「iPhone 11」の登場から、スマホカメラの性能がより一層注目され、スマホだけでハイクオリティな映像を撮影する人が増えてきました。
そんなハイクオリティな映像を撮影する人がこぞって使っているのが、スマホ用スタビライザー。
スマホで動画を撮影する際に、手ぶれを補正して安定した映像を撮影するために欠かせないアクセサリです。
有名どころで言うと、「DJI Osmo Mobile」がありますが、続々と様々なメーカーからコスパ良く高性能なスマホスタビライザーが発売されています。
今回紹介する「Funsnap Capture2」は、Amazonでギリギリ1万円を切る「8,999円」の低価格帯のスマホスタビライザー。
と、思いながら手に取ってみましたが、想像以上に材質も機能性もクオリティが高くて驚きました。
まずは、何よりも実際に映像で雰囲気を見てもらった方が早いかと思います。
▼「Funsnap Capture2」と「iPhone X」だけを使って撮影したVlogがコチラ。
1分18秒から、スタビライザーありとなしで映像を比較しております。
この記事では、「Funsnap Capture2」を実際に使ってみた感想をレビューします。
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「Funsnap Capture2」のスペック概要
▼「Funsnap Capture2」の概要は、以下のとおりです。
重量 | 500g |
---|---|
サイズ | 295×113×72mm |
傾斜角範囲 | 320° |
ロール角範囲 | 320° |
パン角範囲 | 320° |
最大回転速度 | 5°/秒 |
クランプ範囲 | 58.6~92mm |
ペイロード | 250g |
操作時間 | 12時間 |
充電時間 | 2.5時間 |
充電ポート | Micro USB |
対応 | クランプ範囲内の幅のスマホとGoPro4/5/6/7 |
価格 | 8,999円(Amazon価格) |
特筆すべき点としては、全体的に必要なスペックが揃いつつも、価格が1万円を切っているところ。
他にも、専用アプリが用意されていて、顔認識や美顔モードも使うことができます。
1万円を切っているのに、専用アプリがあることに驚きましたね。
専用アプリは使っても、使わなくてもどちらでもスラビライザーは使えるのですが、どの程度のクオリティなのかが気になるところです。
「Funsnap Capture2」開封レポート
簡単に開封レポートをしますね。
パッケージはシンプルな感じです。
ただ、中のケースが大きいのか少し箱が膨れ上がっていました。
同梱品は以下の通り。
- スタビライザー本体
- Micro USBケーブル
- ミニ三脚
- ウェイト
- 取扱説明書類(日本語対応)
中身を出してみると、こんな感じ。
充電用のMicro USBケーブルも同梱されていますが、USB-Cではない点が少し惜しいところ。
左の黒い箱を開けてみると、ウェイトとミニ三脚が入っていました。
▼実際にスマホを取り付けてみると、こんな感じです。
スマホ用スタビライザーって、三脚が別売りだったりすることが多いんですが、元からセットになっているのが嬉しい!
ずっと持っていると疲れることもあり、三脚があればそのまま立てておけるのですごく便利なんですよね。
さらには、スタビライザーを置いて、定点の映像を撮影することもできます。
スマホ用スタビライザーは、日常をハイクオリティで撮りたい人が検討するものだと僕は思うので、手持ちだけでなく、三脚で定点撮影できる点もありがたいですね。
「Funsnap Capture2」を使った感想
僕は、スマホ用スタビライザーは初めてでしたが、一眼レフ用の「WEEBILL LAB」というスタビライザーや、「Osmo Pocket」を所有しています。
上記2つ4万円くらいするので、「Funsnap Capture2」の4倍高いわけですが、スタビライザーの手ブレ性能は使っていて「安いからダメだな」という感覚は全くありませんでした。
- バランス調整が簡単!スムーズな装着
- アプリの機能が豊富!撮影の幅が広がる
バランス調整が簡単!スムーズな装着
スタビライザーを使う時に、特にデメリットになりやすいのが「バランス調整のやりやすさ」です。
僕は、「WEEBILL LAB」を買った時に「バランス調整めんどくさすぎる…!」と、買って2、3日放置してしまうくらいスタビライザーのバランス調整は、初めてだと手間がかかるものです。
しかし、「Funsnap Capture2」は、かなり簡単に装着とバランス調整ができます。
上の画像にある通り、伸縮アームをスマホが平行になるように調整するだけなんです。
一度調整すれば、毎回調整する必要もないので、かなりスムーズに起動をすることができます。
アプリの機能が豊富!撮影の幅が広がる
冒頭でも、アプリで顔認識や美顔効果があることを紹介しましたが、他にも色々な機能があります。
- 美顔効果
- 顔追跡・オブジェクト追跡
- パノラマ撮影(180°or320°or9分割)
- 長時間露光撮影
個人的に便利だと感じたのは、顔追跡モードです。
Vlogの撮影をしている時などは、やはりなるべく顔を画角に入れておきたいところ。
けっこう感度もしっかりしていたので、あまり高速で顔を動かさなければしっかりと顔を追跡してくれました。
ただし、オブジェクト追跡に関しては、愛犬をセットしてみましたが、あまりいい感じにできず…。
草むらなどの動かない物に関しては、追跡をしてくれましたが、ペットなどの素早い動きには難しいようです。
今後のアップデートで改善がされるかもしれません。
「Funsnap Capture2」のここがイマイチ
装着感や専門アプリの機能性など、基本的には高評価な「Funsnap Capture2」ですが、欠点もありました。
気になったのは以下の2点。
- 専用アプリでLog撮影ができない
- 起動音がちょっとダサい
専用アプリでLog撮影ができない
スタビライザー自体には何の問題もないんですが、専用アプリにLog撮影ができる機能があれば完璧だったなあと思います。
Log撮影とは、写真のRAWデータのように色味をあとで調整しやすい撮影方法のことです。
他のアプリならLog撮影ができるので、僕は色味を調整したい動画を撮影するときは専用アプリではなく、Log撮影ができるアプリを使おうと思いました。
撮影の目的によって、専用アプリを利用するか、その他のアプリを利用するかを考える必要がありそうです。
起動音がちょっとダサいかも
と、思うような「ちょっと」ダサい8bit音源のような起動音が最初は気になりました(笑)
「なぜ、わざわざこの起動音を鳴らすのだろうか?」と個人的に疑問を感じていました。
しかし、使ううちに「ダサかわいい」感じの印象になっていき、僕は愛着が持てるようになってきました。
無音にすることができれば、気になることはなかったと思いますが、人によっては嫌いそうな人もいるので、イマイチな点として挙げさせていただきました。
おわりに
「Funsnap Capture2」を実際に使ってみて、以下のような人にオススメだと感じました。
- 1万円以下のコスパが良いスマホ用スタビライザーが欲しい人
- 定点撮影もしたい人
- 頻繁に持ち歩きたい人
1万円以下のスマホ用スタビライザーなら、購入して間違いない商品だと思います。
正直、実際に使うまでは、あまり期待をしていませんでしたが、使えば使うほど手軽で便利だと感じており、手持ちのスタビライザーの中でも使用頻度が高いです。
日常をコスパよく、よりハイクオリティで撮影したい人は、ぜひ「Funsnap Capture2」を使ってみてください。