iDOL Street所属のアイドル「わーすた」は、
- スマホによる写真・動画撮影とSNSシェアを推奨
- オリコン1位など従来型のヒットを目指さない
など、これまでのアイドルとは異なるプロモーション手法を採用してきました。
この手法の成否はまだ判断できませんが、わーすたの人気・ライブ動員数は上がっており、同じ手法を採用するアイドルも増えてます。
なので、一定の成果を上げているのは間違いないでしょう。
そんな、わーすたが次なるプロモーションに採用したのが、
クラウドファンディング(通称:クラファン)
です。
アイドルで使うのは実はなかなか難しいと思っていて、それもあってかこのクラファンちょっと厳しい状況です、、、
わーすたのクラファンを、少しでも応援したい!!
という思いで、記事を書きました。
この記事では、クラウドファンディングというシステムや、アイドルプロモーションとの関係性について分かる範囲で詳しく解説します。
お読みいただいた方は、最低金額3000円でもいいので、応援してあげて欲しいです!
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わーすたのクラウドファンディングに対するよくある感想
わーすたのクラウドファンディングは2017年9月4日に始まりました。
この発表を見た、わーしっぷの友人で、
面白そう!!
と言っている人はほとんどいなかったです。
達成額という形で『お金』がダイレクトに出てしまうことに、難色を示すファンは多かった
と思います。
まあ僕はというと、
わーすた、おもろいこと始めたなー!
さて、いくら積むかなw
— チー@岡山のわーしっぷ (@ktoi_chi) 2017年9月4日
こんなこと言ってましたが、少数派ですねw
それは多分クラウドファンディングに関して、僕の周りでやったことある人が沢山いて、身近だからだと思います。
- 岡スマ拡大版でコラボした『岡山ジビエ』
- 友人である、煌めき☆アンフォレントプロデューサーへなぎさんのプロモーション手法
なので、支援する側だけでなく、企画側としてもわりとよく知ってるんです。
この記事では敢えてあまり触れませんが(生々しいお金の話とか聞きたくないでしょ?)、クラウドファンディングにはもちろん、仕掛け人や手数料が存在します。
なので、クラウドファンディングは一見お祭りに見えますがかなりビジネス要素の強い企画です。
特にアイドルでは嫌がる人も多いと思います。
僕は好きですけどね。
- 達成出来るか、というお祭り的ワクワク感
- 目に見える形で支援できる、という満足感
はクラウドファンディングならではだと思います。
なので、以降はクラウドファンディングというツールについて簡単に解説します。
そうすれば、印象変わる人もいると思いますし。
クラウドファンディングとは
クラウドファンディングは、今ネットを普通に使いこなしているような方なら、名前くらいは聞いた事があると思います。
基本的な考え方は、
- 価値(リターン)を提供し
- 資金を集める
というモノです。
会社を作る時など、出資・支援金を募るのと異なるのは、価値(リターン)を必ず提供するということです。
クラウドファンディングと聞くと『出資』のイメージを持つ人も多く、それがお金集めにつながり、ネガティブなイメージを持つ人も多いですが、違います。
概念的には投資・寄付型も確かに存在しますが、2017年現在のクラウドファンディングといえば、ほとんどは『購入型』です。
なので、
リターンがあるのが前提
となるため、これって実はアイドル業界的には『普通のこと』と思いませんか?
アイドルヲタクなら日常的な出来事であろう、
- CDを買って(積んで)、『握手会』に行く
- グッズを買って、写真撮影会などの『特典会』に行く
これらは全て、クラウドファンディングのリターンと同じ考えです。
クラウドファンディングの募集パターン
クラウドファンディングはほとんど『購入型』と記載しましたが、その中でも募集方法は2種類に分かれます。
方式名 | 内容 |
---|---|
All-or-Nothing | 目標金額を達成すると資金を受け取れる方式 |
All-In | 目標金額を達成しなくても資金を受け取れる方式 |
わーすたが採用しているのは、『All-or-Nothing方式』です。
つまり、今回500万円の出資を募っていますが、
期限までに達成出来なかったら、プロジェクト失敗です
数千円から数万円の出資金の支払いは発生しません。
失敗したらどうなる?
今回失敗したらどうなるのかは分かりませんが、メイン企画であるモザイクアートは少なくとも無くなるんじゃ無いかって思います。
ただ、
- 写真撮影会の開催予定日
- ポスターや横断幕の掲示場所
- 開催期間(11月上旬と思われる)
は既に決まっているようです。
わーすた 原宿ジャック掲載期間が予定では11月になります。完成した作品とメンバーと一緒の撮影権が記載の撮影会のことです。
日程はJOL原宿で11月1日.8日.23日といずれがでリターン実施をご自身のご都合で選べます。
https://t.co/3XtG2syasV pic.twitter.com/s4yhQk0rkn— 樋口(avex management) (@avex_idol_P) 2017年9月5日
この事が意味しているのは、プロジェクトの成否にかかわらず、枠は既に抑えているということです。
運営として、どちらに転んでも良いような形は考えていると思います。
このクラファンは単独のプロモーションではなく、
- プリパラタイアップの新曲発表
- わーすたカフェ
- 4thシングル、2ndアルバムリリース
- 全国ツアー
など、年末に掛けて行う大規模展開の1つであり、複合的なプロモーションだからです。
正直この企画単体で見た場合、思うところは色々あります。
ですが、ファンとしては、
- 成功して欲しい
- 推しメンの喜ぶ姿が見たい
というのは、僕も含めたみんなが思っている共通の願いだと思います。
失敗よりは成功する姿が見たいですよね。
それは、絶対わーすたメンバーの力になると僕は信じます
クラウドファンディングは「みんなで実現するモノ」
原宿ジャック企画は、クラウドファンディングの資金だけでは実現出来ないと思います。
そう言う意味で、わーすた原宿ジャック企画Part2は、
ファン(わーしっぷ)の力を結集すれば実現出来る!!
というのは嘘ではないわけです。
役割分担で言えば、
立場 | 役割 |
---|---|
運営 | 広告枠の確保などビジネス的立ち振る舞い |
ファン | 足を運ぶ、モノを買う、情報をシェアするなど、行動して応援 |
アイドル | 夢を語り、その過程も含めた体験を売る |
という感じで、商材や体験が異なるだけで、アイドルを応援する本質は何も変わってないと思うんです。
お金の話が全面に出ると『搾取』とかすぐ考えちゃいますが、100%ファンの力ではなく、運営側も当然資金は出した上で、プラスアルファの力としてファンの力を募っているんです。
クラファンはそう言う意味で、達成そのものがプロモーションと言えます。
原宿にポスターを掲示することよりも、
- この企画の資金や 元ネタの画像をファンに支援してもらいました
- しかも500万円です
って言うと、「お~すげ~」って思う人もいると思いますよね。
そっちの方が、長い目でみると大きな力になると僕は思います。
『500万』が1人歩きすると、「じゃあ次は1000万だ!」なんてインフレ起こしちゃいますが、そこをコントロールするのは大人の仕事でしょうね。
達成が厳しいわーすたのクラファン
で、現実はというとわーすたのクラファンは、達成が非常に厳しい状況です。
開始から1週間程度で、200万円までは集めましたが、ここでストップ。
開始時の僕の見立てでは、
- 300万までなら多分楽に行く
- そこから先はプロモーションか追加リターン次第
と思ってましたが、この記事を書いている地点で、大体の予想は当たっているものの、最後の起爆剤(追加リターン)がまだでません。
2017年9月28日時点で、残りあと6日、達成まで200万円。
正直達成はかなり厳しいと思ってますが、
未達でもどこまで目標に迫れるか
は重要です。
5割なのか8割なのかでもかなり印象は変わるので、3000円でも無駄にはなりません。
繰り返しになりますが、
『All-or-Nothing方式』は未達の場合、支払は発生しません
わーすたが好きな人はもちろん、何かのきっかけでこの記事をご覧いただいた方、ご協力よろしくお願いします!!
終わりに
というわけで、わーすたのクラウドファンディングに関して、分かる範囲でなるべく詳しく解説してみました。
わーすたは好きだけど、このクラファンは微妙
って思っている方、普段の特典会と比べたら『コスパは悪い』かもしれません。
「そもそも何で原宿ジャックなのか?」とか、色々疑問もあると思います。
ただ、この辺りの企画意図やクラファンというシステムについて、少しでも理解してもらえたらなぁと思います。
もちろん僕は『中の人』ではないので、詳しいことは分かりませんし、だからこそ抽象的な表現になります。
ですが、僕はわーすたの運営を信用することにしているので、意味があるのだと信じています。
というわけで、追加リターンは出なかったんですけど、終了前日の10/3に10万円支援しました!
成功しました!
2017年10月4日20時頃。
わーすたのクラファン達成したー!!
すげぇ#わーすた pic.twitter.com/U7Aclq9gRU
— チー@岡山のわーしっぷ (@ktoi_chi) 2017年10月4日
終了まであと4時間というタイミングで、500万円集めることに成功しました!
そして、最終結果は5,588,000円。
ビックリしましたねぇ、、、正直ダメだと思っていたのでw
というわけで、なんだか当事者意識もあったので、実際見に行きましたよ。
わーすたのまとめページ
2016年3月から、100以上書いた記事を整理したページです。
今でも応援していますが、家庭の事情などもあり、わりと頻繁に足を運べた2018年頃までの出来事が中心となります。
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