docomoのポイント制度リニューアルに伴い、2015年12月から遂にスタートしたdポイントクラブ。
移行手続きそのものは不要なので、dポイントカードは所持していなくても、ポイントはちゃっかりdポイントになっているし、dポイントクラブ開始後初めて届いた利用明細で付与されたポイントも、dポイントとなった。
ところが、明細やポイントを照会して疑問が。
- dポイントに移行したはずなのに、ドコモポイントが残っている
- dカード GOLD(旧DCMXゴールド)を保有しているのに、ステージがゴールドにならない
特にドコモポイントが残っているというのは気になって、何が違うの?と思ってしまった。
トラブルかなと思いつつ、docomoに確認をした結果を記事として紹介しようと思う。
最新のdポイントクラブ情報や、dカード GOLD会員特典は以下の記事をご覧ください
目次
dポイント移行後も残っているドコモポイント

上記画像は2015年12月時点の、僕のdポイントを照会した画面だ。
2015年12月から全てdポイントになったのかと思えば、何故か旧制度となるドコモポイントが残っている。
これは移行ミスなどのトラブルなのか、正しい姿なのかが分からなかったのだが、これはホームページ上にも以下のような記載があった。
2015年3月以前に獲得したドコモポイントは2015年12月1日以降もドコモポイントとしてご利用いただけます。
2015年4月以降獲得分(2015年11月以降処理時点保有分)のドコモポイントは、2015年11月25日以降にdポイントに移行し、2015年12月1日以降dポイントとしてご利用いただけます。
つまり、ドコモポイントとして残っているのは2015年3月以前に獲得したポイントであり、これはdポイントには移行されないということだ。
ただ、そうなると疑問が残る。
- ドコモポイントとして使うという事は、機種変更などdocomoの製品購入にしか利用出来ないのか
- ポイントの適用対象は税込なのか税抜きなのか
という事だ。こちらは何処を見ても分からなかったので、docomoに問合せをしてみた(問い合わせ先はdocomoのインフォメーションセンター)。
dポイント開始後に残るドコモポイントは機種変更などdocomoの製品購入にしか利用出来ないのか
まず1つ目が、「dポイント開始後に残るドコモポイントは機種変更などdocomoの製品購入にしか利用出来ないのか」とちう疑問。
こちらについては、この認識で問題無いとの事だった。
つまり、dポイントになってローソン・マクドナルドなど街中のお店でもポイントが取得・利用出来るようになるが、ドコモポイントとして残っている分は使えない。
僕の場合38,994ポイントは従来通り、
- docomoのスマートフォン・ケータイなどの購入
- アクセサリ類を購入する
など、基本的にdocomoの製品購入にしか使えない。
つまり、ローソンなどdポイント提携店舗で使用する場合、dポイントから消費される。
2015年12月以降に使うドコモポイント利用時の適用対象は税込なのか税抜なのか
そして、ドコモポイントとして使う場合、税抜き価格への適用かどうかが気になった。
結論から先に言うと税込価格への適用で、dポイントと同様だった。
実が僕にとってここが一番大きなポイントだった。
dポイントになったことで一番の改悪と言えるのは、ポイントの適用対象が税抜価格ではなく税込価格となったこと。
今まで他社に対して圧倒的に優れていた点の1つだったのだが、これが無くなってしまった。
一例を挙げると、税抜1,000円の商品をドコモポイントを使って購入する場合、
時期 | 必要ポイント数 |
---|---|
2015年11月まで | 1000ポイント |
2015年12月以降 | 1080ポイント |
という感じになっており、dポイントになる事で同じ商品を買う場合でも必要となるポイント数が増えた。実質的に消費税分の価値が減ったと言える。
しかし、ドコモポイントという扱いで利用するのであれば、ここは2015年11月までと同様に税抜価格への適用かと淡い期待を抱いていたが、これはdポイントと同じように税込価格への適用となるそうだ。
ポイントの利用対象は変わらないのに、この扱いは非常に残念だ。
なお、どちらも使える場合dポイントかドコモポイントかどちらを使うかは選べず、基本的にはドコモポイントから優先的に使用されるそうだ。
dカード GOLD(旧DCMXゴールド)を保有しているのに、ステージがゴールドにならない
「ゴールドステージ優遇」は2018年5月以降の、dポイントクラブ情報や、dカード GOLD会員特典は以下の記事をご覧ください
もう1つの疑問店が、dカード GOLDを保有しており、dポイント(dカード)移行前はゴールドステージだったのに、移行後はシルバーステージ(契約期間は15年超)になってしまった事。
※回線の実質的使用者はiPhone 6 Plusを使う母
これが2015年11月請求分(2015年10月利用分)の明細書に記載されているステージ。ゴールドステージだ。
これが2015年12月請求分(2015年11月利用分)の明細書に記載されているステージ。シルバーステージとなっただ。
シルバーとゴールドなんて大して変わらないじゃないかと思う人もいるかもしれないが。だが、dポイントになってからはシルバーとゴールドは天と地ほど違う。

docomoの利用金額に対して付与されるdポイントのポイント数が、シルバーステージまでは1000円に付き10ポイント(1%還元)であるのに対して、ゴールドステージは100ポイント(10%還元)と圧倒的に違う。
今回で言えば、利用金額1,135円に対して100ポイント付与される予定が、10ポイントとなり90ポイント損した計算になる。
カード名義人と回線の契約名義人が異なる特殊ケースが原因
ただ、こちらについてはちょっとだけ思い当たる節があった。
それはdカード GOLD(旧DCMXゴールド)のカード名義人(今回は家族カードで名義は妻)と紐付けている携帯回線の名義人(僕)が異なるためだ。
これは以前DCMXゴールドの家族カードを作成した際も、紙書類での手続きが必要だったので、dポイントへの移行タイミングで紐付けが切れてしまったのかもしれないと思った。
そう思いつつ、docomoに確認したのだが、こちらはdカードに問い合わせて欲しいという事で、dカードセンターへ電話して確認した。
ちなみにこの電話今は非常に繋がりにくい。20分程待ったので、時間に余裕のある時に電話することをお勧めする。
で、確認結果としては予想通りだった。
やはり、
dポイントに移行したタイミングでカード名義と紐付けている回線の名義が異なるため、ゴールドステージへの優遇が解除
となっていた。
オペレータさん曰く「確認の連絡が来ませんでしたか?」という話だったが、そんなものは来ていない。
恐らく、dカードへの切替手続きを行えば良かったのかもしれないが、カードはまだDCMXのままなのでそれがまずかったのかもしれない。
そして、電話口で再度紐付けを行い、本来付与される予定だったポイントの差分は、後日付与しますとの回答をもらった。ポイントとしては、
- dポイント移行に伴い、カード名義と回線名義が異なる場合紐付けが切れてしまうため、再手続きが必要
- 手続きは電話で行う事が出来る(紙書類などの提出は不要)
- 紐付けが切れた事で付与されなかったポイント(今回だと90ポイント)は、2~3ヶ月後に差分を付与してもらえる
という事になる。
終わりに
今回のドコモポイントクラブからdポイントクラブに対する変更は、名前だけでなく利用用途や取得機会など「貯める・使う」全ての面に影響のある大きな制度変更だ。
この為、僕自身もまだこの制度を完全に理解できていないし、何よりまだほとんど使っていない(ローソンもマクドナルドも普段ほぼ利用する事がない)。
だが、このポイント制度の変更は、最近総務省が携帯料金を引き下げよと介入してきた結果として、キャリアが打ち出す次なるキャッシュバック手段の1つになると僕は思っており、実はかなり重要な制度。
改悪もあるがメリットもある制度なので、この記事で紹介したような細かい部分を含めて、上手く利用していただけたらと思う。
また、繰り返しになるがドコモポイントとして残っている分は、これ以上ポイントが付与されることは無い。
そして、従来通り携帯・スマホの機種変更時しか使えないため、有効期限を確認して失効に注意して欲しい。


- ドコモ料金をdカード払いで2年縛りの違約金1000円が0円に
- ドコモ通信料の節約方法を知りたい方はこちら
20年以上ドコモを契約している管理人が、これまで書いて来たサービスの解説・お得な使い方などを、ドコモカテゴリートップページでは整理して紹介しています。
▼以下の画像をクリック!