2016年5月4日。
僕が2015年末頃から注目していて、2016年に入りドはまりした、avexのアイドルレーベル「iDOL Street」の第4弾アイドルわーすたが遂にメジャーデビューしました。
メジャーデビューはシングルでは無くアルバムで、タイトルは「The World Standard」。
この記事では、アルバム内容や楽曲のレビュー(感想)と、主にランキング面の注目ポイントを紹介します。
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メジャーデビューアルバム「The World Standard」について
わーすたのメジャーデビューアルバム「The World Standard」は、avexグループとしてもかなり力が入っている作品と感じます。
注目ポイントは製品構成です。
※価格は税込
エディション | 同梱品 | 価格 |
---|---|---|
通常盤 | CD スマプラ |
¥2,700 |
初回生産限定盤 | CD Blu-ray DVD スマプラ |
¥8,100 |
Loppi・HMV初回生産限定盤 | CD Blu-ray DVD スマプラ PlugAir |
¥10,600 |
特に変わっているのは初回生産限定盤です。
DVD・Blu-rayはいわゆる特典映像なんですが、収録内容は以下です。
- ワンマンライブ映像@渋谷クラブクアトロ 2016.2.28
- うるとらみらくるくるふぁいなるアルティメットチョコびーむ MUSIC VIDEO
- いぬねこ。青春真っ盛り MUSIC VIDEO
2016年2月28日に開催された、ファーストワンマンライブの内容を全て収録。これは驚きました。普通単品で売りますからね。
そして、DVD・Blu-rayには同じものが収録されます。
アイドルファンじゃ無い方には理解できないかも知れませんが、アイドルオタクは基本的に映像に対するこだわりは強いです。
何故なら、推しメンの映像は少しでも綺麗なもので見たいから。
じゃあ何故DVDがあるのかと言えば、例えば車とかで気軽に見られるメディアとしてまだ価値があるんです。
さらに、収録曲や映像がスマホで視聴出来るスマプラというサービスにも対応しています。
この構成で8,100円は安いとすら思います。
その他に、このアルバムは世界にKAWAIIジャパンアイドルカルチャーを発信というグループのコンセプト通り、全世界110ヶ国で配信されているそうです。
Loppi・HMV初回生産限定盤の「PlugAir」とは
さらにさらに、Loppi・HMV初回生産限定盤には「PlugAir」というものが入っています。
これには、
- わ→Tube ディレクターズカット
- わ→Tube2 ディレクターズカット
- わーすた1周年ライブ「わーすたランド わ-1」@3/29新宿BLAZE ライブ映像
が収録されており、インディーズ時代の映像作品としてはほぼ集大成と言えるものです。
#わーすた
HMV初回生産限定盤5/4AL
PlugAirコンテンツ詳細!
・『わ→Tube』ディレクターズカット計55分
・『わ→Tube 2』ディレクターズカット計25分
・結成1周年定期ライブ「わーすたランド わ-1」計55分 pic.twitter.com/Tmuy3HJxTj— わーすたD(5/4 AL世界デビュー!) (@arishige) 2016年5月1日
ちなみにこの「PlugAir」というものは、専用アプリをインストールしたスマホのイヤフォンジャックに接続することで、映像データが視聴・ダウンロード出来るメディアです。
今回のアルバムのプロモーションにも利用されていますし、他のアイドルの事例としては、例えばでんぱ組.incも活用しています。
わーすた「The World Standard」初回生産限定盤開封レポート
というわけで、購入しました!
わーすたのメジャーデビューアルバム「The World Standard」。
これほど発売が楽しみだったアルバムも久々っていうくらい、待ち望んでましたw
ちなみに2016/5/3〜4はGW期間かつ祝日ということで、店着日が早く5/1となっていました。
なので、フラゲ期間が1日長くなっています(通常は発売日の前日火曜日がフラゲ日といわれます)。
通常盤
まずは通常盤。
2016年2月末に発表されて以来、パッケージだけは画像で何度も見ましたが、ようやく発売したんだなぁと改めて思いました。
そしてこれが中身。
通常盤なのでCDのみ。
初回生産限定盤
続いてこれが初回生産限定盤。
前述の通りDVD・Blu-rayなど特典が多いため、分厚くなってます。
中にはこれだけ色々入っていました。
やたら豪華なジャケットw
ディスクとしてはCD・DVD・Blu-rayの3枚。
1つのパッケージでこれだけ入っているのは珍しいと思います(僕は初めて)。
こちらはドールハウスに使用する、メンバーの写真とリード曲「うるとらみらくるくるふぁいなるアルティメットチョコびーむ(うるチョコ)」の最後で登場する、トリオ君。
こちらがブックレット。
いい写真使ってますねぇ〜
これは歌詞カード。
ドールハウスの一部でもあるため、歌詞カードとしては若干見づらい、、、
ドールハウスを作ってみた
初回生産限定盤はドールハウス仕様であることが売りなので、一応組み立ててみました。
僕は基本この手のお遊びは放置するタイプです。
ブログ用にやってみましたが、基本はやらない方がよいかと思います。
何故かと言えば、片付けが非常に面倒だからですw
こちらが説明書。まあそんなに難しいモノではないですが、一応入ってました。
これは本体とも言えるおうち。
角度を変えるとこんな感じです。
メンバーを配備してみたw
かわいいw
大体こんな感じです。
深夜に1人でやってると虚しくなってきたので、これでやめましたw
参考までに完成形はこんな感じです。
#わーすた
5/4発売のデビューアルバム
「The World Standard」
初回生産限定盤わーすたオリジナル組み立てドールハウスジャケット仕様の全貌!
全部入ってます!https://t.co/rGTPA6hMR3 pic.twitter.com/1v71t8Ox8m— わーすたD(5/4 AL世界デビュー!) (@arishige) 2016年4月24日
楽曲の収録内容と全曲レビュー
収録曲は以下です。
※「いまはむかし」は通常盤にのみ収録
- うるとらみらくるくるふぁいなるアルティメットチョコびーむ
- Doki Doki♡today
- ワンダフル・ワールド
- 好きな人とか居ますか
- Zili Zili Love
- らんらん・時代
- にこにこハンブンコ
- スイカ割り
- ちいさな ちいさな
- いぬねこ。青春真っ盛り
- いまはむかし
わーすたは2015年4月からインディースとして活動しているため、その際にミュージックカードとして発売していた曲が以下です。
- いぬねこ。青春真っ盛り
- Doki Doki♡today
- らんらん・時代
- Zili Zili Love
- ちいさな ちいさな
つまりそれ以外は初収録の音源ということになります。
ただし、楽曲そのものはライブ・イベント等で披露済みのものが大半です。
このアルバムのメインというか表題曲といえるのは、「うるとらみらくるくるふぁいなるアルティメットチョコびーむ」です。
36歳になって「うるとらみらくる〜」なんて言葉を発すること、しかもそれをスラスラと発してしまうことに目眩がしますが、現実ですw
そして、この曲との出会いが僕をわーすたにどハマりさせるきっかけとなりました。
以下収録曲毎に簡単に解説します。
既発5曲の紹介は、以下の記事をご覧ください。
ちなみに、わーすたの楽曲は鈴木まなかさんが担当しており、これまで発表された楽曲全て作詞・作曲を担当していましたが、このアルバムにおいても同様です。
うるとらみらくるくるふぁいなるアルティメットチョコびーむ
役割 | 氏名 |
---|---|
作詞 | 鈴木まなか |
作曲 | 鈴木まなか・Hiroki Sagawa |
編曲 | Hiroki Sagawa |
この曲がなかったら、多分こんな記事も書いていないし、わーすたにここまでハマることもなかった、ある意味罪深い曲です。
略して「うるチョコ」と呼ばれています。
- ピコピコしたゲームっぽいコンピューターサウンド
- MVの演出(バトルシーン)
- 魔法使いっぽい衣装
- 歌詞にセーブポイント、エクスカリバーならぬエクスカリにゃんなどRPGお馴染みのキーワード
などここまで作り込まれるのも珍しいと思うくらい、RPGの世界観が徹底的に再現されています。
マジでトリケラトップスが強すぎる
と思った方は僕だけじゃないでしょう。
ちなみに振付担当は高田あゆみさん、MV制作はのりけるさんです。
Doki Doki♡today
役割 | 氏名 |
---|---|
作詞 | 鈴木まなか |
作曲 | 鈴木まなか・Carlos K. |
編曲 | 鈴木まなか・Carlos K. |
わーすたのツインボーカル廣川奈々聖(ひろかわななせ)さんと三品瑠香(みしなるか)さんの、歌唱力を堪能できるミディアムテンポの楽曲です。
ワンダフル・ワールド
役割 | 氏名 |
---|---|
作詞 | 鈴木まなか |
作曲 | 鈴木まなか・福田智 |
編曲 | 鈴木まなか・TAKAROT |
2015年末頃からイベント等では何度も披露されているそうで、現場系の方にはお馴染みの楽曲です。
歌詞にコール&レスポンスが組み込まれているのが特徴で、ライブとかで盛り上がる曲です。
「いぬねこ。青春真っ盛り」など2015年4月の結成直後にレコーディングされたと思われる楽曲と比べて、音源でもツインボーカル2名(廣川奈々聖・三品瑠香)の歌唱スキルが上がっている事を感じさせる楽曲です。
好きな人とか居ますか
役割 | 氏名 |
---|---|
作詞 | 鈴木まなか |
作曲 | 鈴木まなか・Hiroki Sagawa・サイトウリョースケ |
編曲 | Hiroki Sagawa |
廣川奈々聖さんと三品瑠香さんのユニット曲で、ミディアムテンポのダンスナンバー。
といってもわーすたは基本この2名のツインボーカルユニットなので、この組み合わせだと声としてはそれほど新鮮味はありません。
このアルバムでは一番アルバムっぽい楽曲だと思います。
Zili Zili Love
役割 | 氏名 |
---|---|
作詞 | 鈴木まなか |
作曲 | 鈴木まなか・大木嵩雄 |
編曲 | 鈴木まなか・大木嵩雄 |
ちょっと妖艶な楽曲です。
多分メンバーにとっては総合的に一番難しい曲なんじゃないかと思います。
ただ、パフォーマンスの広げる意味で重要な役割を持っている曲だと感じます。
らんらん・時代
役割 | 氏名 |
---|---|
作詞 | 鈴木まなか |
作曲 | 鈴木まなか・Hiroki Sagawa・サイトウリョースケ |
編曲 | 鈴木まなか・Hiroki Sagawa |
avexっぽい、ダンスナンバーです。
Doki Doki todayのテーマが歌なら、この曲はダンスがテーマと感じます。
坂元葉月さん、松田美里さん、小玉梨々華さんのダンス担当メンバーの見せ所が多い印象です。
にこにこハンブンコ
役割 | 氏名 |
---|---|
作詞 | 鈴木まなか |
作曲 | 鈴木まなか |
編曲 | Hiroki Sagawa・サイトウリョースケ |
「好きな人とか居ますか」はツインボーカルの安定した歌唱が目玉ですが、こちらは坂元葉月さん、松田美里さん、小玉梨々華さん3名のユニット曲。
この3名はダンス担当なので、オリジナル楽曲ではあまり歌いません。あってもサビのユニゾンくらいでした。
そういう意味で珍しい楽曲となり、逆説的にこのアルバムで一番注目の楽曲でした。
- ちょっと不安定な歌唱
- それをカバーするノリノリの楽曲
- かわいらしい歌詞
つまり、アイドルオタク的にドストレートでしたw
これ、最高です!
スイカ割り
役割 | 氏名 |
---|---|
作詞 | 鈴木まなか |
作曲 | 鈴木まなか・Carlos K. |
編曲 | Carlos K. |
ス・イ・カ・わーりーー
で始まる、サンバ調のノリノリな楽曲です。
フワフワ
みたいなかけ声も多く、どう考えてもライブを意識したような楽曲です。
きっと楽しいと思います。これからのシーズン聴きたくなる楽曲。
ちいさな ちいさな
役割 | 氏名 |
---|---|
作詞 | 鈴木まなか |
作曲 | 鈴木まなか・Hiroki Sagawa・サイトウ リョースケ |
編曲 | 鈴木まなか・Hiroki Sagawa |
カントリー調の楽曲が印象的です。
僕はこの楽曲が将来わーすたにとって大切な曲になるんじゃないかと思ってます。
アイドルを語る上で、
- 見た目のかわいさ・美しさ
- 楽曲
- 歌やダンスのスキル
これらはもちろん重要な要素ですが、一番大事なのはストーリー性だと思っています。
今回メジャーデビューしてスタートラインにたったばかりのわーすたというアイドルグループが、今後どんな展開になるのかは分かりません。
戦略は色々あるでしょうが、メンバーはもちろん、運営するスタッフなどの関係者、ファンにも未来は読めません。大ブレイクしているかもしれないし、鳴かず飛ばずになるかもしれない。
ただ1つ間違いなく言えるのは、いつか必ずメンバーの卒業・加入や解散する日が来ます。
そういう節目に歌い継がれる曲になるんじゃないかと思ってます。
いぬねこ。青春真っ盛り
役割 | 氏名 |
---|---|
作詞 | 鈴木まなか |
作曲 | 鈴木まなか・Hiroki Sagawa・サイトウ リョースケ |
編曲 | 鈴木まなか・Hiroki Sagawa |
わーすたの実質的ファーストシングルともいえる、「いぬねこ。青春真っ盛り」です。
わーすたと言えば猫耳
その世界観が凝縮された楽曲です。
冷静に歌詞を見ると、
- わんわん
- にゃんにゃん
の連続で頭を抱えたくなる曲なんですが、やっぱりこれハマりますねw
いまはむかし
役割 | 氏名 |
---|---|
作詞 | 鈴木まなか |
作曲 | 鈴木まなか・宇佐美宏 |
編曲 | 鈴木まなか・宇佐美宏 |
通常版にのみ収録されています。
6分38秒というかなり長い楽曲で、メンバーの小玉梨々華さんが超絶メールで絶賛していました。
いわゆるバラード曲の分類に入ると思います。
わーすたの音楽プロデューサーである鈴木まなかさんって、わーすたで初めて注目した方なんですが、凄いなぁと思っていて、この曲で改めてそう思いました。
こういう曲って通常アイドル向けにはあまり作らないと思います。
系統から言えば、「ちいさな ちいさな」に被るので、アルバム内に2曲はいらないはずです。だから通常盤にのみ収録されているのかもしれませんが、そもそも作らないと思うんです。
じゃあなんで作るのかと言えば、メンバーの成長を考えているからなんだと思います。
もちろん鈴木まなかさんとしても、わーすたのプロデュースは大きなチャンスであり挑戦のはずなので、そういう意図もあるでしょう。
今のアイドル活動はライブ・イベントなどの現場中心です。
つまり、そこで盛り上がる曲が好まれます。
CDなどの音源は握手会などのついでと扱われますし、それはわーすたも含むアイドルストリート全体として同じなんですが(クリエイター自身は望んでいないでしょうが結果論として)、鈴木まなかさんは特にパッケージメディアとしての音源を大切にして欲しいと思っているんだろうなぁと。
だからこそ、メンバーに色んな楽曲にチャレンジしてもらい、アルバムとして楽しめるようにしているんじゃないか、そんなことを思いました。
ということを書いた後に鈴木まなかさんの以下のツイート見たんですが、「そのこだわり伝わりました」とお伝えしたいですね。
わーすたのメジャーデビューアルバム、今日から店頭に並びますよ⭐️!
わーすたのほとんどの曲を、「ライブで聞きたい曲」ということよりも、
「音源で聞きたい曲」であることを、こだわって作ってます(≧∇≦)
だから音源で聞いてもらえることがとても嬉しい!
感想くれたら喜びます♡
— 鈴木まなか (@suzukimanaka) 2016年5月2日
リリースイベント(リリイベ)について
アイドルのCDリリースということで、リリースイベント(リリイベ)も開催されます。
発売日がGW期間なので多くのイベントが開催されますが、メインはHMV店舗で開催されるイベントです。
HMV限定イベント「わーすた HMV 凱旋 Plugツアー」の日程
日時 | 都道府県 | 場所 |
---|---|---|
5月3日(火) | 東京都池袋 | HMVエソラ池袋 |
5月4日(水) | 東京都渋谷 | HMV&BOOKS TOKYO(渋谷) |
5月14日(土) | 兵庫県神戸市 | HMV三宮VIVRE |
5月14日(土) | 広島県広島市 | HMV広島本通 |
5月15日(日) | 福岡県福岡市 | HMV&Books博多マルイ |
5月21日(土) | 愛知県名古屋市 | HMV栄 |
5月28日(土) | 北海道札幌市 | HMVステラプレイス |
東京開催は後で追加されたイベントで、元々のコンセプトはわーすたメンバーの出身地で開催です。
いわゆる凱旋コンサート・イベントは特別な位置付けです。
わーすたにおける僕の推しメンは「みりてこ」こと松田美里さんなので広島に行きたいわけですが、この日は僕がセミナーに登壇予定となっているため無理。
諦めて翌週の5/21名古屋に参加しました。
HMV広島本通店の様子
ちなみに、5/3に℃-uteコンサートを見るため広島に行って、HMV広島本通店をチェックしたんですが、
2F店舗に入ってすぐのところに陳列されていました。
恐るべしavexの力、、、
店舗奥にステージがあります。凄く近かったです。
HMV札幌ステラプレイス
さらに、札幌在住の当ブログアシスタント坂井さんがHMV札幌をチェックしてくれました。
店舗入り口から。
扱いは広島の方が上ですね。
陳列形式は札幌の方が豪華と感じました。
ただ、ちょっと寂しかったのは凄くPUSHされてるんですが、広島は松田美里さん札幌は小玉梨々華さんの出身地なんです。
- 地元出身のメンバーがいます
- イベントがあります
って事をもうちょっと訴求してくれたら、反応が違うのになぁって思いました。
まあ贅沢な悩みでしょうけど。
ちなみにHMV以外の店舗はここまでPUSHされていません。
mu-moショップ限定イベント
また、avexが運営する通販サイト「mu-moショップ」内の特設サイトわーすた 『The World Standard』Special Shop購入者限定イベントの撮影会も実施されます。
こちらは、
- 日付:2016年5月29日(日)
- 場所:原宿 ベルエポック美容専門学校第二校舎
という感じで開催されます。内容としては、
- 個別握手会
- 個別撮影会
- グループ撮影会
という感じです。
ランキング面の注目ポイントは?
以降はちょっとコラム的なものを、、、
わーすたは近年のアイドルでは珍しく、アルバムによるメジャーデビューです。
アルバムはシングルと違い楽曲数が多いため、ファンにとって満足度は高いものですが、単価が高くなるため一般層の売上げが減る傾向にあります。
アイドルのシングルはファンが大量購入で買い支える面がかなりあるんですが、アルバムだとその力は弱まります。
この辺りがいわゆるアーティストとアイドルの売上げ傾向の違いです。
この為、例えばオリコンウィークリー1位をとる事はまずあり得ません。
売り上げ枚数的にも1万を超える確立は低いでしょう。
1つの基準は、2016年3月9日発売したアイストの先輩SUPER☆GiRLS(スパガ)の4thアルバム「SUPER★CASTLE」の売上げ枚数です。
このアルバムの初週売上げ枚数は11,479枚、オリコンウィークリー3位でした。
メジャーデビューというご祝儀相場を考慮しても、これがほぼMAXと考えたらよいかと思います。
つまり注目ポイントとしては、
- 1万枚にどこまで近づけるか
- オリコンウィークリー10位にどこまで近づけるか
だと思います。仮に10位より上になったら事件だと思います。
アルバムでメジャーデビューしたアイドルとの比較
ちなみに、アルバムでメジャーデビューしたアイドルとして僕がパッと思い浮かべるのは、前述のスパガとハロプロの℃-uteです。
参考までにランキングを掲載すると、以下のような感じです。
※売上げ枚数は調べきれませんでした
タイトル | 発売日 | ランキング |
---|---|---|
SUPER☆GiRLS「超絶少女」 | 2010年12月22日 | 32位 |
℃-ute「キューティークイーン VOL.1」 | 2006年10月25日 | 15位 |
スパガのアルバムはアイストそのものの第1段作品と言えるので、あまり参考になりません。
どちらかといえば、℃-uteの方が状況は近いと感じます。何故かと言えば、
- 先輩アイドル(モーニング娘。・松浦亜弥など)が作った基盤があり
- ハロプロキッズとして帯同して顔と名前を売り
- 末っ子という位置付けでのデビュー
という辺りが、℃-uteと被ります。
これはたまたまとは思いますが、わーすたのメンバー数は2016年時点の℃-uteのメンバー数と同じ5人(℃-uteはデビュー当時8人)。
実はちょっと意識しているのかなと思ったりしています。
発売初週のデイリーランキング推移とウィークリー売上げ
デイリーランキング推移です。
発表日 | ランキング | 枚数 |
---|---|---|
2016/5/2付 | 5位 | 不明(3位が1,836枚なのでそれ以下) |
2016/5/3付 | 12位 | 不明 |
2016/5/4付 | 19位 | 不明 |
2016/5/5付 | 圏外(30位以下) | |
2016/5/6付 | 29位 | 不明 |
2016/5/7付 | 圏外(30位以下) | |
2016/5/8付 | 圏外(30位以下) |
デイリー初登場が5位。
その後ジリジリ順位を下げるという、アイドル特有な完全初動型の売上げでした。
30位以内にもうちょっと留まると思ってましたが、思ったよりも速かったです。そして、ウィークリーランキングですが、、、
2016年05月16日付オリコンウィークリー
17位
売上枚数 2,829枚
という結果でした。
個人的な予想ではランキングはもうちょっと下と思ってましたが、善戦したという印象です。
まあ、プロモーションの割には売れてないって意見もあるでしょうが、そもそもアイドルのアルバムで枚数とランキングが稼げるとは、アイドルストリート運営も考えていないと思います。
リリース前から感じていましたが、オリコンは敢えて無視しているという感じもします。じゃなければ、例えアルバムであってもリリース後1ヶ月近くかけて、地方でリリイベなんてしないと思うんです。
じゃあ何故枚数やランキングの稼げないアルバムで、わーすたがデビューしたのかと言えば、世界同時リリースを重視したんだと思います。日本と違い、海外(主に欧米)はシングルよりもアルバムが重視されると言われてますから。
「デビューアルバムで17位」は十分に凄い数字です。
ですが、日本において、さらに言えばアイドルにおいてはシングルが全てなので、メジャーデビュー1stシングルがどうなるかが気になるところです。
仮に「オリコンを気にしない」という戦略であったとしても、シングルはいずれ発売するでしょうから、ここはやはり注目ポイントです。
終わりに
僕は2001年辺りからのモーニング娘。ファンで、以来浮き沈みはあるものの、ハロプロを中心に数多くのアイドルを見てきました。
その中でやっぱりお気に入りのアルバムって言うのはあって、思い入れももちろんあるんですが、以下の3つくらいです。
モーニング娘。を除いていずれも1stアルバムで、逆にいえば良曲揃いっていのはありますが、それ故にしっかり作り込まれてると思います。
今聴いても古くさいと思わないし、イイモノはイイって強く思います。
で、わーすたの1stアルバム「The World Standard」はこの中に入りそうな気がします。
アイドルにおいて楽曲だけが重要な要素ではないですが、このアルバムは贔屓目抜きにして、コンセプトがしっかりしてていいアルバムだと思います。
アイドルっていうとどうしても色物に見られがちですが、この記事をみて少しでも興味が湧いたのだとしたら、是非店頭で手に取ってみていただけたたらと思います。
わーすたのまとめページ
2016年3月から、100以上書いた記事を整理したページです。
今でも応援していますが、家庭の事情などもあり、わりと頻繁に足を運べた2018年頃までの出来事が中心となります。
▼まとめページは以下の画像をタップしてね
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