こんにちは!坂井(@sakaimi)です。
夫の転勤に帯同するかたちで札幌に引っ越してきて、間もなく一年が経ちます。
札幌での生活にあたり大きな困りごとはなかったのですが、とはいえ、何とかこの一年を乗り越えられそうだ…と、ホッとしつつある今日この頃です。
この一年弱を近くに身寄りのいない状態でも何とか乗り越えられたのは、札幌に来る前の2年間を過ごした広島時代での経験が大きいと感じます。
親としてダメな人間だと気を落とす経験も多かった広島生活でしたが、そこから得るものはたくさんありました。
子どもの親としても、転勤族としても、経験値をあげられたんじゃないかと今ようやく振り返られます。
転勤族であり、特に我が家と同じように乳幼児のいるご家庭に参考になればと思い、今回、転勤族にまつわる記事をいくつかまとめてみました。
この春に転居を終えたばかりの方や、次の転勤に備えておきたい…なんて方にも参考にしていただけると嬉しいです。
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とにかく疲れていた産後、失敗をしました
わたしは妊娠時期を神奈川で過ごし、出産のために実家がある大阪へ戻る直前に夫の転勤が決まり、産後、月齢1ヶ月の娘とふたりで広島市へ帰りました。帰るといっても、そこは初めて住む土地です。
当時のドキドキや不安は、今でも昨日の事のように感じます。
慣れない土地できちんと子育てが出来るのか。もし夫不在の際に何かあったら、誰を頼ればいいのか…。
そんな不安と頻繁な授乳、その他とにかく乳児につきっきりの日々を繰り返し、とても疲れていました。子どもをちょっと見てもらう事も、家族が近くにいないから出来ない。
そんな時、ひとつの失敗をしました。
月齢2ヶ月を迎え、初めての予防接種を受ける日。区役所でまとめてやると聞いた覚えがあり行ってみたら、
「ここではしません。クリニックや病院でやっています」
と案内されたのです。
残暑厳しい昼下がり、炎天下の中で無駄に区役所を行き来しただけ…。
しかも乳児の予防接種は数が多く予定が立て込むので、「月齢2ヶ月になったらすぐ受けるように!」とインターネットの子育て系サイトには繰り返し書かれているんです。
それもあり、こりゃ絶対失敗できないぞ…とプレッシャーになっていました。
でも、間違えました。
こんな単純なことを間違えるなんて…情けない…。
さらに、当時のわたしは疲れきっていたのか、誰から「予防接種は区役所でまとめて受ける」と聞いたのか、まったく覚えていなかったのです。
区役所の人かもしれないし、出生届を出しに行ってくれた夫かもしれない。もしくはわたしの母の思い出話やインターネットで見かけた誰かの験談とごっちゃになったのかもしれない。
何もわからないんです。でも、聞いたことを間違えていたことは確かでした。行ってからわかりました。
今思うと、慣れない子育てに相当疲労がたまっていたんでしょう。記憶がもたついていました。
結局、そこから予防接種を受けに行く気力もなく、受けるべき予防接種を実施している小児科の場所をすぐ調べることもできず、帰るしかありませんでした。
月齢2ヶ月の娘を抱っこしながら自分の不甲斐なさを呪い、汗と涙で顔をびっしゃびしゃにしながら…。
軽くホラーみたいな話になりましたが、当時はそれくらい逼迫していました。
それからは、心配ごとや絶対に失敗できないことは必ず事前に電話で聞くなどきちんと情報を押さえるようにしています。
もちろん、TPOをわきまえる必要はありますし何でもかんでも気軽に聞いては相手にとって迷惑になりますが…。
今ならこんな出来事は笑い飛ばせるんですけどね。予防接種一日間違えたくらいどうってことないわ〜、って。
引っ越したらまずは、かかりつけ医について準備しましょう
この思い出話のつっこみどころと言えば、
- 家が決まった時点で、かかりつけ医候補の小児科を把握しておけばよかった
というこの一点に尽きます。
わたしの場合、臨月の頃に家が決まったので情報を集める時間はあったんですよね。でも、他の事に気を取られて後回しにしてしまいました。
これから引っ越しの予定がある方も、引っ越しを終えた方も、特にお子さんのかかりつけ医についてはたくさんの情報を集め、可能な限り比較しても損は無いはず。
予防接種の予定がある乳児ならなおさらです。
わたしの場合、ひとまず近い病院に予防接種で通っていましたが、その後、支援センターで知り合ったママ友さんなどから情報を集め、かかりつけを変えました。
母子手帳があるので予防接種の進捗がわかるし、予防接種でアレルギーやトラブルになった経験もなかったので、かかりつけを変えても問題はありませんでした。
地域の事はインターネットだけじゃわからないし、その地域の人に話を聞くのが一番手っ取り早いし確実です。
特に支援センターには同じ立場のママ達が集まっているので、その場を利用しない手はないなと実感しました。
支援センター、習い事…子連れだって出会いの場はあります
近くに親もいない、親戚もいない、友人もいない。そんな場所でどうやって人との関わりを増やすか。
色んな場所を点々とする転勤族にとってこの課題は必ずつきまといますよね。
特に乳幼児がいると、お出かけも限られるし…。
でも、乳幼児がいるからこそのチャンスがあります。同じ乳幼児持ちのママさんとつながれるんです。
わたしは、産後、子どもと家で過ごしてばかりいるうちに上手に会話が出来なくなりました。
言葉がなかなか出てこないし、会話が続かない。出産前にはこんなことありませんでした。
とにかく人と会話しなければ!
そうして焦る中、乳児を連れて出掛けられる場所を探し、支援センターへたどり着きました。
結果、支援センターで知り合ったママ友さんとは、広島を離れた今でもやりとりがあります。あの時勇気を出して支援センターに行ってよかったなーと今でも思います。
ママ友という言葉はネガティブな要素もつきまといます。
- トラブルになるんじゃないか
- 仲間はずれにされたらどうしよう
- 家庭の事を根掘り葉掘り聞かれたら面倒だ
と、色々心配になりますよね。
でも、まず喋ってみないとわからないです。
群れる事が苦手だったり適度な距離感がわからないなら、ママ友さんとの付き合いの中で自分なりのペースを見つけていくしかありません。
そのペースさえ掴めれば、ママ友さんとの付き合い方がグッと楽になるはずです。
もちろん、はじめから上手にできるわけは無いでしょう。
わたしも付き合いに苦労した時期がありました。苦手なママ友さんもいました。でも、自分の求める距離感を保つことで、付き合いが続くママ友さんもいます。
でも一方で、離れて行ったママ友さんもいます。
すでにグループが出来ているなど居心地の悪い支援センターがあれば、無理して行かないようにして、しばらくの間は少し遠くても他の支援センターに行くこともありました。
とにかく我慢をせず、じゃあ自分なりのやりやすい付き合いってどんなだろう?と、探りながら支援センターに通っていました。
そんな紆余曲折を経た中での支援センター経験談をメインに、支援センター以外の場所でママ友さんとどう繋がったかなどを、記事にさせていただきました。
わたしの場合、人と会ったり会話することで気持ちにハリが出て、会話ももたつかないようになりました。
初めての場所って勇気が要るしドキドキしますが、その分、得るものがたくさんあると感じます。
子育てに疲れたら、保育園やファミサポを使ってひと休み
「近所に親や親戚が住んでいれば、子どもを預かってもらえるのになぁ…」
なんて思うことは、たくさんありました。
ほんとに、もう2時間とか3時間でいいから、ひとりになりたい…。
娘が成長してお喋りなど出来ることが増え出すと、意思表示も強くなるし、言うこときかないし…、そういう気持ちになる事が増えました。
周りに親戚や知人のいない転勤族だと特に、少し預ける経験もほとんど持てないため預けること自体に抵抗を感じるかもしれません。
でも、育児に疲れた時や辛い時は無理をせず、保育園の一時預かりやファミリーサポートなどを利用して息抜きしませんか?
ほんの2〜3時間だけでも、かなりの気分転換になるはずです。
保育園の場合
保育園の一時預かりは、園によりますが
- 一日預かり
- 半日(5時間)預かり
- 時間制の預かり
など、様々な使い方が出来ます。お近くに一時預かりを実施している保育園があれば、ぜひ確認してみてください。
ファミリーサポートの場合
保育園の一時預かりが混み合っていて利用できない地域であれば、ファミリーサポートをおすすめします。
個人的には、
- 馴染みのあるご近所さんや知ってる人に預けられる
- 家の近所の人に預けられる
という点から、ファミリーサポートの方が利用しやすかったです。
怪我や物損など万一の際にもファミリーサポートによる保険が適用されますので、そのあたりは保育園と変わらず安心できるのではないかと思います。
(保育園も、園によりますが怪我や物損に対し補償を用意してあるところがほとんどです)
ファミリーサポートの利用体験談って、インターネットを検索してみても案外そんなに見かけないんですよね。
というわけで、ファミリーサポートの経験談を、わたしなりにまとめてみました。
終わりに
かかりつけ医の情報やファミリーサポート、支援センターの利用などはインターネットで情報を集めるには限界があります。
でも、インターネットの情報にプラスして、ご近所さんや支援センターで会うママ友さん、ボランティアさんなど、リアルで会う人たちから情報を集めることは可能です。
そのためにも、今住む場所での人間関係は、可能な限り構築しておいた方がいいと思います。
新しい場所で新しい人間関係を作るのって勇気がいるし、気疲れしますよね。ただでさえ子育てで疲れるのに、また別の件で疲れるなんて嫌ですよね。
わたしも、何回も何回も勇気を出して、都度疲れました。でも、人と接したり、その中で助け合う機会が増えたりママ友さんとの親睦を深められた時、勇気を出してよかったなーと思います。
いきなり友達100人作るのはとっても大変です。ならば、まず、ご近所や支援センターなどで出会った1人から、少しずつ人付き合いを始めてみませんか?
引っ越しを終え、この春から新生活をスタートさせた同じ転勤族のみなさんへ。新しい場所でたくさんの楽しい出会いや思い出に恵まれますよう、祈っております!
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