2020年4月に正式サービスを開始した「楽天モバイル」。
- 自社回線でデータ通信無制限の「楽天回線エリア」
- 月5GBまで使える、au回線の「パートナー回線エリア」
まだまだ少ない楽天回線エリアを、ローミング契約したau回線で補完するサービス構成だ。
僕が住む岡山県倉敷市は、2020年4月当時楽天回線エリアが全くなかった。
しかし、久しぶりにサービスエリア情報を見てみると……
幻(?)の楽天エリアで使ってみたいと思い、試してみることにした。
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楽天モバイルが展開する周波数・LTEバンド
まず、楽天モバイルがサービスを提供する、周波数・LTEバンドについて簡単に紹介。
楽天モバイルは以下の周波数でサービスを提供している。
Band 3 (1.7-1.8GHz)
一般的に、周波数は低いほど障害物に強く広範囲に届き、高くなれば届きにくくなるが、その分高速になる。
2024年現在主流の4G(LTE)は、800MHz〜2.1GHzの間でサービスを展開しているため、中間的な特性を持つ周波数帯といえる。
ちなみに、au回線を利用するパートナー回線エリアは「Band 18(800 MHz)」を主に使っていると言われており、サービスエリアの「穴」を補完する目的が大きいと読みとれる。
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岡山県の楽天回線エリア(2021年3月時点)
というわけで、楽天回線エリアを探しに行ってみた。
2020年8月時点と比較して、かなりエリアが広がってきた。
僕が住んでいるのは、岡山県倉敷市の中心部である、JR倉敷駅周辺。
2020年8月時点では、以下のように郊外の連島・水島・玉島がエリアだった。
徐々にエリアを広げ、倉敷中心部までようやくエリアが展開されてきた。
しかし、JR倉敷駅周辺・美観地区ではまだ使えず、中心市街地は2021年夏以降となっている。
岡山市についても、状況は同じで郊外からエリア展開され、JR岡山駅周辺のエリア整備は進んでいない。
大手キャリアは、中心市街地から新サービスのエリア展開をすることが多く、例えばSoftBankの5Gのエリア展開予定を見ても、一番最初は「駅周辺」となっている。
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エリアの境界線では電波をつかまない
というわけで、倉敷で一番早くエリア整備された、倉敷市中島の辺りに車で向かい、エリアの境界線となる「山陽マルナカ 中島店の駐車場」でチェックしてみたのだが「楽天回線エリア」とは表示されない……。
この辺りではダメだった。
「エリアの中心部」に近づきたかったが、この辺りは国道2号線など大きな道路が多い反面、少し脇道に逸れると道が狭く、地元民でないと入りづらい……。
なるべく広い道を通りながら、中心部に向かい、「ファミリーマート 倉敷西阿知町新田店」の駐車場でついに楽天回線エリアに!
予想通りと言えばそうだが、できあがった基地局は「おそらく1つ」で、基地局1つが想定するカバーエリアを、楽天回線エリアとして表示しているのだろう。
このため、場所によって電波の強さは異なっている。
地図だけみて、使えると判断しない方がいい
というのは注意点と言えるかもしれない。
楽天回線エリアでの通信速度は「普通」
そして、一番気になる楽天回線エリアの「通信速度」について。
実際計測した結果と、ドコモ回線との比較は以下の通り。
時間帯 | キャリア名 | ダウンロード | アップロード |
---|---|---|---|
平日11時台 | 楽天 | 21.3 Mbps | 6.5 Mbps |
ドコモ | 28.2 Mbps | 6.3 Mbps |
劇的に早いわけではないが、ドコモと比較してもそれほど変わりなく普通に使える。
平日ランチタイム(12時〜13時)でも安定して通信できる
ただ、仮説ではあるが1つの基地局でカバーしているエリアと考えたら、格安SIMのように利用ユーザーが増えれば速度低下が予測される。
- 平日のランチタイム(12時〜13時)
- 21時以降の夜間
「遅くなりやすい時間帯」といえば、この2つが思い浮かぶがどうなのか?
時間帯 | キャリア名 | ダウンロード | アップロード |
---|---|---|---|
平日12時台 | 楽天 | 20.6 Mbps | 8.5 Mbps |
ドコモ | 49.8 Mbps | 8.6 Mbps |
劇的な速度低下は見られなかった
ただ、楽天回線エリアは倉敷市郊外の住宅地が多いエリア。
オフィス街など昼間にモバイル回線利用が増える場所ではないため、参考程度として欲しい。
工事中の楽天基地局を発見
ちなみに、僕が住んでいるJR倉敷駅周辺はまだほとんど使えないのだが、2021年夏にはほぼつかえるようになる「予定」となっている。
次回の検証(2021年5月予定)ではかなり変わりそうだが、それを感じさせるものを発見した。
詳しい場所は書かないでおくが、空き地に電柱のようなモノが立っていて、その上には怪しげな電波塔が(笑)
ネットで調べた限り、楽天モバイルの基地局はアンテナと電源を兼ねたような「独自のもの」らしく、おそらく間違いないだろう。
よく見たら「R」の文字もあるし(笑)
このことから、楽天エリアは用地買収などを含めて進めているため、時間を要していることが想像され、地方では田舎の展開が早く、都市部の展開が遅い理由も理解できた。
終わりに
2020年8月11日に開催された楽天の決算会見で、基地局計画を5年間前倒しし、2021年3月末に人口カバー率70%、2021年夏までに人口カバー率96%に到達すると発表したそうだ。
正直、地方である岡山県で使えるようになるのはもっと先だと感じていたので、前倒しで進んでいるのは本当だろう。
ただ、実際に使ってみて感じたが、エリアマップ内だからといって、必ずしも使えるとは限らない。
大手キャリアは複数の周波数帯を使い、細かくカバーしているが、楽天回線エリアはもう少し大ざっぱと理解した方が良さそうだ。
- 高いけど高品質なキャリア
- エリアや通信速度はそこそこだが、安いキャリア
前者はドコモなど既存大手キャリア、後者は楽天モバイルが進む方向性と感じるが、この戦略が日本で受け入れられるのか?
今後も、岡山県倉敷市のエリア整備状況は随時チェックしていこうと思う。
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2020年4月に、第4のキャリアとして登場した「楽天モバイル」は以下のような特徴があります。
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