
いくら「かわいい子がいる」と文字で熱く語っても、そこに写真がなかったら台無しなんですよね。
実際運営の方にも確認しましたが、
ブログ記事を含めて、撮影可能な場所で撮影したものはインターネットへの投稿OK
という回答もいただいています。
※他の権利関係は守る必要があります
特別な許可を得る必要はなく、基本的に画像の利用は公認ということもあり、それがTwitter・YouTubeなどで、わーすたのコンテンツが盛り上がることに繋がっています。
制作メンバーの主要スタッフが女性
今日は女子クリエイターメンバーでわーすた【完全なるアイドル】の制作打ち上げをしてきました(o^^o)
皆さんクリエイティブで生み出す力が本当天才的なので私もがんばろって思いました✨
楽しい会だったな♪また集まりたい( ^ω^ ) pic.twitter.com/iVauz9IWB6— 高田あゆみ (@takadaayube) 2016年8月21日
衣装もそうですが、わーすたはクリエイティブな部分に携わるスタッフにも女性が非常に多いです。通称クリエイター女子と呼ばれています。
全ての活動に携わっているわけではありませんが、2017年4月まででこれくらいの名前が登場しました。
役割 | 氏名 |
---|---|
楽曲 | 鈴木まなか |
振付 | 高田あゆみ |
衣装デザイン | 木村優・たけうちはるか |
クリエイティブD | 福嶋麻衣子(もふくちゃん) |
美術(プロップスタイリング) | 遠藤歩 |
ちなみに他の主なスタッフでは、プロデューサーの樋口竜雄さん、通称『レオさん』と呼ばれるマネージャーさん、ディレクターの下村有茂さんは男性です。
この中で、キーマンと言えるのは
- 鈴木まなか
- 高田あゆみ
- たけうちはるか
の3名だと思います
鈴木まなか
2017年4月時点でもわーすたの全楽曲を手がける、絶対的な存在です。
2015年1月11日に新グループの結成が発表された段階から、楽曲のプロデュースを鈴木まなかさんが務めることが決まっていました。
※グループ名もメンバーもこの地点では未公表
- メンバーの人選
- グループ名の命名
- 楽曲制作
というようなことに携わっており、わーすたは鈴木まなかプロデュースと言っても過言ではないグループです。
国内の特別な公演と海外公演においては、DJとしてステージに立っており、プロデューサー兼6人目のメンバーとも言えます。
iDOL Streetとの関わりは2013年GEM武田舞彩さんソロ曲『EMERGE‼︎』が最初で、その後2014年全国スト生6地区向けにオリジナル楽曲を制作しました(作詞作曲)。
ユニット名 | タイトル |
---|---|
サッポロ Snow♥Loveits | KIMIへスタート! |
SENDAI Twinkle☆moon | レスキュー・君に夢中 |
TOKYO TORiTSU これで委員会 | 愛 LOVE YOU キセキ |
NAGOYA Chubu | MY ファイティン |
大阪 DAIZY7 | 僕だけのサンシャイン |
FUKUOKA はかたみにょん★ | アイ♡ウォンチュー |
2014年というのは、後のわーすたメンバーが、ストリート生として活動していた時期です。
これらの楽曲の評価が高く、iDOL Streetプロデューサー樋口竜雄さんから、2015年に向けて進めていた第4弾グループ(後のわーすた)のメンバー人選の段階から音楽プロデューサーとなることを打診していたそうです。
2015年始動した『Girls Street 2020』というプロジェクトの、クリエイター部門に所属し以後本格的に活動をしています。
高田あゆみ
わーすたリハおわりました(o^^o)#わーすた pic.twitter.com/c8sXELiogO
— 高田あゆみ (@takadaayube) 2016年12月3日
現在は振付師として活動していますが、『キャナァーリ倶楽部』というアイドルグループで活動していたこともある、元アイドルです。
iDOL Streetとの関わりは2013年からで、松田一輝氏がプロデューサーを務めていた、hanarichu(ハナリッチュ)とグループがあり、ここに関わっていたクリエイターの1人が高田あゆみさんです。
そして、hanarichu立ち上げに当たって、メンバーの人選に携わり、選ばれた5人の中にいたのは、後のわーすたメンバー坂元葉月さんと小玉梨々華さんです。
その後、高田あゆみさんも『Girls Street 2020』に所属し、その年(2015年)に結成されたわーすたの振付師として活動を開始し、現在に至っています。
全楽曲の振り付けはもちろん、ステージ全体の構成も担っているようです。
同時に、ステージに立っていた事もあることから、心構えなどを伝えたりする、まさにお姉さん的な存在でもあるそうです。
たけうちはるか
昨日、LIVEを見に来ていた前島亜美ちゃんが写真撮ろう〜〜と声をかけてくれました(;_;)
元々アイドルが好きだった私ですが、、、
私の中で〝アイドルの衣装をつくりたい!〟と思うようになったきっかけをくれた方なんです☺️♡ pic.twitter.com/viWMFXvXbo— たけうちはるか (@teaharuu) 2016年6月11日
たけうちはるかさんは、わーすたにおいて、
- 制服衣装
- アレンジTシャツ衣装
など、数で言うと最も多くの衣装を手がけています。
プロフィールをもう少し掘り下げると、「文化服装学院ファッション流通科2年スタイリストコース卒業」ということで、まさにその道を志していた方です。
衣装製作はデザイン〜縫製まで様々なステップがありますが、たけうちさんはデザインから縫製まで全てを手がけるタイプです。
芸能界との関わりは、avexのオーディション「Girls Street 2020」のクリエイター部門で合格したことがきっかけです。
さらに言うと、このオーディションの説明で文化服装学院に、iDOL Streetプロデューサーの樋口竜雄さんが講義したことがあったそうで、この頃から関わりがあるそうです。
iDOL Streetとの直接の関わりは、2015年に行われたストリート生の全国チーム対決の「ストリーグ!!!!」のための、衣装制作です。
- 札幌(サッポロ Snow♥Loveits)
- 仙台(SENDAI Twinkle★moon)、
- 東京(トーキョー夢ぴよ組)
の東3チームの制作を行っています。
ちなみに元ストリート生のファンで、結構有名だったそうです。
以来、わーすたに限らず様々なアイドルの衣装を手がけています。
イヤフォンジャックに接続するガジェットPlugAir(プラグエア)の活用
スマホ(iPhone・Android)のイヤフォンジャックに接続し、専用アプリを通じて限定コンテンツをダウンロードするPlugAir(プラグエア)いうものがあります。
登場した頃はライブ・イベント会場で設置 or 販売するグッズの1つという位置付けでしたが、近年はでんぱ組.incのアルバムに同梱されるなど、アイドルグッズやプロモーション手法としての利用が増えています。
わーすたは、
- 1stアルバムのプロモーションでHMV店頭に設置(収録内容はメッセージ・MV)
- 1stアルバムにPlugAir盤を展開(収録内容は定期ライブの映像など)
- 『PlugAirイン会』と称した、イヤフォンジャックに接続することをイベント化
- ライブ会場に設置
など様々な形でPlugAirを活用しています。
このPlugAirはアプリ上では、グッズがたまるように見えるため、コンプリート願望を掻き立て、アイドルグッズに非常に向いていると思いました。
2016年5月発売の1stアルバムプロモーション終了後、PlugAirは使われていませんが、HMVを中心にしたプロモーションは継続しており、首都圏開催のライブではスタンドフラワーが毎回贈られていることから、関係は継続しているものと思われます。
オリコンランキングにとらわれない『独自プロモーション』
アイドルのプロモーションにおいて、立場(メジャー・地方)や所属事務所に関係なく、全てのアイドルが強く意識しているのがオリコンランキングです。
2017年現在でもオリコンランキングはほぼアイドルで独占されており、枚数はともかくアイドルのCDしか売れないという状況が続いています。
オリコンランキング上位に入ることが、最高のプロモーションである
という考えによるものと思いますが、同時に多くの方が感じているように、この弊害が顕著になっていたのが、近年の傾向です。
ファンの立場からみると、複数枚のCD購入を前提とした売り方をしているのが現実で、それにうんざりしている人も多いと思います。
そこで、オリコン側が出した結論は、独自の係数をかけた『最適化』で、2016年9月以降詳細は明らかにされていませんが、アイドルのCD売上げ枚数は明らかに減りました。
対して、わーすたは2016年5月のメジャーデビュー以来、1枚のアルバムと3枚のシングルをリリースしていますが、発売初週のランキングと枚数は以下のような結果となっています。
タイトル | 発売日 | ランキング | 枚数 |
---|---|---|---|
The World Standard | 2016年5月4日 | 17位 | 2,829枚 |
完全なるアイドル | 2016年9月28日 | 25位 | 3,194枚 |
ゆうめいに、にゃりたい | 2017年2月22日 | 48位 | 1,984枚 |
Just be yourself | 2017年4月19日 | 19位 | 3,095枚 |
この数字だけ見たら、惨敗としかいいようのない結果だと思います。
では、わーすたは人気が無いのかと言えばそんな事もありません。それはライブの動員数とかをみれば明らかです。
地方のライブハウスを埋められないもっと売れているアイドルは沢山いますが、わーすたは2016年10月から12月まで行ったライブハウスツアーは、全公演SOLD OUTとなりました。
こちらについては、プロデューサーの樋口竜雄さんにインタビューした際に質問し、以下のような回答をいただいてます。抜粋すると、
人気の指標がもう『オリコン順位』と『CDの売上枚数』が全てではない、というのはお客さんも皆感じているところで、
- ライブの動員数
- YouTubeの再生数
- Twitterのフォロワー数
など・・・だと思っています。今は。
そこに集中させるためにどうするかを考えています
(中略)
それと、発足時からわーすたチームとしても、
CD枚数、順位を重視しないような、それこそCDは作らなくてもいいくらいのやり方を作っていけないか?
ということで進めています。
つまり、ハッキリとは言わないもののオリコンは気にしない旨の発言をしています。
個人的にはオリコン一辺倒のプロモーションスタイルをおかしいと思っているので、わーすたはその成功例になってくれたらと思っています。