少し前のニュースだが、docomo契約者向けのポイントサービス「ドコモプレミアクラブ」が2014年度から改訂される事が発表された。
内容は上記サイトを見ていただくとして、明らかな改悪だ。ここ数年auもSoftBankもポイントサービスは改悪が続いてた。
というか、ポイントサービスの存在価値自体がほぼゼロになりつつあった中で、長期利用者が多いdocomoだけは他キャリアに追随しなかったのだが、ついにdocomoも足並みを揃えてしまった。
はっきり言って、携帯を利用することでキャリアのポイントを貯めて、次回の機種変更時に利用するというのはお得感が無くなったと思う。
本件はその後サービスの再改定が発表されました。
目次
改訂の概要
- 15年以上の利用者向けに「グランプレミアステージ」を新設
- ポイント付与が100円単位から1000円単位に(1000円未満は切り捨て)
- 無料の3年保証が撤廃。「ケータイ補償お届けサービス」(月額294円か399円、機種によって異なる)の契約が必要となる
- ステージ決定条件の変更で「あんしんパック」(月額630円)、または「おすすめパック」(月額525円)の利用が必須に
という感じだ。
長期利用者向けのステージが新設されるのはまあいいし、ポイント付与単位が100円単位から1000円単位になるのも、現在はau・SoftBankも同じ体系になっているため、改悪は改悪だが騒ぐほどのものではないと思う。
一番きついのはステージ決定条件に、特定オプションの契約が加わったことだ。これはもうとんでもない改悪だ。
特定オプションを契約しない場合
「ベーシックステージ」になるデメリット
今まで10年以上利用しているプレミアステージの場合、ポイント付与率が高いこともあるが、ガラケーの電池パックであれば1年に1回無料でもらえるというメリットがあった。
※スマホはバッテリー容量が大きいため1500ポイント
※プレミアステージ以外は2年に1回
僕はこのサービスを使いガラケーを長く使っているわけだが、特定オプションを契約しない場合、来年度からは「ベーシックステージ」に落ちてしまうためもう使えない。
無料の3年保証がなくなるデメリット
また、3年保証というのは何気に大きくて、大抵の場合無償対応となるため、長く使いたい携帯の場合3年保証が切れる直前に修理すれば、そこで実質的に新品になるためお得感が強かった。
ちなみに、外装交換は有償で3年保証が切れた後でも利用する事は可能。ただ、その時に3年以内であれば基盤に異常が見つかった時などに無償修理してもらえる。
docomoの魅力の1つとして、比較的手厚い保証を無料でゲットできることがあったのだが、これも無くなってしまった。もはやドコモプレミアクラブには何の価値もなくなったと言える。
グランプレミアステージのポイントでオプション代は償却出来るか
ちなみに僕が現在使っているdocomoガラケーは通話専用。
Xi契約にしたSIMをガラケーに差して、Xiトーク24で運用している。月額の利用料は1,480円だ。
この契約のままだと「ベーシックステージ」になってしまう。これが仮に以下のような一般的なXi契約だと、
基本使用料:780円
パケット定額料:5,985円
プロバイダー料:315円
おすすめパック:525円
合計:7,605円
ゲットできるポイントは「グランプレミアステージ」の場合、350ポイント。オプション代をペイするなんて不可能なレベルだ。もう全く意味がないとしか言いようがない。
と言うか、計算して驚いたがめちゃくちゃ高い。
7,500円なんて携帯料金は、docomoガラケーとau iPhone 5の2台持ちをしている料金よりも圧倒的に高い(スマートバリューがあるとは言え、大体月に6,000円)。1契約でこんなお金アホらしくて払えないです、、、
というか、真っ当な契約って今こんな値段になる事を知って改めて驚いた。さらにここに端末代金や通話料が乗っかるので、最近高額なdocomoのAndroid端末だと、1契約で1万円超えるなんてそんなに珍しくないんだろうか。
終わりに
ポイントサービスというのは一時期ものすごく流行ったが、今は各社悩んでいる時期だと思う。
本来顧客の繋ぎとめやリピーター確保の為の施策だが、特に携帯キャリアにとって繋ぎ止めたい顧客は金づると言ってもいい状態。MNPとかが始まっても、キャリアを変えない人は絶対に変えないのでそういう人達は、ポイントとかで繋ぎ止める必要はないという判断が下りてもおかしくはないと思う。
また、ポイント制度自体も分かりにくい。僕なんかは詳しいからいいが、ほとんどの人にとってはポイントサービスを充実するより、携帯の利用料や端末価格を下げて欲しいだろうし、ユーザー側から見てもポイントサービスは皆が望んでいるサービスでもないと思う。
ポイントを集めるメリットを上手く売り出した代表格は航空会社のマイレージだ。携帯キャリアのポイントはそういう価値を生み出せていないので、ユーザー側からの魅力も薄いポイントサービスになった。
携帯キャリアのポイントは携帯を使うことで貯めるのではなく、普段は別の形でポイントを貯めて、必要な時にどかっと移行して全部使う。それが最良の活用術かもしれないと感じた。キャリアのポイントサービスはこれで完全に死亡ですね。
なんだかもうdocomoを契約してる理由無くなってきた気がしてならない、、、


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