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古いカーオーディオ・ナビでiPhoneの音楽を高音質に再生。Logitec Lightningオーディオ出力ケーブル「LHC-ACI02」レビュー

古いカーオーディオを有効活用

車で音楽を聴くとき何を使ってますか?

ほとんどの方はカーオーディオと答えるだろうし、最近のナビや車であれば、スマホに直接接続し、カーオーディオ側で再生を制御なんてことをしている方も増えていると思う。

ただ、僕の車は10年前のもので、オーディオ類(一応HDDナビだが)も当時のもの。つまり、

  • iPhone(スマホ)接続には未対応(当時としてはiPod接続は対応していた)
  • Bluetooth未対応

という仕様で、こういう場合スマホの音楽を再生する時に利用するのは、FMトランスミッターではないかと思う。実際僕も使っていたのだが、

僕が住む地域ではFMとの干渉が多すぎて非常に使い勝手が悪かった

さらに言えば、わりと長距離を移動する度に周波数を調整するのがとても面倒で、至った結論は、

Lightning端子から有線接続できるオーディオケーブルはないか?

って事だった。
その結果見つけたのはたった1つ。かなりニッチだが一応存在はした。

Logitec「LHC-ACI02」という製品だ。

実は購入から既に1年以上経過しているのだが、紹介しようと思う。

この記事の掲載内容は、2021年1月2日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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iPhone・iPadからカーオーディオに有線出力するメリット

iPhone 7でイヤフホンジャックが廃止され、AirPodsなどの「完全ワイヤレスイヤホン」が増えて来た2017年現在、

音楽はワイヤレスで聴くもの。今更有線にするメリットあるの?

って思う方も多いと思う。

僕もこの考えには概ね同意で、普段使いで有線を使うメリットなんてバッテリーを気にしなくていいことくらいしか思い浮かばない。

だが、使う場所が車となるとちょっと状況は変わる。
まず再生するカーオーディオ・ナビが無線(Bluetooth)に対応している製品が少ないことと、高速で移動しながらなので、周りの環境に左右されやすいということだ。

有線接続は取り回しが面倒だが、安定しているというメリットが一番大きい。

車載機器はほとんどの場合、固定して取付する。
安全性などを考えたら絶対にそちらの方がいいわけで、とはいえスマホは特に真夏に車におきっぱなしにすると壊れるので、車載ホルダーに固定するような使い方が多くなる。

つまり、車はオーディオを有線出力するのに向いている環境と言える。

Logitec Lightningオーディオ出力ケーブル「LHC-ACI02」の特徴

LHC-ACI02の概要
LHC-ACI02の概要

というわけで、今回購入したLogitec Lightningオーディオ出力ケーブル「LHC-ACI02」の紹介だが、ありそうであまりない特徴がある。それは、

Lightning経由でオーディオ出力を行う

ということだ。
この手のケーブルはほぼ3.5mmステレオミニプラグ(イヤホンジャック)を経由して、オーディオ出力する。だがこれには2つのデメリットがある。

  • 充電も行うと接続するケーブルが増えて煩わしい・見栄えが悪い
  • イヤホンジャックが廃止されたiPhone 7シリーズ以降は使えない

特にiPhone 7以降で使えないというのは、長い目でみれば致命的だ。

自然とiPhone・iPad専用にはなってしまうが、この手の製品を調べてみても案外なくて、実質この製品しか存在しない感じだ。

また、以下のような特徴もある。

  • 電源はシガーソケットから供給(=充電可能)
  • iPhone・iPadのLightning端子からオーディオ出力(MFI認証取得)
  • カーオーディオには3.5mmステレオミニプラグで接続(AUX端子に接続)
  • エンジンOFFに連動して、オーディオ再生を停止(エンジン連動機能)

価格はAmazonで3,200円くらい。
わりと高いと感じるかもしれないが、僕は大満足だ。

Logitec「LHC-ACI02」を車に設置してみた

LHC-ACI02のパッケージ
LHC-ACI02のパッケージ

簡単だが開封レポートを。

パッケージはおしゃれさのカケラもないw
まあ、車載グッズって大抵こんな感じなので特に驚く事はないが。

対応機器
対応機器
接続方法に関する説明
接続方法に関する説明

裏面。
対応機器としてiPhone 5s以前と書かれているが、これは発売が2013年である関係と思われる。実際僕はこの製品を、

  • iPad mini(第1世代)
  • iPhone 6
  • iPhone 6s
  • iPhone 7

に接続したがなんの問題もなく使用できた。

ケーブル全体
ケーブル全体

これがケーブル全体。
シガーソケットから電源を供給し、そこからケーブルが二股に分かれ、

  • 車のオーディオ入力(AUX端子)に接続するステレオミニプラグ
  • Lightningケーブル

となっている。

Lightningコネクタ
Lightningコネクタ
Apple純正ケーブルと比較
Apple純正ケーブルと比較

Lightning端子部分をApple純正ケーブルと比較。
見ての通り少々大きいため、ケースと干渉する可能性がある。

iPad miniを接続
iPad miniを接続

そしてこれが、車に設置した状態。
実はこの製品を購入したのは2016年3月頃で、購入から1年以上経過しているのだが、紆余曲折を経て、

  • iPad mini(初代)を接続
  • 設置場所はハンドルの前

という感じに落ち着いた。
ちなみにSpigen「スタイルリング(STYLE RING)」を使って設置している。

使ってみての感想

肝心の感想だが、まず音楽を再生するとビックリした。

音質が段違いに『良い』

それまでFMトランスミッターを使っていたのだから、それに比べて音質が良いのは当たり前といえばそうなのだが、ちょっと感動するレベルで音が良かった。パッケージに記載されている『車でクリアサウンド』は伊達じゃない

そして、iPhone・iPadとケーブル1本で繋がっているという使い勝手の良さ。

今どきのナビやAppleのCarPlayだと、ここでナビ本体を操作するのだろうが、操作性はやはりiPhone・iPadの方が良いと僕は思う。
※安全には十分留意する必要あり

ハンドル前という配置は、例えば動画を再生したとき同乗者が見るには利便性が低い。だが、1人で運転している時だと、視線の移動が少ないので、車内中央よりも見やすい。

この位置だとサイズ的にiPad miniか、iPhone 7 Plusとかが良さそうなので、ちょうどいい感じになってとても満足している。

唯一残念なのは、エンジン連動機能を搭載しており、エンジンを止めたら自動的に再生を停止するのだが、エンジンを始動しても再生を再開はしてくれないことだろうか。

まあ、これはこの製品に限った話ではなく、エンジン始動に連動してオーディオ再生してくれる機器ってほとんど見たことがないのだが、、、

終わりに

古いカーオーディオを有効活用
古いカーオーディオを有効活用

スマホの音楽をカーオーディオに流す場合、お手軽に使えるのは確かにFMトランスミッターなのだが、

  • 音質が悪い
  • 混線が多い

という問題は、FMを使用する以上絶対に解消できない

FMトランスミッターを買う価格と、有線のLightning出力ケーブルを購入する価格は、ものにもよるが3,000円程度なので出費としてはそれほど変わらないと思う。

もちろん有線ならではの不便さ(取り回しの煩雑さ)はあるのだが、iPhone・iPadユーザーの選択肢としては有力ではないかと思う。

車を買い換えてナビなどカーオーディオが最新化されたら不要になるだろうが、古いカーオーディを使っている人間には便利で、購入から1年以上経過するが非常に満足度の高い製品で、おすすめだと思う。

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